我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年7月

2012年7月14日 (土)

朝日新聞シール

N791
さて、この朝日新聞シール。ホンモノなのかどうか!?

前にも一度、朝日新聞シールを話題にしたことがありました。あの時はその状況からして、まず間違いなく「現場で活躍したであろう」機材だと断定出来たのです。

そして、あのシール。一旦は私が剥してゴミ箱に入れてしまったものを、長徳先生が救出して、ご自身のiPhoneに貼られました。その後、iPhone紛失時にいい目印になった~というオチまであるのです。

で、再び登場した朝日新聞シール。

今回はコムラーの望遠ズーム「SUPER-KOMURA UNI AUTO ZOOM 90-250mmF4.5」、通称「925」ってヤツに貼られているんです。

シールの風化具合、レンズ自体の貫禄具合は、「現場で活躍したであろう」レベルなのですが、、、朝日新聞の記者やカメラマンが、現場でコムラーレンズを使うのだろうか…?という意味で、「ホンモノなのかどうか!?」というわけです。

2012年7月13日 (金)

何かに似てる???

N809
かなりくだらない内容です。でも、2日続けて気になったので~。

友人から九州土産にもらった「柑の香」というおまんじゅうの受け皿(上の画像:右手前に写ってる透明のもの)、これの形が何か似ているような気がしてしょうがない。

2日目のこと、ちょっと考えたら、「あれだな!」とひらめいたので、現物と比較してみました。

う~ん、、、似ているような似ていないような、で、皆さんにも見ていただこうかと思いアップした次第。

比較画像の前に、この「柑の香」。かなり美味です。

そして、、、その説明書きに「柑の香は、津久見のみかん農家の軒先で天日に干してつくられた小みかんの粉末が練りこまれたおまんじゅうです。その黄金色の粉は一個の小みかんから一グラムしか採れません。その香り高い風味をお楽しみ下さい。」とありました。

それを聞かされて私が一番知りたいと思ったのは、で、この「柑の香」一個に、その粉は何グラム入ってるのよ?って点。ちょっと説明不足を感じた説明書きでした。。。

 
さて、いよいよ現物比較画像をどうぞ。

「柑の香」の透明な受け皿、色は違うけど、形・大きさがニコンFマウントのレンズリアキャップ初期形に似ていると思いませんか?

N805

2012年7月12日 (木)

Canonフラッグシップ機

N804
この画像、キヤノンフィルム一眼の歴代フラッグシップ全機種~!!というには、数台足りませんが、、、

大雑把にMF初期(キヤノンフレックス)・MF後期・AF期の3期に大別すれば、ちょうど各期のフラッグシップ機が今、ここに揃っています。

さらに、当ブログネタ的には、3台とも「Canon」ロゴが違うってことで取り上げたくなりました。

画像左:キヤノンフレックスR2000の「Canon」は、何の飾り気もない既定の書体っぽい。以前に何人かのお客さんが「逆にシンプルでいいね!」と言われてました。

画像中央:キヤノン旧F-1の「Canon」は、普及クラスで大ヒットしたAE-1もこのロゴなので、ある世代以上には親しみある人も多いんじゃないでしょうか。

画像右:キヤノンEOS-1の「Canon」は、現行ロゴと同じ。やはり一番見慣れていますかね。

数日前の「キヤノンのパンケーキ」の回でも触れましたが、かつてのフラッグシップ機がホントに手頃に入手できる時代になっています。今、こういう機種を使わないでどうする!?って感じですよ。

2012年7月11日 (水)

TOWER 26

N773
「TOWER 26」というカメラ。

これはペンタックスのペンタプリズム搭載一眼レフ第一号機「AP」のアメリカ輸出版です。

1950年代、ペンタックスはアメリカのシアーズローバック(Sears,Roebuck)社とOEM供給しており、そのブランド名「TOWER」をカメラに付けていました。このTOWER26の前にも、ペンタプリズム非搭載一眼レフのアサヒフレックスに、TOWERブランドが存在しています。

ちなみに、TOWER26の後には、TOWER29(日本名「K」)が存在しますが、TOWERブランドはそこまで。

以降は、ペンタックスのOEM供給先がハネウェル(HONEYWELL)社に変わって、「HONEYWELL PENTAX」というダブルネームで売られるようになります。

