我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年10月

2024年10月11日 (金)

キヤノン7のブライトフレームが~

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キヤノン7のファインダーには手動式で4段階に切り替えられる採光ブライトフレームが内蔵されています。

4段階とは下の画像のように、35mmレンズ用(左上)・50mmレンズ用(右上)・85/100mmレンズ用(左下)・135mmレンズ用(右下)。いっぺんに沢山のフレームが表示されると見づらかったりするので、必要なフレームだけを選択出来るのは好ましいと感じる人が多いと思います。

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先日入荷した個体は、持ち込まれた方ご自身から「ファインダー内は凄いことになってます…」とコメントくださったように、こんな感じでした。

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確かにこれは凄い…(>_<)

でも、いろいろあって中古です。ノーファインダーで撮るのであれば関係ありません。

 

 

2024年10月10日 (木)

シャッター開いてるか!?

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フォーカルプレーンシャッター式カメラの動作チェック。

ほとんどのカメラの場合、背蓋を開けカメラを蛍光灯などの光源に向けてシャッターを切ることで、シャッターが完全に開いてるかどうか〜大雑把ではあるけども目視で確認出来ます。棒状の蛍光灯であれば、シャッターが縦走りか横走りかでカメラの向きを変えることで、開き切ってるかをより正確に見やすくなります。

ただ、バルナックライカなど背蓋が無くて底蓋を外してフィルムを滑り込ませて装填するようなタイプのカメラでは、上記のようなチェックが出来ません。

その場合、名刺などの裏面が白い紙を滑り込ませてシャッターを切って、幕が開き切ってるか確認したりします。

この方法、多くの人がご存知と思います。あえて今回話題にしたのは…画像のゾルキーで動作確認している時のこと。店は営業中でお客さんも2人いらっしゃったのですが、確認しようとシャッターを切った瞬間に何故か同時に瞬きをしてしまって、あまりのアホさに自らクスッと笑ってしまったのです。お客さんには気付かれずに済んだようなので良かったんですけども(^^;)

画像は白い紙を挟んでいるのが分かりやすいように、シャッターをBにして開きっ放しにした状態で撮っています。

 

 

2024年10月 9日 (水)

六本木にありました

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、六本木3丁目。

お友達のSNSなどで「何処だろう?」と話題になった魅力的な建物を探しに六本木へ。

見つけました!

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2024年10月 8日 (火)

ローライ16!

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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先日話題にした~ちょっとクセある?期限切れフィルムは反響が早く、コダックのバンタムフィルム「828」と、「SUPER16」はあっと言う間に売れてしまいました。

ただ、わたし的には「828」と「ガミ16」用については~そのフィルムを使うカメラを過去にこのブログで話題していたのでリンクを貼れたのだけども、「SUPER16」については~それを使うローライ16の画像をお見せ出来なかったのが、ちょっと不完全で心残りでした。

ところがですね(^^)

「SUPER16」のフィルムを買いに来られたお客さんが、お願いしたわけでもないのに手持ちのローライ16をご持参されていたのです。なので、こうして画像を残すことが出来ました。嬉しいですねぇ。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第299回目のテーマは「イヤホン問題とiPhone問題」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2025年1月初旬まで。

 

2024年10月 7日 (月)

CASIOのフィルムカメラ

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CASIOのデジタルカメラは知っています。デジカメ市場への参入は早くて、一般向けデジタルカメラの先駆けと言われる「QV-10」を1995年に発売したのはカシオでした。でも、その後は業績不振もあって2018年にはデジカメ事業から撤退しています。

でも、これは一眼レフのフィルムカメラ。お客さんから稀少なカメラを見せてもらいました。

機種名は「RF-3 AUTO/MANUAL」。レンズマウントはKマウント。

カシオが独自にフィルムカメラを開発していたとは考えにくいですし、そう思った時点でコシナあたりのOEMと考えるのが自然ですよね。

その通り、コシナCT-9と兄弟機のようです。電子シャッターの絞り優先機で、シャッター速度はいちおうマニュアル操作も可能です。

「3」ってことは、この前に2モデルあるのかもしれません。ネット検索したところ、このRF-3も含めて情報は非常に少ないですが、RF-1とRF-2の情報も見つけました。

RF-2はメカニカルシャッターでコシナCT-1 Superと兄弟機。RF-1については、スペイン語を喋ってる外国人がYouTubeで紹介している動画だけ見つかったのですが、シャッター速度が1/2000まであるしRF-2との差異がイマイチ分かりませんでした。

日本国内で販売されたであろう形跡がないので、これらのカメラはどこの国で売られていたものなのでしょう。

そして、最大?のツッコミどころは一眼レフなのに機種名がRFって、レンジファインダーみたいやんけ!って点(>_<)

