アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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2010年7月

2010年7月22日 (木)

ペンに国境はない

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これは貴重なカタログかもしれませんね。「オリンパス ペン シリーズ カタログ」です。1963年もので、ペン、ペンS、ペンEE、ペンEES、ペンDが載っています。

そして、このカタログの項目5は「ペンに国境はない」。本文には「男・女・子供・老人・・・国籍を問わず全世界の人々に愛されるペンカメラ!これこそオリンパスペンの特色です。」と書かれています。

で、このひげヅラ、帽子、眼帯の欧米人風男性が、首からペンを4台も提げている写真。「はぁ~?」と思いませんか!?

明らかにお国柄の違うような人が4人いて、それぞれが1台ずつペンを首から提げている写真なら、「国境はない~」のイメージかもしれないけど。1人で4台も提げていたら、たまたま国境は越えたかもしれないけど、ただのペンマニアかオタクにしか見えないんですけど・・・(笑)。

しかし、、、改めて見てみると、かなり「あやしい」なこの男性。。。

2010年7月21日 (水)

タロン シーク(Chic)

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5月に「ヤシカの変り種」で話題にした縦送りのハーフ判カメラ。さらに稀少と思われる「タロン シーク(Chic)」を見る機会に恵まれました。どことなく、ヤシカ ラピードに印象が似ています。

タロンは日本光測機工業㈱というシャッターを製造していた会社のカメラです。

特徴あるカメラを送り出していたメーカーで、ずいぶん前に紹介した「タロン アイ」なんてカメラもあります。また、タロン VRゼブラは、なんとボディが縞々模様らしいです、まだ現物を見た記憶はありませんが・・・。当時の広告を見ると、お揃いで縞々模様の三脚を用意されていたようです。

タロンがもともと、シャッター機メーカーということで突如思い出しましたが、古いスプリングカメラ(どこのメーカーのカメラか覚えてません…)のシャッターに「NKK」と書かれたモノを、今までに何度か見てきた記憶があります。それがまず間違いなく「日本光測機工業」の頭文字ですね。

さて、タロン シーク。ヤシカ ラピードと同じ1961年に発売されています。露出はボディ上面のメーターで色と色を合わせて決める簡単な方法で、シャッターと絞りが一定で組み合わさったプログラム式。巻上げは背面にあるノブで行ない、フィルム送りもスプロケットで行なうので、36枚撮りフィルムでちゃんと72枚撮れます。

 

*「ヤシカの変り種」の時には「セクエル」の方でしか、このことを書きませんでしたが、フィルム巻上に関してラピードも同じく通常のスプロケットではなくて、ドラムに巻きつけていくタイプなので、撮り進むうちにコマ間が開いていってしまい、ハーフ判といっても、フルサイズの倍の枚数を撮ることが出来ないのです。

2010年7月20日 (火)

符丁

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本日20日発売のアサヒカメラ8月号に「逆引き中古カメラ用語辞典」という特集があります。

その中に「符丁」という言葉が出て来ました。恥ずかしながら、読みが分かりませんでした。内容を読むことで、どういうことを言っているのか意味は分かったのですが。。。

ここで、キチっと意味を調べておきます。読みは「ふちょう」。

大辞泉によれば「1、商品につける、値段や等級を示すしるし。2、仲間うちだけに通用する言葉。隠語。合い言葉。3、しるし。記号。符号」とありました。

さらに、フレッシュアイペディアによれば「商品に付けられている、商品名・型番・価格・状態などを走り書きした紙片のこと。→タグ、付箋、値札」とのこと。

様々な符丁の具体例については、アサヒカメラの特集内で語られていますので、詳細はアサヒカメラ8月号で確認してください。「後塗り」や「O・H済」や「バルギレ」「ネバリ」「アタリ」などなど。また、程度を表す符丁についても書かれています。「A」「 B」「C」や、「美品」「極上品」「良品」などなど。

で、符丁がそういうものであるなら、我楽多屋でもあります。「×」「OK」「現状OK」・・・。また、ずいぶんと曖昧かもしれないけど、ある意味、そのニュアンスを感じ取っていただきたい「大丈夫そう・・・」や「通常使用は可」など。

そして、他店でも使われている「W/C」。本意は「with case」なのだけど、「トイレ?」とか言う人もいるので、最近はなるべく「ケース付」と書くようにしています。

そういえば、田中長徳先生ががらくた市のトークショーで時々、「二代目社長の「OK」マークが付いているから安心して買えます」と言っていただけますが、我楽多屋の「OK」レベルは、他店の「良品」や「並品」とはまた違うかもしれず・・・そこが難しくも面白いところで、アサヒカメラの特集でもそんな感じのことが書かれています。

第31回 得?or 特?

