我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年4月

2015年4月23日 (木)

メーター指標が

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このニコレックスのファインダーを覗いて、「あれっ?」と思うことがありました。

下の画像のように、覗いたファインダーの上部には露出計の指標が見えるのですが、この形状が気になったのです。

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何故かというと、以前「ニコレックスの富士山マーク」というタイトルで話題にしたことがあった、あの時のニコレックスは指標が富士山のような形状をしていたのです。

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が、今回のは稜線がま~るくて、富士山には見えないのです。ただそれだけなんですけど。。。

「NIPPON KOGAU TOKYO」のマークが富士山に似た形をしたいわゆる「富士山マーク」の時代のカメラなのでついつい気になってしまったのです。

で、同じ型だと思っていたニコレックス。今回のメーター指標がま~るい山型なのが初号機で、ただの「ニコレックス35」。メーター指標が富士山型なのがマイナーチェンジ版の「ニコレックス35Ⅱ」であることが分かりました。

以下、ウィキペディアの受け売りですが、、、ニコレックス35はシチズン製シャッターで、そのシャッターと他の部分のメカとの相性が悪く故障が多かったために、セイコー製シャッターに変更したのがⅡ型なのだそうです。Ⅱ型は一部機構を簡素化するなどして信頼性を上げ、外観も一部修正を加えたものの初号機の不評を払拭するに至らず、在庫過多からか値下げがされるほどだったそうです。

 

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2015年4月22日 (水)

箱根山

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、箱根山です。

箱根山といっても、新宿区の戸山公園内にある山手線内最高峰の箱根山です。標高は44.6m。

山といっても自然の山ではなくて築山。江戸時代、尾張藩徳川家の下屋敷時代に造られた廻遊式築山泉水庭「戸山山荘」の名残らしい。

画像は公園内の裾野を過ぎて最後に頂上を目指す所から見上げた光景。頂上からの眺めは思った以上に良かったです。

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ちょっと離れたところ(同じ戸山公園でも大久保エリア)にある公園事務所に行くと、こんな登頂証明書などももらえます。

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2015年4月21日 (火)

プラモデルよりいい

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時々ご来店いただいて、ニコニコしながら帰って行かれるお客さん。先日も帰り際に「ここは癒されるわぁ~」と、改めて言ってくださいました。

そして、「最近、街中でフィルムカメラを提げている人を見る機会が増えているようで嬉しい~」とおっしゃりながら、「自分の手元にもカメラが増えちゃってるんですけどねぇ~」とも。

その理由にこんな表現をされていました。『プラモデルよりいい』と。

その方はジャンク品をチョロチョロッといじって復活させてしまう腕もお持ちなので、こういう観点で言われるんですけどね。

その理由として、一つは、プラモデルより安いジャンクカメラ。

そして二つめは、バラして直す感覚はプラモデルを組み上げる感覚と似て楽しい。

三つめは、プラモデルは出来上がってしまうと飾るにしても意外と邪魔になるけども、カメラはそういうことはない~というのです。

カメラは直れば実用出来るし、置いておくにしてもプラモデルのように神経質にならなくていいし、場合によっては人に譲って喜ばれる~的な要素があるからなんだとか。

たしかに!面白い観点で見られていますね!

で、先日は「さすが!探してたのがありました!」と、レンズのフロントキャップを3つ買ってニコニコとお帰りになられました。

 

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2015年4月20日 (月)

RIKKY

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「RIKKY」と名板に書かれたこのカメラ。裏紙付ボルタ判フィルムを使用するトイレベルのカメラです。

ANNY SP(豊栄産業)によく似ていますが、巻き上げがレバーではなくてノブ式だったり...。インターネットで検索しても、RIKKYではヒットしないので、このカメラの詳細は不明です。

でも、ここに実体があるわけでして。

そして、この個体を見ていたら気になるというか、面白いツッコミどころを見つけてしまいました!

