我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年6月

2023年6月11日 (日)

英国帰りのキヤノン

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10日間ほど英国へ行かれていた常連Hさんが、画像のカメラやレンズを持ち込まれました。

英国へは長年のご友人との再会が一つの目的だったそうです。そのご友人から以前に使っていたフィルムカメラを託されたのだそうです。

古いものを大切にするお国柄だからなのか、使う機会が無くなってしまったフィルムカメラを処分することも出来ず。何か方法は?ということで、Hさんが日本に持ち帰って来られたのです。

レンズはカビなど多くて、ご友人さんともお金にするのは難しい...と話はされていらしゃったそうです。それでも何か役に立てば!ということで、我楽多屋へ持って来てくださったので、Hさんがその日お買上げいただいたものの「ちょい下取り」という感じで、対応させていただきました。

向こうでお話をされている時から、我楽多屋のことをイメージしてくださっていたことと思います。それが嬉しいです。

英国で買って来たお土産よりも、これらカメラ・レンズの方が重かったそうです…。

 

 

2023年6月10日 (土)

控えめコニカ

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コニカ一眼レフ用レンズの純正フードです。角形が良いですね。

側面に「24mm 28mm」と刻印されているので、それ用と分かります。

反対の側面には「KONICA JAPAN」と刻印されているのですが、こちら側の文字には白入れがされておらず、良く見ないと気付けないかもしれません。

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同世代のコニカ一眼レフ用レンズの純正フードは、この仕様になっているものを多くみかけます。カメラメーカーがブランド名を目立たなくしているのって、珍しいと思うんですよね。

コニカには「控えめ」な姿勢があったんでしょうか!?

 

 

2023年6月 9日 (金)

フィルムカメラで毎日1枚運動

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昨日ご来店早々に「長徳先生が最近Facebookで言われてるフィルムカメラで毎日1枚運動に影響されて、今日はこれを持って出て来ました」と言いながら見せてくださった、お客さんカメラです。ライカⅢA?にアンジェニュー50/2.9(マウント改)が付いています。

そう、田中長徳先生が最近Facebookに「フィルムプライス高騰に対する国民の抵抗運動。フィルムカメラで毎日1枚撮影して防衛しよう!」と書き込まれているのです。

私もそれに反応して、15年も前のブログにチラッと書いたことがあるのに実行していない~あることを思い出しました。毎朝同じ時間に同じゴミ捨て場の写真を1日1枚ずつ1本のフィルムに撮影していったら面白いだろうなぁ~ってのを。

当時は店の開店時間が9時でした。8時半過ぎに店へ来ると店の前にあるごみ捨て場は、まだ回収前で毎日違う様子だったので、そんなことを思い付いたんです。

 

 

2023年6月 8日 (木)

どどっとがもわっと

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今となってはご存知の方が減って来ているかもしれませんが、ニコンの「おもしろレンズ工房」という3本組のレンズセットが1995年発売されました。

大ニコンさんらしからぬ、かなり遊んだチープなレンズでした。

その中の超望遠タイプレンズの「どどっと400」がこれ。スペックは400mm/F8。

鏡胴は二分割することが出来て、使用時とは逆に組むことで未使用時は半分のサイズまでコンパクトにすることが可能。

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今回出て来た、どどっと400を検品していたらレンズがかなりクモっていて、これは「どどっと」というよりも「もわっと」だなぁ~と思ってしまいました。

ちなみに、3本セットのおもしろレンズ工房は「どどっと400」の他に、魚眼効果の「ぎょぎょっと20」と、近接撮影とソフト効果の1本2役楽しめる「ぐぐっとマクロ&ふわっとソフト」とセットでした。

 

 

2023年6月 7日 (水)

外し忘れてる!?

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、湾岸エリアにある夢の大橋。

見える範囲に橋が何本架かってるんだ?と思って見ていたら、自分が立ってる橋に「東京水上|深川」と記された表示板を見つけました。

これ、東京水上警察署と深川警察署の管轄境なんだと思います。でも、東京水上署は2008年に廃止されて東京湾岸署に引き継がれてるので、随分と長い間書き換えずに放置してるんだなぁと。

しかしながら、湾岸署が出来て右側の有明エリアも湾岸署の管轄になっているので、そもそも境自体が今は存在しないので、歴史遺産みたいなものですね。

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2023年6月 6日 (火)

有効期限

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フィルムに記された有効期限って、国内向けの国産フィルムでも西暦で記されているのが普通なので、画像のフィルムの有効期限を見た時に「むむ?」と思いました。

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「62/十二月」と記されているのです。

MADE in U.S.A.のKodakフィルムですが漢字が使われているので、日本か中国向けに出荷されたものと考えることが出来ます。

ただ、パッケージからして「62」が1962年とは思えません。すると、「62」は昭和62年(1987年)なんだと思うのです。私は知らなかったのですが、元号表記をしている時期があったのをご記憶されてる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ちなみに、ネットでいろいろ検索していたら、同様な有効期限表記されたコダックのフィルムを「期限切れ古すぎる~」の見出しで、有効期限が1963年のフィルムとして売っている通販サイトがありました…。猛烈な熟成フィルムを求めている人、騙されないように気を付けてください(笑)。

 

 

2023年6月 5日 (月)

モデルさん役のライカフレックス

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このライカフレックス、物々交換をよく利用される常連さんから少し前に「これについては値段は付けなくていいです。その代わり全く動きませんから」と言って持ち込まれたものです。常連さんがこのライカフレックスを入手されてからの経緯なども伺いました。

