★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
アルコ8を買いに来られたお客さんが、我楽多屋に来る前の店で衝動買いされたトイカメラ。
ミッキーマウスの顔からしても、レトロ感あるカメラです。画像ではよく見ないと分かりずらいですが、鼻にレンズがあって、おでこにファインダー窓があります。
カメラ自体のサイズは前後に分割して開いた状態の画像で把握できるかと思います。案外と大きいです。
専用?のフラッシュガンを差し込むであろう穴が頭に二つあるのですが、フラッシュガンがどんな形状をしていたのか?ちょっと興味深いです。
使用フィルムがカートリッジタイプの126フィルムなので、1963年から1970年頃に売られていたものであろうことが推察できます。日本ではディズニーランドが出来る15~20年くらい前のこと。
ちなみに、今まで我楽多屋に出たことのあるミッキーマウス絡みのカメラはこんなのが2台ありました。
それ以外にもネックストラップや扇風機なんてのも…ありました。
ニコンから同時期に販売されていた2台、左がMF機のF-301で右がAF機のF-501であることは当然のように認識していましたが、こうして2台を並べて比較してみようと思うことは今までありませんでした。
ちょうど今、2台揃っているのでやってみて気付いたこと。外観上、AFに関する操作系や接点の有無以外は本当に大差無しでした。
僅かに高さが違うのは、底蓋を外して装填する乾電池の差。デフォルトでF-301は単4電池4本、F-501は単3電池4本なので、底蓋の厚みが僅かに違って、その差が高さの差。
F-501の方は取扱説明書が有ったので確認したら、単4電池ホルダー(底蓋もセット)も別売りとして載っていました。その逆も物理的には可能なようですが、その場合は底蓋と画像の中で外して手で持っている部分が必要になるので、メーカーとしてどういう扱いだったのかは不明です。
また、背蓋は完全に互換性があるようで、別売りのデータバックMF-19は共用。
この2台の関係性で興味深いのは発売時期。F-301の発売は1985年9月で、F-501は1986年4月なのです。AF機として開発されたF-501からAF機能を省いたのがF-301であれば、同時発売かMF機のF-301が少し遅れて~が自然な気がするんですけど、逆なんです。
だからと言って、F-301ありきで~そこにAF機能を追加したのがF-501と捉えるのは、両カメラのデザインや時代背景を考えると無理があります。そこらへんについてウィキペディアには「オートフォーカスに対する市場動向を探る過程で先行導入された」なんて書かれていましたが、ミノルタα-7000が1985年2月に発売されて大ヒットするあたりとの因果が相当に影響してそうですよね。
トイカメラと侮るなかれ。5年前にヨドバシドットコムでも販売していた、由緒正しき!?トイカメラです(笑)。当時、2,940円で売られていたようです。
画素数とか分からないし、よく写ることを期待せず撮ってみたい衝動に駆られました。
店内や店の前で数枚撮ったあと、記録媒体がマイクロSDなのでパソコンで簡単に開けました。
が、結果は~。
ネガポジ反転みたいなのも含めて、思い切りカラーフィルター付けたような色が付くモードが5種、イラストフレームが10種ありました。動画も録れます。
もう少し写って欲しかったな…。いや、もう少し写ってくれたところで、このデザインのカメラを持ち歩く勇気が無いから結果オーライか???
すみません、、嫌いと言いながら~しつこく紐付きストラップねた。
普通のフロントキャップを紐付きストラップにするアイテムがあることは、ずいぶん昔にも話題にしたことあります。
ご丁寧に紐の先にテープを貼ってある部分が付いていて、それをフロントキャップに貼り付ける~って仕組み。
口が悪くてゴメンナサイ、「そこまでして、紐付きキャップにしたいかっ!」って言いたくなります、個人的には。
百歩、いや…十歩くらいでいいかな?(笑)譲って良しとしても、「Canon」って書いてる真上に貼っちゃうって、どうよ!?って思っちゃいました。
まったく余計なお世話ですよね…失礼しました!
