巻き戻しクランク黎明期
タロン35Ⅲの巻き戻しクランク、そこに記された矢印や形状などがちょっと見慣れないタイプです。
カメラの操作で時々「教えてもらわないと分からない」系のものがありますが、この場合は矢印があるのでそれに従ってみると、以下動画のようになりました。
動画が見られない方のために補足をしておくと、小さい矢印の先にある小さなツメを矢印方向に引くと、ピョン!とクランクが飛び出して来て、そのクランクを90度倒すと以下のような形状になって、抓んでクルクルと巻く戻し軸を巻けるようになります。
フィルムの巻き戻しをモーターでやる時代になってからは、この部分を工夫する必要さえなくなりましたが、抓んで回すだけのノブ式から、クランク式に移行したばかりの時代には時々、このように凝ったクランクを持ったカメラがありました。このブログでも、アルコ35オートマットやワルツのカメラで紹介したことがあります。
また、話はちょっとズレますけど、モーター巻き戻しが当たり前の時代になっても、ニコンのフラッグシップ機だけはエマージェンシー用に巻き戻しクランクも装備し続けているんですよね。
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