我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年7月

2023年7月21日 (金)

やはり凹んでるのが多いEL

ペンタカバー部分が凹んでいるニコマートELの個体数が多いことは、何度か話題にしていると思います。

何故に他のカメラより凹んでいる確率が高いのか?正確なところは分かりませんが、話題にするたびにお客さんからもご意見をいただくことがあり、おおよそ正しそうな理由を見つけました。

そもそもペンタカバー部分が構造的に弱いのでしょう…(>_<)

それとホットシューにストロボを付けた状態で何かにぶつけたり、地面や床に落としたり…なんてことも原因の一つではないかと。ニコマートとはいえニコン、他メーカーの同クラスのカメラよりも気合いを入れて撮る人が多かったであろうことも推測出来ます。それゆえ、ストロボ撮影された機会も多かったでしょうし、雑~というわけではなくて、カメラの扱いよりも撮影が優先~的な環境も多く、ぶつけたり落としたりなんてキッカケも少なくなかったのかもしれません。

さて、2年前にかなり凹みの酷い個体の画像をアップしました。それがこれ。

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今回さらにそれの上を行きそうな個体が出て来ました。

ちょっと不思議なのはペンタカバー前面は赤い矢印の方向に力が加わった凹み方で、ペンタカバー背面は黄色い矢印の方向に力が加わった凹み方。えらい複雑な落下をしたのか?二度以上落下したのか…。

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2023年7月20日 (木)

この騙し騙しはきつい

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我楽多屋は中古カメラ屋の中でもかなりマニアック系の店のようです。それでも、フィルムカメラに触ったことさえないという超ビギナーの方が来店されることもあるのです。

そういう場合、フィルムカメラに関する事前知識が全く無いような人の場合は「自分なりにこんなカメラが欲しいとか使いたいとか、こんな写真を撮ってみたいとか~もう少し勉強されてからご利用いただいた方がいいと思いますよ~」なんて、厳しい言い方をしてしまうこともしばしば。

また、店内の品物ほぼ全部が現状売りであることや、多少のトラブルがあってもそれを理解した上で騙し騙し使えるような人向けであることを伝えるようにしています。

ビギナーさんでも、それらを理解してくださって話を進められる時は私なりのアドバイスなどをさせていただいています。

で、このカメラ。巻上げレバーを回して放した途端にシャッターが切れてしまいます。それでスローシャッターが粘っていたり、まともにシャッターが動作していなければ、まともに使えない~という判断で話は終わりなんですが…。いちおうシャッターはそれなりに切れるのです。

ということは、巻上げレバーを回した状態で保持して、今だ!シャッターチャンス!という時に指を放せば使えないことない…わけです。

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でも、これは前述の「騙し騙し使う」のレベルの域を超えているので、不動品と同レベルの値付けをしています。

 

 

2023年7月19日 (水)

西新橋1丁目

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、表通りにあるビルとビルの間の空き地から見えた一本裏通りにあるお店。

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2023年7月18日 (火)

そこは擦れるぜ…

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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「Made in Occupied Japan」については、何度か話題にしたことがあります。戦後のアメリカ占領下時代に、輸出するカメラには「Made in Occupied Japan」の刻印をすることが求められていました。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/08/made-in-occupied-japan.html

一番最初に話題にした時に書いていますが、「部品交換してしまえば済むような底蓋に刻印していたり、表裏するレバーの側面に刻印して裏返してしまえば見えなくなってしまったり、最たるものはキャップにだけ刻印されていたり~と、目立たないような工夫がされていた節が感じられなくありません」。

今回の品物はお客さん所有のニコン製ユニバーサルファインダー」。こんな所に刻印されている~ということで見せてくださいました。

ユニバーサルファインダーのボディへの取り付け部にとても小さく「Made in Occupied Japan」と刻印されているのです。

ここ、何度も繰り返し取り外していると擦れてしまう部分です。実際、この個体もほんの少しすり減っている感があります。

そんな部分に刻印されているのです。やはり何か目立たせたくない思惑みたいなのが感じられちゃいます。

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2023年7月17日 (月)

良い顔してる

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もう、その見た目だけでネタにします。

ZEISS IKONのBOX-TENGOL。これは「56/2」とかいうタイプのようで1948~1956年頃製造された、BOX-TENGOLの最終型。

これより古い型では、黒い箱にレンズが付いてるだけのような見た目のもの、これと同じように絞りやフォーカスのレバーが有っても黒一色の仕上げのものなどが多いですから、この型の前面はかなり凝ったデザインがされています。

レンズの上側は3段階のゾーンフォーカスレバー、下側は3段階の絞りレバー。上方の両角にある丸い窓は左上が横位置用・右上が縦位置用のファインダー窓です。

真正面から見るとこんな感じ。

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2023年7月16日 (日)

派手めでいい感じ

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派手めだけど「まぁ~まぁ~」良いかな…なんて思ったネックストラップ。

わりと古くからある派手めなチロリアン系ストラップ(下の画像)よりも「最近っぽい!?」感じの派手さが、そう思わせたのでしょう。

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ところで、このストラップはどこぞのだろう?と思って検索したところ、中国のカメラアクセサリーを専門に商いしている「PULUZ」というブランドで、「レトロエスニック」なんて名称で売られていました。

