我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年2月

2014年2月20日 (木)

TOWER REFLEX

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もうややこしいので、話題にするのをやめてしまおうかとも思ったのですが、、、

ここにある「TOWER REFLEX」という2眼レフ。

「TOWER」ブランドってのは、アメリカのシアーズ・ローバックの販売するカメラに与えられたブランドであって、他にも、明らかにアサヒペンタックスの1眼レフがOEM供給されて、このブランド名を名乗っていたりします。

この2眼レフを見て、これもどこか日本メーカーのOEM品だろうことは想像ついたのですが、それがどこなのか???やっぱりちょっと気になっちゃいますよね。。。

ネット検索すると、トヨカフレックスやワルツフレックスがベースであろうという説や、明らかにアイレスオートマットがベースであることが分かる機種など、「TOWER REFLEX」を名乗る機種がいろいろ存在しています。

で、いくつかの情報から判断した結果、ここにあるのは、アイレスフレックスYⅢ型をベースにしたモデルらしいことが判明しました。

ただ、多く語られているのは、アイレスオートマットやアイレスフレックスZをベースにしてニッコールレンズが付いた「TOWER REFLEX」なんですよね。

でも、これは同じアイレスベースでもニッコール付じゃなくて、付いているレンズはTOWER COATEDって記されたレンズ。

ややこしいですよね。。。(笑)

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2014年2月19日 (水)

45年ぶりの大雪

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

特に銀座松屋では本日19日より24日まで、「世界の中古カメラ市(I.C.S.主催)」が行われておりますので、「四谷三丁目にもついでに行ってやろう!」と目論みの方、本日19日だけはお間違えなきようお気を付けください。

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先週撮ったもの行ったとこ。

通常は先週の定休日に撮ったもの行ったとこにしているのですが、今回はその数日前が東京45年ぶりの大雪だったので、2月9日晩の都内の雪画像を。

まだ大雪の影響が残っている地域の方々には深くお見舞い申し上げます。

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2014年2月18日 (火)

ドンケの貫禄バッグ

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これ、常連さんのカメラバッグなので、「〇ったね~バッグ」なんて口が裂けても言えません(笑)。

しかし、すごい貫禄ですよね!

2002年から使われているというので、12年が経過しているわけですが、なかなかここまで使い込むことって出来ないですよね。

よく見ると、側面の裂けたところが安全ピンで留められています。底面の角っちょにも小さい穴があるそうで、細かいもの入れておくと、落ちてしまうこともあるんだとか。

ただ、バッグで一番大事と思われる、肩掛けストラップの付け根あたりは一切補修していないそうです。

かつて、このバッグに中判カメラを3台も入れているのを拝見した記憶もありますから、12年間、重い内容物に耐えているのですね。さすが、ドンケのバッグ

ところで、このバッグの持ち主は偽貫禄クラブの会長さんなのですが、会長さん曰く、「カメラに偽の貫禄加工をして遊んでますが、このバッグは正真正銘の本貫禄ですよ。洗って色褪せたわけでもありませんし。改めて思うんですけど、カメラの本貫禄って、そうとうに使い込んだ結果であって、どういう使い方をされたのだろう?って考えると興味深いんですよね」と。

いやいや、会長さん。我々からすると、このバッグの使い込みようも、どういう使い方をしたらこうなるのか?って興味深いんですけど。。。

そしたら、会長さんがこう続けられました。「このバッグは新品からここまで使い込みました。自分のカメラで新品から使って、見事な本貫禄仕様になったものって1台もないんですよね。。。」と。

そこで気付いたのが、カメラをバッグに入れて移動・保管などしていると、なかなか、きったね~レベルの本貫禄にはならないんだろうなぁ…ということ。

 

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2014年2月17日 (月)

最高級グリップ!?

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上の画像のもの、何だか分かりますか?

ずいぶんと立派な風情を醸し出していると思いませんか?「匠の技!」で仕上げられた工芸品みたいな感じ。

これ、ゼンザブロニカS2用の「ハンドグリップ モデルL」。

2分割されて、ビロードのシートに包まれて、頑丈な箱に収められていました。

指に合わせた握り部分の秀逸なデザイン、頑丈かつ丁寧に作り込まれた底あて部分。シャッターレリーズ用のチェーン。ローレット加工されたノブなどなど、こんなに立派に作り込む必要があったのかぁ~?と思ってしまうくらいです。

このグリップを必要とするS2型自体が重量級ボディだから、頑丈な必要はあったのでしょうけど、よく言う「カメラが高級品であった時代」のモノだから~ってのも立派過ぎる理由の一つでしょう。

それにしても、立派です。買取名人も改めて「ため息をついてました」。

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2014年2月16日 (日)

ライツの覗きアクセサリー

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「覗き」というのは聞こえが悪いですね。「望遠鏡アダプター」という名が正しいようです。

カメラ用レンズの後ろ側(ボディ側)に付けて、レンズを単眼鏡のように使うためのアクセサリー。確か、ニコン(Fマウント)あたりは純正品でも用意がありましたし、ケンコーはいろんなメーカー用のマウントを出していたはず。

さて、話を画像のライツ製のに戻します。

ライツではこれを「OSBLO」と呼び、1954年に発売しています。

これ、それ単体で見るとプラスティック製の本体からか、、、とてもちっぽけなモノに見えてしまいます。上の画像で言うと、一番右側の小指の上あたりの黒いところが「OSBLO」部分。

