我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年5月18日 (木)

リコーフレックスの桐箱

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画像に写っているリコーフレックス、まさにこの個体がこの桐箱に入っていたわけではありません。

少し前にこのリコーフレックスを買って行かれたお客さん、マスミーキン(これについてはまた改めて話題にする時があると思います)の実証実験をしたいので~というのが購入動機でした。

その実証実験が終わって、もう要済み…というわけで、物々交換要員としてリコーフレックスを我楽多屋に戻しに来られました。

その時に「実はリコーフレックスの元箱だけは家にあったので~」と立派な桐箱を見せに持って来てくださったのです。見せるだけなので、桐箱は持って帰られましたが…。

さて、昭和25年に発売されたリコーフレックスは人気品となり、定価6,800円にプレミアが付いて1万円ちょっとで売り買いされたこともあったと言われています。

カメラとして高級機ではありませんが、当時の大卒初任給が4,000円くらいだったことを考えると、決して安い買い物でもありません。

そういうカメラが桐箱に入っていた~という点に興味深さを感じます。桐箱というと、着物や陶器・高級フルーツなどをイメージしてしまいますが、高価でデリケートなものという点でカメラも当てはまるのでしょうね。

 

 

2023年5月17日 (水)

「森」でした。

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、高輪森の公園。

SNSで知人に「森があるんですよ!」と教えてもらったので早速に行ってみました。

品川駅高輪口から直線距離にして300mくらいのところなんです。数分で登って下りて来られるほどの広さなんですが、ご覧のように完全な「森」でした。

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2023年5月16日 (火)

画鋲もポイントみたい

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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ニコンSシリーズのボディキャップの代用品情報です。

先日、アローカメラへ買取り依頼のあったニコンSとSPの両方に付いていました。

代用品の材料はコダックのフィルムケースのキャップと画鋲と思われます。

フィルムケースのキャップの中心部に画鋲を刺してツマミにしています。刺した画鋲の先っちょは多分折り曲げてテープで留めているものと思います。キャップの一部に僅かに切り込みが入れられているのは、スムーズに着脱しやすくするコツなのかもしれません…。

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これだけのことですが、変に斜めに入ってしまったり、奥に落ちてしまうこともなく、キッチリとキャップされます。

あまりにキッチリと入るものだから、画鋲のツマミが無いと外すのに苦労しそうです。

ニコンSシリーズ絡みでは、こんな代用法もありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/06/s-75d6.html

 

 

 

2023年5月15日 (月)

100年とか昔のカメラ

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画像の2台のボックスカメラ、左は1914年頃の「Kodak No.2 Brownie MODEL-D」、右は1931年頃の「Balda Rollbox」です。

なんと、90~110年も昔のカメラです。

構造はいたって簡単、レンズはともに単玉。使用フィルムは今も製造されている120フィルムなので、近ごろはフィルム供給や高値の状況にあるものの、今でも普通に使うことが出来るのが凄いですよね。

下の画像では、左が「Balda Rollbox」で、右が「Kodak No.2 Brownie」です。

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デジタルカメラが一般に普及するようになってからはまだ20~30年というのに、初期のデジタルカメラを今使おうとすると、バッテリーが寿命をむかえていたり・記録媒体が最新のハードウェアで使い難かったり、そもそもカメラ自体が故障していたり~で、普通に使うのが困難だったりすることを考えると、古いカメラは強いですね。

 

 

2023年5月14日 (日)

今日も目の保養👁

昨日、目の保養って言葉を添えて「ライカR3 サファリ」の画像を載せたところ、私が言葉足らずだったこともあり、以前に店をご利用いただいたこともある読者の方からお電話をいただきました。

「あのR3サファリを手に入れることは出来ますか?」と。

残念ながら、アローカメラの方へ買取り依頼があった品物で既に業者ルートへ旅立っていたのです。なおかつ、それが昨日今日なら手を打つ方法があったかもしれませんが、実は半月ほど前にアローカメラにあった品物なのです。

その事情をお伝えすると、「でも、いいモノを見せていただきました!ありがとうございます」とお礼を言われました。日々ブログを更新していろいろな話題をしてきましたが、一瞬は期待をさせてしまったであろうにお礼を言ってもらえるなんて、とても意外で至極恐縮。

調子に乗るみたいですが、実はR3サファリと同時に買取り依頼のあった品物もお見せしてしまいます。「ローライフレックス2.8GX」、これもとても美品でした。

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2023年5月13日 (土)

R3 サファリ

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偽貫禄クラブ会長さんの作品として、オリーブドラブカラーに後塗りしたキヤノンフレックスを偽貫禄加工して、まるで戦地に行って来たような体になっているカメラの画像をお見せしました。

その時のブログでは書き洩れましたが、オリーブドラブカラーへの後塗りも会長さんご本人がされていらっしゃいます。でも、その作業は偽貫禄加工のように簡単なものではないと思います。

 

そして、今日ご紹介するカメラはアローカメラへの買取り依頼品にあった「ライカR3 サファリ」と呼ばれる、オリーブドラブカラーに塗られた2500台限定のライカR3。なおかつ未使用レベルの美品!

