我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年12月 7日 (土)

古き良き専用露出計

まず最初に、12月7日(土)は我楽多屋の閉店時間を1時間繰り上げて、午後6時とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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画像のカメラは、上から「ニコレックスF」、「キヤノンフレックスRF」、「アサヒペンタックスS3」です。

これら3機種の一眼レフカメラはどれもカメラ自体はシャッタースピードとレンズ絞りを自分で決める完全マニュアル式です。

今の時代。完全オートのカメラでは露出の意味なんて知らなくてもキレイな写真が撮れちゃうものですが、このカメラが登場した1960年前半はそう簡単にはいきませんでした。

大まかにはフィルムのパッケージなどに記されている露出換算表を見たり、厳密には単体露出計を使って得られた数値を頼りに、シャッタースピードとレンズ絞りを決めて撮影しないと、キレイな写真が撮れる確率が低かったのです。

で、露出決定を手助けしてくれる専用の外付け露出計なんてものが用意されるようになるんですね。

今回登場の専用露出計は、どれもボディのシャッタースピードダイアルと連動するようになっています(ニコレックスメーターはツメを介してレンズ絞りリングとも連動します)。

連動するからって、露出がオートになるわけではありません。メーターにある針を見ながら、適正露出になるようにシャッターダイアルと絞りリングを自分で回さないといけません。

こんな風に文字で書いても、これらのカメラや露出計を使ったことが無い世代の人には難しい話でしょう。でも、どうです?こんな見た目のカメラもカッコ良くないですか!?

 

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2019年12月 6日 (金)

店の名前が「ヒルナンデス!」に出た

まず最初に、12月7日(土)は我楽多屋の閉店時間を1時間繰り上げて、午後6時とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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日本テレビ系列で全国放送されている番組「ヒルナンデス!」に、一瞬「提供:アローカメラ&我楽多屋」のテロップと私の手が写った画像が放映されました~!

番組の中で「世界で最初に自撮り棒が装着できるカメラ」として、ミノルタのディスクカメラ「disk-7」が紹介されたのです。

disk-7の実物は日本カメラ博物館へ行って取材されているのに、何で?うちのブログに載せた画像を使わせて欲しい~と依頼があったのか?良く分からないままOKを出していたのですが、一昨日の放送を見て分かりました。

日本カメラ博物館にはカメラ本体と専用の自撮り棒はあったのだけど、シャッターを切るための専用ケーブルが無かったのです。下の画像参照。

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その点、過去にうちのブログ記事で紹介したdisk-7には専用ケーブルもちゃんと揃っていたので、ケーブルをセットした状態の画像を載せていたのです。

その画像(上の上の画像)の中で自撮り棒を持っているのが私の手なんです。それを撮っているのも自分なんですけどね。

 

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2019年12月 5日 (木)

Cameraholics

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2000年前後にあった中古カメラブーム。その頃、ライカを中心に沢山の書籍が出ていました。

その頃の本はフィルムライカばかりの内容でした。なので、ある意味で今これらの本を見ても内容は古くなってはいませんね。

数日前に常連さんが、その辺の書籍の整理に来られたので我楽多屋に値付けして多数置いてあります。

 

そこへ一昨日、澤村徹さんが編集を担当された新刊の献本に来てくださいました。11月30日発売の「Cameraholics(カメラホリック)Vol.2」です。

「ライカへの偏愛。」という大特集をメインに全編ライカ絡みの内容です。

ただ、前述の時代の本と違って、内容はデジタルライカがメインですけどね。製品情報は現行のコシナ
フォクトレンダー製レンズや中国製レンズの他、オールドライカレンズも載っています。フィルムカメラ情報は「ファーストライカをフィルムで愉しむ。」という赤城耕一さんの特集があります。

そして我楽多屋的には、最近のトークショーでも何度か話題に出た長徳先生が京都を撮った「TODAY KYOTO×Leica M10-D」も見どころですね

久々にライカへ特化した本が出たような気がします。読み応え・見応えのある1冊と思います。

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2019年12月 4日 (水)

