我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年2月

2013年2月28日 (木)

マルチタップロボ

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先日、フェイスブックで友人がシェアしていたので知ってしまった…この「マルチタップ」で作る「ロボット」。

数日間、気になって仕方なくて(笑)、自分でも作ってしまいました。シェアされた画像を参考に、2口と3口の2種類のマルチタップを必要数集めて合体。

良く考えられていて、ちゃんとロボットに見えますよね!我ながら~じゃないや、これを考えた人凄いなぁ~と感心。私は真似して組み上げただけですからね。

さて、これだけじゃ、「お前のお遊びに過ぎないだろう!?」って、ツッコミを入れられそうなので、無理矢理にカメラねたにしてみます。

このロボット、頭の後ろに唯一プラグが出ているのでそこから電源を供給すると、顔・腕・腹・足など28ヶ所の差し込み口が使用可能になります。

デジカメを多数持っていたり、複数のバッテリーを充電する時に、このマルチタップロボ君をどうでしょう???って、冗談です。そんなタコ足したら危険ですから、絶対に実行しないでください。

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まぁ、このくらいなら大丈夫でしょうか。

あっ、黒い方のマルチタップロボは偽貫禄出しても遊べそう、、、

2013年2月27日 (水)

蝿とりデー

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昭和13年発行の「ライカの使ひ方」という書籍を見ていたら、とある解説写真の中に「蝿とりデー」と書かれた看板のようなものが写っているのを発見!

何だこれは?

調べてみると、昭和2年7月20日に東京で「はえ打殺デー」なるものが実施され、4599万6468匹のハエが捕獲されているのです。

ハエが疫病を媒介することへの対応策だったようで、捕獲したハエの数を競わせて、商品や賞金も出たそうです。それがその後も戦前まで「蝿とりデー」として実施されていたとのこと。

付随した興味深い話にこんなのがありました。当時、捕獲されたハエを盗むハエ泥棒も現れたとか…。

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さて、無理矢理~と思われるかもしれませんが、「写真とりデー」なんてのを思い付いてしまいました。銀塩写真の環境維持・促進のために、皆で積極的にフィルムで写真を撮る日を決めてはどうでしょう?

あと、アローカメラでは既に毎日が「カメラ買取りデー」であります。よろしくお願いします。

 

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2013年2月26日 (火)

五感を研ぎ澄まさなくても

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私 二代目はこの3年程、自転車通勤をしています。1日に往復で20キロ余り走るので自転車の変調、例えば、異音やペダリングの感触、ブレーキの効き具合などには敏感に反応出来るようになりました。

でも、雨降りの時はムリをせずに公共交通を利用しています。その場合、無人の自動制御運転をする新交通システムに乗るのだけど、あれって、基本的にプログラムされた通りの走り方(加減速)をするので、それが無意識のうちに身体に記憶されるみたい。

稀に有人運転をしていると、加減速や停車の仕方の違いに気付けるようになるんですよね。

変な例えで始めてしまいましたが、人間の感覚って、特別に五感を研ぎ澄ましていなくても、慣れることで普段と違う感覚には敏感に反応出来るようになるみたいです。

愛用しているカメラ(カメラに限らず機械もの全般)の変調なんかも、ちゃんと気付けたりするものですよね。そして、それに気付ける自分に満足するというか嬉しい感覚ってありませんか!?

巻上げがゴロつくようになったとか、ちょっと引っ掛かるとか、シャッター音が変わった~とか、その変調を察して早めのメンテナンスをするのは良いことだし。その変調を感じたうえで負担を掛けないように騙し騙し(いたわりながら)使うってのも、愛情が湧くもの。

これについて言うと、デジタルカメラとフィルムカメラには大きな差があるように思います。電気、電子部分が増えれば増える程、何の前兆もなく突然壊れてしまったりしますからね。

2013年2月25日 (月)

電池2個盛り

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カメラの中には、電池を2種類必要とするカメラもチラホラ存在します。

プラスティック製コンパクトカメラの初期に、カメラ作動用と内蔵ストロボ用の電池が分かれているのがあったし、広く捉えれば日付写し込み用の電池が別のモノは沢山あります。

