我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

Powered by Six Apart

2022年1月24日 (月)

大きめな液晶表示

272536107_6837358622973081_79211464

デジタルカメラの場合はカメラの背面に液晶画面があるのが普通ですが、フィルムカメラの場合はあっても~日付や簡単な露出データを写し込んだりするための数字を設定する程度の小さな液晶表示があるくらいです。

しかし、このデータバックの液晶表示は案外と大き目です。といっても、1.3インチくらい…。ごくごく初期のコンパクトデジタルカメラの液晶画面くらい。これはペンタックスSFx用の「インターバルデータバックF」。

説明書が無いのでどんな機能があるのか確認出来なかったのですが、電池を入れた時に液晶にある文字が一瞬だけ全表示されるので、その状態を画像に押さえました。

272331285_6837358672973076_88174736

あと、「ん?」と思ったのが、電池蓋の真上にある小さな窓。通常のフィルム確認窓と比べるとずいぶん小さいので、何か他の目的があるのか?と疑ったりしましたが、とりあえずフィルムが入ってるか入ってないか確認するだけの窓のようです。何枚撮りが入ってるのか?などのフィルム情報を見ることは出来ません。

271987637_6837358989639711_68136261

記憶ではフィルムカメラの大きな液晶表示といえば、ミノルタα7000やα9000用に大きな液晶のついたデータバックがあったのと、α-7には標準で大きな液晶のある背蓋が付いていたように思います。

 

 

2022年1月23日 (日)

ハッセルのミラージュ

272100091_6839389599436650_10152432


長年ほぼ毎週日曜の決まった時間にご来店されるMさん。

先週の日曜日、このハッセルブラッド製のミラージュフィルターを発見されたMさんが言いました。「ホントにあるんですね。ハッセルのミラージュって。ハッセルを使うような人がこのフィルターを使ってどんな撮影をするのか想像がつかないんですけど…」と。

そして、「見てしまうと気になるけど今日はやめて、来週まで残っていたら買おうかな…」と言って。

最後に、「一番前に置いておこう。他の人の目について先に買ってもらえたら、それはそれで気が済むので…」と、私に聞こえるような独り言!?を言われました。

ミラージュフィルターはひとつの被写体が複数に写る多重効果が得られるフィルターです。このハッセルブラッドのは「MP6」というタイプで、本来の被写体のまわりに5つ多重に写ります。下の画像のような感じ(これはケンコーのカタログより)。

272050476_6839389562769987_44307876

日本ではこういう特殊効果フィルターは、ケンコーやマルミが得意なところです。ニコンやキヤノンなどカメラメーカーは自社ブランドでミラージュフィルターは出していないと思うので、Mさんが言われる「ハッセルのミラージュ」の意味合いも分かるような気がします。

で、今日がその次の週の日曜日です。

 

 

2022年1月22日 (土)

ロマンスカー型カメラ

★本日1月22日は第4土曜日なので、我楽多屋は午後2時から全品1割引きサービスを行ないます!

★田中長徳先生トークショーは今月も感染拡大防止の観点からお休みいたします。

 

今まで、いろんな形をしたトイカメラを見たことがあります。

缶ジュース、紙パックジュース、タバコ、タイヤ、サッカーボール、辞書…。乗り物ではクルマの形をしたのを2回、1台は赤色、もう1台は紫色でした。

過去の画像を探してみたら、クルマの形は同じだけど色違いで全然違うブランド?みたいでした。

272229375_6829845997057677_60842477

だいたいトイカメラってのは、それを企画した会社が数社に売り込んだりするので、同型で色違いの他ブランドなんてのが多くあったりします。

272024991_6829810903727853_79541675

そして、今回初めて見たのが電車の形をしたカメラ。トミーとポラロイドがコラボして開発・販売した「Xiao(シャオ)」がベースになっています。その名も「ロマンスカーde撮ッチャオ」。

