我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2012年10月 | メイン | 2012年12月 »

2012年11月

2012年11月23日 (金)

ギリギリセーフの写真展情報

上のタイトル見て、変な想像しちゃった人もいらっしゃるんじゃないでしょうか・・・?

そうじゃなくて、開催日程がここ数日限りの写真展情報をふたつお伝えしたいだけですよ。

まずは、先月末から開催されていて、いよいよ会期が明日24日土曜までの写真展。

うちの店のお客さんでもある写真家 宮角孝雄氏の「命」(東日本大震災)。私も最後のギリギリで24日20時ごろに観に行こうと予定しています。

N338

  • 「命」(東日本大震災)宮角孝雄写真展
  • 2012年10月29日(月)~11月24日(土)
  • [nagune] ナグネ http://nagune.jp/index.html
  • 新宿花園ゴールデン街/新宿区歌舞伎町1-1-5
  • 電話03-3209-8852
  • OPEN19:00~深夜(日曜休・祝日営業)
  • ショットチャージ400円/ボトルチャージ1500円/ドリンク600円~

 

                                              ★

 

もうひとつは、今日から3日間。学祭イベントとして行なわれる写真展。

部員さんが日頃からうちの店をご利用いただいてる千葉工業大学文化会写真部さん。

N339

  • 千葉工業大学文化会写真部 津田沼祭 「機械」
  • 2012年11月23日(金)10:00~18:30
  • 2012年11月24日(土)9:00~18:30
  • 2012年11月25日(日)9:00~17:00
  • 千葉工業大学津田沼キャンパス6号館642教室
  • 千葉県習志野市津田沼2-17-1

 

2012年11月22日 (木)

高倍率な塔

N327
私は普段使い用コンデジの選択条件に、「レンズが出て来ないこと」を重要条件に考えていますが、、、それは可動部分が多いと故障の原因になるような気がしたり、レンズが出た状態でどこかにぶつけたら壊しやすそう~なんて理由でです。

先日、フィルムコンパクトの動作チェックをしていたら、高倍率ズーム搭載機のレンズが面白いようにニョキニョキ伸びる様に笑ってしまって、ご覧のように4台も伸ばしてしまいました。

こうやって、高倍率ズーム搭載のカメラをレンズを繰り出した状態で並べてみることも、そうそうあるもんじゃないかと思います。

その様は、工場の煙突というよりは、寺院系の塔みたい。

現在のコンデジに比べると、カメラ自体が大きいからかもしれませんが、コンデジで感じる様な繰り出した時のヤワな感じはあまりありません。

ここに並べた4台はすべてペンタックスのエスピオですが、このまま置いておくとオートOFF機能が働いて、勝手にレンズは縮んでしまいます。でも、電池を抜いてしまえば繰り出した状態を保ちますので、オブジェとしても使用可能です。

ヨコタカメラさん、四たび現る

今月のがらくた市(24日)には、これで4回目になります「ヨコタカメラ」さんの出張修理相談・受付窓口を設けます。

  • 時間/午後4時から
  • 場所/アローカメラ買取りコーナー

相談は無料ですから、是非ともこの機会にカメラ・レンズの修理に関する相談などご利用ください。もちろん、修理の受付も可能です。

相談・修理どちらにしましても、現物をお持ちいただく方がよろしいかと思います。

【ヨコタカメラ】 フィルムカメラ修理専門店として、機械式フィルムカメラ・マニュアルカメラ・金属式フィルムカメラをメインに扱われています。東京カメラサービスさんから独立された修理屋さんです。http://yokota-camera.com/

Untitled

第86回 得?or 特?

N331
3ヶ月ぶりの得特企画です。

今やAKBに押され気味のようですが、モーニング娘。もまだ現役。しかし、私くらいの歳になると、現役メンバーは一人も知らない~くらいな感じ。

でも、今回の得特品に登場するメンバーはかなり初期のメンバーなので、ほとんど全員分かりましたです。

まぁ、そんなのはどうでも良いことでして、ファンやコレクターなら持っておいても良いんじゃないでしょうか?

ポラロイド ヒッパレー「モーニング娘。」元箱付きを、500円です。

いつものように1点限り!我楽多屋ご来店早い者勝ちです!

