我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年7月

2009年7月23日 (木)

マミヤSuper Deluxe

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先日、買取り依頼のあった品物の中に、マミヤのこんなカメラがありました。

そのレンズの大きさから、良く写りそうな予感がします。その名も「Super Deluxe」。数十年前の車の上級グレードにあったような名称ですね。

カメラ自体も角ばったデザインで、実際に大きいのです。サイズは137ミリ×83ミリ×81ミリ。重さは940グラムで1キロ弱あります。しかし、そんな重量級ボディにくっ付いていても、存在感をしめす「MAMIYA-SEKOR48ミリ/F1.5」。フィルター径は55ミリ。

この個体の不思議なところは軍幹部上面に「mamiya/sekor」と刻印ではなくて、名版が貼られているのです。ネットで探してみたら、同じ場所に「MAMIYA」とだけ刻印されているモノがあったので、この個体も名版を剥がしたらあるのかもしれません。だけど、なんだか怖くて剥がしていません、、、もしかしたら、見てはいけない何かが刻まれているような気がして(笑)。

1969年の発売で当時の価格は定価28,800円。F1.7付きのボディもあったようです。

2009年7月22日 (水)

DA40mm

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私のデジイチ、ペンタックスistDの常用というか、楽チン撮り用に欲しいとずっと思っているのが「DA40mm/F2.8Limited」。その薄さが最大の魅力で、ラブコールを送っているのですが(誰に?)、まだ手元に届きません(誰から?)。。。

M42マウントを中心に古いレンズで遊びたくて、このボディにしたのだから、まぁ、「どうしても!」とか、「今すぐに!」というわけでもないのですが。。。それを知っていて、そのレンズを私に見せびらかしに来るお客さんがいるのです(笑)。

そのお客さんの場合、ボディはフィルムカメラでペンタックスの「superA」なのですがぁ。やはり、その薄さにはとても魅力を感じてしまいます。また、アルミ削り出しの鏡胴の質感もいいのです。

お言葉に甘えて、istDに装着してみましたが、このレンズ、フォーカスモードをAFにしていても、AF合焦後にピントリングを指で回して微調整が出来るんですね。普通、AFモードにしていると、ロックがかかったようになって、指でピントリングは回せないのが多いんですけど。これが意外と使いやすいらしい。。。

見せびらかされたウップン晴らしに、アローカメラで買取りさせていただいた品物の中に、デッケル-M42のマウントアダプタがあったので、しばらく我楽多屋で売れずに残っている「Retina-Xenar50mm/F2.8」をM42-PKのマウントアダプタも介して、istDに装着してみました。

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これはDA40mmに匹敵する薄さかもしれません。明るさもF2.8で一緒。ちなみに、以前装着したロシア製「インダスター」はF3.5でしたから。。。

ただ、楽チン撮り用には向きません。。。やはり、DA40mmにラブコール。

2009年7月21日 (火)

カメラレビュー

今週のがらくた市でカメラ・写真関係の中古書籍を特価販売することは、ひとつ前にお知らせしましたが、以下の書籍に限っては、事前(がらくた市以前でも)に相談にのります。ご連絡ください。

我楽多屋/TEL03-3225-5538

E-Mail/arrow.noda@nifty.com

 

カメラレビュー1号~33号セット 33冊合計30,000円

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カメラレビュー別冊クラシックカメラ専科1号~84号セット 84冊合計120,000円

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  • どちらのセットも税込みの価格。送料も込みです。ご来店引き取りの場合は、値引きします!
  • 必ずしも保存状態は良くありません。ヤケなどありますが、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。

今月のがらくた市

今週の土曜日25日は月に一度の「がらくた市」です。今回のスペシャルメニューをいくつかご案内します。

「田中長徳先生トークショー」

まず、恒例の「田中長徳先生トークショー」は午後2時半くらいから行ないます。今回で3回目になりますが、その日限り、長徳先生「秘蔵品放出セール」用の逸品もご持参いただく予定です。さて、今回はどんなモノが売りに出されるのでしょうか?ちなみに、前回はライカM4前々回はライカM2でした。

 

「GR DIGITAL カスタムブック」講演会

以前、紹介しました今年6月発売された「GR DIGITAL カスタムブック」の著者 澤村徹さんと、監修 和田高広さんにお越しいただき、カメラカスタマイズやデザインについて、現物を参考にしながら講演いただきます。