様々なアクセサリーの中にあった、この小さなフック。最初、何だか分かりませんでした…。
手放した方が、元々このフックが入っていたであろうビニール袋に入れてくださっていたので、何なのか~分かりました。
袋に入っていなかったら捨ててしまっていたかもしれませんし、そもそもこうして我楽多屋までたどり着いていなかったかもしれません。
ビニール袋にラベルが貼られていたので、ハッセルブラッドの「ケーブルフック」と分かったわけです。
ちょうど昨日、ハッセルブラッドにお詳しい長年ご来店のお客さんに聞いてみたところ、このフックは500Cや500C/Mの新品に付属品として付いていたものだそうです。このフックをボディ側面にある小さな穴に挿して、シンクロケーブルを使う際にボディ操作の邪魔にならないよう、シンクロケーブルをフックに引っ掛けるのだそうです。
さらに確認したところ、500Cや500C/M以外にもEL、EL/M、SWCなどに、このフックを挿せる穴は存在しているようです。
カメラ屋になって30年が経ちましたが、一部のハッセルブラッドボディの側面にある小さな穴も意識していませんでしたし、このフックが付属品として付いて来た中古品ってなかったようにも思います。
でも、今回改めてネット検索したら、いくつかの中古カメラ屋さんなどでこのケーブルフックだけを通販しているお店があったので、そのお店の人はこれが何か分かっていらっしゃるのですから、知識量で負けました。
ちなみに、20年以上前の中古カメラブームの頃に発売された某雑誌で紹介されていたハッセルブラッド500C/Mの部位名称で、このフック用の穴は説明されていませんでした。(下の画像は開いたページの上にケーブルフックを置いてみました。フックの先に見える小さな穴が分かりますでしょうか?)
アルコ写真工業製の8ミリフィルム使用のムービーカメラです。
ビデオテープを使う時代になってからムービー撮影をするカメラは電気屋さんが扱うものになりましたが、フィルムを使うムービーカメラは当時のカメラ屋さんが扱うものでした。
と言っても、私自身ほとんど知らない時代の話です。50歳代半ばの私が幼稚園生くらいまでは8ミリフィルムで撮ったムービーを辛うじて経験している感じです。
そういう訳で正直なところ、シネカメラに関しての知識は非常に乏しいのですが、アルコ写真工業製のこの2機種については、ただ単に「格好いい」というだけで話題にしたくなってしまうのです。
実は15年前にも話題にしています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/03/post-7ad3.html
今回、1958年発売でベージュ色ボディの「アルコ テクニカ」と、少しグレードアップされた1959年発売でブラックボディの「アルコ スーパーメカニカCR-8」の2台が同時に店にあるのです。
★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
アクセサリーシューに付ける、こんな小さな水準器があるんですね。仲間の業者が持って来た品物の中に何個かあったので初めて知りました。単価もかなりお安い。
水準器が必要かどうかは別にしても、このコンパクトさと価格なら~シューカバーとして付けておいてもいいんじゃないの?と思えるアイテム。
ただ、シューカバーについては無くても全く気にされない人もいらっしゃるので、接点の劣化や汚れなどを気にされる人にはおすすめのアイテムと言った方が良いのかな。
こんな話の進め方をしておきながら墓穴を掘るようことを言ってしまいますが、こんな安価な水準器の精度を信じて良いのか?とか。この水準器に限ったことではなく、アクセサリーシューのレールってぶつけたりして多少歪んだりしてたりするので、そこに付けて意味あるの?とか。挙げ句の果てには、撮る写真の水平ってそんなに厳密に必要なの?とか…。
昨日のお客さんカメラ「ライカDⅢ」です。そして、底ケースは昨日お買上げいただいたもの。
お買い上げ前に「これは何用のケースですか?」と聞かれたのですが、もともと何用か分からないまま…店に並べたものでした。
ケース自体はそこそこ近年になってから、革加工に得意なところが作成したもののようでシッカリとした作りをしています。
逆に「何に使えるといいんでしょうか?」とお聞きすると、バルナックライカとのこと。
三脚ネジやネックストラップアイレット避けの切り欠きの位置などからしてバルナックライカに合いそうだけど、全体的に少し大きいような気もする…。「ん…」と思っていると、「合わせていいですか?」と。
現物をお持ちなら~是非どうぞ。それが一番いい確認方法。
でも、お試しされる場合は一応ひと声かけてくださいませ。どう見ても違うだろう〜思うものを無理矢理合わそうとしたり、ご自身で勝手に袋を開けたりする方が時々いらっしゃいますので…、よろしくお願い申し上げます。
結果、確かに少し余裕ある装着感ですが、前述の三脚穴などの位置からしても、まずバルナックライカ用に作られたものと判断して間違いなしと思われました。