我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年4月

2017年4月12日 (水)

真四角写真

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、京王線。

平日お昼時の各駅停車、それも先頭車はガラガラ。一番前よりの席に座って、何気に横を見ると運転士さんとは逆寄りの真四角窓から、進行方向が良く見えました。

最近は、フジフィルムが「ましかくプリント」なんてサービスを始めたり、そろそろチェキのスクエアフォーマット版も出てくるようだし、真四角写真がブームになるのかもしれませんね。

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2017年4月11日 (火)

ヤシカ・デー

昨日は2人のお客さんに、「この前、こちらで買って行ったカメラの写りに大満足してます!」的なことを言われました。

まず1台目は、「ヤシカ・リンクス1000」(下の画像内一番左の)。

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これに付いてる45mm/F1.8のレンズはズノー製なんだそうです。テスト撮影されたプリントも少し見せてもらいましたが、『現状大丈夫そう~』的な符丁で3,000円足らずで売ったカメラでこんな撮れんのかっ!ってくらい良き感じでした。

このお客さんは、こういう穴場的カメラを日頃から探しに来られている方なんです。

 

そして2台目は、同じくヤシカなんですが、「リンクス14E」をお買い上げいただいた方。

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「いや~ビックリしました!ドイツのカメラが売れなくなるのが分かるくらい楽しめるレンズでした。開放で撮るのは状況含めて難しい部分もありますけどねぇ」と。たしか、これのレンズは富岡製のはず。

 

我楽多屋で扱っているモノはジャンク寄りのモノが多いですし、お客さん自体もどちらかというと撮るよりもモノの方が好き~なお客さんの比率が高めと思うので、実際こういう反応をいただけることは少なめなんですよね。でも、こういう喜びのお言葉をいただけるのは嬉しいですよね!

 

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2017年4月10日 (月)

MADE IN JAPANのどこよ?

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面白い恰好したカメラです。「argus INSTANT LOAD 270」といいます。

絞り優先は選べますが、基本はオート露出で使う普及版のカメラと思われます。フィルムも装填簡単なインスタマチックですしね。

なのに、ボディは金属製でかなり重いです。さらに、昔のアメ車がド~ンとボンネットの先へ行くほど幅が広がってるんじゃないかと思うようなデザインしていたように、このカメラもそれに似て、というか、このカメラの場合は実際に広がってます。

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レンズの上方にある丸い小さな筒状になってる部分も独特ですよね。これ、露出計の受光部。

 

さて、私 二代目、このカメラを見たのは今回が初めてだと思います、今まで記憶にない。なので、まず最初に見た時に「この凄いデザインのカメラ、どこのだ?」と思いました。が、程なくアメリカのカメラメーカーである「argus」のネームを見つけて、先程のアメ車の話じゃないですが、「さすが、アメリカ!」と納得しました。

ところが、底面に記された「MADE IN JAPAN」の刻印に気付いて、「おいおい、日本のどこのメーカーだよ、これ造ったの?」って、二度目のビックリ。似たような日本製のカメラがちょっと思い当たりません...。どこなんでしょ?これをOEM生産していたの。

底面は前方側が弧を描くようにデザインされていて、ちょっと洒落ています。

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2017年4月 9日 (日)

爆発MD-2 !?

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昨日のお客さんカメラ、「ライカ MD-2」です。

ボディの貼り革(グッタペルカ)が剥がれたまんま、ラフな感じで使われているのがイイですね。気になったのでお声掛けしたら、「これ爆発したんですよ!夜中に目が覚めるくらいの、パンッ!て音を立てて」とのこと。

「爆発」と聞いて、電池が破裂でもするようなシーンをイメージしちゃいましたけど、電池を必要とするカメラじゃないですしね、MD-2は。言葉のあやみたいになりますが、「爆発」というより、「破裂」「破損」が近いのかなぁ。

要は、ボディに張り付いていたグッタペルカが乾燥で縮んだりすると、接着面との力の攻防のバランスが崩れて、割けて飛んだんでしょうね。音が出る~って話を聞いたこともあるような気がするけど、一度聞いてみたい!

このお客さん、「こんななんでライカと思われないから、海外とかでも盗まれる心配もないし、ちょうど右手の握りの部分だけL字型に残ってるから滑らなくていいんですよ!」と前向きに捉えられていました。気軽に使えるのも重要ですからね。

そういえば以前、こんなMD-2を話題にしたこともありましたね→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/03/post-0691.html

 

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2017年4月 8日 (土)

LEICA HISTORICAL STICKER

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こんなステッカーが出てきました。

ライカ通信スペシャルの特別付録だそうです。カメラごとに剥がせるステッカーになっています。でも、勿体なくて貼れません(笑)

15台のライカのうち、下の9台はデジタルなので、本誌自体がデジタルに寄った内容だったのかもしれませんが、スミマセン...本誌が無いので推測で話を進めます。

上の6台のフィルムライカの選択に、個人的に少~し違和感があるので、今日話題にしています。

もしかしたら、本誌の中で何らかの理由でこれらの機種が話題になっていたのかもしれませんが、フィルムライカの歴史で6台選ぶとしたら、この6台は偏ってない?的な違和感。

違和感の一番は、距離計内蔵タイプのバルナック型が無い点。だって、ライカのイメージって、この形じゃないですか?(下の画像はⅢb)

