我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2017年1月 | メイン | 2017年3月 »

2017年2月

2017年2月 8日 (水)

ロマンスカー

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

*******************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、町田。保険組合の健康診断で町田まで行きました。

しかし、午後(15時半~)の検診というのは不思議なもので、注意事項に「6時間以内は食事をしないこと」とある。午前中の検診の場合ふつう、「前日は21時以降の食事は控えること」とかあるのに、ずいぶんと控える時間に差があるもの。朝食をシッカリ摂って、6時間後の血液検査でイマイチな数値が出るのも嫌なので、朝は早めに軽めに摂りました。

午前中に一つ用事があって、そのあと時間が余るので佃島あたりを徘徊してから町田へ向ったのですが、空腹を我慢する代償に往路はロマンスカーの展望席最前列をキープ。

16298421_1396404387068559_103206290

2017年2月 7日 (火)

大宰府からの小箱

20170207b

先日、小包が届きました。九州大宰府の〇〇さんからでした。

遠く九州から時々足を運んでくださったり、数回メールなどでやり取りをさせていただいています。

20170207a

包装紙を剥ぐと、

「使って下さい
 プレゼントです」と。


箱の中身は小容量のメモリーカード他でした。同封されていたお手紙もアップしてしまいます。

20170207_2

こういうお心遣い、本当に嬉しいです。中古カメラ屋冥利に尽きます。

ただねぇ、本来が商いでやってる身ですので、それがどんなに一般的な市場価値が無い・乏しいものでもタダで頂いてしまうのって、少し抵抗はあるんですよね。少しでも気心知れたお客さんなら、そこらへんの感覚は分かるので、今回のようにお言葉に甘えちゃうことも出来るんですけど。

でも、そんな杓子定規じゃない部分も、大きなお店やチェーン展開しているお店とは違う強みかもしれません。いや、強みにしていいのかとも思っています。

というわけで、どうしようもなく机の中でウロウロしている小容量のメモリーカードがあったら送ってくださいね!というお願いのブログ記事では決してありませんので、くれぐれも(笑)

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第209回目のテーマは「クラッシックな映画撮影用のフリクションヘッド」です。

こちらから、お楽しみください!

https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

*閲覧は2017年5月初旬までです。

 

また、長徳先生のFacebookで「我楽多屋にゅーす」の第1回目が2月5日にアップされております→https://www.facebook.com/chotoku.tanaka/videos/vb.100001146291902/1270289053019292/?type=3&theater

2017年2月 6日 (月)

谷中レトロカメラ店の謎日記

Dscf9818_1280x960

「谷中レトロカメラ店の謎日和」という小説があります。一昨年9月に出版されて、昨秋には続編「谷中レトロカメラ店の謎日和~フィルム、時を止める魔法」が出版されました。

私 二代目にこの本を読むキッカケを与えてくれたのは、常連さんでした。物々交換の品物をいくつか持ち込まれたときに、「これ知ってる?差し上げるのでよかったら読んでみてください」と、1巻目を譲ってくださったのです。

かなり専門的なクラシックカメラのネタが書かれているのに感心したり、専門店ゆえのお店とお客さんの絡みなどに共感したり。また、うちの店ではここしばらくアルバイトさんを雇っていませんが、働いてもらっている時はこんな店ゆえ、家族的な雰囲気で働いてもらいたいと思っていたなぁ~などと懐かしく思ったりしながら、あっという間に読み終えてしまいました。

この小説の作者の柊サナカさんが、毎月の定例会を荒木町の喫茶店で開催しているコシナ研究会のメンバーさんのご縁で、一昨日、我楽多屋にご来店くださいました。

甘えて本にサインをいただいてしまいました。宛名、片方は「荒木町レトロカメラ店」と。

16427224_1400391570003174_805350678

1巻目は、終わり方が意外にもシンミリとしてキュンとしましたが、気分を入れ替えて続編の2巻目、正直なところ、まだ読んでいる途中です。

レトロカメラ店の利用目的が転売だったり、あまり楽しそうに振る舞えない人は別として、うちの店をご利用くださっている大半の方には楽しく読んでもらえる、カメラ愛や人付き合いが暖かく感じられる小説だと思います。おすすめです。

谷中レトロカメラ店の謎日和」、「谷中レトロカメラ店の謎日和~フィルム、時を止める魔法」ともに、宝島社文庫・定価600円+税です。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2017年2月 5日 (日)

カメラ史上最高の凶器

有名なのはライカビット。通常のライカの底ブタをライカビットに交換することで、底面にあるトリガーレバーを引いてフィルムの巻上げを可能にする凶器、じゃなくて装備。

Dscf8038_1280x960

このキヤノンVTの場合は、底ブタを交換するのではなくて、このカメラ自体の底面に格納されたトリガーレバーで巻上げを可能にします。

ライカビットもそうだし、このキヤノンもそうなんだけど、どうしてトリガーレバーをこんなに鋭利な形状にするのでしょうかね?

