左右対称形
「現在過去」、未来まではどうか分かりませんが、カメラのデザインはさまざま。
それは、見た目の美しさだけで決定されるものではなくて、機能や用途によって左右されてしまう部分でもあるのだと思います。
カメラマニアの中には、左右対称形のカメラを愛でる人たちがいらっしゃいます。上の2台(EXAKTAとBaldessa)は左右対称形。
で、改めてチェックしてみるに、現在のデジタルカメラには左右対称形のカメラってのは、皆無に近い。
フィルムカメラ時代だって、実際にはそうそうあるわけじゃないんです。一見、左右対称風に見える一眼レフなんかは結構ありますが、ほとんどの場合は右手で握る側が大きくなっていて、正面からみるとレンズの中心線がカメラ全体に対して少し右にズレていたりします。
ちなみに、パッと見た目、これはいい線いってるんじゃ!?と思った「フジカST701」でも測ってみると、右手のグリップ側の方が1cm程長いです。
冒頭にも書いたように機能面から、巻上げやシャッターなどの技術的的要素、手でグリップするという物理的要素上、そうなってしまうのも納得なんですけどね。
ただ、キッチリと左右対称形になっているカメラが美しい~というマニアがいらっしゃるのも事実で、私もその感覚は分かるような気がします。