時間は午後1時から、場所はアローカメラ&我楽多屋3階です。参加無料。

http://metalmickey.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/gr-digital-9130.html

 

「カメラ・写真関係書籍」の特売

がらくた市当日は、我楽多屋の2階を特別に書籍売場にします。日本カメラなどの月刊誌、カメラ関係の新書、アサヒカメラ別冊、カメラGETなどカメラ・写真関係の雑誌など、中古書籍を多数特価販売します。古く、傷んだモノもかなりますが、かなり安くするので探しに来てください。

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2009年7月20日 (月)

昨日のアローカメラと我楽多屋

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ここ数日、まとまった買取り依頼の相談があり、アローカメラには様々なカメラが入ってきています。その多くは、買取名人の経験や判断により、より良き転売先を求めて業者ルートなどに流れていきます。

しかし、そういうルートに乗りにくい市場性が低いというか、がらくたに近いものは我楽多屋で扱う品物になり、店頭に並ぶことになります。

今回はその状態をちょっとだけお見せすることにします。

上の画像で上の2枚は、買取りコーナーで買取名人の判断を待っている品物たち。3枚目の画像は我楽多屋に並んだ品物たち(ショーケース中央の元箱セットの品物などが新入荷)、わたし二代目が簡単にチェックをして陳列します。

ついでに、他店の情報もちょっとお知らせしておきます。

銀座の三共カメラさんがセールをやっています「2009 夏のビッグセール」。なかなか売れ行き好調なようです。今まではカタログが作成され、常連さんなどに発送されていたようですが、今年はネット上で商品紹介をしています。あなたの探している品物があるかもしれませんよ!こちらよりどうぞ→http://homepage3.nifty.com/sankyocamera/777.htm

2009年7月19日 (日)

最近売れないもの

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若い人には、これが何をするモノか分からない人もいるかもしれません。

空港での荷物チェック時に行なわれるX線透視検査機からフィルムへの影響を防ぐ袋です。「X線防御用バッグ」と言います。その素材には鉛を使用しているそうです。

「防ぐ」って何を?という人もいるでしょう。X線の影響で場合によっては、カブリを起こし、変色や像に悪影響を及ぼすことが有り得るのです。

しかし、検査機の向上により「フィルムに影響を与えない」と表示された空港もあれば、逆にX線が強烈な空港も未だにあったりするそうです。

また、最近では手荷物で持ち込んで「フィルムがある」と申し出れば、検査機に通さないで済む場合もあるとか・・・。これについては、ちょっと面白い話を聞いたことがあります。

フィルムの携帯を申し出たところ、「はい、分かりました。ちょっと確認します」と言われて、フィルムを持ち去られたらしい。。。まさか、フィルムを引っ張り出してチェックされるのではないか!?と不安を抱いたとか・・・。さすがに、それは余計な心配で、すぐにそのまま返してくれたそうですが。

まぁ、空港での検査も、この袋が売れなくなったのも、一番の原因はフィルムを使う人が減っている・・・というのが一番の原因であり、我々、フィルムカメラで楽しむ人間にとっては、淋しい話なのであります。

2009年7月18日 (土)

カメラ雑誌8月号本日発売

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今月は20日が休日のため、カメラ雑誌各誌は本日18日土曜日が発売日になっています。私がちょっと気になった記事を紹介していきます。

まずは、アサヒカメラ。一番目立つ特集は「あわてず騒がず写真を楽しむ スローデジタルのすすめ」でしょうか。しかし、スローカメラ・スロー写真なら、フィルムに勝るものはありませんよね。

で、私が気になった記事は「ペンタックスカメラ博物館閉館へ」の記事。モノクロページですが2ページに渡って載っています。栃木県益子市にあるということで、実際に足を運んだことは無いのですが、実に残念な話です。展示品だけで1000点余り、収蔵品は3000点を超えるというので、それらの文化遺産の行き先が心配であります。記事では公開が可能な団体や施設への引き継ぎが行なわれるそうなので、取り敢えずは安心。でも、7月31日の閉館まで残りわずか。

