我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

Powered by Six Apart

2022年1月14日 (金)

Durstのカメラ

271592845_6765512120157732_91116040

「Durst(ダースト)」と言えば「引伸ばし機」をイメージする方が多いと思いますが、少しだけカメラも作っていました。

資料によると、120フィルム使用のカメラが2機種あるそうですが、私はどちらも現物を見たことがありません。

135フィルム使用のカメラも2機種で、そのうち1台は10年程前に一度話題にした「Duca」です。その時の記事がこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/08/durst.html

そして、もう1台が今回の「Automatica」。

大きめなボディのわりには~これと言った特徴もないカメラなのですが、セレン露出計による絞り優先AEを導入したのは1961年発売のカメラとしては早いですよね。

一番の見どころ、いや…聞きどころか!?が、シャッターを切った時に「スポッ!」って音がするんです。どうやら、シャッター速度調節をエアー(空気圧?)でやっているのだとか??

あと、まだ見どころありました!巻上げレバーの動き方が魅力的です。

271594771_6765512070157737_20176109

ボディ上面の仕上げがツライチな感じなので普段巻上げレバーは出っ張ていないのですが、レバーを操作し始めるとレバーが少し上昇してきてストローク出来るようになります。

実は今、我楽多屋には「Duca」もあるので、Durstの135ミリカメラが全機種(2機種)揃っています(^^)

271669014_6765512286824382_23858773

 

 

2022年1月13日 (木)

Black & Gray

271720064_6750533188322292_65313190

困った!?入荷品です。

と言いつつもこうしてネタにして楽しんでいますし、本当に困っていたら前のオーナーさんに失礼になるので、ここであからさまになんかしません。

グレーの貼り革がされている方は「Finette 88」というカメラ、ブラックの貼り革がされている方は「Hanimar」というカメラ。

見た目で分かるように、実際は同型のボディです。

製造はドイツ・ゴスラーにあったFinetta-Werk社。ボディ上面にある「SARABER」はオランダ人の創業者Piet Saraberの名前から。

271662413_6750533288322282_17384079

「Finetta 88」は自社ブランド品ですが、「Hanimar」はオーストラリアの商社HanimexへのOEM品です。

 

271539329_6750533101655634_71546616

このカメラたちはレンズ交換式なんですが、今ここに一緒にあるのはレンズ1本だけなんです。当然マウントは同じなのでどっちのカメラにも付くのですが、我楽多屋で売るにあたって「じゃぁ~どっちのボディに付ける?」って悩んだわけです。

ただでさえ珍しいカメラで独自マウントだからレンズだけ探そうと思っても、そう簡単に見つけられそうにありませんから、レンズ無しのボディが不憫になってしまいます。

だったら~着せ替えじゃないけど気分によってカメラを換えて使えるように、ボディ2台とレンズ1本の3点セットで値付けをしちゃっています。

最後にこのカメラ、以前に何度か話題にしていたカメラ「DITTO 99」の手動巻上げ版です(レンズマウントは別物)。

 

 

2022年1月12日 (水)

今年の干支

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

***********************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、多摩動物公園です。

寅年だからって、トラを見に行ったわけではありませんよ。目的は類人猿の仲間を観察したくて行ったのですが、写真的にはこれでした。

凄いこっち見てました、トラが。

271735065_6750520474990230_29861653

2022年1月11日 (火)

ニコンUsが成人式

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

271489451_6750532994988978_15990785

昨日は成人の日でした。

で、ありがちなネタが「今年成人式を迎えたカメラ~」的なやつ。このブログや店のSNSでも毎年じゃないにしても、ちょいちょいネタにしてきました。

今年、成人式を迎えるカメラの1台がニコンUsです。

このカメラの発売日を正確に記憶している人がいらしたら「?」と思われるかもしれませんが、今年2022年成人式の対象になる人は「2001年4月2日~2002年4月1日生まれ」ですから、ニコンUsは2002年3月発売なのでギリギリOKなんですね。