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もともと非売品のモノですが、売ってしまいます!?キヤノン IXY DIGITALです。といっても、店頭展示用に使われていたモック(モックアップ)と呼ばれるものです。

デジカメの時代になると、まるで携帯電話と同じように、この手のモックがたくさん店頭に並ぶようになりましたが、昔から展示用のカメラは存在しました。でも、その多くはちゃんと機能するカメラでしたけどね。

ニコンなどでは、ボディに「D」(デモ)、「Sample」と書かれたカメラが存在しています。中古市場に流通すると、マニア層には珍重されたりして、普通の中古品より高い値が付いたりすることもあります。

モックの話に戻りますが、2年ほど前にオリンパス ミューデジタルの4色セットが出た時は、田中長徳先生が大人買いされました。また、ちょっと前に出たニコン クールピクスのモックは、裏の液晶画面部分にお気に入りの写真を挟み込んで、私がフォトフレーム代わりに持ってます、、、

さて、毎度のように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。2台セットで980円也!!

注)モックアップですから、カメラとしてまったく機能しませんのでお間違えのないよう。

2010年7月19日 (月)

スピード写真

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今ではすっかり女優さんの広末涼子が、アイドル時代に歌っていた曲の中に興味深い歌詞を見つけました。

「写真いっぱい撮ったね 今すぐ見たいよぉ 
夕焼けの帰り道 予定変更 スピード写真に寄り道
1時間後です(OK!) あと1時間ドライブ
ごめんね ほんとは もう少し 一緒にいたかったんだ」
ですと。

これは明らかにフィルムカメラと思われますね。デジカメなら今すぐ見たけりゃ、液晶画面で見れば良いのですから。

でも、そう!これこそがフィルムカメラの醍醐味です。すぐに見られない、出来上がりまでワクワク出来る!なんだか若かりし頃の恋愛のワクワク感も思い出されて、いいじゃん!フィルムカメラ!と再認識してしまいました。

これを逆手にとって、フィルムカメラを恋の道具に使うのも有りかもしれませんぞぉ。

この歌は「大好き!」という曲で発売は1997年らしいです。今から13年前というと、一般向けのデジカメが登場した頃ではありますが、まだまだ普及はしていない頃でした。

そういえば、アローカメラでも1998年まで、スピード写真(55分の自家現像)の「プリントショップARROW」をやっていました。腕のいいオペレーターが居たので、カメラマンやスタジオからの依頼も多数ありましたが、現像機の老朽化や、写真需要の低下、ダウンサイジングを理由に閉店したのでした。上の画像は、そのプリントショップです。今の店舗とは外苑東通りを挟んで反対側でした。

2010年7月18日 (日)

季節モノでは・・・

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昨日17日、東京はついに梅雨が明けました。いきなり痛いくらいの真夏の日差しが照りつけた都内でした。

そんな梅雨明け当日の午後、飯田鉄先生がご来店。

「暑いですね」の挨拶に始まり~。「こう暑かったり・蒸してると、フィルムカメラでジックリ撮影する気にならない・・・という人もいるんですよ~」なんて話を飯田先生にすると、「私はジックリ撮らないから~」と笑いながら返されてしまいました。

確かに、スローカメラを感じながら、一枚一枚をジックリ撮るのを楽しむのはアマチュア寄りの感覚かもしれませんね。

「でも、フィルムカメラが季節モノになってしまうのも困りものです。。。」と私が言うと、「じゃあ、これは季節外れですか・・・?」と飯田先生がバッグから取り出されたカメラは、フォクトレンダー ベッサ66。

6×6判のカメラでありながら、そのコンパクトさは抜群で、小型の135ミリカメラと大きさはほぼ同じ。例えば、レチナのⅠ型あたりと大差ありません。

でも、よーく見たら、蛇腹がツギハギだらけでした。

劣化が激しく蛇腹を開け閉めする際に、時々穴が開いてしまい、そのつど懐中電灯を照らしながらパーマセルテープで穴を塞いでるんです~とのこと。

「そう手がかかると、ある意味かわいくなるんじゃないですか?」と言うと、苦笑いされながら、まんざらでも無さそうな感じでした。

みなさん、夏本番です!暑さに負けず、カメラを持ち出して遊んでください。

2010年7月17日 (土)

