我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年12月

2015年12月13日 (日)

注文の多い寺院

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今年は私も初めて「秋の京都」へ行くことが出来ましたが、「秋の京都」は観光地・シーズン的な要因からも、日本屈指の混雑エリアであることは間違いないでしょうね。

私が京都へ行った日はあいにくの雨でしたが、それなりの人出。天気が良かったら~と思うとゾッとしました。

さて、上の画像は同じく、今秋の京都へ行かれたお客さんが撮ったものです。表題で「注文の多い」なんて言い回しをしましたが、好意的な意味で使っています。

この立て看板の内容が、かなり詳細で面白いのです。

 

「院内環境保全のため、

三脚・一脚お持ちの人、撮影目的(撮影会など)の人は拝観お断り(門内立入禁止)

大型・中型カメラ使用禁止 庭荒し迷惑行為等無ければ小型カメラ(35mm一眼レフまで)使用可」

 

まず、三脚・一脚は使用禁止じゃなくて、持っていたら入れません。

そして、中型大型カメラは撮影禁止とのこと。この解釈はちょっと微妙ですね、、、例えば大型カメラが何を指すのか?多分、4×5や8×10でしょうね、、、まぁ、これらのカメラだと三脚無しに撮影するのは至難の業でしょうから仕方ないですね。

で、中型カメラは何を指すのでしょう?中判カメラとは違うのですかね?中判だと、二眼レフや小振り目な645もダメになります。。。

ただ、中型=中判と判断してもいいような記述が最後の部分です。小型カメラ(35mm一眼レフまで)は使用可とあります。

さて、こんな規制を設けられるのはなぜか???「院内の環境保全」のためと書かれています。それはそれはごもっともな理由です。

聞いて耳を疑うような撮影をする人もいらっしゃるようですからね。三脚や一脚の脚の先で穴を開ける傷つけるくらい…可愛いものみたいですよね。撮影のために邪魔なモノをどける~例えば枝を折るなど。。。

ただ、理由はそういう環境保全のためだけでしょうか??そうそう傷や壊すものがないビルの中の展望台などでも、禁止されている場所も多いですよね。

これって、撮影し出したら、まわりが見えなくなる人種の人がいるからですよね。どんなに混んでいようが動かない譲らない。自分ひとり納得出来るものが撮れれば、それでいい的な人。

この話が分からない人は、うちの店も立入禁止です(笑)。

2015年12月12日 (土)

カメラ買います

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最近、都内のカメラ屋さんや写真屋さんでこのポスターの貼ってあるお店を見たことがある方もいらっしゃるかと思います。

これは組合で作成されたものです。

地元に密着している町のカメラ屋さんや写真屋さんがカメラの買取りを行なうことで、専門店としてのサービスにもなるのでは~的な発想のもとにある動きです。そうすることで、中古市場の活性化にもなるでしょうし、古いカメラであれば文化遺産的なカメラが廃棄されずに済むかもしれません。悪くない動きです。

ただ~うちの場合、アローカメラは「カメラの買取り専門店」。買うことに特化しています。

さすがにこのポスターをそのまま使うことには抵抗がありまして、独自なポスターを作成しようと思っています。

買取名人が地元の人の目に付くような場所で掲示が可能な場所の見当をつけているようです。

ポスターが完成した折には、ここでもお披露目したいと思います。

そういえば、「カメラ買います」って、かつて光陽商事さんのテレビコマーシャルで俳優の北村和夫さんが言ってたセリフだなぁ。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2015年12月11日 (金)

卒業制作の合間に

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もう2~3年くらい前からご来店いただいている芸大の学生さん(金属系の立体物を造ったりする向きの)。

卒業を控えて卒業・修了作品展の準備で、この1ヶ月程は日々根を詰めていらっしゃる中、やっと時間を作ってご来店いただきました。

作品の構想中も、机のそばに置いたニコンFとバルナックライカのシャッターを切ることで、安らぎを得ていたそうです。在店中の30分くらいで、どれだけ気分を癒していただけたか。。。

そして、DMを頂戴しました。また、作成中の作品の画像もチラ見せしてくださいました。

卒業作品展まではきっと、正月も何も無いのでしょう。引き続き、合間でカメラに触れて癒されつつ、体調に気をつけて頑張って欲しいものです。

 

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がらくた市忘年会

恒例の「がらくた市忘年会」のお知らせです。

12月26日(土)、毎月恒例の我楽多屋「がらくた市」田中長徳先生トークショーの後に、「長徳先生を囲んでの『がらくた市忘年会』」を開催します!