目の保養にどうぞ!!

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会長のBさんなら、これにも偽貫禄加工を施しちゃうかな…簡単な上塗りで元に戻せるのが偽貫禄の良いところですからね。いや~ここまでの美品だと、さすがにやらないだろうなぁ~とか考えちゃいました。

 

 

2023年5月12日 (金)

kuma

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昨日、物々交換で持ち込まれたレンズです。

名板に刻まれた「Asahi Opt Co. Lens made in japan Super-Takumar 1:3.5/28 2082047」のうち、下線を引いた「kuma」以外が塗りつぶされています。

うちに持ち込まれた方が塗りつぶした訳ではないそうです。

このレンズを話題にすると、それ以前の持ち主はもちろん気付くでしょうし。それを知ってる周りの人にも出どころが分かってしまいそうですね。

まぁ~こんなに目立つものをそのまま手放されてるってことは、それも覚悟でしょうから、いいのでしょう。

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2023年5月11日 (木)

FL/FD/NFDのリアキャップ代わり

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キヤノンFL/FD/NFDレンズのリアキャップ代用品の発見です~。

発見と言っても、お客さんのSNS上で某オークションサイトに出品された品物の画像について、お客さんがツッコミを入れているのを見て気付いたのですが…。

上記のレンズはマニュアルフォーカス時代のキヤノンフィルム一眼レフ用レンズです。ゆえに、これらのレンズ用リアキャップは新品では入手が不可能。中古市場でも年々流通量が減ってきているように思います。

代用と言うにはちょっと強引な感もあるのですが、同じキヤノンのEOS(オートフォーカス一眼レフ)用ボディキャップがこれらレンズの後ろ側にハマることを知りました。

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汚いフリーハンドの書き込みで分かりずらいかもしれませんが、FL/FD/NFDレンズのスピゴットマウントの内側にある赤線でなぞった突起部分に、EOS用ボディキャップの内側の黄色線でなぞった部分がちょうど被さるのです。

と、ここまで書いて「こんな偉大な!?発見を今までしていなかったのか?」と疑問になって、過去ブログを検索したら~ありましたよ…。

が、その時はFLマクロ50mm限定の代用品として案内していました。

今回改めて、FL/FD/NFDレンズ10数種で試してみた結果、ほぼすべてにハマりました。レンズによって、僅かな抵抗を感じながらもスーッといい感じにハマるものや、サクッとハマって十分にキャップとして使えそうなもの、ハマると言っても浅くてちょっと不安なレベルのものなど、差はありましたが概ねキャップと言うかカバーとして使うには問題なさそう。

*NFD50mm/F2はほとんどハマらないので不可。そういうレンズが他にもあるとは思います。

また、前回の時にも書いてますが、このボディキャップをハメた側を下にして立てて置く分には安定感もあります。

念のために付け加えておきますが、試す際は自己責任でお願いします。必要以上に押し込んだり、押し込んだ状態からキャップを回したりは絶対にしない方が良いと思います。

 

 

2023年5月10日 (水)

荒木町裏路地

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、我楽多屋がある荒木町の裏路地で撮りました。

改装家屋に長尺な資材を運ぶ工事屋さん。

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2023年5月 9日 (火)

偽貫禄クラブ11年

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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少し前にお客さんから、「偽貫禄を披露出来るような集まりとかどうですか?」なんて提案をされました。

偽貫禄をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので説明を。使い込んで塗装が剥げてしまったような加工をボディに施す遊びなんです。実際にヤスリをかけたりして塗装を落としてしまう手段もあるのですが、偽貫禄の大切なところはボディへ簡単に上塗りするだけ。上塗りを落とせば元に戻せる手段を取る点です。

最初に偽貫禄を話題にしたのは2008年でしたから、そこから数えたら15年!常連Bさんが肩から提げていたエプソンRD-1がキッカケでした。

そして徐々に我楽多屋のお客さんへ浸透していき、2012年には常連Bさんを会長とした「偽貫禄クラブ」を発足することになりました。あっと言う間の11年。

クラブと言っても定期的に活動しているわけではありません。各々が勝手に楽しんでいるレベルの実体があるような無いようなクラブですが、facebookにグループページを作っています。会長さんとともに私も管理人として携わっています。

つい最近、会長さんがキヤノンフレックスをオリーブドラブ塗装したボディに偽貫禄加工をしたものをグループページにアップしたこともあって、久々にブログネタにしてみました。