銀座の朝

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、朝の銀座。

実は先週の定休日は珍しく何処へも出かけず、ほとんど引き籠っていました。なので、この画像は先週の出勤中に早朝の銀座で撮ったものです。

早朝の銀座は清掃や補修などの作業をされている人を多く見かけます。そんな働く人の姿を撮るのも好きです。

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2019年12月 3日 (火)

ただの色違いじゃありません

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私物の整理をしていたら、ペトリのフロントキャップがたくさん出て来ました(◎_◎;)

「売らずにどうすんの?」言われてしまいそうですが、その分だけカメラもあるので仕方ない…ですよね!?たくさん並べた画像は刺激が強いので公開自粛します(笑)

その中に画像の2枚がありました。

どちらも、PETRIの文字が中心から少しズレたところにあるお気に入りのタイプで、フィルターサイズも40.5ミリ径用のかぶせ式キャップです。

でも、ただ色違いというだけでないところにマニア魂がくすぐられるのです。

画像からもその質感が伝わっていると思うのですが、黒い方は樹脂製で文字は浮き彫りタイプ。銀の方は金属製で文字が掘り下げタイプ。

「だから何?」って言われてしまうと困ってしまうのですが、マニア的には嬉しいのですよ(^-^)

 

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2019年12月 2日 (月)

不死身カメラ

少し久しぶりにご来店されたお客さんが我楽多屋へ入って来られる時に、アローカメラ買取りコーナーの入口に立っていた買取名人改め買取職人と出くわして、「いらっしゃいませ!」と声を掛けられていました。

その後、我楽多屋に入って来られるなり、「お父様お元気ですよね!お幾つ?」と聞かれました。

「80歳ですよ。ご存知でしたっけ?3年前に一回倒れて1ヶ月くらい意識無かったのに、半年後に後遺症もなく戻って来たんですよ」と答えると、そのお客さんが「不死身カメラ屋さんですね(^-^)」と言われました。

その例えが印象的で話題にしています。買取名人改め、買取職人も改め、不死身カメラ屋さんってところでしょうかね(笑)

それでいうと、フィルムカメラ。特に電池を必要としない類いの古い金属製機械式カメラも長寿命ですよね。これだって不死身カメラですね。

下の画像、不死身カメラ屋さんが不死身カメラを持ってますね。多分このライカ、買取職人の生まれ年ライカ(ライカⅢA)だったと思います。

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2019年12月 1日 (日)

フィルムカメラに興味を持ってもらえたら!

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一昨日、ニコンFGを持った爽やかな男子学生さんが「ボタン電池売ってますか?」とご来店されました。「父親が昔に使っていたものを渡されたのだけど、動くのかどうかも分からないんですが…」と。

「今、販売用は切れちゃってるんだけど、とりあえず動くかどうかだけのチェックならテスト用の電池はあるので試してみますよ」と言うと、「お願いします」と。

電池を入れて確認すると、シャッターちゃんと切れてるようだし、絞り優先モードで大雑把に確認するに露出計の精度も大丈夫そう。

それを伝えると、「早速試してみます!フィルムはありますか?」と聞かれました。

「期限切れフィルムなら時々出るんだけど、それも今は無くて...」と言いながら、レジカウンターの横にずいぶん前から置きっ放しにしている、15年くらい前に期限の切れたFamilyMartとKodakのダブルネームパッケージのフィルムが視界に入ったので、「もしこれで良ければ~!?」と言うと、「売ってくれますか?」と。

100円で買ってもらったので、テストに入れたLR44電池も残量が十分ではないけど差し上げました。

お話を聞くと、もともとデジタルから写真を始めた世代、ペンタックスのデジタル一眼はK10で始まって今はもう3台目をお使いだそう。フィルムカメラは中判を何度か使ったことあるけど、35ミリは初めてという...。

へぇ~!って思いました。

でも、大学の写真部に入られているようなので、カメラや写真の知識はお持ちなんです。念のため、買ってもらった期限切れフィルムの装填がちょっと気になったので、目の前で少しアドバイスしながら装填してもらいました。

そのニコンFGには、F値の明るいトキナー標準ズームが付いていましたけど、図体が大きいのが気になるようで、今度ニッコールの単焦点を探しに来ます!と帰って行かれました。

