我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年11月20日 (火)

イロモノ系

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数日前にやってきた岡谷光学の「Lord 5-D」(昭和32年登場)。

撮影途中で撮影済みフィルムだけを先にカットし取り出して現像する目的で、フィルム室内にカッターが付いてたりします。このカッターについてご存知ない方は、ぜひこちらをご覧ください→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2008/10/post-b65d.html

また、当時、準広角40mmレンズでF2の明るさを誇るコンパクト機は他になかったり~と、こだわりのカメラなのです。

田中長徳先生に教えてもらったところによると、工場出荷時のレンズチャート撮影フィルムをカメラに添えて販売していたそうで、これはニコンもキヤノンもしなかったこと。アルパとズーマーがあるのみらしいです。

でもでも、私が引っ掛かったのは青いファインダー。クールな感じで良いですね!

そして、ファインダーに色が付いてるつながりで、ペトリをついつい引っ張り出して来てしまいました。ペトリのカメラには緑のファインダーが多いんです(一部には青いのもあります)。

ところで、青も緑も、何故色付きなのかの理由がよく分かりません。青には「視認性が良い~」とか、緑には「目に優しい~」とか、そんな記述を見掛けはしましたが、イマイチ微妙な理由。単に奇をてらったかのようにしか思えない(笑)。

そして、面白いのはファインダーを覗いてみて青いのがいいとか、緑がいいとかいう点よりも、カメラを傍から見ていて青がカッコいいとか、緑が渋いとかいうことの方がポイントである気がしてならないのです。

2012年11月19日 (月)

キヤノンFLとFDのリアキャップ!!

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レンズのリアキャップというもの、ふつうはキャップ自体を、レンズのマウント部に当ててネジ込んだり、位置合わせをした後に回して装着するものですが、稀にそうでないものがあります。

キヤノンのFLとFDマウントについては、位置合わせをした後にキャップじゃなくて、レンズ後部にあるリングを回して装着します。

いわゆる「スピゴットマウント」ってやつです。スピゴットマウントの中でも、レンズ側のリングでボディとレンズを固定するタイプ。

そういうのもあるってことを覚えておいてください。よろしくお願いします。

……こんな書き方をしたのは、 

これを知らずに、キャップを回して無理に外そうとしたり、何だかして開けたのはいいけど戻せなくなって無理に斜めに押し込んじゃう人が、時々いらっしゃるから。。。(今まで何度も抑えてきましたが、ちょっと怒ってるんです今日は)

やはり、何事も無理をすると良からぬことが起こるわけで、無理にハメたキャップが取れなくなったり、無理に回せば壊れちゃったりしますからね~。

使い方知らなかったら、そんなに触らなければいいのに!(あぁ、言ってしまった・・・)と思ってしまうのですよ。

ちなみに、キヤノンのNFDレンズは同じマウント形状してますが、キャップを回して脱着出来ますのでご安心ください。

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*FD、NFDレンズ共に本体には「FD」としか刻印されてませんが、右のレンズ後端部が銀色のリング状になっているのがFDで、左のように全部黒いのがNFDです。

2012年11月18日 (日)

赤丸が来たっ

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世の中、自分と同じようなことを考えている人がいるものだ。。。

先日、「ライカフレックスのまつ毛」の時に、その横にある電池蓋にライカの赤丸マークを付けちゃえば~!なんて勝手なことを書き込んだら、その実行例を持って来てくれた方がいらっしゃいました。

お話を伺うと、もう10年くらい前から、このお遊びを実行されているそうです。しかし、その間、カメラクラブなどの集まりに何度も持ち出しているのに、一度として突っ込みを入れられたことが無いらしい。。。

それくらい自然なんですよ、この赤丸が。

かつてレモンさんで売っていたシールを貼っただけだというのですが、赤丸が電池蓋より一回り小さくて程良いサイズというのが、まず自然。

それと、私も感じたように、ここには電池蓋がむき出しであるよりもマークがあった方が自然なんですよね、やはり!

実はこの方、うちの店に10年以上足を運んでいただいている常連さん。こんな近くに同じことを考えてる人がいらしたとは~と、なんとも不思議体験。

2012年11月17日 (土)

文字入りフィルター 戦前編

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ガラス面に文字が記されているフィルター自体は、過去にも紹介したことがあります。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/07/post-05b3.html

その過去に紹介したYASHICAやASAHIのようなタイプのフィルターは、技術的にどんな風な加工をして文字を記しているのか分かりませんが、勝手な推測すると、コーティングを微妙に変えているのかなぁ~?なんて感じです。

ところが今回、常連Hさんから教えてもらってビックリしたのは、「ライカのフィルターにも文字を記したものがある!」という事実。

その記し方が大胆、直接ガラス面にキズ付けて刻んでいる風なんです。そして、言われてもなかなか分からないくらいに小さな文字で。

ライカポケットブックによると、「戦前のライツフィルターでは、ライツの純正であることを示すためにガラス面の一部にELの文字が刻印されている」とあります。*「EL」とは、Ernst Leitz Wetzlarの「E」と「L」ですね。

それが、知らないうちに我楽多屋にあったので、二度ビックリ!これはエルマーなんかに被せて使う36㎜径のもの。

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ご覧のように「E」と「L」の2文字がくっ付いた感じで刻まれています。実に小さいです。スケール付ルーペで覗いてみたら、1㎜×2㎜くらいでした。

こんなに小さかったら、描写に影響するはずはまず有り得ないのでご安心を。

2012年11月16日 (金)

このマーク、何でしょう?

