黄ばみ ≒ 金色
ニッコールの55㎜F1.2。この堂々たる大玉は、お見事なくらい。
先日、入って来たこの個体はご覧のように、刻印された文字が黄ばんでいました(すみません、画像では分かりづらいかも)。
これでも、キレイにしたんですよぉ。最初はもっと黄ばんでいたので、頑張ってはみたのだけど白文字に戻すのは大変そうなので、適当なところでやめてしまいました。
その後、あるお客さんが「おっ、何!?」という感じで、このレンズに注目されたのに気付きました。
どうやら、黄ばんだ文字が金文字に見えたのだそう。
「これが普通のレンズだったら、単に汚れ系の黄ばみだと思うんだろうけど、F1.2だったので、ある意味、変な見方をして、金文字があったんだ?くらいに考えてしまった」というのです。
ほほぅ、分からなくもない。元がいいモノの場合、美化して見てしまう・・・ってことですね。
ところで、一緒にお見せできる比較画像がないんですが、この「NIKKOR-S Auto 50mm/F1.2」の後に出るマイナーチェンジ版「New NIKKOR 50mm/F1.2」には、ピントリング部にラバーが巻かれるようになります。
オールドファンには、金属のままギザギザ加工(ローレット)されているこちらの方がデザインよし!としている人が多いようです。あっ、すみません、それもこのドアップ画像じゃ見えないですね。。。