ベビースズカ

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1952年発売、㈱三光製のベビースズカⅡ型(当時定価4,200円)です。フィルムはベスト判を使います。レンズはトリオターアナスチグマット50mm/F3.5。

当時の宣伝広告に「初めてのお方にもすでにカメラをお持ちのお方にも 密着でも引伸でも充分に使えるサイズベスト1/2判 小型カメラの決定判ベビースズカをペンとして いつ何処でどんな場合でもすぐに記録出来るよう に御携行下さい」とありました。

さて、私が取り上げた理由は、2枚目の画像です。貼り革に「Suzuka」と刻印されるべき6文字。最後の「a」が逆版になっているのが分かりますか!「見~つけちゃった!!」という感じです。

もしや、デザイン的にあえて逆なのかな?と思って、画像を探してみたところ、見つかった画像の「a」はちゃんとした向きでした。

きっと当時は一文字一文字、人手で打っていたんでしょうね。何かの間違いで逆に打ってしまったものが世に出てしまったのでしょう。これはレアかも・・・!?(笑)

2010年7月16日 (金)

金属カメラの効能

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少し前に我楽多屋でオリンパス ペンD3のキレイ目なモノを買っていただいたお客さんが、カッコいい革ストラップと穴あきフードでカスタマイズして、見せびらかし(笑)に来られました。上はイメージ画像のペンEE‐3です。

その日、お客さんはお仕事の途中でのご来店だったため、同じカバンの中には仕事用のコンパクトデジカメも入っていました。

お客さんの話では、「こうやって平日でも時々持ち出すことあるけど、休日出勤の時は必ずフィルムカメラを一台持ち出しますよ」と。

とはいっても、仕事の合間にフィルムカメラのシャッターを切る余裕は、そうなかなか持てないもの・・・。でも、お気に入りのフィルムカメラを携帯している・いつでも手に取って触れる~という、それだけで、気持ちに余裕が持てると。例えそれが、シャッターを切るまでの余裕に達しなくてもいいのだそうです。

その気持ち、良く分かります。特に金属製機械式フィルムカメラには、モノとしての味わいが溢れていますからね。

2010年7月15日 (木)

一日太郎がカメラ小僧に

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以前にも紹介した、東京メトロの一日乗車券のキャラクター「一日太郎」。

ちょっと控えめな立ち位置に疑問を感じてしまうのですが、今年の春から、一日乗車券ガイドブックの表紙に登場しています。中にも出て来ますが、やはりちょっと控えめ、、、

でも、見つけちゃいました!「カメラ小僧」気取り?の一日太郎を!!首からカメラをぶら提げています。多分、一眼レフですね。フィルムなのか?デジタルなのか?興味深いところであります。。。

さらに、案外とカラダが大きい時もあるようで、、、電車にまたがったりもしてます(笑)。

第30回 得?or 特?

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今回はレンズキャップ2種です。

一つはありそうでないミノルタMF一眼のボディキャップ。ミラーレスデジイチと、マウントアダプタの登場で、ミノルタMFマウントのレンズ需要も出てきたわけですが、それでも取り残されてしまったMFボディ側のキャップです。

需要がないと、モノは余る~と思いきや、実は逆に無くなっていくもの。というわけで、ミノルタのMFボディキャップはあんまり見掛けません。今回は少々まとめて出てきたので、得特にしてみました。

もう一つは、マミヤプレスのボディキャップとレンズリアキャップ。

かつては、その名の通り、報道カメラマンの定番だったこのカメラ。「かつて」といってもはるか50年ほど前、ニコンFが登場するまでの話ですが、、、今では需要も僅か…と思っていたら、先日、ホルダー・レンズ付きのスーパー23があっという間に売れてしまいました。

そのマミヤプレスのキャップ。ボディキャップはシッカリした造りなのですが、レンズリアキャップはずいぶんと簡単な造りの頼り無げなもの。裏面に「MAMIYA PRESS」のロゴが無ければ、ゴミ箱に捨ててしまいそうな体裁。

うちの買取名人の口癖で「中古は造れない」があります。それはアクセサリーでも同じこと、特にこういった需要が乏しくなってきているアクセサリーこそ、あるうちに、見つけたら入手しておいた方が良いかもしれませんよ!

ミノルタMF一眼ボディキャップ 300円
マミヤプレス・ボディキャップ 300円/レンズリアキャップ 200円