この覆われた部分が
1955年発売の「リコレットⅡ」。機能的には至ってシンプルな機械式マニュアルカメラです。
でも、レンズ周りのデザインが特徴的。
レンズ鏡胴部の1/4強くらいが独特なカバーで覆われています。これの影響で独特なボリュームある見た目になっているのでしょう。まぁ、これのせいで好き嫌いが分かれるデザインのカメラになっちゃっているような気もしますが...。
リコレットは、フィルム巻上げ時にシャッターが同時にセットされるセルフコッキングを早くに採用したカメラでして、この中にはその仕掛けが隠されている感じですね。さらに、ギザギザのノブが見えているのは、ヘリコイドを回すノブも付けて一緒に覆っちゃいました!ってところですね。
他のカメラで言うとこの部分 ↓ 。
ちなみに、リコレットとリコレットSの場合は、ヘリコイドを回すノブは無くて、1/4をガバッと覆うんじゃなくて上部と側部を別々に覆っていました。こんな感じです→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/09/post-6e08.html
あと、軍艦部の「Ricolet Ⅱ」の刻印もかなり特徴的。
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