ベースというか…普通のシャオに小田急ロマンスカーEXEを模ったカバーを被せているだけなんですけどね、実際のところ。

でも、これは小田急電鉄公認なので、色違いの鉄道会社違い~なんてのは存在しないオリジナルのようです。

271990832_6829810933727850_18127532

 

 

2022年1月21日 (金)

この革ハギレで…

272134991_6822221837820093_27078377

数日前のお客さんカメラがこれ。一通りお話などを終えると「これから、この装備で撮影に行って参ります~」とのこと。

カメラ・レンズはニコンDfにコシナフォクトレンダーのニコンマウントレンズが付いているわけですが、レンズの先にドームフードとリングが付けられていて、そこに革ハギレが当てがわれています。

私はこれを見て、すぐにピンッと来ましたよ!その方が鉄道写真を撮ることを知っているので、それが大きなヒントになっていますが。

金網の網目にレンズの先を入れる時に、これがあるとキズが付かずに済むのだそうです。ちょっとしたアイデアですよね。

 

 

2022年1月20日 (木)

58mm/F1.4は存在した!?

1959年ニコンFが発売された時に用意されていた標準レンズは、5cm/F2でした。

「あれ?F1.4は?」と思う人もいらっしゃるでしょう。50mm/F1.4が登場するのは、3年後の1962年なのです。

ただ、1960年から50mm/F1.4が登場するまでの2年程の間だけ、5.8cm/F1.4という標準レンズが発売されていました。

272108364_6797619733613637_27182376

この標準レンズに関する経緯の背景には、当時一眼レフ方式の標準レンズにおいて、明るさ1.4の50mmは設計上困難な問題点があったのだそうです。それで登場が遅れ、その場しのぎ的に5.8cm/F1.4が存在していたのだそうです。

 

以前にも2回くらい触れているこの話題をしたのは、先日、このフードを見たお客さんから「58mmって表記されていたレンズは無いよね?」と聞かれたからです。

271733363_6797621330280144_84371764

このフードには「f=50mm f=58mm 1:1.4」と刻印されています。

ところで、「cm」表示から「mm」表示に切り替えたのがどのタイミングなのか?これが正確に分からないのです。50mm/F1.4が出た時に、cmからmmに切り替えたのなら分かりやすいのですが…。

いくつかの情報を集めると、58mm/F1.4表記のレンズは無さそうなんです。でも、5cm/F1.4表記のレンズが有るとか無いとか…ここが少し微妙なんです。詳しい人が居たら教えてください。

ただ、このフードに関しては~50mm/F1.4が出て間もない頃に製造されたフードなんだと思います。だから、5.8cmにも使えますよ!ということで列記したんでしょうけど、単位は「mm」の統一表記にしたということだと思います。

 

 

2022年1月19日 (水)

夜散歩

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

***********************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、夜散歩。

子供の頃、冬に家にずっといると頭が痛くなることがよくありました。多分、石油ストーブが原因。

今は暖房を使っていないのでそういうことも起こらないのだけど、先週の定休日ずっと家に居ると身体がなまりそうなので、暗くなり始めてからやっと少しだけ外を散歩しました。

271238139_6755583487817262_68333483

2022年1月18日 (火)

デラックスストラップ

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

271881135_6797961780246099_57866543

コンタックスのG1デラックスストラップ。2年程前、話題にした時は付いてなかったゴージャスなチェーンが今回のには付いていたので、また話題にしたくなりました。

前回(下の画像左側)の脱着可なポケット付きより、今回(下の画像右側)の方が金色のチェーンがキラキラしてデラックスに見えますでしょ!?