とはいえ、レンジファインダーのライカじゃないと言っても、腐ってもライカ。

まったく無償という訳にもいかないので、その後にお持ち込みいただいた物々交換の査定に少し気持ちをプラスさせていただいたのと、以下のような条件で受け取りました。

「このカメラについては右から左へ橋渡しするのではなくて、お言葉に甘えて頂戴して私がブログやSNSなどでモデル目的(小道具として)で有難く使わせていただくことにします!」と。

以降、2回くらいFacebookページにアップした画像の中にこのライカフレックスを使いました。

ただ、いまだにレンズを付けた姿はお見せしていません。ライカ純正レンズは望んでいませんが、そのうちにタムロン・アダプトールのライカRマウント用が出て来れば~なんて期待をして待っていたのです。

最近、持ち込まれたがらくた品の中に元箱に入ったアダプトールがあって、そこには「ライカR4」と記されていたので「後で付くかどうか試そう~」なんて思いながら1ヶ月近くが経過してしまい、ついに昨日やっと箱を開けてみたのです。

すると、中に入っていたのは~これもアダプトールとしては珍しいんですが「キヤノンEOS用」でした…。

残念、このライカフレックスにレンズが付いた状態で小道具として活躍するのは、また先の話になりました。

というわけで、皆さんも中古品を買った時、箱に記された内容と中身が違った~という経験をお持ちじゃないでしょうか?品物の整理に追われた業者はついつい中身のチェックを忘れたりすることがあるんですよね…。

私はその辺、店に出す品物については最近かなり厳しくチェックするようにしています。というか、我楽多屋では箱に入った品物はあまり売れない…という変なジンクスみたいのもあるんですけどね。

 

 

2023年6月 4日 (日)

長徳先生との新企画、検討中です

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長年毎月開催していた田中長徳先生トークショーをコロナ禍で中止してから3年ちょっとが過ぎました。

また、長徳先生古希の誕生パーティーから6年間、毎年お誕生日ころにCT70プロジェクトとして企画していたTシャツなどの販売も、昨年のCT75で一区切りとさせていただくこととなりました。

その代わり~と言っては何ですが、新企画を考えたりしています。

例えば、我楽多屋店内で撮影した長徳先生のトーク動画の配信など。

ちょっと悩んでいるのは、今までのトークショーは店内で開催することで、参加費無料とはいえ皆さんに店へ足を運んでいただくことによる何かを実店舗としては期待していました(^^;)

が、動画配信となると、店へ足を運んでいただく機会は無くなるわけで…。じゃあ、有料にする?いやそれは…みたいな企画の内容について検討しているのです。長徳先生からも、撮影をいつするか、ライブがいいのではなどとご提案をいただいたりしています。

でも、ライブ配信となるとそのスキルがなかったりするうえ、ただいま、あまり効かないエアコンをどうするか?なんて別の懸案事項もありまして、新企画の発表まで今しばらくお待ちください。

上の画像は10年前の9月、長徳先生がビール箱の上でトークされていた頃です。

 

 

2023年6月 3日 (土)

何用のT2マウントだろ?

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一眼レフカメラに顕微鏡や望遠鏡を取り付ける際に使用するアダプターや、週刊誌や新聞紙などに小さな広告で宣伝しているような安っい超望遠レンズが採用しているマウントが「T2マウント」であることが多いです。

そのT2マウントアダプター、ニコン用キヤノン用オリンパス用ペンタックス用など一般的なカメラボディに取り付けるためのモノはよく見かけます。

ここにある4つのT2マウントアダプターがレアっぽいと思うのです。

まず、左上。何も表記がないのですが、見た目から判断して現物合わせをしたところ「ペトリ用」でした。

そして、左下。「KE」と記されていて現物合わせをした結果、エキザクタ用でした。でも「K」は何の頭文字でしょう?

右下。「Z」と記されていて、ネジ径が39mm。ライカ用のリアキャップがキッチリ入ります。が、「Z」っていうことはゼニットでしょうか?ライカスクリューとはフランジバックが違うのかな。あまり自信がありません。

最後に右上。「M」って記されていて、M42よりも少し大きいネジ切りがされてます。もしや...?ミランダの「M」で、ミランダ一眼レフのダブルマウントの内側44mmネジ用でしょうか?合わせて確認することが出来ていないので、これも自信がありません。

 

 

2023年6月 2日 (金)

刻印にエージング加工

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焦点工房さんが販売しているライカフード「IROOA」の復刻モデルには、シルバーとブラックペイントの2色が用意されています。

昨日お客さんが見せてくださったのは、ウェブには載っていないブラックペイントにエイジング加工(手磨き)が施された貫禄仕様。中古カメラ市に出店していた焦点工房さんで直に購入されたそうです。
 
ただ、エイジング加工されているのはフードの先端部と後端部のみ。刻印された文字には真っさらな白塗料が落とされていて、目立ち過ぎるのが気になったそうです。

そこで、刻印部は自分でエイジング加工をされたそうで、実に良い感じに年季が入ってる風になっています。先端部と後端部以外にも偽貫禄加工を追加されているので、何十年も使い古したようなフードになっていますね。

今回文中で「偽貫禄」と「エージング」を使い分けましたが、偽貫禄は簡単な上塗りなので簡単に元に戻せる加工、エージングは方法には拘らない貫禄加工(元に戻すことが不可能だったり難しい加工)という観点で区別しました。