我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年12月27日 (火)

安いフィルムと新しいフィルムカメラ

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

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時々まとまって出て来ることのある期限切れフィルム。今回は黒白フィルムが入りました。

何タイプかありましたが、画像のフジフイルム ネオパン100 ACROSの24枚撮りは有効期限が2010年12月でした。

黒白フィルムなので10年ちょっとの期限切れでも案外とイケそうな気がしますが、これはいつも言うことですが~保存状態などが不明なので絶対的には何とも言えません。

それよりも気になったのが、パッケージに貼られていたヨドバシカメラさんの値札。その金額が320円なのです。

「安っ!」ですよね。

今、後継タイプのACROSⅡの36枚撮りが1本1,260円です。

 

話しは少し飛びますが、リコーペンタックスさんがフィルムカメラの開発をして販売を目指していることを発表しました。私も動画を1本見ました。


YouTube: PENTAX Film Project Story #1

素晴らしい情熱と意気込みで是非とも実現させて欲しいと思うところです。

でも、少し気になったことがあります。今もフィルムカメラはあるにはあるんです。もちろん、何年も前に製造された中古カメラで故障や修理の心配がありますが…。新しいカメラを造るにあたって、フィルム価格の高騰やフィルム自体の存続の問題も同じレベルで深刻なんじゃないの?!という気がします。

大きなメーカーさんがやることですから、フィルムメーカーさんも巻き込んで~ってのもありなんじゃないかと、小さな小さなカメラ屋は思ってしまうのです。決して高性能高品質のフィルムじゃなくてもいいから、安定供給される手頃な価格のフィルムの登場も望みたいところです。

そうしないと、カメラメーカーさんがフィルムカメラを造った自己満足で終わってしまうような気がするのです。(←これ一番大事なところ、テストに出ます…)

 

 

2022年12月26日 (月)

ゆるかわ起動画面

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

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今日はゆるい内容です。

ボディカラーやデザインからして、見るからにゆるい印象のコンデジ「キヤノン パワーショットE1」です。

動作確認しようと電池を入れて、電源をオンにした瞬間に一瞬だけ表示される起動画面が下の画像のような感じなんです。

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小さな鳥に和みますよね。もう一つ描かれているのは船着き場にあるビット(係留柱)でしょうか。ほんの一瞬、0.何秒しか表示されませんけど。

そして、この個体は残念ながら撮影が不能だったので、このかわいい起動画面を見る専用機みたいな感じです(^^)

発売(2008年)当時の記事を探して読んだところ、このモデルのデザインテーマは「リラックス」だそうです。

そして、ゆるかわな起動画面は設定されている3色のボディカラーごとに違うんだそうです。このブルーは「海」のイメージであることも分かりました。やはり、係留柱とカモメなんでしょうね。

 

 

2022年12月25日 (日)

速報!EPA

年内は30日(金)まで、年始は5日(木)から営業の予定です

 

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一昨日のブログで「このマークを読解せよ」と話題にしたマークについて、唯一コメントを頂戴したOさんの推測によると、「E・P・A」の3文字を模ったマークで、Endo Photo Accessoriesの頭文字なんじゃないか?と。

これ、正解っぽいですよね!

私なんかは、「P」しか読解出来なかったので、てっきりカメラ名のピジョンのPだと思って、それ以外は何を模っているのだろう?ばかり考えていました。

さらには、ピジョンの販売は元遠藤カメラ店のエンドー写真用品でした~なんてことまで説明していながら、全く気付きませんでした。

Oさんの推測を検証するべく過去の広告を見返してみると、遠藤カメラ店時代の広告(下の画像左側)にはこのマークは登場せず、エンドー写真用品に名称を改めてからの広告(下の画像右側)にはこのマークが登場しているのです。

関係者からの証言や、確実に説明がされている文献があるわけではありませんが、まず間違いなでしょう。

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2022年12月24日 (土)

キヤノンACレンズ

本日24日(土)、午後1時45分から3時まで地元商店会打合せの為に一旦店を閉めます。よって、毎月第4土曜日恒例、全品1割引サービスは午後3時からとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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このレンズ、キヤノンの公式サイトで「特殊レンズ」に分類されていました。

T-80用の「AC35-70/3.5-4.5」というFDマウントのズームレンズで、T-80とセットで使うことでオートフォーカスが可能になります。

私の中でこのレンズは、ほかのACレンズ2本(50/1.8、75-200/4.5)も含めて画像のように、鏡胴に記されている文字の色はちょっと黄ばんだ感じの色で、前玉の周辺は赤で縁取られているイメージなんです。

しかし、公式サイトにある画像では文字は白く、前玉の縁取りも白っぽい。ただ、50/1.8と75-200/4.5の画像は黄ばんだ文字と赤縁取り。

標準ズームの35-70/3.5だけ、2種あったんでしょうか??

 

 

2022年12月23日 (金)

このマークを読解せよ

★今週の土曜24日、午後1時45分から3時まで地元商店会の打合せの為に一旦店を閉めます。よって、毎月第4土曜日恒例、全品1割引サービスは午後3時からとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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4年半前にFacebookページで、チラッとこのマークを「読解できません」と話題にしました。あの時はピジョンフレックスのピントフードにマークが付いてました。

その時に2件ほどコメントを頂戴しましたが、まだ結論が確定していません。

 

そして最近、元箱付きのピジョンフレックスが入って来た時のこと。今度は元箱に同じマークが大きく記されていました。

このマーク、どう読解すればいいんでしょうね???

