我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年2月

2015年2月19日 (木)

カメラ提供意思表示カード、1年

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ブログのメインページのトップにはいつもチョロッと導入部分だけ出ているとは思いますが、久々に「カメラ提供意思表示カード」について。

昨年の1月からスタートさせた、このカード。早、1年が経過しました。意思を表示いただいた皆様、ご理解・ご共感いただきまして誠にありがとうございます。

臓器提供意思表示カードと同じように「万が一の時に備えて~」のことなので、我楽多屋の店内ではこちらからあまり積極的にご案内することは正直なところしていません。かえって、失礼にあたってしまいそうで。

ただ、アローカメラの買取りの方では、このカードの存在を知って共感いただいたうえで買取り依頼に来られる方も多く、そうでなくても、お話の流れで買取名人はカードをお勧めしたりしています。

先日、電話でカード発行のお問合せをいただきました。少々体調を崩されているのと、少し距離も離れている~ということなので、申込み書を郵送させていただくことにしました。

数日後、その方から「せっかく送っていただいたけども、少し時間を欲しい~」と、わざわざお電話をいただきました。

ご家族にカードのことを伝えると、「まだまだそんなことを考えないで欲しい!」と言われたそうなのです。あらら。。。

お電話口でとても恐縮されているのが分かりましたが、あくまでもこのカードは作っておこうという意志の人に発行させていただくもの、こちらから強制出来るものでは有り得ませんから、どうぞお気になさらずに!暖かくなったら、お店にご来店いただいてでもいいですし~とお伝えしました。

ただ、やはり...こんな風な解釈をされてしまう可能性もあるわけで難しいなぁ~と思った次第でもあります。特に今回は、ご本人様がまさに療養中で、そのご家族のお気持ちです。

だから、生前特典もあるんですよ!なんて言うと、「生前」なんて言葉がいけない。。。って言われてしまいそうです...。

すみません、捉え方によっては不謹慎な流れになってしまいましたが、変な意味合いは一切ありません。今一度、このカードの意味合いを案内させていただくと、我々業者とマニア皆さんで有限な過去のカメラ遺産を大切にしていきましょう!という部分が一番重要な部分ですので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2015年2月18日 (水)

海上バスのりば

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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さて、二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、海上バスのりばです。

こうやってカモメがたくさん休んでいると、ここがまるで桟橋だか...ホームみたいだか...に見えてしまいますが、これはお台場海浜公園にある海上バスのりばの屋根。

そういえば、、、四ツ谷駅麹町口の屋根もこんなカマボコ状になっていて、そこにはハトがよく休んでますね→http://www.photolibrary.jp/img78/19502_241702.html

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2015年2月17日 (火)

デニム・ストラップ

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時々見かける「PENTAX」タグが付いた、デニム生地のネックストラップ。

これ、どんなカメラに似合うんでしょうね!?

いろいろ想像してみましたが思いつきませんでした。当然、好みもありますから、一概には言えないのですけどねぇ。

上の画像のように、ライカには似合わないような気がするんですけど、どうでしょう??

かつて、黄金っぽい不思議な色をしたストラップが出た時も少し悩みました、どんなカメラに合うのだろうかと…。

あっ!このデニム、ペンタックス自慢のカラフルなデジタル一眼あたりには似合いそうですね。

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ちなみに、このデニムストラップは現行品でした→http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/accessory/index35_cameracase.html#02

 

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2015年2月16日 (月)

メモホルダー的な

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うちのブログでは、長年継続的にちょいちょい話題になる「メモホルダー」。

しかし、そのほとんどは35㎜カメラ用だったり、つい最近はデジタルカメラ用お遊びだったりです。

一度だけ(かな)中判カメラのメモホルダーについて触れたことがありました。特にフィルムバック交換式の中判カメラの時に、メモホルダーは効果を発揮するわけです。

ただ、同じ中判でも2眼レフのメモホルダーを話題にしたことは無かったと思います。そう思って考えてみるに、メモホルダーの付いた二眼レフが思いつかない。。。

でも今日、点検中の「Beautyflex」のピントフードを開けてビックリ!!こんなところに、メモしちゃってるのがありました。これは撮影前のブローニーフィルムに巻いてある封緘紙ですね、多分。

