我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年11月15日 (金)

「セルフタイマーの魅力!」?

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1955年2月号のアサヒカメラに掲載されている、千代田光学精工「ミノルタ35」の広告です。

セルフタイマーの魅力として、3項目が挙げられています。

  1. 最も一般的な記念撮影の場合
  2. 前景に妨害物がある場合又は特殊なカメラアングルを必要とする場合
  3. 接写、複写の場合

大きく描かれているイラストは、2番目の後半の場合の例えを表現しているのでしょうが、これは相当に稀なパターンというか...盗られた人が驚いた顔しているので、現代では気を遣わないといけない盗撮ですね(>_<)

同じく2番目の前半の場合「前景に妨害物がある場合」の条件がイマイチ分からないのですが...。私の考えているポイントがズレているだけで、実は簡単なパターンなんでしょうから、分かる人どうか教えてください。

さらに、ミノルタ35の特徴として「自由スタートのセルフタイマーが着いている事は最大の魅力です」と記されています。最初はこれも分からなかったのですが、多分以下の解釈で合っていると思います。

それ以前のカメラのセルフタイマーの多くは、セット後にスタートさせるとシャッターが切れるまでの時間が一定だったのですが、ミノルタ35のセルフタイマーはレバーを止める位置を任意に決められるので、その位置によってシャッターが切れるまでの時間を変えらる~という解釈です。以降、こういうセルフタイマーの方が一般的になっていきますけどね。

ちょうど、我楽多屋に広告に載っているのと同じミノルタ35のMODELⅡがありました。

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2024年11月14日 (木)

自作グリップ

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数日前のお客さんカメラ。ライカM4-PにライカビットMを付けられているのですが、見慣れないグリップが付いているのです。

お話を伺うと、3Dプリンターで作成したグリップとのこと。ライカビットMを付けた状態で装着可能なもの、指の掛かる部分の厚みがあまりないものを欲しくて、ご自身でデザインして出力サービスを利用して作成されたそう。

現状は素材の色のままだけども、着色するかどうかは考え中。

ちょっと興味深かったのは、以前紹介したレンズを作成してしまった高校生に触発された部分もあるんだとか…。あの高校生はテレコンなどのレンズを自分で組み合わせてレンズを作成して、3Dプリンターで作成した鏡胴に収めていました。そこまではしないけど、グリップくらいなら作ってしまおう~と思われたのだそうです。

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2024年11月13日 (水)

生命力!?

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、あざみ野。

すでに生きていない木なんですが、この現状を見て「生命力」を感じました。

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2024年11月12日 (火)

コシナC1S

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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世の中には数えきれないくらいの数の一眼レフカメラが存在しますが、いつも思うのは「コシナC1S」のペンタカバー部のデザインって、かなり特徴的な部類だよなぁ~という点。

全体像をパッと見た時点でも特徴的なのが分かると思いますが、上方や下方から見ると~より特徴的であることに気付きます。

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しかし、手に取って見るとその質感がかなりチープであることを知ることになります。背蓋を開けてみてもその感触やフィルム室の造りなどがプラスチッキー感で溢れていて、残念になる人もいると思います。

でも、シャッターや露出計などカメラとしての機能部分が壊れている個体は非常に少ないのも事実。日本に限らず世界中へ相当数のカメラがOEM生産されているカメラと基本同一なので、信頼性は高いのです。

あ、ただ一つ気を付けないといけない点があります。ミラーずれを起こしている個体が案外とあります。シャッターを切った際にレンズと接触する可能性があるので要注意です。

 

 

2024年11月11日 (月)

「?」貫禄のキヤノンFPが!

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このキヤノンFPに見覚えある人いらっしゃると思います。一昨年の夏に一度取り上げました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/08/post-b5c5.html

その後しばらく店に並んでいて売れたのですが、今年また戻って来たので~またしばらく店に並んでいたのです。

というわけで、ブログだけでなくて、店で現物をご覧になった人も多いかと。

昨日、2度目にお買上げいただいたお客さんが「こんな風になりました~」とご持参された姿がこれ ↓ 。

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結晶塗装仕上げに塗り替えられていました。そして、ペトリレンズが付いているのです。お客さん曰く「ペトリのレンズを使いたいのだけど、まともに使えるボディがなかなか無くて、動作的には問題の無かったこのFPを改造してペトリマウントにしてしまいました!」と。

「FP」の刻印の「P」を赤くしているのは、「PETRI」の「P」を意識して~とのこと。

古いカメラって、コレクションとして保管されるものもあれば、こうして改造されて使われるものもあります。賛否両論あるでしょうけど、忘れられて死蔵されるよりは明らかに良いカメラ運命なんじゃないかと思います。

 

 

2024年11月10日 (日)

富岡様のマクロレンズ

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お客さんに見せてもらった、富岡様のマクロレンズです。

「YASHINON」だけど「TOMIOKA」ともハッキリ刻印されてるんでビックリしたんですが、よくよく考えてみたら、過去にこのブログでも標準レンズで両方刻印されたものを紹介していました。あの時は「YASHICA」で「TOMINON」表記の広角もありました。

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今回のマクロヤシノン60mm/F2.8を見せてくださったお客さんは、フジのGFXに付けて撮影されているそうで、撮影画像を数枚見せていただきましたがイイ感じでした。

で、このブログ的には鏡胴に記された白と黄のヒゲが美しい~ので取り上げさせていただきました。

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白い方は被写界深度、黄色い方は露出倍数で良いのかな???