そう...ニッコールの単焦点35ミリや50ミリがあったんですけど初期のオートニッコールばかりで、AiなりAi改造が良かったようです。

*上の画像はイメージ画像で本文中に出て来るニコンFGとは別物です。

 

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2019年11月30日 (土)

最終!?販売!田中長徳写真集「WIEN MONOCHROME 70's」

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田中長徳先生の貴重な写真集「WIEN MONOCHROME 70's」特別販売のお知らせです。

作成されたのは14年前の2005年。1,000部限定の上、書店販売されなかったという幻の写真集です。

過去に3度ほど我楽多屋で特別販売させていただきましたが、出版元の倉庫から発掘された遂に最終分とのことなので、今回が最後のチャンスとなりそうです。価格も割引価格(定価9,524円8,000円:ともに税別)でのご提供です。

 

「WIEN MONOCHROME 70's」

70年代に長徳先生がウィーンを撮ったモノクロ作品は映画のワンシーンのようです。
使用機材はライカM2、M3、ニコンSP、キエフ、ローライフレックスなどなど。
作品はもちろんですが、その装丁が立派な点も貴重な一冊です。
(サイズ265㎜×265㎜×38㎜・480ページ・重さ約2.5kg)

 

ご来店いただける方、税込み8,800円にて販売いたします。

  • 我楽多屋へ直接ご来店くださいませ。
  • 在庫数僅少ですので、ご来店前に在庫の確認をおススメします。

 

通信販売をご希望の方、価格は送料・発送手数料・税込み合計で10,000円です。

  • メールにて(arrow.noda@nifty.com宛て)、お名前・ご住所・お電話番号・メールアドレスをお知らせください。
  • 受付後、送金口座などをお知らせするメールを送ります。

 

2019年11月29日 (金)

再び「シェー」かどうか!?

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先日、フィルムに装填したままになっていたフィルムを撮りきって現像出ししました。仕上がりを見て、恥ずかしいことにビックリしたことに4年も前の写真が写っていました。

中にはこんなセルフポートレートもありました。

これを見て、10年前もブログで話題にした~カメラを縦位置に構えた時に右手を上に構えるか?右手を下に構えるか?という話を思い出しました。その時のブログ記事はこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/06/post-fc32.html

私はほとんどの場合、今回の画像のように右手を下に構えるのです。

ただ、取扱説明書なんかを見ると、右手を上に構えているパターンが多いのです。さらに一般的にみて、右手が上の人の方が多い感じがします。

でも、右手を上に構えると、おそ松くんの「シェー」のようなポーズになるんですよね(^-^)

今回、少し聞き込み調査をした結果。利き目が右目なのか左目なのかが影響することが分かりました。また、ファインダーを覗いていない方の目をどうしたいのかも影響するようです。これは特に等倍ファインダーのカメラで両目で見る時に影響します。

といっても、これらの影響も絶対条件ではなくて、人によって構えやすい方で~というのが答えのようです。

ちなみに、Googleで「カメラの構え方 縦位置」を画像検索すると、我楽多屋にも時々ご来店くださるカメラマンの大浦さんが出て来ましたよ!

 

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2019年11月28日 (木)

鉄アレイみたいなこれ、何?

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知らない人にとっては、きっと「なんじゃこりゃ?」とビックリするくらいのカメラアクセサリーかと思います。

不思議な形をしているうえ金属製なので重量もあって、独特な存在感があります。物々交換でこれを持って来られた常連さんは「鉄アレイ」と呼んでいました(笑)。

これは、ドイツのキルフィットというレンズメーカーの製品です。

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レンズメーカーってのがヒントになるかな...。本体の前後にあるのは39ミリ径のライカスクリューマウントです。

そう、これはレフレックスハウジング(ミラーボックス)。ライカ純正品でいう「ビゾフレックス」ですね。

これにレンズを付けてライカボディに装着すると、一眼レフのように使えるようになるのです。

今回この部分だけで、これに合わせるレンズもライカボディも無いのです。でも、何とか全体像をイメージしていただきたく...下の画像は載せますが、画像内のボディもレンズもいい加減なものを付けている乱暴な画像になっていますのでお許しください。

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