我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2025年8月

2025年8月31日 (日)

三脚~

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最近(デジタルカメラの時代)になって使わなくなったモノとして、スライドビュワールーペが挙げられる〜って話をしたことがあると思います。

三脚も案外とその部類。

デジタルカメラでも使うに越したことはないんすけど、感度やシャッター速度をフィルムと比べて大幅に上げられるようになったり、手ブレ防止機能の性能向上などの理由で、重量や嵩のある三脚を持ち歩くのが必須条件から外れて来てるんですね。

いい品物を扱う普通の中古屋さんには新しめで程度が良くて名のあるブランドの三脚も並ぶでしょうが、我楽多屋には古くて普及ブランドの三脚が溜まっていく傾向にあったりします。

今回また少しまとめて三脚がやって来たのですが、置き場所に少々困ったり…なんて事情もあるんです、店側には。うちは我楽多屋なので誰か必要としている人へ橋渡しが出来れば幸いと思ってはいるものの、欲を言えばなるべく早くそういう人が現れてくれると嬉しいのです。

この中には名のあるブランドの三脚もあります。置き場に困ってるくらいなので、早々に来ていただくと良いことあるかも!?

あ...この記事のアップを手間取っている間にも、既に減っていってます。

 

★6月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年8月30日 (土)

広げっぱなし

時々、注文の多い中古カメラ屋として、品物の扱いが雑だったり・よそ見しながら品物を手に取ったり戻したりするお客さんを例に挙げて、品物の扱いに気を遣っていただきたいお願いをしています。

前回は3ヶ月前でした→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/05/post-aba2.html

少し前にあったのは、細かなことなので話題にしていませんでしたが、後から下の画像のような状況(左のカメラの背蓋が閉じられていない…)に気付いて~、え~っ!と思うようなことがありました。

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そして、今回はこれ。

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ニコンF2用ケースを開けて見たあとに、上カバーを元に戻さずにだら~んとさせたままにする人。モノに対する敬意みたいなものが全く感じられませんよね。こういうことを平気で出来る人には正直なところ売りたくないですね。

 

★6月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年8月29日 (金)

セルフタイマーについて

本日29日(金)は、都合により午後6時で閉店させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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セルフタイマーって使います?

前にも自白?いや話題にしたことあると思いますが、我楽多屋ではカメラの動作チェックの際にセルフタイマーの動作確認はあまりしていません~って件。

基本的に事前整備などしていない品物を売る我楽多屋ですから、動作品でも「完動品」という言葉は使わないようにしています。

そういう品物を使用されるうえで、セルフタイマーを使用するような条件で撮影する人がどれくらいいらっしゃるのだろうか?とか、そもそもセルフタイマーが壊れている確率ってそんなに高いんだろうか?とか、そんな大雑把な姿勢で居ました、最近まで。

だから、セルフタイマーの動作チェックをあまりして来なかったのです。

ただ、これもどこかで話題にしたと思いますが、フィルムカメラたちが長いカメラ生命を経過している中でプロの修理屋さん以外の人の手で分解修理などされているケースが徐々に増えて来ているのも事実だと思うのです。必ずしもそれを否定している訳はないですよ。

ただ、そういう素人修理をされた品物の中には思わぬところに不具合が出ているケースがあるのも事実。

我楽多屋で直接お客さんから買取りや物々交換させていただいた品物の場合はそういう確率が低いようですし、ご自身でカメラの分解などを楽しまれていらっしゃる方の場合はそういう旨のコメントを添えていただく場合もあるので有難く、品物をチェック出来るのです。

しかし、仲間の業者から回って来る品物(そもそもがジャンク品として)の場合はどこでどういうカメラ生命を経過して来たのか分からないので、ちょっと厳しくチェックしないといけなくなります。

実は今回そういう流れで入って来たカメラのチェックをしていたら、3台中2台のセルフタイマーが不動でした...。

 

★6月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html

 

 

2025年8月28日 (木)

ハイブリッド!

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こんな変わったものを持って来てくれた人がいます。

そろばんと電卓が一緒になったもの。いま風に言えばハイブリッド機。手頃な電卓が普及し始めた頃に作られたものなんでしょうね。

ただ、その存在意義は何なの?と少し不思議な思いになりました。

そろばんに自信のない人が後から電卓で検算するんだろうか?とか。だったら、最初から電卓使えばいいのだし。そろばんが得意な人と苦手だから電卓の方がいい人が混在する家庭や職場でも、これが1個あれば用が足りるから?とか。いろいろ推測しました…。

そして、これを見ていて思い浮かんだのがフィルムカメラとデジタルカメラのハイブリッド機。

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技術的なことや、それこそその存在意義など、全く無視して、見た目だけのお遊びですからね。

最後に、そろばんと電卓が一緒になったシャープのこの製品はその名称を「Soro-cal(ソロカル)」と言うそうで、この型は1979年発売だそうです。こちらのサイトに情報が載っていました→http://www.dentaku-museum.com/calc/calc/1-sharp/6-sorocal/sorocal.html

 

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2025年8月27日 (水)

荒木町売地

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、裏路地ではなく売地。

ここ入って行くと奥は少し広いところがあるみたいです。

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2025年8月26日 (火)

ジウジアーロ・デザインの四角い突起

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少し前にご来店されたお客さんが、そのとき我楽多屋の在庫にあったニッコールEシリーズのズームレンズを見て言われました。