富岡様はこのヤシノン(ヤシカ)以外に、同レンズをリコーとマミヤにも供給していたようで、リコーのリケノンの方はカメラレビュー別冊クラシックカメラ専科No.39(朝日ソノラマ発行)にこんな記事を見つけました。鏡胴に記されたラインが一緒です。

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2024年11月 9日 (土)

なっげぇ~レリーズ 2

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エアーレリーズ自体を久々に見たような気がします。ちょっと前まではもう少し頻繁に見ていましたが、それでもゴム球の部分が変質して機能しなくなっているものがほとんどでしたけど…。

さて、この個体。リールに相当な長さのチューブがグルグル巻きにされたままの状態でゴム球を握ってみたら、なんとか機能していました。で、どのくらいの長さがあるんだろう?と思って、リールからチューブを解き始めたら~長い長い。

長いケーブルレリーズで話題にしたライツの「FISEX」を思い出したので、同じように店内中央のテーブルの周りを這わしてみました。

こっちの方がちょっと長いような気がします。計ってみたら、6m30cmありました!

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最近滅多に見ないような書き方をしましたが、調べてみたら今も新品が売られていました。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第301回目のテーマは「阪神タイガーズではなくて、阪神エレファンツ」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2025年2月初旬まで。

 

2024年11月 8日 (金)

「定価」と「概価」

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文京区大塚にあった日本フォートサービスさんの冊子「日本フォートサービスが推奨する 内外カメラ綜合カタログ No.3」。1952年5月に印刷されたものです。

先日、Facebookページには~エキザクタ・ヴアレツクスのビオターF2付きが定価154,000円で載っていることをアップしました。

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ライカのページを見ると、「定価」表示されている品物と「概価」表示されている品物があることに気付きました。一瞬何だろう?と思ったけど、中古の概ねの相場のことだろうと推測しました。

店に国語辞典が無いのでネットで調べたところ、「概価」という言葉は一般的な単語としては存在していないみたいです。

でも、冊子の最後の方に注釈がありました。「本カタログに記載致しました価格は一般に公表されているものを定価とし、中古及び今後発売を予想されますものは概価(概算価格)としました。」と。

改めてライカのページを見ると、当時(1952年)最新型のⅢFとそれ以前のモデルとの価格差についていろいろな見方が出来て興味深いです。初期モデルのスタンダードやDⅡでさえ、その時点では20年経つか経たないかの中古品なんですからね。

国産カメラとの比較も必要でしょうから、ほんの一部だけ載せます。

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また、当時の物価なども参考として必要になるでしよう。1952年の大卒公務員初任給が7,650円というデータがありました。

★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

 

さらに、この冊子の内容をよく読むと、日本フォートサービスさんがとても真面目に営業をされていたであろう姿勢がうかがい知れます。

冒頭の一部分を抜粋すると、「弊社は広い視野と正しい公平な観点から良いものをより廉く皆々様の
お手許に御奉仕申上げたいという主旨から、一部粗悪品や体裁の良い形態ばかりのカメラを排して、本当に使用者に喜ばれ、お使いになつて為になるもののみを厳選の上収録致しました。粗悪品を売るということは、弊社で製作されたものでなくても、選んでお買い求め願った弊社の側に一切の責任が帰属致して参ります。営業本位の経営を離れて、価格の高低を問わずその価格にふさわしいカメラ、実質的にその価格として価値のあるカメラを過去の経験を通してお薦めして参りました。人間には人間としての人格があるように、カメラにはカメラ自身の品格があるべきであります。このような意味であくまで良心的製作態度から出発して製作された一流厳選カメラを皆々様にお薦めしてゆきたいと存じます。」と書かれていました。

そして、「カメラの種類は極めてその種類が多く、どのカメラを御自分の御予算からどのようにして選ぶかということは仲々難しいもので御座います。カメラにはみなそれぞれの特徴がありますので、まず御自分の御予算と御自分の御使用目的をはつきりお定め願いまして下記の各種カメラの特徴を御斟酌の上、御自分の御希望カメラを御選択下さい。何れも弊社の厳選一流品の責任票を附して販売致しておりますから御安心の上お買い求め下さい。」と書かれた後に、商品紹介のページに移っていきます。

 

 

2024年11月 7日 (木)

写ルンですじゃなくて~

Flashback

世の中いろいろと訳の分からないことが起こりますが、こんなカメラ「FLASHBACK ONE35 CAMERA」が登場していたことを数日前まで知りませんでした…。

レンズ付きフィルム(写ルンですなどの使い捨てカメラのこと)みたいな格好をしていますが、デジタルカメラなんですって。

その特徴は、写ルンですと同じように巻上げダイアルを回してはシャッターを切って、1枚ずつ写真を撮っていくスタイル。でも、液晶画面など無いので撮った画像を見ることは出来ません。27枚撮り切るとスマホアプリと接続して(疑似)現像に出すことが出来て、24時間後に画像データをアプリで見られるようになるのだそうです。

撮れる画像は最近の若い人がフィルム写真に求めているような!?~偏った色味だったり粗めの画質だったりするエモい系の画像らしい。

だったら、写ルンですを使えばいいじゃん!とオジサンは思っちゃいますけど、それを言っちゃ~ダメなんでしょうね。

価格が15,500円だそうです→https://joinflashback.co/products/flashback-one35-camera

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