10年の時差
本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、Light&Place 湿板写真館。
10年ぶりに日暮里にある和田さんのスタジオを訪れました。その楽しさは10年前に訪れた時と変わらずでした→ https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/04/post-bc9d.html
本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、Light&Place 湿板写真館。
10年ぶりに日暮里にある和田さんのスタジオを訪れました。その楽しさは10年前に訪れた時と変わらずでした→ https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/04/post-bc9d.html
★本日23日は第4火曜なので営業する火曜日ですが、祝日(秋分の日)なので閉店時間は日祝定時の17時です。
このストラップを見た時に、「ん?」と一瞬思いました。
テープアジャスター(留め具)があるべき所に革製っぽいものが付いていたからです。ストラップをどんな風に留めているんだろう?と思って、その部分をズラして見たら...中には普通のテープアジャスターがありました。
革製っぽいのは当て布みたいなものなんだな~と分かったのですが、そもそもテープアジャスターはプラスティック製なのでボディにキズを付けることはありません。
逆に、革製っぽ当て布みたいなのには丸い金属製のハトメのようなものが付いているので、気を付けないと…このハトメでボディにキズを付けてしまいそう。そうなったら、本末転倒だなぁ~と。
幸い片側にしか金属製のハトメは付いていないので、使い方次第なのかな。
不要になったカメラやレンズ・アクセサリーを時々持って来てくださる常連さんが、昨日お持ち込みいただいた品物の中にあった一品です。
いや「不要」という言い方は事務的過ぎて相応しくないような気がします。
このミノルタSR-1をバッグから取り出しながら、「このカメラ、実を言うと、一緒にセットで売りに出されていたフラッシュガンが欲しくて入手したんです。スローシャッターが怪しくて、レンズの絞りも形状が少し変で...。でも、凄く見ための程度が良いんですよ。一緒に付いて来た底ケースは丁寧に使い込んだ感じでいい具合に雰囲気出てるんで、以前はきっと大事に使われていたカメラなんじゃないかと想像出来て。だから、自分で手直ししてみようかとも思ったんですけど、なかなか時間も無くて手つかずのままなので持ち込ませていただきました」と。
不具合のあるものを持ち込んで申し訳ない~というお気持ちもありながら、他の店に出すと~ジャンク箱の中でガチャガチャにされそうだからイヤ。我楽多屋に持ち込めば、これを何とかしてくれる人がいらっしゃるだろう~そういうお気持ちで持ち込まれたのがヒシヒシと伝わってきました。
この前、まだ20歳代であろう若者から「よくこんな小さな字を書けますね!」と言われました。「どうやって書いてるんですか?」とも。
どうやって?って、カメラに値札を貼ってからボールペンを手に持って書いてるんですけどね。
わたし、50歳代半ば。もう6~7年前から老眼も出ていますが、元々がド近眼なのでメガネを外して、対象物にうんと近付けば見えるんです。だから、値札に小さな文字を書くときはメガネを外して、手元を引き締めて息も落ち着かせて書いているのです←ちょっと大袈裟に書いてます。
小さいうえに汚い字なので...何て書いてあるのか?読みずらいこともあると思います。そんな時は遠慮なくお声掛けください。
自分でチェックをしていても1台1台カメラの状態を全部覚えきれません。そのうえ、自分で書いた文字を読解するのが難しいことも時々ありますが、いちおう自分で書いているので、お声掛けいただいて値札を見ているうちに、そのカメラの状態を思い出して来ますから。
ちなみに、上の画像のカメラは~マニュアル露出で撮影をするうえではほぼ問題なく使える状態ですが、スローシャッター寄りは少し長めに切れます。電池を入れれば露出計の針も振れていますが、ファインダー内の目盛り周辺が汚れていて針も数値も読みずらい状況。このマウントのレンズが在庫に無いので露出の精度については確かめられていない状態。そんな感じです。
ローライフレックススタンダード用のフードをそのまんまコピーしたと思われる、ミノルタフレックス用のフードです。1930年代後半の製品だとか。
フード側面にある二つのノブは片方がレンズ前に取り付ける際に押さえる為のもので、もう片方はフィルターを使う際にフィルター枠を押さえる為のもの。これらの作りもソックリ。
ただ、この個体。側面に記された「Minoltaflex」の文字のうち「Minolta」の部分がズレて打刻されて、白い塗料も同様に色入れされているので、画像がブレているんじゃないかと思われるかもしれませんが、実際にそうなっているのです。
マミヤ6の製造番号から、1960年4月15日生まれか昭和60年4月15日生まれの人向き〜なんてことを考えていたら、その後にご来店くださったお客さんとの会話の中でこんなことあったのです。