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デジタル世代の人では、もしかしたらほとんどの人が知らないんじゃないだろうか?と思うこのマーク。何か知ってますか?これ?

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フィルムカメラには、かなりの割合(6~7割くらい?)でカメラボディに付いてます、このマーク。(プラスティック製コンパクトカメラにはまずないが)

このマークが何の為にあるのか、一番のヒントは「フィルムカメラ」ってこと。それから、このマークが「ボディの後方」にあること。また、このマークを分解すると「○」と「-」になりますが、「-」がヒントのひとつかも。。。

    ↓

    ↓

    ↓

さてと~、答えは~、「フィルム面」を示しているのです。複写や接写などをする際に、実際の撮影距離を測るために付いているのです。

ここまでなら、単なる知ったかネタになってしまうので話題にしなかったかもしれませんが、次があるんです。

かなりな割合で付いている~と書きましたが、傾向としては普及版のカメラには付いてない率が高いです。でも、ペンタックス場合、普及版に限らず、実用機・高級機でも、このマークが付いているボディがほとんど見当たらないのです。何で?

それと、ニコンの場合、レンジファインダーのSシリーズでは赤い点でフィルム面を示していたのに、FとF2では赤い点もあのマークも無し。でも、なんと!製造番号の上っ面がフィルム面を表していることが分かりました。う~ん、奥深い!というあたりで、本日はおしまい。(ペンタックスの謎は解明されてませんけど。。。)

追記:オリンパスのOMにも、このマークは付いてない。また、「-」マークだけでフィルム面を示しているカメラもありました。

2012年11月15日 (木)

ライカフレックスのまつ毛

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ライカの1眼レフは、私の知る限りでも~中古カメラブームと言われた20年くらい前から、レンジファインダーのバルナック型やM型に比べて、人気がイマイチでした。

それは残念ながら現在でも変わらないのですが、ライカ1眼レフ第1号機の「ライカフレックス」などは、モノとしては実に趣きのあるデザインをしています。

くだらないけども、今日メインに話したいのは露出計部分なので、まずはそれ以外。

レバーやクランクなど操作部分は至ってシンプルにガッチリと作られていて、さすがと思わせてくれます。ボディは決して小さくないこともあり、存在感もあり。

さて、露出計。他社ではTTL式が導入されていた時期なのに、これは外部測光方式を採用。受光部の位置がボディ中央レンズマウントの上にあります。

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その受光部にヒサシ状の縁があって、それが不思議とかわいらしく見えてしまうのは私だけでしょうか?

店のカウンター横のガラスケース上にライカフレックスを置いているので、チラッと横目で見るたびに、受光部が眼球、ヒサシがまつ毛みたいに見えて仕方ないのです。

それから、これはマジな話。当初、ライカフレックス用に出たレンズには銀色の鏡胴のものがあったのだけど、その表面の反射が露出計の測光に影響があるとされて、黒鏡胴に変更されているらしいです。

そして、受光部の横にあるのは電池室の蓋なんですが、何でこんな所に~というくらい、さすがにちょっと美しくないような。。。思い切って、この蓋にライカの赤丸マークを付けちゃえば面白いかも~(笑)

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ライカの資料で製造番号を調べたところ、ここにある個体の「1080333」は、かなり初期のモノであることが判明。ライカフレックスは、1964年に「1080001」から始まっているそうですから。

最後にオマケ付けます。セルフタイマーの音がちょっと変わっていたので。普通の「ジーーッ」って音と違って「ジリジリジリ」と8mmカメラが回っているみたいな音がしてました。

 

2012年11月14日 (水)

α-9xi

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先日のα-9000に続いて、ミノルタのフラッグシップシリーズというわけでもないんだけど、今日はα-9xi。

ミノルタのフラッグシップ機には、「9」が付くという決まりがあるようです。といっても、前述の2機と、その後に出たα-9だけですが。。。ただ、αシリーズがソニーのデジイチに引き継がれても、地味に継承はされているみたい。

さて、このα-9xi。さすがに大きいです。特に横に大きい(長い)。

なのに、見た目には案外とすっきりとした外装をしていることに、多少の不安感を覚えました。何故なら、高機能・多機能なフラッグシップ機であろうに~と。

でも、ご安心を。右手グリップ付近の扉を開けると、「うおっ!」と思うくらいに小さなボタンと文字が並んでますので(笑)。絶対に取扱説明書がないといじれそうにない。

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最後に、このα-9xiにはギネス級のウリがあります。シャッターの最高速が1/12000秒もあること。