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あとは、異色のM5が無い点。フレックスやRの一眼レフが無いのは仕方ないのかな…。

てなわけで、もし私が6台セレクトするとしたら~「ウルライカ」と「Ⅰ」と「Ⅲf」と「M3」と「M5」と、「M6」か「M7」←M7が入るのは多分にスポンサー(現日本法人)を意識して...(笑)。

 

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2017年4月 7日 (金)

RICOH AUTO HALF SE

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こんな微妙な差に気付いて、揚げ足を取るわけじゃないけど、仕様変更なのか?作業のバラつきなのか?を考えて楽しんでしまえる小市民です。

リコーオートハーフのSE。ボディ上面に「RICOH AUTO HALF」「SE」と刻印されています。

が、ここにある2台のその刻印の位置が、微妙に違うんですよ。わずか数ミリレベルだけど、並べてみると違いが分かりますよね。だから何?なんですけども…。

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ちなみに、下の方が製造番号が古くて、上の方が新しいです。このくらいの刻印位置の違い、現代の製品では有り得ないでしょうが、当時の製品なら誤差のうちなのかもしれません。いや、作業ミスなのか?とか。ただ、こんなわずかな差を仕様変更でする理由もなさそうだし...とか。

ちなみにこの2台、背蓋については明らかに仕様変更されたようで質感が違います。古い方は光沢があるツルツルした質感で、新しい方は光沢無くザラついた質感です。

ところで、刻印ミスでは以前に、こんな大ミスな話題をしたことがありましたね。「世にも奇妙なニッコール(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/10/post-1ddc.html)」です。

 

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2017年4月 6日 (木)

瑞穂の。。。

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スプリング式の蛇腹カメラ「Mizuho-Six MODEL Ⅴ」がやって来ました。

「瑞穂」ってタイムリーじゃないですか…!?

少し前から大騒ぎになっている、「〇〇の國記念小學院」と同じじゃないですか!?

しかし、このカメラあんまり見た記憶が無いので調べてみたところ、昭和27~29年頃に製造されていた模様です。

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当時の広告では「ミヅホシックス」と表記されていました。製造元はミヅホカメラ工業㈱とありますが、この「Ⅴ」型の後の機種、「スーパー」型から社名欄は㈱ネオカになります。

ネオカといえば、昭和30年過ぎてから、35ミリ判のネオカ35などを出すメーカーです。ミヅホがネオカの前身だとは全く知りませんでした。

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2017年4月 5日 (水)

喫茶シビア

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、千住方面。

先々週、東北道羽生PAの鬼平江戸処へ行くときにクルマで通った国道4号線。走行中・停止中に車内から見えた建物などにいくつか気になるものがあったので、先週は国道4号線を歩いて確認してきました。

その一つが「喫茶シビア」。

別れ道の中間にある点、建物やテントなどの趣きがとても印象的な点などに痺れてしまったのです。でも、今回歩いて行ってみて気付いたのは、クルマからだと、もう少し引いた場所から眺められるのですが、歩道からだとイマイチ角度が悪くて、シブいシビアをシビれる角度から眺められないのでした...。

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2017年4月 4日 (火)

CT 70(Siebzig)

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今年5月のお誕生日に古希を迎えられる田中長徳先生のお祝いパーティーを、僭越ながら私二代目を発起人に、写真家加納満氏とご常連様代表加藤氏のご協力のもと企画しております。

2週ほど前に長徳先生のブログ(http://chotoku.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/ct701-c8ca.html)で軽~く公表されたのに、沈黙を続けてしまい申し訳ありませんでした。

ウズウズされてる方、スケジュール調整が必要な方もいらっしゃると思いますので、まず、日時と場所を正式にアナウンスしておきます。

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2017年6月10日(土) 午後5時~7時
ホテルウイングインターナショナルプレミアム東京四谷
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参加申込みについては、今月半ばに改めてお知らせしますので、今しばらくお待ちください。よろしくお願い申し上げます。

 

『CT 70(Siebzig)プロジェクト』より

 

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2017年4月 3日 (月)

あのペンEE-3改は~

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2週間前に紹介した、正体不明の改造品的な「ペンEE-3」をお買い上げいただいたお客さんが、謎をいくつか解決して報告に来てくださいました。

まず、外から見える部分なのに、私は気付けなかった大きな点がありました。ストロボA11を付けようとする側の本来アイレットがある部分、私はアイレットを外してその穴に別の突起物を付けただけと思っていたのですが、元ある穴を塞いで少しズレた位置に穴を開け直しているのだそうで、→これってもう個人で出来るレベルではないだろう案、その1。

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次に、ボディ側面に持って来られたストロボA11用の接点ですが、軍幹部のホットシューの近くから線を引っ張て来ていて、その線を這わすためにボディが削られているそうで、これってもう個人で出来るレベルではないだろう案、その2。ホットシューも生きているそうです。

最後に、本来ボディ前面レンズ脇にあるシンクロ接点はキレイに塞がれ、シンクロ接点真下の細いプレートは、本来のとは違う形状のキレイに成形されたプレートに付け替えられている(これもよく見れば外からも分かる)ので、これってもう個人で出来るレベルではないだろう案、その3。

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以上の3点からして、あくまでも推測ですが、個人で楽しむレベルでここまでの改造をされる人がいるだろうか???って結論です。

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