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ところで、「ピジョン」というネームは、エンドー写真用品株式会社(元は遠藤カメラ店)が販売したカメラに与えれらたブランドネームのようです。製造については、八洲精機や信濃光機などを中心にいくつかの製造メーカーが携わっていたようです。

 

 

2022年12月22日 (木)

何か分からないレンズから自作

*今週土曜24日は第4土曜です。ただし、午後1時45分から3時まで地元商店会の打合せの為に一旦店を閉めますので、全品1割引サービスは午後3時からとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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以前、テレコンから自作レンズを作った学生さんを話題にしたことがありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/03/post-deaf.html

その記事をご覧になったお客さんが裸のレンズ(民生用じゃなくて工業系のレンズなど)を幾つも持参されて、「あの学生さんに差し上げてください」と言われて預かり、数か月後になりましたが、無事に学生さんにお渡ししました。

お仕事柄、不要になったレンズを多種多様お持ちのようで、廃棄するよりは有効に利用してもらいたいということで提供してくださったのです。

それから数ヶ月が経過した先週、学生さんがご来店されて、何だか分からない沢山のレンズの中から適当なレンズを組み合わせて作ったレンズを持って来てくれました。

3Dプリンタで作成した鏡胴は「まだ不得手で…」と言われていましたが、オジさん的には学生さんがこんなものを作ってしまってること自体が想像を超えています。

ベス単フード外しか?と思わせるようなソフトで良い感じの描写をしています。

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裸のレンズを持参してくださったお客さん、学生さんからくれぐれもよろしく伝えて欲しい!と伝言を受けておりますよ。

 

 

2022年12月21日 (水)

夜汽車

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、豊洲です。

豊洲にある芝浦工業大学付属中学高等学校の前身である東京鐡道中学は、日本鉄道開業50周年の記念事業として1922年に開校したそうです。

それから100年。創立100周年記念事業として、西武鉄道が所有していた1886年製造の403号蒸気機関車が寄贈されて、先月から展示されているのです。

ここ、芝浦工業大学付属中学高等学校の敷地内らしいですが、隣接する豊洲六丁目第二公園に面しているので、こんな風に夜でも近くで見れるのです。

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2022年12月20日 (火)

MAX4000

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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今年6月にニコンミュージアムオリジナルグッズとして発売された、ニコンFM2誕生40周年記念ストラップです。

40年前の1982年、当時世界初となる超高速シャッタースピード1/4000秒を搭載して誕生したFM2でした。その時にも「4000」の文字が刺繍されたストラップが存在していましたが、今年40周年と合わせて発売された記念ストラップにも「MAX 4000」の文字が刺繍されています。

このストラップを、FM2のデザインをオマージュしたと言われているミラーレスデジタル一眼のZfcに装着したお客さんから、見せてもらいました。

そのお客さん曰く「Zfcに付けてみたものの、このカメラのシャッタースピードに1/4000秒がなかったらマズいなぁ~と思ったけど、ちゃんとダイアルに「4000」が記されていて安心しました(^^)」と。

こんなマニアックなことを気にされていらっしゃいますが、もうお馴染みかな!?常連であることもマニアであることも認めない、通りすがりのただのカメラ好きな人のカメラです。

 

 

2022年12月19日 (月)

無印ライカ

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ライカの純正アクセサリーなのに、「Leica」(Leitz)の刻印もないし、数字による品番もありません。あるのは「JAPAN」の刻印だけ~というアクセサリーがあります。

元箱があったので、そこに記された品番から確定したのは「ライカR3用のアングルファインダー」ということ。

多くのアングルファインダーは接眼部にネジ込んだり、接眼部の枠にハメ込むものが多いですが、これは接眼部の上方にあるアクセサリーシューに差し込むタイプです。

最初、見た時にその形状から「ミノルタの製品?」と思いました。手に取ってみたら「JAPAN」と記されてるし。でも、ライカ関係のアクセサリーと一緒にあったので「むむむ?」と思いながら調べたら、推測した通りでした。

ライカR3といえば、ミノルタと共同開発したカメラですからねぇ。

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あ、店にミノルタのアングルファインダーあるので並べてみたら、取り付け部以外はそのまんま同じでした。

ついでに、ライカR3と兄弟機種とも言われているミノルタXEにR3用アングルファインダーを付けてみました…。

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2022年12月18日 (日)

GHOSTLESS フィルター

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かつて、アサヒペンタックスのレンズフィルターに「GHOSTLESS(ゴーストレス)フィルター」ってのがありました。このブログでも何度かチラッと取り上げたことがあります。

クローズアップフィルターのようにガラス面が弧を描いていますが、スカイライトフィルター(ほかにUVとCLOUDYもあります)なので、レンズ保護系のフィルターとして使えます。

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当時のカタログには「2種類あるゴーストのうちの一つは抑えることが出来るフィルター」と案内されています。でも、それ以上のことは知りませんので、抑えられるゴーストがどれで、抑えられないゴーストがどれで、それは描写にどう表れるのか?聞かないでください。

最近はゴーストやフレアを求めてオールドレンズを使う人がいたり、そういう向きにゴーストやフレアをあえて出すようなレンズフィルターも造られたりしているくらいですから、このゴーストレスフィルターなんてのは「お呼びじゃない」かもしれませんね。