我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年8月

2016年8月22日 (月)

隠し!?製造番号

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当ブログ、および店のFacebookページではカメラやレンズの製造番号について、語呂合わせで遊んだことは何度もありますが、ただ一度だけ(多分)、製造番号を記した場所について話題にしたこともありました。

それは、「ここに記すのは分かりづらいでしょう~」という内容でした。今回のはそれを上回るかもしれません。

画像のようにレンズを外していれば一目瞭然なんですが、こんな場所に記されていると、レンズが装着された状態では、気付くのは至難の業というか無理。

ボディ底面、背面、軍艦部、裏蓋を開けてみても、どこにも製造番号は見当たらない...。その時点で、レンズを外した中に記されているだろう~という発想に至るのは、かなりな発想の転換か、偶然に頼らないといけないことでしょう。

さて、このローライフレックスSL35。先日話題に出た、SL35Eよりも先に出た、ローライの一眼レフ初号機。でもって、まだMADE IN GERMANYの時代(SL35EはSINGAPORE)。シャッター音が決して小さいわけではないけども、その音質といい、音量といい、軽い振動といい、とても優しいイメージのするいい感じでした。思わず、キツネがつきそうになりましたよ。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2016年8月21日 (日)

地球を何周かした。。。

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先日、ニコマートとニッコールレンズ2本を買取り依頼で持ち込まれた方がいらっしゃいました。

黒い革ケースは茶色く変色し、かなり汚い...。中のカメラも正直触るのを躊躇うほど...。交換レンズは28ミリ、前玉は真っ白くなり、鏡胴も汚れてる...。

「こういう状態では~値を付けにくいのですがぁ~」と言うと、その男性は「地球を何周かしてるからなぁ~」と言われました。状況をご理解いただき、僅かばかりになってしまいましたが買取り代金をお渡ししました。

その後、「一旦手を付けると時間を取られそうだなぁ~」と思って、数日放置してしまいました。

昨日、これら地球を何周かしたという・・・カメラの掃除を始めてみると、時間は掛かりましたが案外と汚れが落ちていきます。十分使えるレベルまで復活しました。

普通、地球を何周かした~というと、ずいぶん活躍した!という風に捉えてしまいますが、こんな風にキレイになってしまうと、これ本当に地球を何周かしたのか!?という疑念が湧いてきました。

男性が地球を何周かしている間、家のどこかで埃や土風にさらされながら放置されていたんでは!?って感じです(笑)。

この状態でお持込みいただければ、もう少し上乗せした買取り価格を付けられたような気がします。

 

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2016年8月20日 (土)

黒皮(ブラックボディ)病

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ブラックボディに惹かれる、ブラックボディを愛でる黒皮病の患者さんは、40代半ば以上の人に多いようです。

それ以下の世代は、プラスティック外装の黒い一眼レフが普及した後の世代であって、質感などは別にしてブラックボディは見慣れてしまっているのです。

また黒皮病の症状として、プロ向けの機種よりも普及機のブラックボディにより萌える傾向があるようです。

これ何故って、プロ向けの機種の場合はキヤノンF-1などのように、もともとブラックボディしかなかったり。やはり映り込み云々などの理由でブラックボディが選ばれることが多かったのでしょう。

が、ブラックボディはシルバーボディよりも幾らか価格設定が高めだったりすることもあったため、普及機ではあえてブラックを選択する人も少なかったのでしょう。故にシルバーよりブラックの方が新鮮だったりするです。

まぁ、そんなウンチクは別にして画像を見ていただければ、黒皮病の患者さんは既にムクムクと反応されていることでしょう(笑)。

 

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2016年8月19日 (金)

ストラップ壊れる

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最新のカメラに付属のストラップをお使いの場合には、撮影中にストラップが切れてしまう~なんてことはまずないでしょうが、古いカメラに当時のストラップをお使いの場合には、そのストラップが革製なんかだと、その手入れ次第だったりもしますが、プチッと切れてしまうなんてことが案外とあるのです。

ところが今日の話題は、革ストラップの革部分じゃなくて、カメラのアイレットに取り付ける金属部分が変形してしまった~という珍しいパターン。そう、ストラップが切れたんじゃなくて壊れたんです。

今週の火曜日、写真家の田中長徳先生がご来店されました。撮影中にストラップが壊れたので、替えのストラップを探しに来られたのです。

その直前まで使用されていたのは、レンジファインダー・ニコンの時代の付属ストラップ。それこそ、もう50年以上は経過しているであろう革製ストラップ。使い方次第、手入れ次第では、革の部分が切れてしまっても仕方ないような年季が入ったもの。

しかし、長徳先生が言われることには、金属部分が変形して片側がカメラから外れてしまい、危うく地面にカメラを落としそうになった…とのこと。

上の画像がそのストラップですが、これは既に長徳先生が応急処置を施した後のものです。撮影中の都内にて、曲がった金属を押すために石ころを探したそうですが見つからず、マンションの壁面に押し付けて応急処置をされたのだそうです。

 

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2016年8月18日 (木)

間違え探し!?