このライカフレックスSL2の場合は、ちょっと異色系かなぁ~と思って取り上げてみました。

内蔵露出計用と、イルミネータ用の電池がわざわざ分かれていますが、カメラ自体は機械式シャッターなので電池が無くても動くわけです。

2種類の電池を受け入れる体制を整えていながら、電池が無くても写真は撮れちゃう~ってのが、電池がないことには絶対に動作しないデジカメあたりと比較すると、見方によってはなんか滑稽にも思えてくる。

念のため説明をしておきますと、画像をご覧ください。ボディ前面レンズマウントの横にあるのがイルミネータ用の電池室。底面にあるのが露出計用の電池室です。

電池蓋のデザインがわざわざ違うのも不思議。。。

 

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2013年2月24日 (日)

動作環境

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東京に住んでいるので(という理由で正しいと思うのですが…)、自分のカメラの動作環境というものを気にしたことがありませんでした。更に付け加えれば、雪国へ行くことも南国へ行くことも、まず有り得ないので。

さて、訳あって1年半くらい前に私の手元にやって来たまま放置していた、このデジカメ。「フジ FINEPIX XP10」の元箱に、「-10℃耐寒」というアイコンが表示されているのに気付き、「-10℃」で威張れるんだぁ~と単純に思いました。

取説を見たら、動作環境は-10℃~40℃とのこと。

ちなみに、店でメモ用に使ってるフジ FINEPIX Z1000の取説を見たら(入手して数ヶ月めで初めて取説を開いてみた)、動作環境0℃~40℃とある。ほぼいつも、リュックに入れて持ち歩いてるフジ FINEPIX X10も同じ数値。

「0℃」と言ったら、日々の自転車通勤時に夜なら都内でも、1℃や2℃はたびたびある気温。私でさえ、0℃くらいは何の問題なく動作してるのに~。

ちなみに、フィルムカメラの取説を一部チェックしたら、ニコンF90には使用温度範囲として、-10℃~40℃という記述があったものの、NewFM2やF5には、そういうデータは載って無くて、低温時にバッテリーの性能が低下します~という記述があるだけ。例として、NewFM2には-20℃の時に性能が何割落ちる~(F5は-10℃)と載っているだけでした。

ということは、このXP10、動作環境はフィルムカメラ並みに大丈夫だと誇示している感じですね(笑)。

まぁ、それだけじゃなくて、水・埃・ショックにも強いというので、自転車通勤時に上着のポケットに入れておくのにいいのかなぁ~と思ってます。

そして、Z1000と同じように、X10付属のバッテリー充電器を共用出来るというのが、実は高ポイント。これが無かったら、充電の面倒さを考えて使おうと思わないかも。。。

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昨日のがらくた市

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photo by 突撃さん

昨日のがらくた市は、さすがに松屋銀座の「世界の中古カメラ市」に少しお客さんを奪われてしまったかなぁ…、いや、注目品に乏しかったのかなぁ…という、ちょっとシットリ系だった感もありましたが、田中長徳先生のトークショーは、いつも以上に盛り上がったんじゃないかと思います。

ノロ~インフル明けの長徳先生のお身体が心配でしたが、「伝染っても免責事項ということで~」というトークで始まり、ライカM3とM8のお話、沢木耕太郎先生のお話などなど、かなり笑いの絶えない1時間半でした。

3月4月の「がらくた市」もトークショー開催の予定です。

2013年2月23日 (土)

この模様は!

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以前から何か引っ掛かるものを感じていた、ニコンのこのストラップ。

このたび見事に問題が解決しました。

ストラップだけ見てもらっても、ちょっと変わったデザインであるのは、多分ほとんどの人が感じると思います。

そして、私の場合はその「何か引っ掛かる」が、「何かに似ているよなぁ~」だったことに、ようやく気付くことが出来ました。

何に似ていたのかというと、上の画像がそれです。

ウルトラセブンのタイトルバックの模様に良く似ていたのです。このタイトルバックを知らなかった人でも、画像を見てもらえれば、納得してもらえますよね!!