ところで、ニコンUsの後に発売されたニコンのフィルム一眼レフは翌年の「U2」と翌々年の「F6」のみ。成人式カメラをフィルムカメラで話題に出来るのも残り僅かです…(涙)

実を言うと、1年計算違いをしていて、ニコンUsじゃなくてニコンU2が今年成人式だと思って、このブログを書き始めていました。U2(2003年3月発売)は私物として持っているので。

でも、アップ直前にU2じゃなくてUsであることに気付いて、我楽多屋の在庫にあったジャンクのUsに画像を差し替えました(^^;)

 

 

2022年1月10日 (月)

錆びたストラップを~

256604782_6434067819998696_47809421

去年の11月11日、Facebookページに上の画像を添えてこんな投稿をしました。

「ちょっと相談です。このキヤノンのストラップ、金属部分が錆びてかなり見苦しい状態です。ただ、布部分はシッカリしているし、革のイーグルマークも大丈夫。これを売り物にするか否か?錆が醜すぎるのでわたし的には廃棄かな…と。錆びたアジャスターは別のものに交換しても良いのだけど、いちおう「C.P.E.」ネーム入りなので換えたら意味ない〜という人もいらっしゃるのかな?ハトメの交換はそこまで手間をかけたら合いません…。」と。

 

この投稿を見た数名の方から錆落としの方法などのコメントを頂戴しましたが、スミマセン...もともとそれを自分でやる気はありませんでした(>_<)

偽貫禄クラブ会長の常連Bさんもコメントを頂戴した中のおひとりでしたが、追伸が来て「待てよ!質問はこのまま売り物になるかでしたね。廃棄の場合は送料を払いますので、こちらまでよろしくお願いします」とのコメント。

私は「そら来た!」と思って、今は九州にいらっしゃるBさんへ発送しました。

 

ここからは、Bさんからいただいた経過報告を貼り付けていきます。

256537212_1711456109060361_85571307

「こんばんは!本日例のブツが到着しました。早速金属部分をチェックしてみましたが、海水にでも浸かっていたのかと思うほどの錆ですが、皮やストラップ自体は思いのほか綺麗です。これから金属部分をいろいろ処理してベストの方法を模索してみますね!楽しみがひとつ増えました。又、途中経過を報告します。」

 

261059410_4530113920357315_23306183

「こんにちは、現在までの経過を報告します。なんとかサンドペーパーやリューターでご覧の所まで錆落としをしました。今後この上から錆止めと塗料を塗布予定です。」

 

267238998_823105985185763_6093647_2

「こんにちは。塗装が完了しました。金具の刻印が大事な所ですが、塗装が少し厚くなると見えなくなってしまい何度か剥がしてやり直しました。あとは耐久性に関しては未確認です。」

 

この時点でBさんから「ストラップ送りましょうか?」とメールがありました。私は最初からBさんに錆びたものを押し付ける(差し上げる)つもり(>_<)で送料負担して送っていましたから、「Bさん、使ってください」と返事をしました。

すると、「こんばんは。早速頂いたキャノンCPEストラップは、やはりF-1に一番似合うと思い取り付けてみました。黒の金具も良い感じです。本当にありがとうございました。大事に使わせていただきます。」と画像を添えてお返事くださいました。

269933755_272469498201472_341103984

 

 

2022年1月 9日 (日)

カメラ歴4年弱

271562091_6741581922550752_38587811

昨日のお客さんカメラ「ライカM8」です。

このお客さん、2018年の春に初めて我楽多屋にご来店されたのがカメラにハマったキッカケだということなので、カメラ歴はまだ4年弱です。

その間、Facebookページでは今日のお客さんカメラでたびたび取り上げさせてもらっていますし、物々交換や買取りもさせていただいているので、約4年間にどんなカメラやレンズをお使いになって来られたのか…なんとなく知っているのです。

ちなみに、去年の春先にブログで話題にさせてもらった時の記事がこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2021/03/post-4dce.html