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一昨日16日(火)から、新宿高島屋にて「第8回新宿クラシックカメラ博・入場無料/展示即売」が行なわれています。22日(月)まで。

うちの店は、この写真機商振興会やI.C.S.輸入カメラ協会のイベントに直接参加などしたことはありませんが、こういう中古カメラのイベントが盛大に行われることは非常にいいことだと思います。

さて、揚げ足を取るようですが悪意があってではありません、あくまで興味本位で。

今回の新宿クラシックカメラ博のDMの中に並んだカメラに、どうも1台だけ「これ、クラシック!?」というカメラが有るんです。そう言われれば、間違え探しってほどの難易度でも無くて、すぐに分かると思います。

まぁ、サブタイトルに「歴史的逸品からデジタルカメラまで、希少な品を一堂に。」ってあるから、右端にデジタルカメラの「SONY α350」が並んでてもいいんですけど。いやいや、やっぱり希少ではないでしょ...。

  • 第8回「新宿クラシックカメラ博」入場無料/展示即売
  • 新宿高島屋11階 催会場
  • 8月16日(火)~22日(月)
  • 連日午前10時から午後8時まで開催。ただし8月19日(金)・20日(土)は午後8時30分まで、最終日は午後4時閉場。
  • 主催/写真機商振興会 企画協賛/ワールドフォトプレス(モノ・マガジン)

 

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2016年8月17日 (水)

車体右側面上右横書き

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、TOGRACSEです。信号待ち中にたまたま目の前を横切った観光バスの側面に書かれた文字に「?」。

最近は減ってきているようですが、クルマのボディ側面、進行方向に対して右側面に社名や宣伝文句などを記す際に、右から記すシキタリがあります。これは、走って来るクルマに記された文字を読む際に、進行方向側から読んだ方が読みやすいことからだそうです。これを「車体右側面上右横書き」というらしいです。

例えば、左側面には「アロー運送」と書かれていても、右側面には「送運ーロア」と書かれていたりします。

でも、これって日本語の場合であって、アルファベットではないだろう?と思っていました。だって、極端な例として、左は「ARROW運送」で、右は「送運ARROW」なんてのもあるらしいですから。

今回見たバスは、画像のように「TOGRACSE」って記しているんです。これ、「ESCARGOT」(エスカルゴ)なんですよね。

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2016年8月16日 (火)

きつねがつく

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先週金曜の早朝に、テレビ東京さんで放送された「モーニングチャージ!」という番組内、男性好みのアンティーク品が流行ってる~的なコーナーの中で、うちの店で発行している「カメラ提供意思表示カード」を取り上げていただきました。

時間が限られたオンエアー内では伝わりに難かったかもしれませんが、アンティークを楽しむ人が増えて、それがブームになるには、古いモノを大切にしていかないといけない~発掘しないといけない~という観点で、「カメラ提供意思表示カード」を取り上げていただいたわけです。

おかげさまで、そういう店があるってことで早速問合せの電話もいただいております。

ゲストコメンテーターで小説家の波多野聖さんが、「男はどうもある年齢になると、アンティークものに魅力を感じるようになり、ついつい収集癖が発生してしまうことを『きつねがつく』などとも言うんですよね」的なことをコメントされていました。また、私がコメントした「遺産」というフレーズに反応していただいき、「アンティークものを一種の遺産として大切にしていくことが大事」とも。

うちの店に出入りされているお客さんの中にも、キツネがついているような感じの方は多いですね(笑)。特にそういう方には「カメラ提供意思表示カード」の作成を後世のためにもお勧めしておきます。

*上の画像は、カメラにキツネがついている様子で本文とは関係ありません(爆)。

 

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2016年8月15日 (月)