それと、以前私も話題にした「デジタルフォトフレーム」の特集が6ページほど組まれています。価格も手頃になり、機能も充実してきているようです。

続いて、日本カメラ。こちらで一番目立つ特集は「チョイ下選びの基本法」。その直後に「メカニカルニコン&ライカの凄み」という渋い特集もありますが、私が気になったのは「日本カメラオリジナルTシャツ登場!!」の記事(下の画像参照)。40年程前の「カメラ年鑑」(通称:赤本)の表紙デザインをTシャツにプリントしちゃったもの。来月8月19日(水)~24日(月)まで、新宿高島屋で行なわれる「新宿クラシックカメラ博」で販売予定らしいです。私も1枚は欲しいです。

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最後の月刊カメラマンは「高校生デジタル写真塾」。この手の記事は比較的見かけますが、編集後記にあった、この記事の担当編集者さんのコメントを読んでから本編を見直して、改めて感じました。最近の写真を撮っている若者(特に高校生)は女子ばかり・・・。草食系男子よ、カメラに興味はないのかい!!??

2009年7月17日 (金)

赤城先生VS買取名人

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早い梅雨明け直後の昼下がり、炎天下の中、赤城耕一先生が買い物に来られました。

私が雑談をさせていただいていると、2階買取りコーナーから買取名人が下りて来て「赤城先生いつもいろいろと楽しい記事を読ませてもらってます。助かってます」と挨拶。

再びいろいろと雑談させてただいている中で、こんな話題になりました。

買取名人が「コシナさんが面白いものを次々に出してくれることは嬉しいことです。ただ、ちょっと値段が安いような・・・。もう少し高めの価格設定でも、趣味性の高いものだから買う人は買うんじゃないかと・・・」と言うと。

赤城先生は「広くたくさんの人に買ってもらいたいのでは・・・?」と。

ここからは中古カメラ屋サイドの偏った見解と言われるかもしれませんが~聞いてください。新品が安いと中古市場が成り立たなくなる。対して、新品がそこそこいい値段だと、幾分安く買えるなら中古でも良いと判断する人が出てくるので、中古品の需要が発生。そうすると、新品で買ってあまり満足できなかった人たちが手放しやすい(売りに出しやすい)に環境になるわけです。

中古品で人気のある品物の多くは、その品物自体の商品性やブランド力が上がり、結果的には新品も売れるようになるのです(これはカメラだけに限ったことではないと思います)。そうなれば、新品・中古ともに市場が活性化し、買いやすい・売りやすい環境が生れてくるのです。

こんな流れを親子して恐縮ながら、赤城先生に話していると、「確かにそうですね!」とご納得いただけました。

しかしながら現状では、フィルムカメラはカメラ本体を含め、周辺のアクセサリーなどそのほとんどが新品で売られていません。過去の遺産を皆で大切に共有していかないといけないからこそ、価格の維持というか、適正価格というのが、重要になってくると思うのです。

2009年7月16日 (木)

ボツには勿体無い!?

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昨年の何月のことだったか・・・。

某新聞社のカメラマンさんが取材に来られました。企画としては不定期なので掲載の時期は確定出来ないのだけど、その候補として取材させて欲しい~とのこと。街中にある変わったモノやお店などを紹介する企画らしく、そのカメラマンさんが、我楽多屋の天井からぶら下げられたカメラをうちのホームページの画像で見て、「コレは!」と思ってくれたらしいです。

「1ヶ月くらいのうちには・・・」と言われていましたが、掲載の予告無いまましばらく経ち、一度「なかなか決まらなくてすみません!」と連絡いただいたこともありましたが、正直、以後忘れていました。

それが先日、そのカメラさんが「スミマセン!」と来店され、「掲載まで詰められずスミマセンでした。お詫び代わりというか・・・撮影させていただいた写真を持ってきました」とわざわざ足を運んでくださったのでした。

見せてもらうと、実に面白い角度から撮られた写真でした。このブログで使っても良いというので、晴れてお披露目です!

2009年7月15日 (水)

まめなのだ

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最近、お客さんに「お酒も売るようになったの?」と何回か声をかけられました。レジの横にこれを置いているからです。

「まめなのだ」。その名称が気になって置いているだけで、売っているわけではありません。

千葉県野田市は全国でも有数の枝豆産地で、地元産の枝豆を100%使用して作られた低アルコールのリキュールとのこと。

たまたま買取名人が、自分の名字と同じということで気になって見つけてきたのですが、案外飲みやすいそうです。野田市観光協会の推奨品にもなっています。

「まめなのだ」 500ml アルコール分8%

http://heartland.ocnk.net/product/12