田中長徳「アンソロジー写真集」出版プロジェクト
★ゴールデンウィーク期間中、我楽多屋は4月29日(火)・5月6日(火)の2日間を臨時休業させていただきます。定休日の水曜日と合わせて、火曜水曜と連休します。よろしくお願い申し上げます。
田中長徳「アンソロジー写真集」出版プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/CHOTOKU
田中長徳先生の新しい写真集作成のクラウドファンディングが先週土曜日(4/26)にスタートしています!詳細は上記リンク先にてご確認ください(終了は6/13)。
クラウドファンディング立ち上げにあたっての長徳先生のメッセージを以下抜粋させていただきます。
* * * * * * * * * * * * * * *
写真集は月面写真世界に向かうロケットのようなものです。皆さんの打ち上げサポートのパワーが必要です。
「写真時代」という雑誌で、ニューヨークから1984年に帰国した時に受けたインタビューでは、私はモノグラフ、つまり自分の写真集は一生の間に一冊できれば良いと言いました。私は今まで135冊ほどの出版物を出しましたが、その中で写真集は35冊です。これは日本国内で出した数ですから、ヨーロッパで出版した物を加えるともう少し多くなります。
40年前にニューヨーク近代美術館で写真を研究していた時に、私の主な研究項目はアメリカの著名な写真家ウォーカー・エバンスでした。エバンスはストレート・フォトグラフィーの視神経を一生貫いた偉大な写真家です。彼は70歳をちょっと過ぎたところで昇天してしまい、最後の写真集は亡くなってから2年後に発行されました。そのタイトルは「ファースト&ラスト」。私が1番敬い愛する写真集です。
私がこれまでに出した出版物はすべて出版社の企画によるものですが、今回は私の視神経をサポートしてくださる皆さんのパワーをいただいて、初めてクラウドファンディングで写真集を出すことにしました。
私と出版社と企画チームだけではなく、皆さんからロケット燃料をいただいて、皆で一緒に宇宙軌道を目指す写真集というロケットの打ち上げをします。写真家1人だけでは写真は宇宙空間には届きません。皆さんのサポートをお願いします。1960年代から近年までの私の仕事を振り返る、長徳版の「ファースト&ラスト」。打ち上げカウントダウンのスタートです!
* * * * * * * * * * * * * * *
うちの店はもう30年くらい、田中長徳先生にはず~っとお世話になっています。
そして、この写真集についてもちょっと思い入れがあるのです。実はこの写真集作成については、長徳ボス古希のパーティー以来、私と我楽多屋のお客さん·写真家さんで活動していたCT70プロジェクトに打診いただいたものでした。しかしながら、長徳ボスの集大成的な写真集作成は私には荷が重すぎて断腸の思いでお断りしたのです。
それから数年ずっと気になっていたところ、縁あってお話した出版社(東京キララ社)の社長さんが作成に関心を持ってくださり、橋渡しをすることが出来たのです。
クラウドファンディングへのご協力、よろしくお願い申し上げます。