我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年8月

2011年8月22日 (月)

LXの高速シャッター

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タイトルからすると、今日はLX搭載のハイブリッドシャッターに関するメカニカルな内容か~?なんて想像されそうですが、見た目の話です。

ペンタックスLXのシャッタースピードダイアルに表示されるシャッタースピードは、「B・4s・2s・1・2・4・8・15・30・60・X・125・25●・5●●・1●●●●・2●●●●」となっています。

何故だか、1/250秒以上は「0(ゼロ)」が「●」という表記になります。

まぁ、どうでも良いことではあるんだけど、気にし出すと気になります。で、その理由を推測したくなるのです。

一番最初に思い付いたのは、「手抜き」。大のペンタックス、それも最高級機のLXでそんなことする訳ありませんね。

次に思い付いたのは、文字数が増えた分、スペースの都合上で級数(文字の大きさ)を下げたくなかったから?いや、そんなにキツキツな場所でもないし。。。

もう一点、気付いたのは、普通、シャッタースピードの表記は刻印(って言うんですよね?)されているので、彫ってあってそこに塗料が落されてるんですが、LXの場合、文字が浮き出てるんです(専門用語で何て言うんでしょう?浮き彫り?)。他のカメラでこのタイプの表記は少なくて、ライカのR型の後期モデルはこの方法。

このような浮き彫り?タイプだと、暗闇でも指先の感触でシャッタースピードを認識出来る~なんて解釈もあるようですが、「0」が「●」であることも含めて、ホントのところは分かりません。。。

2011年8月21日 (日)

プラクチカストラップの真相

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先だって話題にしたプラクチカのストラップ。8月号の日本カメラ、田中長徳先生の連載にその画像が載っているけど、キャプションが変??だったことまでお伝えしました。

昨日20日発売の9月号日本カメラを確認したところ、訂正の文面がありました。本来は何て書かれていたんだろう?と関心を持っていた通り、我楽多屋の文字が載ってました。

~荒木町の我楽多屋さんで、プラクチカの幅広ストラップを買った。本来ならツァイスイコンのロゴが欲しいのだけど、プラクチカの前身がツァイスイコンだからまず正統派というべきか。」と。

何だかホッとした感じ~。

ついでに、日本カメラ9月号の案内をしておくと、アサヒカメラが毎年何月号だかで、必ずやってる「ヌード」特集がありました。また、カメラ短評 80機種の○ と × も面白く読めました(現行機種ばかりですが)。

2011年8月20日 (土)

第3回新宿クラシックカメラ博

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今年で第3回目を迎える「新宿クラシックカメラ博」(即売)が、今度の火曜日から新宿高島屋で開催されます。

サブタイトルには、「歴史的逸品やレアモデル、デジタルカメラまで一堂に。」とあります。また、ウェブ上では緊急告知として、ニコンFのNo.6400088が展示販売されることが書かれていました。そして、DMにはそうそうたるカメラが並んでいるから、皆さんの期待も高まっているのではないでしょうか!?

また、DMにある「1/1000秒で惚れた。」というキャッチコピー、分かったような分からないような…カッコいいような…(笑)。

渋谷・銀座・有楽町で行なわれる中古カメラ市のI.C.S.輸入カメラ協会とは違うグループである、写真機商振興会が行なう企画ということで、それぞれに違いがあって面白い~という人も多いです。

どちらにしても、うちの店は関係ないのだけど、同業として、こういうイベントは大いに盛り上げないと~という気持ちです。ちょうど期間中に、我楽多屋の「がらくた市」も行ないます(27日土曜日)。

  • 第3回 新宿区クラシックカメラ博/即売
  • 2011年8月23日(火)~29日(月)
  • 新宿高島屋11階催会場
  • 連日午後8時まで開催 ただし、29日(月)は午後6時閉場
  • 主催/写真機商振興会(http://www.camera.jp/

 

  • オーストリアのライカショップ特別出店
  • カメラクリニック開設(有料)
  • ジャンク品コーナー開設 27日(土)・28日(日)
  • 27日(土)午後1時~「大判カメラ体験教室」日本リンホフクラブ/吉野信
  • 28日(日)午後1時~「デジタル時代のフィルム写真術」森脇章彦

 

余談ですが、27日のイベントの講師、写真家の吉野信先生も我楽多屋のお客さんなんですよ。前からご来店いただいているのは知っていたものの、きっかけが無くてお声掛け出来なかったのですが、先日、勇気を振り絞って?お話しをしてみました。

2011年8月19日 (金)