そのお客さんが「これ、ネタになりますか?」と、バッグから取り出されたカメラ(ソニーα7Ⅱ)に付いていたレンズがプラナー100周年を記念して1,000本限定生産された55mm/1.2。
その製造番号が「8000059」。そして、お客さんのお誕生日が5月9日なんだそうです。
このレンズを購入した馴染みのカメラ屋さんから事前に「どの製造番号がいい?」と連絡があって、幾つかの製造番号から選択できる余地があったのだそう。その番号の中に自分の誕生日にまつわる数字のものがあったので、迷わず選択。
「このレンズは一生手放せないレンズです」とのこと。
ちなみに、このお客さんがご来店時された時点ではまだFacebookページにマミヤ6のことをアップする前なので、未知の力が働いた「呼び」のような一件でした。
私もこんな製造番号のカメラを持っていて、やはり一生手放せませんね。
先月、我楽多屋の隣にプレオープンした「Gallery 463」の初回展示、「山景と生成」副島泰平 生成AI銀塩写真展が9月14日をもって無事に終了しました。
紙に焼いたプリントは1枚もなく、すべてスライドフィルムで見せる手法や作品自体の意図やアート性から、初回から振り切ってしまった感を多少は気にしていたのですが、作家の副島さん繋がりの現代アート系の方のご来場も多く、新ギャラリーを周知していただくという点でも有意義でした。
また、古典写真系方面からはお叱りを受けるかも…そんな危惧もありましたが、我楽多屋繋がりでご来場くださった方々は寛容なうえに強く関心を持ってください方も多くて、安堵以上の喜びを頂戴することが出来ました。
Gallery 463はこの後、初回展示に合わせて未完だった箇所に少し手を入れまして、10月第2週スタートを目処に田中長徳先生の写真展の準備に入ります。
年が明けてからの貸ギャラリーとしてのグラントオープンに向けて、その他準備も進めて参ります。
「Gallery 463」の公式SNSは~
本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、此処何処?
嘘つき小僧になるのが嫌なので、最初にハッキリと言っておきます。この画像はChatGPTが生成した画像です。
話すと長くなるのですが、私が田町駅前で撮った画像を見た長徳先生が「ウィーンの路面電車の乗り場にそっくり」というコメントをくださったので、私が撮った画像に似たウィーンの路面電車の乗り場をChatGPTに探してもらったりしていました。
いくつかやり取りをしていたら、「我楽多屋の前にウィーン風の停留所があったら?みたいな創作イメージはどうですか?」みたいなことを提案して来たので、お願いした結果がこれなのです。
★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
昨日、「引き取ってください」と言われてお持込みいただいたカメラたちです。
私も長年この仕事をさせてもらっているので、お客さんのご様子やカメラの顔⁈を見ると、大体はカメラの状態などの想像がつくものです。
これら6台、外観はまずまずの状態なんですが、それぞれ少しずつマイナス点があったりするものでした。
「全部で〜円で良いですか?」とお伝えするとご納得いただけたようで、「何か欲しいものがあれば物々交換でも良いですか?」とのことなので、「何かあれば、もう少し+αの金額で良いですよ」とお伝えしました。
しばらく店内を物色されていましたが、これ!というものが無かったようで、最初の額面で買取りとさせていただきました。
最後にお客さんが「自分で手直しをしようと思って入手したものばかりなんだけど、なかなか手をつけられなかったので…」と言われたので、「分かりました。これらは全部、我楽多屋でお客さんと同じように自分で手直ししてみよう〜という人へ橋渡しします!」と宣言⁈して受け取りました。
少し前にこのフラッシュバーを買って行かれた方がいらっしゃいました。
その時に「もう何十年も前のモノなので、ジャンク品と割り切ってくださいね」とお伝えしました。
フラッシュバルブって1回光らせたらお終い。ストロボのように繰り返し発光させられるものではありません。なので、テストしてからOK品として売るわけにもいかないのです。
今まで何人ものお客さんから聞いた話では「かなりの確率でちゃんと光るよ」が、実際のところのようです。
まとまって入って来た場合は、うちの店でも1つくらい試しに発光させてみることもなくはないですが…売る側もいつもいつもとはいきません。このフラッシュバーも1ヶ月くらい前に少しまとまって入って来たんですが、正直なところテストは一発もしていませんでした。
昨日、カメラのジャンク品を整理していたらコダックの110カメラが出て来て、フラッシュ用の接点を見たらキューブ式とかでは無くて、このフラッシュバー対応の形状をしていたので、テストしてみよう!という気持ちになりました。
結果、10発中3回目まで全て発光しています。
が…なんと。2回目のシャッターを切った時に本来一発ずつ発光すべきものなのに、二発一緒に発光してしまいました…。
YouTube: SYLVANIA Flip Flash の発光テストする。なんと、この時は2発一緒に発光してしまう〜ジャンク品なり。
むむむ、ですが…冒頭に言いましたようにジャンク品ですから。