その記事内ではとてもマニアックな?レンズを使用されていました。また、デジタルだけじゃなくてフィルムカメラも現像が追い付かない程たくさん使われています。

そして今年に入って、ついにライカM8を入手されたのです。二重像でピントを合わせられるデジタルカメラってところがとても良い!とのこと。

子供の成長を見届ける~ってのは表現がちょっと違うかもしれませんが、M8を肩から提げられているのを見て「おぉ~!ついにここに辿り着いたのか!(^^)」と嬉しくなってしまいました。

とはいえ、ご来店時にお話しさせていただくのは特に専門的な話ではなくて、カメラ・レンズ・写真趣味についてはお客さんご自身がドンドン独自に楽しんでいらしゃってます。私は趣味ってのはそういうものだと思っているので、それも嬉しいんですよね。

ちなみに、このお客さんはカメラ女子です。それもちょっとビックリですよね(^^)

 

 

2022年1月 8日 (土)

実用新案出願中

271134850_6736400913068853_12371553

マツダフィルタの箱がイイ感じなので開けて中を覗いて見たら、薄い紙に印刷された説明書のようなものが2枚入っていました。

271137393_6736401063068838_39983667

大きい方の紙は、優秀性を謳う文章や使用効果が記された説明書でした。もう1枚の小さい方は、実用新案出願中のフィルターケースの案内でした。

 

今まで何度もこのケースを見ていましたが、こんな仕掛けになっているとは知りませんでした!

271543068_6736400939735517_38940455

ケースの本体側が分割構造になっているのです。その底板がネジ式になっているので回転させると、底板自体がフタの方へ少しずつ上昇していきます。フィルターを入れた後に底板を回転させることで、フィルターをフタに押し付けて、ガタつくことを防ぐような仕掛けなのです。

ご覧のように底板には滑り止めのギザギザが円状にあるので、回転させるときに指が滑らないようにしてあります。

271599723_6736401116402166_90872281

実に良く考えられていますが、フィルターがケース内でガタつくことをそれ程気にしない人もいるでしょうし、クッション状のものを入れることなど他の方法で簡単にガタつきを抑えることも可能なわけです。そんな理由から、結局この仕様は長続きしなかったんでしょうねぇ~きっと。

 

 

2022年1月 7日 (金)

赤いカメラ

271526140_6731361400239471_42589500

個人的に「赤」が好きな色です。

そんなわけで、気になった赤いカメラが手元に少しずつ増えてしまっています。

最近のデジタルカメラの中にはカラーバリエーションが豊富なモデルも多いので、全部集め出したら切りが無くなりそうだし、そもそもコレクションが目的でもないので、手元にたまって行くのは今となっては価値の乏しい赤いカメラばかりなんですけどね…。

でも、トイカメラまで対象にすると一気に対象が増えるので、それは除外してます。って、コレクターじゃないのに線を引いてるのも変か!?

6台の内訳。デジタルカメラが4台、35ミリのフィルムカメラが1台、インスタントフィルムのカメラが1台。

 

 

2022年1月 6日 (木)

ビックリ!駅ビック

本日6日(木)より、本年の営業を開始します

 

271147998_6699192280123050_71215781

私も1台持っていて、付属の着せ替えシート以外にもネットでダウンロードしたり、自作したりして、着せ替えを楽しんでいるコンパクトデジタルカメラ「ペンタックス Optio LS 465」。

以前に「使う用」ではなくて、「ネタ用」に置いていると言っても過言ではない~なんて紹介しちゃってます。

これに、ビックカメラ赤坂見附店オープン記念の着せ替えシートが存在していたことを初めて知りました!!

カメラの発売が2012年で、赤坂見附店のオープンが2013年なので、当然ながら時代考証もあっています。

いやいや、これを付けて持ち歩く勇気はないですけどね…。

下の画像は過去に私がこのカメラで遊んだ記録です(^^)

654

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

75619082_3208517102523936_5266155_3

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第267回目は、ニューイヤースペシャルで「コニカF」についてです。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2022年4月初旬まで。