Dscf8037_1280x960

このレバーが常時突出しているのも、それはそれで危険なんだけど、格納出来るあたりが隠し持っている的な印象で、余計に凶器感を増していると思ってしまうのは考え過ぎでしょうか。下の画像は格納した状態です。

Dscf8040_1280x960

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2017年2月 4日 (土)

巻き戻しクランク黎明期

Dscf8036_1280x960

Dscf8034_1280x960

タロン35Ⅲの巻き戻しクランク、そこに記された矢印や形状などがちょっと見慣れないタイプです。

カメラの操作で時々「教えてもらわないと分からない」系のものがありますが、この場合は矢印があるのでそれに従ってみると、以下動画のようになりました。


YouTube: タロン35Ⅲ 巻き戻しクランク

動画が見られない方のために補足をしておくと、小さい矢印の先にある小さなツメを矢印方向に引くと、ピョン!とクランクが飛び出して来て、そのクランクを90度倒すと以下のような形状になって、抓んでクルクルと巻く戻し軸を巻けるようになります。

Dscf8035_1280x960

フィルムの巻き戻しをモーターでやる時代になってからは、この部分を工夫する必要さえなくなりましたが、抓んで回すだけのノブ式から、クランク式に移行したばかりの時代には時々、このように凝ったクランクを持ったカメラがありました。このブログでも、アルコ35オートマットワルツのカメラで紹介したことがあります。

また、話はちょっとズレますけど、モーター巻き戻しが当たり前の時代になっても、ニコンのフラッグシップ機だけはエマージェンシー用に巻き戻しクランクも装備し続けているんですよね。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2017年2月 3日 (金)

この環って!?

16427591_1394164883959176_629445028

このアサヒペンタックスSLのストラップ吊り金具に付いてる「環」!?を見て、ギョッとしました。

「これ、カーテンのフックじゃないの?」って。

Photo

ふつうは三角環(三角リングとも呼ぶ)や丸環というのがカメラに付属していて、それを吊り金具に付けて、そこへストラップを通して使います。

このSLにも、反対側には純正の三角環が付いていました。厳密には、AOCOマークの外枠を模した六角形に近い環です。

長年カメラを扱っていると、本来の部品を失くしてしまって別のモノを代用しているパターンは時々見かけます。レンズキャップを失くして、全然違うモノをキャップ代わりにしていたり。特殊な形状の専用金具を失くして、別のカメラのモノを代用したり。

が、今回のカーテンフックをへこ曲げてか?切ってか?代用してしまう大胆さには、正直なところ~かなりインパクトがありました。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2017年2月 2日 (木)

勝ったら割引き

たまには、こんな緩めな話題で。

今月、店の定休日に京都へ日帰りで行く~という話を田中長徳先生にしたら、「一泊して木曜も休んだって、ここのお客さんは怒ったりしないよぉ」と。

店をやっていると、なかなかこっちの都合で店を休むってことには慎重になります。休んだ日に足を運んでいただいた人に申し訳ないとか、開けておけば売れたかもしれない・・・とか。

今回の京都行きにも当然その気持ちがあるのですが、夜行バスで帰ってくる~という楽しみも私自身にはあって、お泊まりする金があるなら、夜行バスを楽しんだうえに店を休まずに済むって考えです。

でも、ある常連さんと話をしていて、こんな企画はどうだろう?ってことになりました。

昔から、野球と政治と宗教の話はあまりしない方がいい~と言われていますが言っちゃいます。私は在阪球団のファンを長年やっています。でも、生まれつき東京の人間。かつて一度だけ甲子園球場で観戦したことありますが、格別なものでした。

で、二代目甲子園へナイターを見に行く企画(1人で勝手に行きます)を定休日に合わせて組みます。試合が少々長引けば夜行バスの出発時間に間に合わなくなる可能性が高いので、その日は泊まることにして翌日木曜日も休ませていただきます。

が、金曜日。二代目の贔屓球団が水曜の観戦日に勝ってたら、割引きセールとかしちゃうんです。それなら、お客さんにも得があるわけで、一日多く休んでも許してもらえるでしょ!って発案。

今年出来るかどうか、もしかしたら来年になるかもしれませんが、これ面白そうなので実行してみたいですね!!

えっ?もし水曜日に負けたら?そんな縁起でもないことは考えていません。

Nodayo

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2017年2月 1日 (水)

隠れ富士

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

*******************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、「隠れ富士」というか「邪魔なビル」。

冬は天候に恵まれると、東京でも富士山を度々望むことが出来ます。お台場海浜公園のこの場所、夕方にはシルエットで富士山が見えるのは知っていたのですが、先週の午前中、富士山が見えるなぁ~と思って海岸沿いを歩いていると、どの角度からも手前に三角頭のビルが富士山を邪魔するのです。

16265367_1394296923945972_175312777