 

 

2024年10月 6日 (日)

ゴーストレスフィルターについて

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この前の月曜日、Facebookページにアサヒペンタックスのゴーストレスフィルターの画像をアップしたところ、それを見て走って来られた方がいらっしゃいました。

ゴーストレスのスカイライトは珍しいとのこと。そもそもゴーストレスフィルター自体が今となっては少ないのですが、探して見つかるのはスカイライトではなくて、UVばかりなんだそう。

私自身は我楽多屋で時々出て来ると、ゴーストレスとしか認識していなくて、スカイライトかUVかを今まで気にしたことがほとんどありませんでした。

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また、ゴーストレスフィルターについて載っているカタログなどがあまり無い…とのことだったので、店にあった「ASAHI PENTAX ACCESSORIES」の冊子をあとで見たら、表紙は全く同じなのに内容が少し改定されている2冊「1974年4月版」と「1974年10月版」がありました。

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4月の方にはゴーストレスフィルターが載っているのに、10月の方には載っていませんでした。

ちなみに、このブログでゴーストレスフィルターを話題にした時の文中に「スカイライト」と「UV」以外に「CLOUDY」もあると書いているのですが、その時に何を資料にそれを書いたのかは忘れてしまいました…。

★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

 

 

2024年10月 5日 (土)

テプラみたい…

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戦前に作られた国産の二眼レフ「ミノルタフレックス」(1937年発売)です。

国内最初の二眼レフと呼ばれることもありますが、実際には僅か数ヶ月だけプリンスフレックスの方が先に出ている…とか。ただ、販売数も品質もミノルタフレックスの方が確実に上と言えます。

性能・機能面はさておきまして...このカメラの名板がいつも気になります。

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銀色テープのテプラに印字して貼り付けたみたいな「Minolta」ネームなのです。そんな風に見えませんか!?

でも、実際は文字の周りだけ鏡面加工されたうえに、文字はちゃんと彫られてますからね。

ま、そもそもがミノルタフレックス自体がイコフレックスをかなり意識して造られていて、この名板のデザインも影響されてるのです。

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あと、ピントフードにあるマークについては以前に話題にしたことがあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/12/post-da25.html

 

 

2024年10月 4日 (金)

稀少ズイコー

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稀少なオリンパス・ズイコーレンズです。マウントがエキザクタの「ズイコー F.C. 4cm/F3.5」。

その稀少さは、同じズイコーのライカスクリューマウント「ズイコー C. 4cm/F2.8」よりも少ないと思います(私の感覚値ですが)。

3年半前にお客さんレンズで見せてもらった時に、このブログで一度話題にしているにも拘らず…今回出て来て「何だ?何だ?」と思ってしまったのは、私の記憶力が怪しくなっているのも事実なんですが、それだけ稀少と言える証拠なんじゃないでしょうか。

「エキザクタマウント ズイコー」でGoogle検索したら、その忘れていたブログ記事がトップで出て来てビックリしました(・_・;)

この個体、プリセット絞りのリングあたりが不具合で現状絞りが動きません…。直して売るのもありなレンズのような気もしますが、鏡胴をほんの一部削ったような所もあるので、現状売りで店に出したいと思います。

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2024年10月 3日 (木)

期限切れ以外のリスク

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近ごろ流行りの熟成!?フィルム(期限切れフィルム)。

ここにも、古〜いフィルムが3種あります。若いフィルムマニア?の中には、どういうフィルムか分からずに飛び付いてしまって「使えない〜」とか「現像出来ない〜」とかでハズレくじを引いた…って言う人もいらっしゃるようですが…。その前に勉強しなくては!です。

実はここにある3種も、今 使おうとすると、そのカメラが見つけにくい…ものばかりです。

右端にあるのはコダックの828というフィルム。フィルム幅は35ミリと同じなのですが裏紙付きのロールフィルム。このフィルムを使うカメラは以前、こちらで紹介しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/11/fotron.html

左端にあるのは、ガミ16用のフィルム。といっても、3つのケース全部に空のマガジンだけでフィルムが入ってませんでした…。ガミ16はイタリア製のカメラでこちらで話題にしています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/06/16-169b.html

そして、真ん中の「SUPER16」と記されたフィルム。そのパッケージを見ただけでは私は何に使うフィルムか分かりませんでした…。調べたら、これはローライ16(エディクサ16も)用でした。「TWIN PACK」と記されているので二つケースが入っていましたが、一つのケースの中は空っぽでした。ローライ16は本ブログではまだ話題にしたことがなかったようです。

という感じで、、我々業者も古いフィルムが入って来た場合は慎重にチェックしないと、パッケージやマガジンだけでフィルム無しだった…なんてことがあるのです。