あまりお見掛けしない顔、質問された内容からして初めてのご来店だったのかもしれません。その若い男性にこんな質問をされました。
棚の上に陳列していたオリンパス・ペンEFを指して、「これはどこが悪いんですか?」と。
我楽多屋の黄色い値札には「¥4500」、値札には何のコメントも書いていませんでした。
「現状で特に悪いところは無いと判断しています。ただ、うちの店は事前に整備点検をしてから売るような店ではないので、あくまで現状販売であることはご理解ください」と答えました。すると、「あぁ、分かります、この値段ですからね(^-^)」と。あえて言えば、値札に「OK」と書いておいても良かったシロモノでした。
迷われているようだったので、「このカメラと一緒にやってきた、他のカメラも全般的に程度が良かったので、筋は良いカメラだと思いますよ」とだけ、後押しをしました。これはホントなんです。何台かまとめて持ち込まれたカメラの中に、例えば1台程度が良いのがあっても、他のカメラの程度が良くないと、良さそうに見えた1台もよく見ると何らか欠点が見つかったりするものなのです。
また、ペンEFとは別にこんな質問も受けました。「メーター不良って書かれているカメラは…?」と聞かれたので、「メーターの調子が悪かったり・壊れているカメラです。×印を付けないで、あえてそう書くのはマニュアル操作が可能なカメラの場合で、メーターを気にしなければ大丈夫でしょう!ってことです。オートのカメラでメーターがダメだと、普通に使えませんからね、その場合は×印にします」と。
そんなやり取りをしたり、そのお客さんが店内を一回りしている間に決断されたようで、ペンEFをお買い上げいただきました。ありがとうございます!
普段このブログにはほとんど値段を載せないのですが、今日はあえて、我楽多屋のモノの売り方の雰囲気を分かってもらう上でもアリかと思って値段を載せてみました。
また私 二代目は押し売りするのが好きじゃないし、我楽多屋のように現状売りをする店は押し売りには向いてないと思っているので、そこらへんの雰囲気も分かっていただければ幸いです。
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