我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年6月14日 (火)

償いの!?の儀式

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キヤノンの創業60周年とカメラ総生産台数1億台達成記念で関係者向けに造られた、このブロンズのキヤノンⅣSb改。以前にも取り上げていて、その距離計窓にリングが無い状態のままブロンズ像化されてしまっている事もネタにさせてもらっています。

古いカメラ好きの人なら、それなりの確率で「これ、なんか変だぞ?」と気付けると思うんですが...、時代が経過してしまったとはいえ、自社製品の見た目の異常に気付けなかった…という悲しくも、代々こうやってネタにされてしまう失態だと思うんですよね。

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古いカメラや、キヤノンなどのこの手のレンジファンダー機に詳しくない人は、何でこんなことになるの?と思うでしょう。実際のところ、このリングねじ込んでいるだけで、案外と緩んだ上に外れて無くなっている個体も多いんですよ。

さて、かねてより一度やってみたかったけどチャンスに恵まれなかった、ブロンズ像に本物のリングをあてがってみる儀式をついに実現することが出来ました。これは、欠品したままのⅣSbをモデルにブロンズ像を作成してしまったことに気付けなかったキヤノン社員さんに代わって、ブロンズ・カメラへの償いをしたような気分です。

ちなみに、今回一緒に画像に写っている実機はⅣSbから最高速1/1000秒を省いたⅡS改です。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第201回目のテーマは「メイドインチャイナの最終兵器 AZ2900R Automatic Polo Sharpshots」です。

ここをクリックして、お楽しみください。

*閲覧は2016年9月初旬までです。

2016年6月13日 (月)

写ルンです vs R1

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今年30周年を迎えた「写ルンです」は、俗名で「使い捨てカメラ」などと呼ばれますが、さすがに簡単に破棄されることはなく、リサイクル利用されています。

それゆえ、手動巻き上げや固定焦点など出来る限り機能を簡素して、大きさや重さを極力おさえているカメラです。今回画像に写っているのは、勝手に白い貼り革を貼ってみた仕様です。

一方、「リコーR1」は1994年に登場した超コンパクトカメラで、フィルム時代のみならずデジタル時代になっても、ひとつのブランドを築いた「GR」シリーズの祖先といえるモデルです。

こんなコンパクトなボディなのに、写ルンですに対抗して言えば、自動巻き上げ巻き戻し、AF機能付きで、パノラマ切り替え時用には焦点距離が30㎜から24㎜になるレンズまで内蔵しています。改良型の「R1s」については、過去に話題にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/11/ricohr1s.html

昨日あえて2台を並べてみて、改めてR1のコンパクトさの優秀性に驚いた次第です。

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幅はほぼ同じ。奥行きは似たようなものですが、最薄部分はR1の方が優っています。高さはR1の方が確実に一回り大きい~。重さは写ルンですが90グラム少々、R1が142グラム少々ですが、実際に持ってみるとその差は気になるレベルではありません。

 

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2016年6月12日 (日)

928

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田中長徳氏のブログで話題にされたことがありますが、うちの店にもご来店いただいている某K氏は、製造番号に自分のお名前にちなんだ語呂合わせの数字並びがあるカメラを収集されていらっしゃいます。

実はうちの店でも該当品をお買上げいただいたことがあります。

ところで今の時代、非常に市場性を失ってしまっているプラスティック製のフィルムコンパクト機。それらを数台まとめて整理していた時に、「ハッ」と思いました。

これは今までに何度も見過ごしていたと思うんですが、このカメラは「ペンタックス ESPIO928M」って機種。この機種名にある数字が、まさに「それ」なんです。

さて、製造番号にまつわる話題は今までにいくつかありました。ここに少しまとめてありますね→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/05/516516.html

 

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2016年6月11日 (土)

Autoboy JET

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この変態カメラ...いや、変形カメラ。意外にも、本ブログでは話題にしたことがなかったようです。

