お守りに
先日、アローカメラ買取名人へ買取り依頼をいただいたお客様の話です。
こういう内容を話題にすることに少しためらいもありましたが、カメラ屋冥利に尽きるのと、プラスにご解釈いただける方の元気の素になればと思ったので、続けさせてもらいます。
そのお客様、癌を宣告されて治療を始められるにあたり、カメラを少し整理されるとのことで、買取名人にカメラ買取りのご相談をしてくださいました。
また同時に、「カメラ提供意思表示カード」作成のご依頼も。こちらは、癌にうち勝つためのお守りにされるとのこと。
ご遠方から宅配便を利用して品物をご発送いただいたこともあり、少しでもいい買取り価格を!ということで、お時間の猶予を少々いただいて買取価格を決定しました。その結果の買取り金額に「予想よりも高値!」と、ご満足いただけました。
そして、治療が落ち着いたら名人に会いに行くことを楽しみにしている~とまで言ってくださってます。
もともと2年前、カメラ提供意思表示カードの案内を始める前に、見方によってはあまりにもストレート過ぎるカードの内容を、カメラ屋として商いをしている側がやってもいいものか…相当に悩みました。
それでも導入したのは、過去の貴重なカメラ遺産をマニアの皆さんと一緒になって守って行こう~という前向きな意志でした。なので、今回のような捉え方をしてくださる方がいらっしゃることがとても嬉しいのです。
病気に負けず前向きな姿勢で、是非とも克服して頂きたいと強く思います。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。