2013年2月22日 (金)

ローライ35の勝ちな部分

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またまたこの2台がネタですみません。先週からこれで3回目ですかね。。。

ネタで取り上げたので「呼んで」しまったのか、ローライ35Sが入って来たため、こうやって実機を並べる機会を得ました。

さて、こうやって比較して見るに、我がペトリカラー35もローライ35Sに負けず劣らず良く出来ています。

どちらも、フルマニュアルカメラとしての機能を保ちつつ、サイズのコンパクト化を極めたのが共通部分。

興味深いのが、コンパクト化の結果なのか、それとも故意なのか、操作系の位置が集中しているのも共通しています。

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ローライ35の場合、ボディ前面にシャッタースピードダイアルと絞りダイアルをレンズと並べて置くことで、フォーカスを含めた操作系3種を一列に並べています。

ペトリカラー35の場合、ボディ上方右半分に絞りダイアル、シャッタースピードダイアル、シャッターボタン、巻上げレバー、ピントダイアルの操作系5種を集中させています。カメラを保持したままの状態で、右手だけでの操作も可能。

ただ、ローライ35の場合、巻上げが左手側にある珍しいパターンだったりするので、操作性でどちらが良いのか~は、人によって捉え方も違うでしょうし、実際のところ甲乙は付け難いです。

しかし、ローライ35が確実に勝っている点があって、シャッタースピードが1/500まであること。ペトリは1/250までです(のちに1/300までのモデルも出ますが)。

それと、一番の勝ち部分は長年このスタイルで造り続けられたというとこ。1967年の登場から1981年まで継続生産され、その後も、1990年と2010年と復刻されています。ペトリカラー35の晩年は正確には分かりませんが、1968年に登場して1970年代半ばまで。

この歴史の差は大きいです。

 

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23日(土)はがらくた市

明日23日土曜日は第4土曜日ですから、我楽多屋の「がらくた市」です!

銀座の松屋では「世界の中古カメラ市」が開催されている真っ最中、こちら四谷三丁目の我楽多屋では~、「世界の中古がらくた市」とでもサブタイトル付けちゃいましょうか・・・(笑)。でも、改めて我楽多屋を見回すと、銀座に比べて国産モノの比率がかなり上がりますけどね。。。

今回は田中長徳先生のトークショー有りの定番スケジュールで行なう予定です。

タイムスケジュールは以下のよう。

  • 午前10時開店
  • 午後2時より全品1割引!
  • 午後2時半より田中長徳先生のトークショー(我楽多屋店内にて立ち話し立ち聞きの1時間半)
  • 午後7時閉店
  • (トークショー開催中は店内でのお買い物がしづらくなりますのでご了承ください)

ご来店お待ちしております!!

ちなみに、空模様の心配は要らないようです。

2013年2月21日 (木)

HASSELBLADのノッチ

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かなり恥ずかしい告白になります。ハッセルブラッドを使って写真を撮ったことがない証拠のようなものです。。。

ハッセルブラッドのカメラで撮影したフィルムの画面左端には、「V」字型の切り欠きが2つ写し込まれるようになっています。

普通にプリントした時に現れると面倒なことになるので、ノートリミングでないと、プリントでは知り得ることは出来ません。

今までハッセルブラッドで撮影されたフィルムを見る機会は何度もあったし、それ以外のカメラのフィルムも当然たくさん。でも、今まで気付いてなかったです。。。この事実。

なんで、急に気付いたのかというと、、、

ノベルティ品か何かでしょうか?ハッセルブラッドのカメラとロゴと四角いフレーム(6×6をイメージした)がデザインされた、プレートが出て来ました。その中の四角いフレームの左端に、「V」字型の切り欠きもデザインされていたのです。

で、何だこれは?と調べた結果、ハッセルブラッド特有のノッチという切り欠きであることを知ったというわけ。

仕掛けはフィルムマガジンに僅かに刻まれた溝。「V」字型であるのは、正式社名であり創始者のVictor Hasselbladの「V」らしい。