キヤノンはニコンと違って、コンパクトカメラを造るのが下手ではないので、金属カメラの時代から「キヤノネット」、そして、AFコンパクト時代は「オートボーイ」、APSフィルムになってからも「IXY」と人気シリーズを輩出しております。

そのオートボーイ・シリーズの中で特徴的なモデルは数機種、今までにご紹介してきました。

 

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さて、この「オートボーイJET」は、1990年の登場。円筒形のレンズを握って撮るような撮影スタイルです。片手でムービーカメラを構えるようなスタイルは、京セラのサムライなんかにも似ています。だからと言って、特別に画期的な機能が付いているわけではなく、、、デザイン優先、奇をてらって~というのが一番の理由のような気もします。

ただ、細かい部分では工夫されているところもあります。一番上の画像で分かるでしょうか、レンズのフロントキャップが電源スイッチを兼ねているうえ、180度ターンさせて開くと、そこにあるのはストロボの発光部。発光部の前にある集光板はズームに連動して前後し、望遠側での撮影に一役買います。

それと、先日話題にした何でも付けちゃえ!系の中国製カメラみたいに、ウエストレベルでもファインダーを見られるようになっています(下の画像で赤い→のところ)。あちらは反射式でしたが、これは実像式。ちなみに、下の画像で黄色い↑は通常時のファインダー窓。

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さらに付属品のクロ―アズアップレンズには、発光部を覆うディフューザーが一体化されています。

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2016年6月10日 (金)

ブラック & クリア

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今まで、色違いの同機種を並べたりして、「ブラック&ホワイト」なんてネタは何度かしたことあります。

が、今日は「ブラック&クリア」です。

この二眼レフのキャップ、「RIKEN」と書いてあるので「リコーフレックス」のものでしょう。

「理研」が「リコー」に社名変更したのは1963年4月のことですが、リコーフレックスの全盛期は1950年代までだし、「RICOH」と記されたリコーフレックス用キャップも案外と見かけます。

「RIKEN」と記されたこのキャップ、その形状からして、上下レンズがギアで連動する初期の頃のリコーフレックスのものと思われます。そうすると、それ系の最後発型で1957年発売の「ミリオン」までになります。

1957年だから昭和32年以前に、こんな透明な仕上げのキャップがあった!!ってことになります。

なんか今風というか、ある意味でシャレてますよね!?

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2016年6月 9日 (木)

Seagull DF5000

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久々にやって来た中国製カメラ「Sesgull DF5000」。その圧倒的に個性的なデザインがウリ!?です。

「Colani」コラーニって記されているので、かの有名な工業デザイナー「ルイジ・コラーニ」によってデザインされたものと思われます。

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ただ、このカメラ、ちょっと観察するとバレてしまうのですが、なんらかのベースボディの上にまるで粘土でも貼り付けるかのように造形したであろうことが、ミエミエなのです...。

で、ベースであろうカメラはミノルタX-500かX-300あたり。電源スイッチ、セルフタイマー、巻上げレバー軸やシャッターボタンの位置がそれらと同じ位置にあります。レンズマウントはそのままミノルタMDマウント。実際、ミノルタ一眼レフのマニュアル機は晩年中国で造られていたのも事実。

下の画像でそこら辺が分かると思います。元のボディやワインダーがあって、その外側に肉付けされているのが。

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アイレットも元のボディに付いているものを利用するので、その部分は肉付け部分がくり抜かれています。

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でも、さすがコラーニ!と言って良いかと思うのですが、、、巻上げレバー付近は見事に不思議な処理がされています。前方から見れば、ほかと同様に元のボディに肉付け処理されているのですが、後方から見ると、巻上げレバー自体がその肉付けの一部になっていて、なんとも不思議な形状をしつつ、決して操作性は悪くなっていないのです。

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しかし、これはどうしてもいただけない点がありました。レンズの鏡胴がレンズ前玉の縁にあるフィルター用の溝(下の画像で黄色矢印の部分)より、ずいぶんと前方にせり出していて(フード的な効果があるのかもしれませんが...)、フィルターをねじ込むのに苦労するのです。