この位置、かなり効果ありかも!!ボディ背面に貼ると、いつも見えてて返って目立たなくなってしまう上に、貼り革の上はテープが貼り付きにくい。

その点、ここに貼ると「さぁ撮るぞ!」と、ピントフードを開けるたびに目の前に飛び出てくるわけです。金属部分だから、テープも良く貼り付く。

ただし、ピントフードの前面を倒して、フレームファインダーとして使うことは出来なくなりますが。。。

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2015年2月15日 (日)

タムロン

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こんなキャップがあったので調べてみたら、2001年に発売された「SP AF 24-135mm F/3.5-5.6 AD ASPHERICAL [IF] MACRO」の記念モデルに付いていたものと思われます。

タムロンが創業当時は泰成光学という名称であったことは知っていたけども、ついでに、タムロンさんのウェブページで会社概要などを見ていたら、タムロンの名前の由来が分かりました。

1950年に創業し、1958年に商標登録された「タムロンブランド」。

その名の由来は、社内で光学設計の第一人者であった田村右兵衛氏の苗字からとって「タムロン」としたと、創業者である新井健之氏の言葉として記されていました

社名に自分の名前をつけず、ブランド名に技術者の名前を付けるとは、慎ましやかな創業者だなぁ~と思った次第です。

 

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2015年2月14日 (土)

西からご出張で

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一昨日のこと、ご出張で遠方からお越しいただいたお客さんお二人。

お一人は、名古屋から初めてご来店いただいたお客さん。お仕事は映像系、そちらがデジタル一色の反動か、日頃はフィルムカメラを楽しんでいらっしゃるそうです。また、近くにこういう店があったらいいのに~と我楽多屋の雰囲気を気に入っていただけた模様。

今回の出張に同行したのは、オリンパスペン。実用にVCメーターが乗っていましたが、ネタ用!?にペトリメーターもご持参されていました。

いろいろお話を伺う中で印象的だったのはクルマも趣味にされていて、年一回のイベントで会うクルマ好きな人の中に、フィルムカメラで写真を撮っている人が居て、愛車と一緒のスナップを撮ってもらうと、翌年のイベントでプリントをもらう~というのです。

デジタルで撮って直ぐにメールで送る~ってのと違って、ずいぶんと味わいある交流ですよね。

もうお一人は、岡山から1年ぶりにご来店いただいたお客さん。ここ何年かそういうペースで来ていただいております。出発される際に、ご家族にうちの店で癒されていらっしゃい~と言われたとか。

出張に同行したのは、以前にうちの店で入手していただいたローライフレックス。ただ、滞在中のホテルで待機中ということで、オリンパスペンEE-2をお買上げいただきました。お遊び感覚で何か乗っけたい~というので、エレクトロ35のテレ&ワイコン用ファインダーも一緒にお求めいただきました。

偶然にもペンつながり~になりましたが、こうやってご遠方からご来店いただいて楽しんでいただけるのは嬉しい限り。カメラ屋冥利に尽きます。

上の画像はイメージ画像です。お話が弾んで、撮影するの忘れてしまったので、後から似たもの揃えて撮りました~。

 

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2015年2月13日 (金)

やさしい写し方教室

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呼びますねぇ!昨日のブログを見てのお持込みではありませんから、見えない「呼び」の力が働いております。

昨日のタナックⅣSの真面目に作られた読み物的使用説明書と違って、今日はフジペットの「やさしい写し方教室」。難しい言葉や漢字は使わずに、ちょっと難しめな漢字にはフリガナを多用しています。

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まずは、「フジペットの「ぶぶん」のなまえ」から始まり、次は「フィルムの買い方」から指南。以降は一般的な使い方を案内してくれます。

ただ、所々で面白い表現がされていますので、抜粋してみます。

太陽に向かってカメラを向けると太陽の光がレンズに入り込んでまばゆくてうまく写らないことになってしまいます

ファインダーも目をしっかり見開いてどれだけの範囲が写るかよくみてください。そこで見えただけが美しく写るのです。そうしないと、頭や足がちょん切れてしまって~

2mより近いきょりの撮影では、ピントが合いませんからむだですからやめましょう

↓ これはほとんど絵本です。。。

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最後に、「アルバムの作り方」も指南してくれます。

アルバムに整理するといっても、ただベタベタと貼りつけるだけでは、あまりにも能がなさすぎます。(それにしても整理していないよりはよいのですが)

