ペンタックスSVのブラックは、わりと稀少と思います。
ただ、この頃のペンタックスのブラック塗装は劣化が激しいものが多いように思います。たまに驚くほど綺麗でイイ感じの塗装の個体も発掘されるので、保存環境や使用環境による劣化なのかな?と推測しています。
このSV、軍幹部を中心に特徴的な劣化が見られます。
それがまるで、「ちりめん塗装なのか!?」と思うような加減なのです。
この頃のペンタックスのブラックボディ、今回のようなちりめん塗装風になったもの以外にも、塗装が剥げて金ピカ風になったものなど様々な劣化加減を見たことがあります。
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これは昨日のお客さんカメラなんですが、「このF3はセミプロ仕様(笑)だよ」と言って見せてくださいました。
さぁ、この画像で何故にセミプロ仕様!?なんて呼び方をされているのか分かりますか?
ニコンF3には、報道機関向けに造られた「F3P」というモデルがあります。「P」はプロフェッショナルかプレスの頭文字だろうと言われています。
F3Pは通常のF3に対して、以下の装備が施されています。
画像のF3は、製造番号の前に「P」の刻印が無いので、通常のF3ボディです。
しかしながら、シャッターボタンにカバーがされていて、裏蓋開閉ロックボタンも省略されています。その2点だけ、何故かF3P仕様になっています。お客さんが中古で購入された時から、この状態だったそうです。
お客さん曰く「一般ユーザー向けにこういうサービスをしないと思うから、プロ登録しているカメラマンが通常のF3に一部改造を依頼したものじゃないかな?」と。で、セミプロ仕様ってことです(^-^)
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昨日に続いて我楽多屋の作業案内みたいな感じになりますが、、、
今週、アローカメラの買取りで沢山のカメラやレンズと一緒に買取った三脚が我楽多屋に回って来ました。
マンフロットの少し前のモデル「190PROB」。使い良さそうなサイズで、程度も良好。ベルボンの自由雲台がセットされていましたが、別個に本来セットされているマンフロットの3ウェイ雲台もありました。ただ、クイックシューのプレートが欠品しています。
さぁ、これをどう売りましょうか?
普段であれば、自由雲台をセットにしてそのまま使える状態の三脚で値付けして、欠品している3ウェイ雲台はジャンク的な値付けをする感じです。昨日のブログにも書きましたが、現状販売するのを我楽多屋の基本にしているからです。
でも、三脚がキレイなので、本来セットされてる3ウェイ雲台と別けるのが勿体なく思いました。とはいえ、3ウェイ雲台のプレートだけを新品でわざわざ取り寄せるようなことは普段の我楽多屋では絶対と言っていいほどしません。
今回に限って何となく調べてみたら、純正のプレートが安価でヨドバシドットコムで売られていたのです。参考価格(メーカー標準価格!?)の83%引きで!!
本来標準装備されていたプレートではなくて、35ミリカメラの縦位置撮影に適しているというプレートですが横位置でも使えそうだし、純正の適合品には違いありません。
それにポチッとしたら、翌日にすぐ届くんですもん。
結局、その新品プレートを取り寄せて3ウェイ雲台にセットして、本来の組み合わせのマンフロット三脚として値付け。ベルボンの自由雲台も完品の単品で値付けしました。
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我楽多屋は「がらくた」屋なので、ほとんど現状販売をする店です。
物々交換でやって来たものやアローカメラの買取りから回って来たものは、状態・程度をチェックして分解修理などせずに、その状態に見合った値付けをしています。
それでも、被った埃や汚れなどは適度に落として綺麗にします。
時々、ボディやレンズなどにある刻印の白文字が上からマジックなどで塗られてしまっていることがあります。こういう場合、下手に落とそうとすると元の白塗料まで落としてしまうことも有り得るので、あまり手を掛けないようにしています。
が、今回のニコンフードは手を掛けたくなりました。
ニコンのメタルフードに刻印されたブランド名などの文字は時代によってバリエーションがあります。今回のように「F」マークがある初期の頃のものは値付けを少し高く出来るのです。塗りつぶされたままだと値を安くせざるを得ませんし、「F」マークがあることさえ気付かれないかもしれません。
ということで、少し手間(大した手間じゃあありませんが)をかけてみました。ちょっとスケベ根性が出たわけです。
画像、右側のフードが上塗りされたマジックか何かのインクを落としてみたもの。完全に元のように白文字がクッキリには出来ませんでした。そして、左側のフードは上から塗られたままの状態です。光の加減で案外刻印が見えやすくなってますが…。
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先日、買取りのアローカメラから我楽多屋に回って来たニッコールレンズ数本のチェックをしていました。
その中にかなりキレイな標準レンズ「NIKKOR-S Auto 50/1.4」がありました。