  • 日時/12月26日(土) 16時過ぎ~18時
  • 会場/荒木町「おかえり」我楽多屋至近のお店です
  • 会費/2,500円(食べ物+飲み放題付き)


参加希望の方は以下の方法で、「参加表明」のご意思をお知らせいただきますようお願い申し上げます。

  →「arrow.noda@nifty.com」宛てに「お名前・ご連絡先」をお知らせください。

 

☆参加希望者多数の場合は先着順優先、および当日参加者で定員オーバーしそうな場合は事前に意思表明いただいた方を優先させていただきます。

2015年12月10日 (木)

ライカ純正ストラップの金具

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前から思っているのですが、ライカ純正ストラップの金具部分の独特な仕組み。これを他のブランドで見たことがありません。

ストラップとボディのアイレットを繋ぐ環。これはふつう金属製であるために、この環とボディの接触を気にする人も案外と多いのです。何故って?環でボディを傷つけてしまうから。

それを防ぐ方法としては、革などの当てをする方法(下の画像左側)や、環自体にプラスティックのカバーをする方法(下の画像右側)などあります。

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それに対して、ライカ純正ストラップに見られるこの方法は独特(一番上の画像参照)。不思議な形状した環を通したストラップを環もろとも覆ってしてしまう樹脂製のカバーが付いているのです。不思議な形状の環にこの樹脂製のカバーをグイッと被せてしまうのでシッカリと固定もされます。

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2015年12月 9日 (水)

新宿文京豊島

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、区境。

うちの店のご常連さんがこの近くにお住まいだったりして、いくつか断片的にいただいたりした情報をたよりに、江戸川橋駅で降りて目白駅まで、新宿区文京区豊島区の区境付近を歩いてきました。

神田川~黄色いスバル~永青文庫~モリゾー君の家~寫眞の家~富士見坂~千登世橋~学習院などなど、途中で見た「春画展」よりも多彩で楽しい区境歩きでした。

画像は二年前にも一度訪れた「富士見坂」

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2015年12月 8日 (火)

絞り羽根付き

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ミラーレスのデジタルカメラが登場してから、マウントアダプターを介して違うマウントのレンズを付ける楽しみが一気に波及しました。

主に古い時代のマニュアルフォーカスレンズで遊んでいる人が多いかと思いますが、比較的最近のレンズを使いたい向きの人もいらっしゃるからか、、、こんなマウントアダプターも出ているのですね。

絞り羽根が内蔵されているのです。

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そう、キヤノンEOS用EFレンズなどの鏡胴には絞りリングがありません。ボディから送られる信号を接点を介して受けて開閉するようになっているからで、外から手動で絞りを開閉させることが出来ない構造です。

だから、EOS以外のカメラに付けたところで、絞りは開放のまま。ならば、マウントアダプターに絞りを内蔵させて、そこで絞ったりしちゃいましょう~って仕組みなのです。

 

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2015年12月 7日 (月)

マクロトプコール5.8cm F3.5

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中古カメラ屋とはいえ、私 二代目はまだその歴史は20年少々。見たこと無いものも多々あります。見たけど忘れちゃっているものもあるでしょうし。

業界歴60年の買取名人の場合は3倍の歴史があるわけですから、目にした品物数や種類は圧倒的に多いわけで、今となっては「初めて見た!」って事例はかなり少ないと思います。ただ、年齢的に忘れちゃってる可能性は高いかもしれません(笑)。あっ、怒られるな。

先日、アローカメラの買取り依頼品の中にあった「マクロトプコール5.8cm F3.5」。

私は初めて見るレンズでしたが、その体裁からタダモノではないことは感じました。

手に取って観察すると、二つに分離出来ました。片方はレンズ部、片方はヘリコイドのみ。

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レンズ部だけをベローズに付けて使用する向きで作られていて、もう片方のヘリコイドと合わせることで直接ボディに付けても撮影出来るようになります。

下の画像は、セットした状態でヘリコイドを一番伸ばした時。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

194回目の今回のテーマは「不動の地位を誇るウィンザースーパーA」です。

こちらより、お楽しみください。

 

ちなみに本文中に登場する「ディズニーランドの中で売られているポータブルの扇風機」は、何故かカメラのような形をしていました。

*閲覧は2016年3月初旬まで。

2015年12月 6日 (日)

2030年まで大丈夫

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まだ15年は安心!ということです。

それは壊れずに動いていた場合の話ですけどね。口が裂けても、フィルムがそれまで残っていたら~なんて縁起の悪いことは言いません。

オリンパスμ-Ⅱの裏蓋にあるDATE機能部、日付を合わせていたら、年の桁は「30」まであることに気付きました。2030年まではちゃんと年月日を刻んでくれる~ということです。

それに対して、よくあるのは古い一眼レフ用のデータバックでのこと。

ダイアル式の設定部を見ただけで、既に合わせるべき年の数字がないこと。こんな感じです(現物あるかと思ったら無かったので、カタログでスミマセン...)。

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よく見ると、ダイアル部に記された数字は、「80」~「91」までしかありません。遥か24年前に年を刻むことが不可能になっています...。

ここら辺のカメラ、まだまだ現役で使えるカメラも現存しているのに~もちろんフィルムだってまだまだあるのに~ある意味で残念なパターンです。

 

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