マミヤZE-X

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マミヤといえば、中判カメラの印象が強く、35ミリ一眼レフが存在したこと自体を知っている人が少ないかもしれませんが、1961年から1982年までは製造していました。

ただ、その間にレンズマウントがたびたび変わり、MFだけで(AF化されるまえに終焉)4種類存在していることになります。

35ミリ一眼レフがマイナーなのは、そんな風にマウントがコロコロと変わったことも原因でしょうか…。また、見た目にもそんなに立派な造りのカメラが存在しないことも…。

ここにあるのは、1981年に登場した「ZE-X」です。ちなみに、翌1982年に登場した「ZMクオーツ」が、マミヤ最後の35ミリ一眼レフ。

小振りでシンプルなボディは、やはりお世辞にも高級感が無く、頼りない感じがしてしまいます。それでも、プログラムAEを備えたマルチモードAE搭載機。

機能的には、絞り優先AEでもシャッター速度優先AE時でも、設定した値で適正露出を得られない時には、自動的に設定値を変化させて適正露出を得られるようにするクロスオーバーシステムが搭載されています。

この機能の「クロス」を型名にしているそうなので、ZE「エックス」ではなくて、ZE「クロス」が正しい読みなんだそう。これだけで、「へぇ~」ボタンを5回くらい叩けそうなので取り上げた次第です。

また、このカメラのマウントは「ミラクルマウント」と呼ばれ、電気接点をたくさん備えたところが見ものです。この接点は将来的に様々な撮影機能に対応させる為に付けられたもので、登場後数年で会社の倒産騒ぎが起こり、35ミリ一眼レフの製造が中止されてしまったので、役目が与えられないまま終わってしまった接点も存在しています。

P963 

2011年8月18日 (木)

ルイヴィトン仕様!?

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アローカメラで買取った品物の中に、ルイヴィトン柄の革が貼られた「ミノルタ ハイマチックAF2」がありました。

残念な柄、じゃない、、、残念ながら、この機種自体に中古市場における市場性は全くといっていいほど無いのだけど、こういうカスタマイズがされていると、ついつい手を止めてしまいます。

実際のところ、バッグなのか財布なのか・・・何から、ルイヴィトン柄の革を取って来たのか分かりませんが、カメラ本体より確実に価値がありそうです、貼り革の方が。。。

これを見て、何かを思い出された人もいらっしゃるのではないでしょうか。かつて、田中長徳先生がルイヴィトン柄のライカM2を所有されていました。そのことはいくつかの雑誌でも紹介されていた記憶がありますし、書籍版の「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」にも載っています。

その後、ルイヴィトン柄のライカM2は長徳さんの秘蔵品販売で我楽多屋のウインドウに並び、うちの常連Mさんがお買上げされました。

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2011年8月17日 (水)

澤村徹写真展Scene Unknown

Scene 
澤村徹さんといえば、コンデジのカスタマイズ系や、デジイチによるオールドレンズ遊び系などでお馴染みのライター&写真家さんです。以前にはうちの店でも、出版記念トークショーをやっていただいたことがありました。

その澤村さんの写真展が開催されます。2年前に開催された写真展「BLACK MORNING」と同様に、ライカM8で撮影した赤外写真の作品展です。

先日、澤村さんご本人からお聞きしましたが、展示方法にちょっと工夫をされているようで、それが掛け軸風だとか…。また、会場はロックバーですが、怖い場所じゃないので~とのこと。ただし、バーなので何か一杯は頼む必要があるとのこと。でも「写真展を見に来た」と伝えると、チャージが無料になるそうです。

また、9月3日(土)17時~19時には、トークイベント「赤外の世界」と懇親会も予定されています(要予約)。

  • 澤村徹写真展「Scene Unknown」
  • 2011年8月22日(月)~9月9日(金)
  • Bar&Gallery 70 Mantas
  • 渋谷区桜丘30-9 桜丘芳和ビルB1(http://blog.livedoor.jp/mantas70/
  • 19:00~24:00(月~金) 土日祝休み
  • ドリンク各種500円~ *写真展を見に来たと伝えると、チャージが無料になる
  • 詳細はこちらから→http://metalmickey.jp/exhibit/index.html

 

第64回 得?or 特?

P968 
今回は、キヤノンEOS10のスペシャルセットです!