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まず、レンズに記された文字。RIKKOR」、ロッコールだかニッコールみたいですが、まぁ~カメラ名の「RIKKY」から派生したレンズ名「RIKKOR」ということで良しとしましょう(笑)。

もう一つ書かれた「KYOKUTOPTICAL」、製造社名ですよね、きっと。でも、「KYOKUTO」の最後の「O」と、「OPTICAL」の最初の「O」が兼用されちゃってます。これって意図的でしょうか!?

意図的であれば、「生徒会」の「会長」を「生徒会長」と表すのとは違った…洒落っ気を感じるんですけども。。。わたし的には、これミスじゃないの?と疑って見ていたのです。

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続いて、巻上げノブの方に記された製造社名に「KYOKUTO OPITCAL」と記されているのに気付きました。ええっ!「T」と「I」が入れ違っちゃってる!!これは絶対にミスですよね…。

すると、レンズの方も洒落っ気ではなくてミスですね、まず間違えなく。

改めて、ANNY SPと比較してみましたが細かい部分でいくつも差があったので、これらは別物ですね。

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2015年4月19日 (日)

東京ペンタ会とか

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アサヒペンタックスSP、その製造台数は180万台近くともいわれている国産一眼レフカメラでは屈指のベストセラー機です。

発売されたのは1964年。大卒初任給が23,000円の当時に、52,000円(50/1.4付)もしていましたが、他のカメラがもっと高価な時代ですから、それでも手頃な大衆機として大ヒットしたのです。

でも、大衆機として大ヒットしたがゆえに、現在は残念ながら市場性が乏しいのです。

また、シンプルなカメラなのでまだまだ現役で活躍できる個体も多く、発売から50年が経過した今でも中古市場にはたくさん現存しています。

なのに、画像の元箱が残っているパターンは非常に珍しく。今回、たくさんの人にビックリしてもらえました。

さらに、もうひとつ。この手提げ袋も逸品です。その素材や造りからして、今でいうトートバッグ。片面には「東京ペンタ会」って記されています。

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「東京ペンタ会」で検索してみましたが合致するものが一切なくて、どういう組織だったのかは不明です。

 

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2015年4月18日 (土)

不正改造品

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ニコンのデジタルカメラ関連で腹立たしいニュースが流れて来ました。不正改造したボディがネットオークションで流通しているというのです。

詳細は、ニコンからのアナウンスニュース記事をご覧いただくとして、「D4」を「D4S」、「D7100」を「D610」に不正改造しているのだそうです。

改造といっても、名板を変えただけだと思われるのですが、実際に外観は似ているのでだまされてしまう人もいらっしゃるのでしょう。

ブランド品のバッグなんかと違って、フィルムカメラの時代からカメラの偽物ってのはほとんど存在していませんでした。

それにはそれなりの理由があったんだと思います。例えば、悪巧みをする側にとって造ったとしても容易でないとか、見合った利潤が取れないとか。。。

ただ、現状のデジタルカメラの場合は今回のパターンのように、外観の変化が乏しい新機種であれば旧機種にちょっとした小細工ででっち上げられるとか、ネット販売であるとか~、悪巧みをする側には好都合な条件が揃ってしまっているんでしょうね。

このニュースを聞き、これを話題にするにあたって、私の考えた悪巧みは画像のような悪戯。

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ニコンFAボディの刻印の上に、プリントしたF6の刻印を貼り付けてしまう~というミエミエの悪戯。

でも、間違えられると怖いので、このままウインドウには並べませんけど...。

 

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2015年4月17日 (金)

音を発するカメラ

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ネコの顔みたいなイラストが描かれている、このカメラ。

何年か前にうちの店でも見た記憶があるので、その時に話題にしているかと思ったけど、いくら探しても見当たらないからしていないようです。。。

まぁ、いわゆるトイカメラなんですが、画期的!?な機能が付いています。

まずは、実体を知らないとして話しを進めてみましょう、、、

ボディ前面に小さな穴がいくつかまとまって開いているので、ここから音が出るような雰囲気があります。シャッターを切る時にここから何か音が出るのでは???と多くの人は考えるでしょう。