272080202_6799136870128590_89644775

しかしまぁ~ポケットの代わりにチェーンを付けた状態は、まるでブランドバッグのストラップみたいですよね。このチェーンに実用面での意味は無いと思いますので、まさにデラックスな見た目を演出するための飾り。

G1が発売されたのは1994年ですから、既にバブルははじけていましたが、まだ派手な余韻のあった時代。何となく…こんなストラップが存在していたことが理解出来ますよね。

 

 

2022年1月17日 (月)

クリーンなイメージ

272059896_6790334584342152_30585198

クリーンな感じのする三脚です。無垢なイメージの白い脚に、地球にやさしい感じの緑の雲台。

前オーナーさん曰く「脚と雲台はもともとの組み合わせではない」とのことです。そして、どちらもそれなりに古いもの。

最近でこそカラフルな三脚も少し存在するものの、三脚って地味なモノが多いですよね。

半年くらい前にも、少しさわやかな色味の三脚を紹介したことがありましたが、あれは銀色ベースにアクセントカラーとして青が使われている程度でした。

208471945_5674783212563967_27974689

個人的には三脚にカラーバリエーションがあれば、個性を発揮できる部分なのになぁ~なんて思ったりもしますが、長年そういうものが少ないってことは一般的に需要が無いんでしょうね。

それに、造る売る側からしたらそうそう数が出るものじゃないのに、そんなにラインナップを揃えられるものでもないのでしょう…。また、オリジナルでペイントしたりする人もほぼ見たことないですね。

どうでしょう?今年の干支にちなんで、黒い脚の三脚に黄色のカッティングシートを縞々に貼ってトラ柄にしてみたり~とか、目立ちますよね!?ほぼ工事現場か…(>_<)

 

 

2022年1月16日 (日)

見た目は初号機が優秀だったりする

271887084_6781383805237230_88288623

カメラに限らず工業製品の多くに、後から登場する新型や改良型よりも初代の方がデザイン的に優れている~なんて話がよくありますよね。

まぁ、改良の手段の一つとして新たな機能が付くこともあるわけで、そうなれば複雑煩雑になりやすいのも事実。

このマーキュリーもそれに該当するような気がします。

上の画像の上側が1938年発売のマーキュリー初号機、下側が1945年発売のマーキュリーⅡ。

操作系が少し増えたことと、レンズの位置が中央から少し左側にズレたこと。正面から見てそれくらいの違いなんですが、初号機の方がずいぶんスマートに見えますよね。

ただ、マーキュリーの場合はⅡ型の方が圧倒的に優れているというか有利な点があります。現在の135ミリフィルムのパトローネがそのまま使える点。初号機は専用のマガジンを使用しないといけないのです…。

話は少し変わりますが、買取りアローカメラの買取職人がマーキュリーを見るたびに言うのが「銀座には昔、このカメラで撮った写真を売る人が居たんだよ」って話。これは街頭写真家とか街頭写真屋とか呼ばれる人たちで、街行く人を勝手に撮影して写真をその本人に買ってもらう~という商売をしていたのだそうです。

その証拠ともいえる資料を紹介したことが、過去にこのブログでありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/05/post-f0e8.html

 

 

2022年1月15日 (土)

ALPA Si2000

271870853_6772980409410903_48077897

昨日のお客さんカメラ「ALPA Si2000」。

スイスのカメラメーカー「アルパ」はそれまで独特なデザインのカメラを出していましたが、1970年代後半に日本製チノンによるOEMモデルを2機種販売しました。

その1機種がこの「ALPA Si2000」。ちょっとゴツめな普通の一眼レフカメラです。「ALPA」のネーム位置が不思議。

 

このお客さんは昨年末にご来店くださった時に、このアルパと同様にチノン製のOEM機「Revueflex 5005」をお買い上げくださったのでした。

271749778_6772980489410895_55196483

ALPA Si2000とRevueflex 5005は、同じチノン製というだけではなくて、中身はほぼ同じカメラ(チノンCE-Ⅱメモトロン)と言って良さそうなので兄弟機みたいなものです。

また、中身だけでなくて外観もRevueflex 5005と同型の「Argus CR-3E」なんてのもチノンのOEMで存在しています。下の画像は類似機種のArgus CR-1。

42653156_2217797471625773_598929476