正直なところ知らないと、使い方さえ分からないかも。。。ただ、切ってあるネジが39㎜径なので、おのずとライカスクリューマウントのレンズをねじ込みたくなります。で、反対側が覗けるような形状になっているので、覗いてみて~使い方を知り得ることが出来るでしょう。

それでも、その存在感からは、1,000円~2,000円くらいのものとしか思えませんが、ライカポケットブックを見ると、そのレア度は「R6」で「非常に珍品」クラス。売値も1カメラ円近くの価値があるのです。

倍率は50㎜レンズに付けて3.5倍、90㎜レンズに付けて6倍とのこと。

で、覗いた具合ですが、私は当初、ロシア製ジュピターを付けたのですが、キリッとした見えの良さにビックリしたくらい。1954年に作られたものですから、レンズはちゃんとしたガラス製なんでしょうし。

先日、この「OSBLO」を我楽多屋でお買上げいただいたお客さんが、バッチリとお似合いのレンズに付けて持って来てくれました(上の画像がその状態)。

レンズは「痩せエルマー」の別称もある、1940年頃のエルマー90mmF4。

コートのポケットや、バッグからさり気なく、これを取り出して遠くを見る様。カッコいいのか、怪しいのかは、持つ人の雰囲気次第かな・・・(笑)

 

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2014年2月15日 (土)

元箱だけ~

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量販店では有り得ないことと思いますが、かつての町のカメラ屋さんでは、こんな風に高級機の場合、何故か元箱が保管されているケースがありました。

何故でしょうか???

地元のカメラ好きやお金持ちのお客さんの中には、新しいカメラを買ったものの、「自分には合わなかった~」とか、「もう使わない~」とか言って、他メーカー品や、新型に早々に買い換えてしまうようなお客さんが一人や二人いたりしたのです。

そういうお客さんの場合、「箱は要らないよ」と言われる場合も多く、そうでなくても、お店の方から「箱預かっておきますよ~」なんて会話がされていたのです。

で、案の定(笑)、程なく買い換えに来られた場合は、仕舞っていた(預かっていた)元箱と合わせて、場合によっては新同品として再販も出来たりしたわけです。

実際、これら画像の元箱は某カメラ屋さんから出てきたもので、そのオーナーさんから聞かせてもらったお話の内容が前述の件。

結果、元箱が残っているってことは、この空き箱のカメラは以後も大切にされたものってことになりますね、きっと。

今の量販店では、こういう気の利いたことをするのは難しいでしょうし、出来たところで店の中が元箱の山になってしまうかもしれません。

 

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第94回 得?or 特?

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かなり久々の得特企画。

今回は、オリンパスPEN-F用のキャップ類がちょっとまとまって企画しました。

飾り文字の「F」マーク入りレンズのフロントキャップは、43㎜が4枚、52mmが9枚あって、もちろん金属製です。これらは、1個1,000円。

ケンコー・テレプラスに付いていたプラスティック製のボディキャップは、3個あって、1個800円。

こんな風にまとまって入ることは珍しいです。いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

2014年2月14日 (金)

75年前の今日

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先日の日々買取名人学にチラッと書いたのですが、名人の生まれ年1939年の2月14日(名人生後4日目)に、日本国民に対して「金製品回収・強制買上げ」を日本政府が実施した歴史事実があります。

金製品というのは、いわゆる「金」ではなくて、広く金属という意味だそうで、長引く戦争でその遂行に必要な金属資源を補うために実施されたものです。

何でそれを話題にするのか~というと、「強制買上げ」に反応してしまったのです。

アローカメラは買取り専門ですけど、カメラの強制買上げなんてことが出来ちゃったら凄いなぁ~!と。

「あなた、そのカメラもう何年も使ってないでしょ!」とか、「そんな何台も持っていたって、使い切れないでしょ!」とか言って、無理矢理回収強制的に買取ってしまうのです。。。(笑)

当然ながら冗談です。そんなカメラマニアさんの夢を打ち砕くようなことしたら、必ずしっぺ返しが来ますね。

そんな強硬策は取らずに、「カメラ提供意思表示カード」にご賛同いただいて気長に待ちます。。。

 

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2014年2月13日 (木)

20世紀☆カメラ

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先週2月5日、こんな本が玄光社から発売されました。

「知る、撮る、ハマる。フィルムカメラの専門誌『20世紀☆カメラ』」

140余ページ全部フィルムカメラの本です。1950~2000年までの各年に登場した主なカメラがズラリと紹介されていたり、当時の広告写真なども載せられていて、フィルムカメラの図鑑のよう。年表ポスターまで付いていて、いや、図鑑を超えて博物館みたいな本です。

「よくぞ作られた~っ!」って感じなんですが、正直なところ、一瞬皮肉っぽい見方をしてしまった私。

カメラ屋が言うのもなんですが、博物館レベルだからこそ、これらのカメラを扱っているカメラ屋がどれ程あるんだろう???ってこと。

しかし~、良くぞ作っていただいた関係者の方々、この本を読んで心そそられた読者の方々のためにも、我々カメラ屋が頑張って、これら中古フィルムカメラ市場を維持していかないといけないってことですよね。

頑張らないと!中古カメラ屋さんの衆。

 

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・「20世紀☆カメラ」

・発行:玄光社

・発売:2014年2月5日

・定価:1,900円+税

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2014年2月12日 (水)

米 vs 氷

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、店の地元の荒木町で見つけたものです。

現在はどちらもこの建物で営業されているわけでは無いと思うのですが、「米」と「氷」の看板が出ています。

一瞬、「米」の一部が落下して「氷」に見えたのか?と思いましたが、よく見れば間違いなく「氷」です。

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