でも、違うんです。フラッシュ発光部の下の方にある黒くて小さな丸いポッチがボタンになっていて、ここを押すとかなりイメージとは違う音を発するのです。

ネコ柄なので「ニャー」とか、ネコじゃなくてライオンだとして「ガーオ」とか。または普通に「はいチーズ!」とかじゃなくて、、、

「ヒュードドーン!」とか、「バッバッバッバッバッ!」とか、「ピロロピロロ」とか発するんです。大きめな音で。

動画を見られる方は、こちらでどうぞ。音量ご注意ください。

にゃーにゃーHOLGA
YouTube: にゃーにゃーHOLGA

で、このカメラの販売をしていたサイトで確認したら、FAQ欄で「Q:音が鳴るのは何の意味があるんですか?」、「A:意味はありません。」、って書いてありました。

最後になりましたが、このカメラの商品名は、「にゃーにゃーHOLGA」と言います。

 

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2015年4月16日 (木)

TAMRON AF ZOOM

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わりと最近、MFカメラでもAF撮影を可能にするコシナのAFレンズを紹介しました。チノンにも似たようなレンズがあったと思います。

コシナ、チノン以外の大手カメラメーカーでもAFシステムカメラへの移行期に、専用レンズとMF機ベースのカメラでAF撮影が可能になるカメラ・レンズがありました。こちらに、関連ブログ記事があります→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2010/06/mef-om30.html

前置き長くなりましたが、タムロンにも似たようなタイプのAFレンズがあったのは知りませんでした。

TAMRON AF ZOOM70-210mm/F4、形式名「47A」というみたいです。

タムロンと言えば、アダプトール式のマウント交換MFレンズで有名ですが、アダプトール式のAFレンズもあったのですね(ただし、これ1種類のみ)。

マウントがタムロン自慢のアダプトール式ですから、各マウント用アダプトールを用意すれば、どこのメーカーのMF機でも、これ一本で使い回せてAF撮影が可能になるわけです。

見た目は意外にスリムなんですが、重いですよ!このレンズ。使用電池の単4電池3本未装填の状態で866グラムもありました。

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以下、当時のカタログに記載されていた説明文です。

19種のマウントで約180機種もの35mm一眼レフカメラを装着することができ、手持ちのカメラで簡単にAF撮影を楽しめる画期的なAFズームレンズです。さらに、大口径望遠レンズなどの高級機に使われているインターナルフォーカス方式を採用し、正確かつ、スピーディな合焦を可能にするとともに、フォーカシングしても全長が変わらないので、ホールディングが良く、操作性抜群です。

 

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2015年4月15日 (水)

ゴジラ

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、旧コマ劇場跡です。

新宿歌舞伎町にあったコマ劇場の跡地に今週末オープンする「新宿東宝ビル」。中には飲食店・ホテルのほか、都内最大級のシネマコンプレックスが入るそうです。

で、そのシネコンの仕掛けでしょうね。大きなゴジラが見下ろしているというので、チラ見して来ました。

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2015年4月14日 (火)

BEWI AUTOMAT

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これ、イケてない!?

フォクトレンダーVITO-BLに、ドイツBEWI製の露出計「AUTOMAT」を載せているわけですがぁ~、VITO-BLには「BEWI」って表記された露出計がもともと内蔵されてるんですよね。

で、よく見ればご覧のように同じようなものがふたつ並んでるのです。

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内蔵されてる露出計にも「AUTOMAT」って表示されているし、指標部分の意匠も同じ。まぁ~厳密に言えば、カメラに合わせて絞りの数値などは記されているので、数値表示は違う部分もありますけど。

パッと見た目にはカッコよく見えますが(アクセサリーシューに載せていると何でもカッコ良く見えてしまう傾向もありますが...)、実際はちょっと意味不明的な感じ。

傷口とズレたところに薬を塗るみたいな…!?いや、暗算早い人に電卓使わせるみたいな…!?いや、この例えはちょっと違うか...。適当な例えが見つかりませんが、まぁいいや。

それと、こんな風に跳ね上がるようになっているのもビックリ。ただ、これは後から加工されたものかもしれない~ちょっと不明です。

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