2012年11月21日 (水)

黄ばみ ≒ 金色

Z107
ニッコールの55㎜F1.2。この堂々たる大玉は、お見事なくらい。

先日、入って来たこの個体はご覧のように、刻印された文字が黄ばんでいました(すみません、画像では分かりづらいかも)。

これでも、キレイにしたんですよぉ。最初はもっと黄ばんでいたので、頑張ってはみたのだけど白文字に戻すのは大変そうなので、適当なところでやめてしまいました。

その後、あるお客さんが「おっ、何!?」という感じで、このレンズに注目されたのに気付きました。

どうやら、黄ばんだ文字が金文字に見えたのだそう。

「これが普通のレンズだったら、単に汚れ系の黄ばみだと思うんだろうけど、F1.2だったので、ある意味、変な見方をして、金文字があったんだ?くらいに考えてしまった」というのです。

ほほぅ、分からなくもない。元がいいモノの場合、美化して見てしまう・・・ってことですね。

ところで、一緒にお見せできる比較画像がないんですが、この「NIKKOR-S Auto 50mm/F1.2」の後に出るマイナーチェンジ版「New NIKKOR 50mm/F1.2」には、ピントリング部にラバーが巻かれるようになります。

オールドファンには、金属のままギザギザ加工(ローレット)されているこちらの方がデザインよし!としている人が多いようです。あっ、すみません、それもこのドアップ画像じゃ見えないですね。。。

2012年11月20日 (火)

イロモノ系

Z105
数日前にやってきた岡谷光学の「Lord 5-D」(昭和32年登場)。

撮影途中で撮影済みフィルムだけを先にカットし取り出して現像する目的で、フィルム室内にカッターが付いてたりします。このカッターについてご存知ない方は、ぜひこちらをご覧ください→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2008/10/post-b65d.html

また、当時、準広角40mmレンズでF2の明るさを誇るコンパクト機は他になかったり~と、こだわりのカメラなのです。

田中長徳先生に教えてもらったところによると、工場出荷時のレンズチャート撮影フィルムをカメラに添えて販売していたそうで、これはニコンもキヤノンもしなかったこと。アルパとズーマーがあるのみらしいです。

でもでも、私が引っ掛かったのは青いファインダー。クールな感じで良いですね!

そして、ファインダーに色が付いてるつながりで、ペトリをついつい引っ張り出して来てしまいました。ペトリのカメラには緑のファインダーが多いんです(一部には青いのもあります)。

ところで、青も緑も、何故色付きなのかの理由がよく分かりません。青には「視認性が良い~」とか、緑には「目に優しい~」とか、そんな記述を見掛けはしましたが、イマイチ微妙な理由。単に奇をてらったかのようにしか思えない(笑)。

そして、面白いのはファインダーを覗いてみて青いのがいいとか、緑がいいとかいう点よりも、カメラを傍から見ていて青がカッコいいとか、緑が渋いとかいうことの方がポイントである気がしてならないのです。

2012年11月19日 (月)

キヤノンFLとFDのリアキャップ!!

N320

N321

レンズのリアキャップというもの、ふつうはキャップ自体を、レンズのマウント部に当ててネジ込んだり、位置合わせをした後に回して装着するものですが、稀にそうでないものがあります。

キヤノンのFLとFDマウントについては、位置合わせをした後にキャップじゃなくて、レンズ後部にあるリングを回して装着します。

いわゆる「スピゴットマウント」ってやつです。スピゴットマウントの中でも、レンズ側のリングでボディとレンズを固定するタイプ。

そういうのもあるってことを覚えておいてください。よろしくお願いします。

……こんな書き方をしたのは、 

これを知らずに、キャップを回して無理に外そうとしたり、何だかして開けたのはいいけど戻せなくなって無理に斜めに押し込んじゃう人が、時々いらっしゃるから。。。(今まで何度も抑えてきましたが、ちょっと怒ってるんです今日は)

やはり、何事も無理をすると良からぬことが起こるわけで、無理にハメたキャップが取れなくなったり、無理に回せば壊れちゃったりしますからね~。

使い方知らなかったら、そんなに触らなければいいのに!(あぁ、言ってしまった・・・)と思ってしまうのですよ。

ちなみに、キヤノンのNFDレンズは同じマウント形状してますが、キャップを回して脱着出来ますのでご安心ください。

N323
*FD、NFDレンズ共に本体には「FD」としか刻印されてませんが、右のレンズ後端部が銀色のリング状になっているのがFDで、左のように全部黒いのがNFDです。