そのレンズの鏡胴中央部分にある銀色の部分のキレイさが異常なほどに思えました。その光沢が凄いんです。
で、自分が持っているきったねぇニコンFに付けてみたくなりました。上の画像ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、キレイさとキタナさの差が凄いです。
キレイなレンズにえんがちょが伝染っちゃたかもしれません。
ちなみに、今まであんまり気にしたことなかったのですが、初期のニッコールは微妙な世代違いで鏡胴の銀色部分が、今回のように光沢があるものと、光沢のないものがあるようです。
下の画像で右側に並べてあるのは、光沢のない「NIKKOR-S Auto 35/2.8」です。
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明日23日(土)は、我楽多屋の「がらくた市」です。
田中長徳先生トークショーは通常通り行ないますが、当日は祝日(勤労感謝の日)なので閉店時間が午後5時です。そのため、1割引きサービスの開始時間を1時間繰り上げます。
よって、タイムスケジュールは以下のようになります。ご確認ください。
・午前10時 : 開店
・午後1時 : 全品10%割引サービス開始
・午後2時半~: 田中長徳先生トークショー開始(終了予定は午後4時)
・午後5時 : 閉店
★トークショーは我楽多屋店内で開催します、その間は店内でのお買い物は出来なくなります、ご了承ください。また、開催中は座り聞きOKですから、各自、敷物や座布団などお持込いただいて結構です。
一昨日のブログでちょっと触れた、デート機能で表示できる日付が2019年12月31日までのカメラが多いという問題。
一部では2019年問題と呼ばれているとか。最近、何度かお客さんから聞いて知った私でした。
が、なんと!昨日発売の日本カメラ12月号で記事になっていました。
さらになんと!そこに「フジAUTO-8 QD TATEYOKO」も紹介されているという偶然に驚きました。
どうして、今年の大晦日までしか表示できないカメラが多いのかというと、1981年に開発されたエプソンの汎用モジュールを取り入れているカメラが多く、そのモジュール自体が2019年12月31日までの設定になってしまっているからなのだそうです。
日本カメラの記事中には、2020年以降も日付設定が可能なカメラのリストも載っています。
我楽多屋にあったコンパクトカメラ数台で試してみましたが、2029年まで表示可能なカメラもチラホラありました。
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本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。
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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、有楽町です。
このガード下は3ヶ月前にも写真を載せました。何故かいつも気になる場所なのです。
今回は走り抜ける自転車を撮りましたが、自転車通勤をしている私の厳しい目でみると、そんなところを自転車で走ってはいけません<`~´>
う~ん(>_<)、こんなカメラがあったとは(゚д゚)!
フジフイルムのコンパクトカメラを動作チェックしようとして、背面にある見慣れない『たて』『よこ』という表示に「何だ?何だ?」と思いました。
シャッターボタンを半押しすると、『よこ』の文字の上にある窓が緑色に点灯しました。へぇ~!じゃあ~と思って、縦位置にしてシャッターを半押しすると、今度は『たて』の文字の横にある窓が赤色に点灯しました。
でも、そんなことは教えてくれなくても分かるよなぁ~という感じ。
早速検索してみたところ、デート機能で写し込む日付の位置を縦位置と横位置の場合で自動的に変えてくれるカメラなんだそうです。
背蓋を開けると、ご覧のようにデーター写し込み用の窓が二つありました。どうやら、背蓋の中に水銀スイッチが仕組まれていて、それで縦横を判断しているそうです。
で、このカメラの名は「AUTO-8 QD TATEYOKO」
気の利いた機能だと思うのですが普及しなかった事実をみると、製造上のコストや手間に見合った販売上のアピールポイントにならなかったんでしょうね。
そして、一つ興味深いことがありました。
私はカメラを縦位置に構える時にシャッターを切る右手を下側に構えるので、このカメラの「たてよこ」機能をすんなり受け取ることが出来たのですが、シャッターを切る右手を上側に構えた場合に、このカメラは「たて」位置判定をしてくれません。なので、右手を上に構える人の場合は、横位置の場合と同じで長辺の右下に写し込まれてしまいます。
昔のブログ記事(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2009/06/post-fc32.html?)で話題にしていますが、縦位置の際に右手を上に構える人の方が多いみたいなんですけどね。
最後にこのカメラのデート機能も多くの前世紀のカメラと同じで、設定出来る日付が2019年までです。ご注意の程を(^^;
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