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最後に、自分でも無理有るかなぁ~と思いつつも言ってしまうと、このカメラの格好が何かに似ているよな?と思ったのは、アナグマ。

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2016年6月 8日 (水)

赤青黄色

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、豊洲新市場建設現場です。日々通勤で通る場所なので、今年11月7日の開場に向けて急ピッチで作業をしているのが見ていて分かります。

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今日の画像のエリア(東京都中央卸売市場:提供のイメージパースの左手前にある緑地にあたるので)には建物は立たないようですが、今は整地をしているようです。

そのための重機が夜に作業を終えて、赤青黄の3台寄り集まるように停められていました。

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2016年6月 7日 (火)

ミランダのAiCマーク

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1950年代半ばから60年代にかけて、元気の良かったカメラメーカー「ミランダ」。この「センソレックスEE」は1972年登場なので、その歴史の中では最後寄りに登場したカメラです。

ただ、改めて手に取ってみるに、そのズッシリとした重量感は、ただ重いだけではないような質感が感じられます。で、この個体に付いてきた標準レンズがF値1.4。ミランダのレンズの中で、この明るいレンズの流通数はかなり少ないはず...。

それから、細かいことですが今回一番関心したのは、シャッターダイアルに併設されてるフィルム感度設定部。ここにあるのは全然珍しくないんですが、感度設定を変えてみようとダイアル部を持ち上げながら回してみたら(これも有りがちな操作方法)、感度数値が回してる方向と逆回転するんですよ!何じゃ!この凝りよう!!分かりづらいでしょうから、動画録りました。


YouTube: ミランダセンソレックスEE

さて、このカメラ、型名にもあるようにEE機構のあるカメラです。でも、1972年にEEカメラを初導入しているようでは、かなり遅れ気味なんですよね。それも、さっきはズッシリとした重量感ということで褒めましたけど、その時期にこの手のボディに無理矢理!?にEE機構を載せているようでは、一世代遅れてる感あったと思います、当時は。

また「ペトリ」と「ミランダ」を一括りして論じるような傾向もありますけど、ペトリ好きなわたし的に見ても、もともとは「ミランダ」の方が格上ですよね。だって、航空光学を学びロケット研究を目指していた人が手掛けた会社・カメラですから。このカメラの基本にあるシッカリ感には、まだその息吹が残っているような気もしました。

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あと、この個体にはAiCのマークが貼り付けられています。これはミランダの元気がまさにいい頃の1968年、ミランダの株を買い始めたドイツの商社AiCのことです。AiCは1969年には100%買い占めますが、1976年に経営資金を止めてしまったのがキッカケでミランダは倒産に追い込まれてしまったのです。

 

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2016年6月 6日 (月)

ダブルネーム ²!?

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昨日に続いて、また今日もお客さんカメラねたです。

カメラは「argus/cosina STL」という珍品系(以前、STL1000は紹介済み)。米と日メーカーのダブルネームです。    

コシナ研究会の人でさえ、このダブルネームに?な人がいらしゃったのは、古くからカメラ製造をしているアメリカのアーガスが、OEMがメインである日本のコシナとネームを併記することにメリットがあるのか!?的な部分です。コシナ研究会会長曰く、「本国よりも海外では意外とコシナブランドは浸透しているんですよ」とのこと。

このカメラを見せてくれたYさんのオチは、このカメラに「mamiya/sekor」と記されたボディキャップを付けてしまったところにあります(笑)。

こちらの場合、マミヤは社名で、セコールはレンズ名だったり、一部のカメラの型名なので、ダブルネームと言えるのかどうか微妙ですが、まるで似たような表記方法「~~/~~」がカブって面白いところです。

このボディにこのボディキャップが合致してしまうのは、ともに採用しているマウントが国際規格スクリューマウントのプラクチカ(M42)マウントだからです。

 

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