その数字、信じちゃダメです
昭和20~30年代にたくさん売れたタイプのフードだと思います。二眼レフやスプリングカメラ用に「ACE」や「MINORI」「WALZ」「Daiwa」「Kenko」など、幾つかのメーカーが製造販売していた模様。
レンズへの取り付けはカブセ式のものがほとんど。サイズは32ミリ・34ミリ・36ミリ・42ミリあたりをよく見かけます。
フードに数字が記されているので、取り付けサイズと思うのが普通なんですが…。気を付けないといけないのは、上の画像のようにフードサイズは全く同じなのに記された数字は「36」と「32」。
これ何でか?というと、下の画像のようにガラスだけのフィルターを落とし込めるようになっているアタッチメントとセットで使うことを前提としていて、そのアタッチメントのレンズ取り付け側のサイズを記してあるんです。
だから、このアタッチメントが外れて無くなっちゃっていると、意味不明な感じになってしまうのです。
メーカーによってはアタッチメント側の取り付けサイズじゃなくて、フード自体のサイズを記しているものもあるので厄介なのです。
我楽多屋に限らず中古カメラ店でこの手のフードを探す際は、フードに記されたサイズを過信しないように実寸で確認されることをお勧めします。
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