脳内の記憶とモノクロ写真

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本日終戦記念日。それでフッと思い出したのは、時々見かける昭和20年代の銀座の写真とか。いや別に銀座に限らなくてもいいんですけど。

その時代の写真で残っているのは、そのほぼすべてがモノクロ写真。そして、印象として少~し黄ばんだ雰囲気の写真だったりもします。でも、当時だって空は青く、葉は緑だったはず。街のネオンも今ほどでは無いにしろ色付いていたでしょう。

実際にその時代を生きていない私にしてみると、極端な場合、戦後のその頃を想像すると、モノクロでしか風景などを想像出来なかったりします。

では、その時代に生きていた人たちにとって、そこら辺の感覚はどうなんだろう?ってことに関心があるのです。

当然、オンタイムでは青い空、緑の葉、色付いたネオンを見ていたはずです。でも、60年以上が過ぎ、その人たちだってその間に目にした当時の写真はモノクロばかり。自分の脳内のカラーの記憶が勝つのか、その後長年の間に目にしたモノクロ写真の印象が勝つのか、ってあたりです。

この話を今まで数人にしたことありますが、今だってモノクロ写真しか撮らないような人もいるじゃんか?とか、終戦直後までさかのぼらなくても自分が生まれた頃の昭和40~50年代だって、まだモノクロがメインだったでしょ?とか言われます。

でも、私の中でそれに対抗して言えるのは、あえてモノクロで撮っている人や選択肢がモノクロしかなかった時代は別であろうという点、30~40年前の記憶と60年前の記憶では、脳内の記憶にも差が出るのでは?という点。

こうして、まだ私の中で解決に至っていないのは、その時代に生きていた方々と、この話があまり出来ていない~というのが一番の問題点なのですが。

 

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長徳先生とバスで暑気払い

今月27日(土)の「がらくた市」、いつもと少しスケジュールを変更して開催します。

午後2時半から4時までの長徳先生トークショー終了後に、「長徳先生とバスで暑気払い」を予定しています!

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午後4時半頃に四谷荒木町を貸切バスで出発して、2時間程かけて月島へ向かいます。わずか10キロ足らずの距離ですから、途中でどこかに立ち寄るかもしれませんが、そこはまだ未定。その点はミステリーツアーですね…。

  • 参加費は3,500円。お飲み物はこちらで適量用意。お持ち込みも可。
  • 当日は月島で解散(午後6時半~7時頃)になります。
  • 参加申込みは、8月22日(月)迄といたします。
  • 参加上限は20名様前後です。お申込み多数の場合は先着順とさせていただきますので、お早目のお申込みをお願い致します。

参加申込みはメール(arrow.noda@nifty.com宛て)にて、「バスで暑気払い」参加希望の旨と、お名前・ご連絡先(携帯番号など)・メールアドレスをお知らせください。

 

*がらくた市当日(27日)は、午後4時過ぎ閉店となります。

*また、1割引きサービスの開始時間は1時間繰り上げて午後1時~とします。

2016年8月14日 (日)

夏の写真

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夏休みのお出掛けで忙しい人も多いでしょうが、エアコン効かせた涼しい家の中でゆっくりされている人も多いのではないでしょうか。

知り合いの写真屋さんが、「ここ最近、写真をプリントしに来るお客さんが多い」と言われていたので、久々に写真のお話し。

夏休みに出掛けた時の写真って、後々いい思い出になったりするものです。デジタルカメラやスマートホンでたくさん撮るのもいいですけど、いい写真はプリントにして残しておきましょう。

メモリーカードがどこへ行ったか不明~、機種変更した~と、画像データを紛失してしまうことが多いのが、いや簡単にそういう状況に陥りやすいのがデジタルデータの欠点。そうなってからでは手遅れです。

その反面、フィルムで撮って現像さえしていれば、そうそう紛失することも少なく、目で見てすぐに像を確認出来るからラク。それにフィルムの場合だって、プリントしといた方がより簡単に思い出を振り返れます。

さて、私自身の30年近く前の夏の思い出写真が出て来ました。なんと、その中の1枚には「89・8・14」って砂浜に書いてます。ちょうど、27年前の今日!!

まぁ、夏の写真に限ったことではありません。未整理の画像データやフィルムなどがあったら、エアコン効かせた部屋でボーっとしていないで、プリントするカットを選んで写真屋さんへGO!!してみてはいかがでしょうか。

これ、前々から言ってる写真文化を衰退させないための対策です。

 

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