20年前は上級一眼レフとして人気機種だったEOS10なのに、今となっては、この手のAF一眼レフを使う人のほとんどがデジタル化しているので、ずいぶんと淋しい状況。

なので、予備のボディや、ズームレンズ2本、スピードライトまでセットして特別に投げ売りしちゃいます。

通常は我楽多屋でも、ここらの純正ズームレンズ1本だけで1,000~2,000円はしますから、このセットでこのお値段は夏休みスペシャルです。

それにしても、時代は変わってしまったのですね。。。現行品時代なら、新品定価で20万円程のもの。逆の見方をすれば、こんなに手頃にフィルムカメラを始められるわけです。

飲み屋さんと比較してみたら、ちょっと小奇麗なお店で飲んだらこんな金額では楽しめないし、安い焼き鳥屋なら生ビール中ジョッキ10杯近く飲めちゃいます…。なんのこっちゃ!?
  
毎度のように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。お値段はセットで4、800円!!

*セット内容:EOS10ボディ2台(1台は美品、1台は外装に少し割れあり)、EF35-135mmUSM、EF100-300mmUSM、スピードライト540EZ

 

2011年8月16日 (火)

フィアット

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先だっての土曜・日曜と、私 二代目がお盆休みをいただいている間に、もともとアローカメラの買取りを頻繁にご利用いただいていたSさんがご来店され、「いつもブログで楽しませてもらっているほんのお礼の気持ちです…」と言って、クルマを1台置いていってくれました。

超!カッコいい!!このクルマって、まさか上の画像でホンモノには見えていないと思いますが、ミニカーです。

モデルになったクルマは「フィアット アバルト695 トリブートフェラーリ(イタリア車)」で、フィアット500をベースにアバルト社が「フェラーリに捧げる」という名のもとにチューニングしたものです。

昨年秋に発表され、全世界で1696台限定販売の予定(うち日本には150台)だとか。私はまだ実車を見ていませんが。。。

ところで、1週間程前にイタリアカメラねたが続きました。それが呼んだのかな…?なんて。

イタリアのクルマねたでは、うちの店の近くには以前も紹介したことのある「イタリア自動車雑貨店」というお店があります。クルマ好き、特にイタ車好きには堪らないスポットと言えます。

2011年8月15日 (月)

カメラ風呂敷

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持ち歩き用で肩から提げたりする場合は、カメラをケースに入れずに裸のままの方が使いやすいし、そうしている人が多いのも事実かと思います。

ただ、カバンの中にカメラをしまって移動する場合、カメラ用バッグでクッション入りの仕切りで保護された所にしまうのなら安心だけど、財布やら携帯電話やら鍵やなんかと、ゴチャゴチャとカバンの中で一色多になるのはカメラにもかわいそう。

で、専用ケースに入れたり、セーム革で包んだり、プチプチに包んだり・・・と人それぞれ、いろいろな方法でカメラをガードしているのを見掛けます。

なら、日本らしく風呂敷で包むのはどうでしょう?それも、こんなカメラ柄の風呂敷なら楽しいかも!?

そういえば、ずいぶん前に、カメラ柄の手拭いを紹介したこともありましたが、今回のは「風呂敷」として売られています→http://www.jikan-style.net/fs/tenugui/fu_ser/ken-320161

私は友人からもらったのですが、カメラ好きな人へのプレゼントにいいかもしれませんね。

2011年8月14日 (日)

1,200,000

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普通のペトリ2.8なんですが、ボディ上面に小さなプレートが貼られてあり、そこに「P」らしきマークと「COMMEMORATION Productions EXCEEDED 1,200,000」が書かれています。

ところで、私はド近眼ですが、まだ老眼ではありません。でも、このプレートの文字を読み取るのに一苦労しました。これだけ小さい文字で、それも文字間をツメツメに記しているのです。

多分、ペトリのカメラ生産台数が累計1,200,000台を突破したメモリアルで、付けられたプレートだと思うのですが、ある意味ずいぶんとつつましやかに付けられています。読み取るのも苦労するくらいですから(笑)。

ただ、一つ疑問点が、、、このペトリ2.8はボディに製造番号の刻印がないんですね…。え~、製造番号記していないのに累計生産台数を言われても…なんて勘ぐってしまいましたが、レンズにナンバーが記されているので、それがボディも含めた製造番号なんでしょう、多分。

同年代のカメラをいくつか確認したら、ほとんどのカメラはレンズの取り外しが出来ない一体式でも、ボディとレンズの両方に製造番号が記されていました。

ただ、ペトリはこの「2.8」や「7S」も製造番号はレンズだけでした。ただ、私の好きな「ペトリカラー35」は逆で、ボディだけでレンズには製造番号が記されていません。ペトリはどちらかに記せばいい~というシキタリだったのでしょうか!?