2012年11月18日 (日)

赤丸が来たっ

N322
世の中、自分と同じようなことを考えている人がいるものだ。。。

先日、「ライカフレックスのまつ毛」の時に、その横にある電池蓋にライカの赤丸マークを付けちゃえば~!なんて勝手なことを書き込んだら、その実行例を持って来てくれた方がいらっしゃいました。

お話を伺うと、もう10年くらい前から、このお遊びを実行されているそうです。しかし、その間、カメラクラブなどの集まりに何度も持ち出しているのに、一度として突っ込みを入れられたことが無いらしい。。。

それくらい自然なんですよ、この赤丸が。

かつてレモンさんで売っていたシールを貼っただけだというのですが、赤丸が電池蓋より一回り小さくて程良いサイズというのが、まず自然。

それと、私も感じたように、ここには電池蓋がむき出しであるよりもマークがあった方が自然なんですよね、やはり!

実はこの方、うちの店に10年以上足を運んでいただいている常連さん。こんな近くに同じことを考えてる人がいらしたとは~と、なんとも不思議体験。

2012年11月17日 (土)

文字入りフィルター 戦前編

N312
ガラス面に文字が記されているフィルター自体は、過去にも紹介したことがあります。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/07/post-05b3.html

その過去に紹介したYASHICAやASAHIのようなタイプのフィルターは、技術的にどんな風な加工をして文字を記しているのか分かりませんが、勝手な推測すると、コーティングを微妙に変えているのかなぁ~?なんて感じです。

ところが今回、常連Hさんから教えてもらってビックリしたのは、「ライカのフィルターにも文字を記したものがある!」という事実。

その記し方が大胆、直接ガラス面にキズ付けて刻んでいる風なんです。そして、言われてもなかなか分からないくらいに小さな文字で。

ライカポケットブックによると、「戦前のライツフィルターでは、ライツの純正であることを示すためにガラス面の一部にELの文字が刻印されている」とあります。*「EL」とは、Ernst Leitz Wetzlarの「E」と「L」ですね。

それが、知らないうちに我楽多屋にあったので、二度ビックリ!これはエルマーなんかに被せて使う36㎜径のもの。

6a0120a63eae74970b017ee5316bb6970d

6a0120a63eae74970b017c338e007b970b

ご覧のように「E」と「L」の2文字がくっ付いた感じで刻まれています。実に小さいです。スケール付ルーペで覗いてみたら、1㎜×2㎜くらいでした。

こんなに小さかったら、描写に影響するはずはまず有り得ないのでご安心を。

2012年11月16日 (金)

このマーク、何でしょう?

N318
デジタル世代の人では、もしかしたらほとんどの人が知らないんじゃないだろうか?と思うこのマーク。何か知ってますか?これ?

N314

フィルムカメラには、かなりの割合(6~7割くらい?)でカメラボディに付いてます、このマーク。(プラスティック製コンパクトカメラにはまずないが)

このマークが何の為にあるのか、一番のヒントは「フィルムカメラ」ってこと。それから、このマークが「ボディの後方」にあること。また、このマークを分解すると「○」と「-」になりますが、「-」がヒントのひとつかも。。。

    ↓

    ↓

    ↓

さてと~、答えは~、「フィルム面」を示しているのです。複写や接写などをする際に、実際の撮影距離を測るために付いているのです。

ここまでなら、単なる知ったかネタになってしまうので話題にしなかったかもしれませんが、次があるんです。

かなりな割合で付いている~と書きましたが、傾向としては普及版のカメラには付いてない率が高いです。でも、ペンタックス場合、普及版に限らず、実用機・高級機でも、このマークが付いているボディがほとんど見当たらないのです。何で?

それと、ニコンの場合、レンジファインダーのSシリーズでは赤い点でフィルム面を示していたのに、FとF2では赤い点もあのマークも無し。でも、なんと!製造番号の上っ面がフィルム面を表していることが分かりました。う~ん、奥深い!というあたりで、本日はおしまい。(ペンタックスの謎は解明されてませんけど。。。)

追記:オリンパスのOMにも、このマークは付いてない。また、「-」マークだけでフィルム面を示しているカメラもありました。