カメラを専門に扱う店として
「引き取っていただければいいです」と言いながら、お客さんがカバンの中から取り出されたカメラが画像の2台。
「いやいや、そういうわけにも…」と状態をチェックしようとすると、「どちらも使える状態にないジャンク品ですから」と。
だからと言って、言われるままに頂戴してしまうのはカメラを専門に扱う店としてプロじゃないと思っています。何年か前にある中古カメラ店のSNSで見かけてビックリしたのは、お金は要らないからと言われて持ち込まれた品物を有難く頂戴した〜と書かれて、一緒にアップされていた画像に写っているカメラの合計額が低く見積もっても10万円以上ありそうだったこと…。
上の画像の2台、実際にサッと確認させていただくと、オリンパス ペンの方はシャッターがかなりネバっているのか、ほぼ開閉しません。
ニコンFEの方は電池を入れてみると、電子シャッターは生きているようで、マニュアルで速度を決めると大雑把な判断ですが、速度変わっているようだし、autoにしても明るさに反応して速度が変わっているようなんですが、ファインダー内の速度を示す針が動いてないので、じゃ実際にどの速度で切れたのか切れるのかが分からない状態…。
ということで結果、お気持ち査定しか出来ませんでしたが、引き取ってもらえればいい…と言われていたお客さんなので、ご理解くださいました。何の問題もありませんでした。
このお客さんと同じように最近、お金は要らないから〜そんな姿勢でカメラをお持込みくださる方が案外と多いです。
他の店では引き取ってくれないような品物を手放そうとしている人、手放した後にちゃんとカメラ愛のある人の所へ行って欲しいと考えている人などが我楽多屋を選んでくださっているようで、我楽多屋冥利に尽きるなぁ〜と思うことが多いです。
それは必ずしもジャンク品だけに限ったことではありません。個々に値が付けられるようなもの、かつてはアローカメラの買取り対象品であったようなものでも、私二代目が買取りの相談に乗らせていただきます。
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