ニコンEMが好き過ぎて、お店で見かけるとついつい買ってしまっている時期がありました~と。それで、EMにはやっぱりEシリーズレンズなんですよね~とも。

Eシリーズレンズは小型軽量のEMに合わせて登場した、通常のニッコールレンズより軽量な廉価版的レンズ。

そのお客さんがこだわるのは、ジウジアーロ・デザインのEMのデザイン画に一緒に描かれていたレンズは鏡胴の一番ボディ寄りの部分に四角い突起が並んでいたそうで、Eシリーズレンズはそのデザインをちゃんと採用しているからだそう。

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私はあまり気にしたことがなかったので、ネット上でジウジアーロが描いたEMのデザイン画を探してみましたが見つからず…。

でも、お客さんが言われていることは分かります。上の画像で黄色の矢印の先の部分のことです。

ほぼ同時期の通常のニッコールレンズと並べてみると、Eシリーズが少し大きめな四角い突起が並んでいるのに対して、当時の通常のニッコールはもっともっと小さい四角い突起が3列で並んでいます。

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このお客さん、クルマもジウジアーロ・デザインのクルマに乗っていたことがあるそうなので、かなりのこだわり派ですよね。

 

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2025年8月25日 (月)

何でもあるなぁ

★本日25日(月)、急な買取り業務のため開店時間を昼の12時とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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先日、仲間の業者に「何だろうね、これ?」言われて、差し出された、これ。

8ミリのフィルムクリーナーだろうな〜というのは一瞬で分かり、背面にシューのような形状をした金属があるのを見て、ピンッと来ました。

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我楽多屋の商棚の上にずいぶんと前から在庫として置いてある、8ミリのEDITORにこのシューがハマりそうな部分があるのを記憶していたから。

さらに、これにもEDITORにもTOSHIBAのブランドが記されているので、試すまでもなくビンゴ!と思いました。

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我ながら、我楽多屋なんでもあるな…と思いました。

 

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2025年8月24日 (日)

指どころか...目が怖い…

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一昨日Facebookページにアップした安原一式の画像。

わたし的には軍艦部にある汚れを落とそうと思って、湿らせた布で軽く拭いたら「一式」の刻印にされていた墨入れが落ちてしまった…という軽い気持ちでした。

が、想定外に「安原一式」に反応された方がいらっしゃいました。もう知らない世代もいらっしゃるのでしょうし、忘れかけている人も多かったようで。

過去に安原一式を話題にしたブログ記事です。

 

私はこの業界に入って数年経った頃、仕事内容が写真からカメラへ変わって直ぐくらいの頃だったので、印象残ってます。

それは単なる変わった狙いの新製品というだけでなくて、うちの店で購入した実機の申込から入手までの様々な経緯や結果的には盗まれてしまったという事件まで含めて。
 
その創業者兼技術者は志高く製作に臨んだのでしょうけど、実際の工場が中国だったこともあってご苦労も多かったようです。

うちの店にやって来た個体は巻戻しクランクが少し歪んでいたり、金属部品(特にアクセサリーシュー)の角の面取りが甘くて指を切りそうになったり…と。

今回の個体は、シャッターボタンが欠損していたり内蔵露出計も不動だったりとジャンク度の高い個体でしたが、店に並べている間に目にしたお客さんは皆さん「オッ」という反応されていらっしゃいました。先程も書いたように忘れかけている人が多かったようです。

ある人が「案外とシッカリしたボディなんですね」と言われたので、「でも、角とか面取りが甘くて気を付けないと痛い目にあいますよ」と返しながら、「ここら辺が~」と、この個体で気になった接眼部の角っこを指さしたら、「こわっ!ここが尖っているのは嫌ですね。怖くて覗けない…」と。

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2025年8月23日 (土)

AFというのに…

本日23日は第4土曜日なので、午後2時から全品1割引きのサービスです

 

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コシナのテレコンバーターは珍しいな~と思って見ていると、「CONVERTER 1.5X FOR 75-200mm AF」と記されていました。

でも、AFというのにマウント部に電気接点的なものが全然無いので、そんなことあり得るのか?と不思議に思いました。

しばら~く考えているうちに、使用レンズが特定されている理由が分からないけど、特定されているのなら検索すればすぐに分かるかも~と思って検索してたら、「あぁ~」と納得の結果が。

コシナAFズーム70-200mm/F4.5」というレンズはレンズ単体でオートフォーカスが可能なタイプのレンズなので、ボディ側と電気的なやり取りをしなくていいのです。

要はマニュアルフォーカス一眼レフに付けてオートフォーカスを可能にするレンズ。それ用のテレコンバーターだから電気接点など無いのでした。

 

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2025年8月22日 (金)

ノーネームノーナンバー

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なんかまた〜凄い⁉︎レンズがやって来ました。

簡素な造りの安物っぽいレンズでスペックは135mm/f3.5。そう、このスペックは名板に刻印されているので分かるのですが…。

メーカー名ブランド名レンズ名など、「名」にあたるものが名板に記されていないのです。

親切にフィルター径の「φ49」は記されています。

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そして、シリアルナンバーを記そうとしていたのか?「No.」までは刻印されているのに、その後は空白のまま。

と言うわけで、何じゃこれ!なレンズなのです。