1万番違い
先月企画した「あなたのカメラ撮らせてください」で、ライカをご持参されたお客さんが一人いらっしゃいました。そのお客さんMさんがそのライカM2を購入されたエピソードを紹介したいと思います。
写真家石元泰博さんの作品がお好きだというMさん。ある時、某中古カメラ店で売られているM2を何気なく見て、無性に気になってしまったと言います。雑誌で見た石元さん所有のブラックペイントM2の製造番号を、うろ覚えながら記憶していて、その番号に非常に似ていたのだそう。
家に帰って雑誌を確認したところ、ちょうど1万番違いであることが分かり、すぐに中古カメラ店へ電話して取り置きのお願いをしたそうです。
「1万番違い」って、ずいぶん違うんじゃない?という人もいそうですが、数字が一字違うだけってのは、見た目としてはすんごい近いですよね!!それも、好きな写真家のカメラとくれば涙ものかもしれません。
だからといって、そのMさんはライカM2を大事に大事に保管することはせず、持ち歩き用カメラの1台に使っているそうです。レンズはロシア製オリオン15 28mmF6、外付けファインダーはライカ純正を付けられていました。