「レトロ」ですって...私の感覚が既にズレていることが判明しました(>_<)

このブログで画像を使うためにレジカウンターに置いていたところ、常連Hさんがご来店されたので一旦このストラップを横へ避けました。

しばらくして、Hさんがラバーフード2個のお会計をする際に「さっきの明るい感じのストラップは~?」と言われたので、「売り物ですよ。でも、その前に撮影だけさせてください」と言ってから少しお待ちいただいて後にお買上げしてもらいました。

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2023年7月15日 (土)

ワンオーナーのブラックF2

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おかげ様で我楽多屋には日々いろいろなお客さんがいらっしゃいます。

月曜日かなりお久しぶり(数年ぶり)にご来店されて、長話して帰って行かれたお客さんがいらっしゃいました。

今週は第2週ですから、我楽多屋は火曜水曜と連休なので翌営業日の木曜日に再びご来店。月曜日の話の中で出て来た、購入から44年ずっと使われているニコンF2を見せに来てくださったのです。

当時は高校生だったお客さんがアルバイトして貯めたお金を握りしめて、ヨドバシカメラ東口店へ買いに行かれたそうです。

8万なにがしかのお金を持って、店員さんに「ニコンF2を買います」言うと、「そのお金だと露出計が入ってないのしか買えないよ」言われたそうです。お客さんはその(アイレベルファインダー付き)つもりだったのに、若い子がF2を買いに来るのもビックリでしょうが、ビギナーだろうから露出計があるフォトミックファインダー付きを買いに来ている~と店員さんは思ったのでしょうね。
 
既に思い出話を聞かせれいただいていたF2ですが、現物を見て思ったより綺麗なのでビックリしました。

お客さん曰く「ほとんどケースに入れて使っていたし、沢山使ったけどそりゃ大切にしましたもん」と。

一緒に当時現像プリントした写真も少し見せてくださいました。大晦日の晩の鎌倉駅だそうですよ。

 

 

2023年7月14日 (金)

揃いました!

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常連Oさんがニッコールレンズを探しに来られたので、「どんなニッコールですか?」と聞くと、安く入手したというニコンF4Eを持って来られていて、「これにとりあえず付けたいので~」とのこと。

マニュアルフォーカスレンズを並べているあたりを探されていたので、「オートフォーカスレンズでもいいのであれば、その方が安くありますよ」なんて案内をした結果、AFニッコール最初期の28-85mm/F3.5-4.5を選択されました。

「フードあります?」と言われたので、「これ用のフードはたくさん在庫ありますよ」と。

「ストラップもいただいていきます」と言われたので、「ここから選んでください」と。

上記3点のお会計後、レジ脇に置いてあったニコンのスピードライト4個に気付いたOさんが「F4に合うのありますか?」と言われたので、それとは別に既に並べていたF4時代ドンピシャのSB-24をお勧めした結果、Oさんが「全部揃っちゃいましたね。今、一番人気の無い世代の品物だから随分とお得に」と満足げに言われました。

であれば、私も「そうですよね、そういう品物だからこそ我楽多屋で揃うんですよ!」と、我楽多屋の真骨頂を発揮出来たようで満足度が大でした。

 

 

2023年7月13日 (木)

セピアフィルターをiPhoneに

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1990年代の半ばだったかコニカがセピアカラー専用のフィルムを出したことがありました。付随してそのフィルを内蔵したレンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)もあったはず。

また、マルミなどフィルターを造っているメーカーからは特殊効果フィルターとして「セピア」も出ていました。

デジタルの時代になっても、カラーモードとしてセピアが設定されているカメラも存在しています。

JISの色彩規格で「セピア」とは「ごく暗い赤みの黄」とされているようですが、一般的には茶系の色という表現が適当に思います。

何故にそんなにセピアがウケるのか?はいいとして、そのセピアフィルターが出て来たので遊びでiPhoneのレンズの前にかざして撮ってみようと思いました。

すると、iPhoneの色補正の能力にビックリしました。

まず、iPhoneに何の施しもせずに撮った画像がこれ。

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そして、iPhoneにセピアフィルターをかざして撮った画像がこれ。全然セピアになっていませんよね。iPhoneが勝手に色補正してくれたのです。

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では、iPhoneにセピアフィルターをかざした直後の色補正を始める前に急いでシャッターを切った画像がこれ。セピアですね。

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さらに、色補正を終えた後のiPhoneからセピアフィルターを外した直後に急いでシャッターを切った画像がこれ。セピアを補正するために補色にあたる青味を強める補正をしていた証拠です。

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2023年7月12日 (水)

ロボット芝刈り機

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、出勤途中の日比谷公園。

ほとんどの自転車出勤日は開店時間を気にして急いでいるのですが、この日は少し余裕があったので日比谷公園にちょっと寄り道しました。

この時すでにサイクルコンピューターの温度計は30℃を超えていました。その炎天下でも黙々と作業しているロボット芝刈り機がけな気でした。

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