この記録はこのカメラが世界初であり、後継機のα-9に受け継がれるのだけど、後にも先にも、この2機種以外にはフォーカルプレーンシャッターでは存在していない見事な最高速なのです。

2012年11月13日 (火)

左右対称形

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EXAKTA(エキザクタ) VX

N295
Baldessa(バルデッサ) Ⅰ

「現在過去」、未来まではどうか分かりませんが、カメラのデザインはさまざま。

それは、見た目の美しさだけで決定されるものではなくて、機能や用途によって左右されてしまう部分でもあるのだと思います。

カメラマニアの中には、左右対称形のカメラを愛でる人たちがいらっしゃいます。上の2台(EXAKTAとBaldessa)は左右対称形。

で、改めてチェックしてみるに、現在のデジタルカメラには左右対称形のカメラってのは、皆無に近い。

フィルムカメラ時代だって、実際にはそうそうあるわけじゃないんです。一見、左右対称風に見える一眼レフなんかは結構ありますが、ほとんどの場合は右手で握る側が大きくなっていて、正面からみるとレンズの中心線がカメラ全体に対して少し右にズレていたりします。

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ニコマートFTN かなりズレてる

ちなみに、パッと見た目、これはいい線いってるんじゃ!?と思った「フジカST701」でも測ってみると、右手のグリップ側の方が1cm程長いです。

N293
フジカST701 これでもズレてる

冒頭にも書いたように機能面から、巻上げやシャッターなどの技術的的要素、手でグリップするという物理的要素上、そうなってしまうのも納得なんですけどね。

ただ、キッチリと左右対称形になっているカメラが美しい~というマニアがいらっしゃるのも事実で、私もその感覚は分かるような気がします。

2012年11月12日 (月)

GRの祖先です

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リコーGRデジタルは、根強い人気のコンパクトデジカメ。

その祖先がフィルムのGR1であり、さらにはこのR1までさかのぼれることは、GRユーザーであっても若い人の中に知らない人も多いようです。

このR1(画像はマイナーチェンジ後のR1S)のシンプルかつ、必要最小限まで切り詰められたコンパクトボディが誕生したのは、18年前の1994年のこと。そのデザインは現行のGRデジタルⅣにも引き継がれてます。

私がこのカメラで関心したのは、当時流行っていたパノラマ撮影機能にこだわりがある点。

ほとんどのカメラは、同じレンズ(焦点距離)で撮って上下をカットして見た目を横長にしただけのものでしたが、このR1は、パノラマに2つのモードがあり「WIDE P」に設定することで、レンズ後方にワイドコンバージョンレンズが加わり、画角自体をちゃんとワイドにしていたんです。このこだわりが素晴らしい。

レンズ部分にも書いてあるように、通常は焦点距離30㎜、パノラマにすると24mmも可能になっていたのです。

Z091
24mm時に周辺光量が落ちるから面白いという人もいて、パノラマ切り替え時にフィルム室に出てくるマスクを取り外して、フルサイズの広角24mmを撮影に出来るようにして遊ぶ人もいるそう。当然、この作業は勝手な改造作業なので自己責任でやってください。

 

*参考記事:https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/06/panorama.html

2012年11月11日 (日)

この切れ込みは?

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また細かい突っ込みを~!と言われればそうかもしれませんが、大胆と言えばかなり大胆なデザインのレンズなので~。

鏡胴中腹部のズームリングがスパッと切られたような形をしていて、右と左(向こうとこっち)で違う顔をしています。

後から加工されたもの?と疑ってしまうくらいだけど、売られている時からこのデザイン。

メーカーはあの?ペトリ。またやらかしてくれました~って感じ。スペックは85-210mm/F4.8で、1970年当時27,000円。

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ちょうどこのレンズも載ってるカメラショーのカメラ総合カタログがあったので、ペトリのページを開いてみると、こんな記述がありました。

超解像力を誇るペトリレンズは、永年の研究と経験を持った当社の技術陣が、新種ガラスを用い最新の光学理論に基いて作り上げた最高級レンズです」と。また、「すべてのペトリ交換レンズは設計にあたって、ペトリ一眼レフのメカニズムを電子計算機にかけ、カメラボディが求めるデータを検索し、これにもとづいて合理化された社内一貫作業で生産されております」と。

まぁ~すごい言葉が羅列されていますが、言われなくても当然そうしておいてもらわないと困る内容ともいえます。

それと~、まったく推測の域を出ないのだけど、噂として聞いたこともある、「ペトリのレンズは「サン」が作っていた…」という件。

同じカメラ総合カタログのサン光機のページに、全く同スペック(85-210mm/F4.8)のレンズが出ていたりするんですよねぇ???