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2015年2月12日 (木)

Tanack TYPE ⅣS

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TYPE ⅣSですから、1955年発売の製品です。

その使用説明書を、「これは読み物として面白いから!」と常連さんが提供してくださいました。

その面白さをお伝えしようとすると、前ページの画像をアップするとか、全文丸写ししないといけなくて大変なので割愛させていただきますが、一部を披露します。

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まず、冒頭ページの「カメラ取扱上の一般的注意」、これは全文抜粋してみます。

タナックⅣSは高級35㎜カメラの一つで、精巧な機構を備えて居りますので、必ず一定の順序方法に従つて取扱つて戴かねばなりません。若しその順序方法を間違えて取扱いますと、カメラの持つ機能を充分発揮出来ませんし、場合に寄つては故障或は破損の原因ともなります。初心の方は勿論、熟達された方でも本書を充分に御読みの上、正確な取扱方法に依り御愛用下さい。カメラの正しい使用は丁寧な取扱、愛護と伴い、必ずやカメラの寿命を永く保ち御希望の写真の出来る事を保証致します。

重い!これ読んだら、カメラに正対して背筋伸ばしてじゃないと撮影に臨めない気がします。でも、これを守れば、撮影結果さえも保証してくれる!?というから心強い!

 

で、各部の名称案内や、フィルム装填から撮影の手順などの案内をしてくれた後に、レンズについては、その性能を①球面収差とコマ、②非点収差、③像面彎曲、④歪曲、⑤色収差、⑥フレアー、⑦周辺光量の減少、と7つの項目に分けて語ってくれます。連動距離計の理論や、フオーカルプレーンシヤツターの理論も論じてくれます。

理系じゃないので(文系もろくに勉強していませんが...)理解できません(笑)。

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あともう一点、面白いというか、今の時代じゃ、なら書かないよな...と思う項目がありました。

それは、「距離計の調整方法」。冒頭を抜粋します。

交換レンズを使用せる場合、レンズ寸法の多少の誤差に依る距離計合致の誤差の修正、或は距離計自体の多少の狂いを生じた場合は次の要領で修正出来ますが、取扱いに馴れた方以外は余り御薦め致しませんから、カメラ店を通じてタナック製造元へ御送り下さい。

必要工具:1粍及3粍程度のドライバー、先のとんがつたピンセット及ヤットコ

これ、今の時代じゃ、絶対にユーザーにいじらせたりさせないですよね。面倒なこと起こりそうだから。

 

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2015年2月11日 (水)

朝もやのような

本日は建国記念の日、お休みの方も多いと思いますが、アローカメラ&我楽多屋も定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、東京テレポート駅前。

休みの午前中は、このミニベロでふらふらすることが多いです。

先週はかなり冷えていたのでふらふらするというよりは、ただ単にここまで行って帰って来た~的でした。その折り返し地点にあった、オブジェ。

寒い朝だというのに、一定間隔でミストを噴出させていました。冷たそうなのでミストに触れることはしませんでしたが、ちょっとだけ幻想的なものが撮れました。。。

このオブジェ、夜はライトアップもされるそうです。

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2015年2月10日 (火)

ローライフィルター

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ローライのフィルターについて、「そんなの当然よ!」とご存知の方も多いでしょうけど、きっと若い世代ほど知らない人が多いと思われること、話題にしておきます。

バヨネットⅠ、Ⅱ、Ⅲなどローライフレックス用のバヨネット式フィルターに「U-V」と刻印されているフィルターは、基本モノクロ用です。

パッと見た目には保護フィルター的UVのように見えなくもないですが、よーく見ると少し黄色味がかっています。

気付かずにカラーフィルムで撮影すると、当然ではありますが、少し黄ばんだ結果になります。

また、枠にも記されていますが、モノクロで使用する場合にも-0.5の露出補正が必要になります。

保護フィルター的に純正フィルターを探している場合は、「R1.5」と記されたスカイライトフィルターになるので、ご注意ください。

本日はいつもと違って、とっても身になる話題でした(笑)。

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