幸いなライカ見送り
私、二代目、アローカメラで働くようになって間もない今から20年弱くらい前に、ライカM6を私物として持っている時がありました。
しかし、腕が伴わないので使い切れない~という理由で案外と早々に手放しました。
それ以降は幸いなことに、買取りで入って来るたびに、いろんなライカに触れることが出来ることもあって、ライカを所有しようと思ったことはありませんでした。実に幸いなことでした。
ところが最近、ちょっとライカ熱、いや、ライカスクリューマウント熱が上昇気味。
そのキッカケは、なんと!ニコンのミラーレス機「J1」。
これにマウントアダプターでロシア製インダスターレンズ(ライカスクリューマウント)を付けたのが、その発端。
そのレンズを活かすフィルムボディが、やはり1台は手元に欲しい~という流れです。
この1ヶ月ほどの間に、ライカDⅡやキヤノン・レンジファインダー機などに目移りしたり、レンズも1本増えちゃったりして、、、ここ数日は上の画像のライカMD-2のきったない系に悩まされていました。
低速シャッターが不調、グッタペルカがほとんど剥がれてる。。。そんな状態に魅力を感じ。。。
ただ、基本的にカメラ屋がカメラをため込んじゃいけない~という理論の持ち主ですので、ひとり葛藤していたのでした。何か自分の手元に置かないキッカケが発生してくれないかな~と。
そこへ、なんと長徳先生がこのMD-2に関心を持ってくれたのです。
入荷後のチェックをしながら~どうしようか迷っている段階で、タイミングよく長徳先生がご来店。「こんなのあるんですけどねぇ~」なんて、お見せしたのがキッカケで、「今度の北京行きで、このMD-2を使ってみたいと思うんですけど」と言い出してくださったのです。
これは渡りに船?幸いにも、手元に置いておこうか~という雑念を払拭することが出来ました!
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