さて、本家の「AP」でさえ、かなり希少品ですし、海を渡って戻ってきた「TOWER26」がどれほど存在しているのか不明ですが、希少品には違いありません。

このカメラ、レンズの絞りとの連動機構は一切ないので実絞りでの使用になります。絞って撮影する場合は、暗いファインダーで必死にピント合わせをするか、絞りを開いて明るい状態でピント合わせしてから、必要なところまで絞ってシャッターを切る~という作業をしないといけません。

で、この個体。外観はビックリするくらいの美品。半端じゃないです。シャッター幕に難があるので、使用するには手入れが必要か!?

ところで、TOWER26の「26」に何の意味があるのかは不明。下の画像で一緒に写っているユニフォームは、今から30年近く前、私が使用していたタイガース応援用のユニフォーム。背番号が「26」なので引っぱり出して一緒に写しました。ちなみに、当時の「26」って誰か分かりますか???

N769

2012年7月10日 (火)

iPhoneの

N764
iPhone(iPadも)のバッテリー残量表示が、135フィルムのパトローネに見えて仕方ない件。

それ以上の説明は要らないと思います。上記、書き出しでそのすべてを言ってしまっているので~。

多分、乾電池をイメージしてるんでしょうけど…。これ、どう見てもパトローネですよね?

円柱形の上下に黒い縁があるあたりなんて、まさにパトローネ。

以上

2012年7月 9日 (月)

キヤノンのパンケーキ

N737
先週、「最うす レンズ」で紹介したペンタックスのビスケットレンズこと「DA40mmF2.8XS」を見せてくれたWさんが、今週は同じく最近発売されたばかりのキヤノンのパンケーキレンズ「EF40mmF2.8STM」を持って来られました。

WさんはそのパンケーキをEOS-Kissに装着されていましたが、わたし的には「これだろう!」と思って、レンズをお借りして、我楽多屋にあったEOS-1に付けてみました。

コンパクトなレンズをコンパクトボディに装着して、機動性をさらに良くして~!というのが普通でしょうけど。大きめボディに付けて、レンズのコンパクトさをより強調する~!ってのもアリじゃないですか!?

というのも、最近はフィルムAF一眼レフの中古高級機が非常に手頃に入手出来る状況になっているから。機種的にはキヤノンEOS-1やEOS-1N、ニコンF4やF5あたり。

フラッグシップ機として君臨し、まさにプロも使用する機材でした。新品価格20~30万円したカメラが、1万円前後~数万円で手に入れられます。有り余るほどの高性能、質の高い造りの高級機を手頃に楽しめちゃうわけですよ。

やはり、フラッグシップ機というのは各メーカー、力を注いで造ってますからね。使う側の意識も変わって来るので不思議なものです。

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生による連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

153回目になる今回のテーマは「リコレットに惚れ直す」です。

こちらからお楽しみください。(閲覧は2012年10月上旬まで)

2012年7月 8日 (日)

110 カラーも!

N750
110ファンには、またまた朗報!

先月の110モノクロフィルムの復活に続いて、今月(7/4発売)は110カラーフィルムも復活しました。出どころは、同じくロモグラフィーさん。

今回のカラーフィルムは裏紙があって枚数表示もされているので、何の制限もなく、どの110カメラでも気軽に使えるようです。

モノクロフィルムは5000本限定と発表されていたけど、カラーについては特に何も発表されてないし、ロモグラフィーさんはフィッシュアイレンズ付きの110カメラも発売するので、フィルムも基本継続販売になるんでしょうね、たぶん。

上の画像、左のパッケージがカラーフィルム、右のパッケージがモノクロ。その右手に写っているのは、以前、パワーショベルで出していた「demekin」というフィッシュアイ風110カメラ。

2012年7月 7日 (土)

OCCUPIED(占領下)

N727
昨日に引き続いて、「PRAKTICA IV」発信の内容なのですが、まずは。

我が日本は第二次世界大戦の敗戦国。戦後、アメリカ占領下にあった時代のカメラには、「Made in Occupied JAPAN」の刻印をして輸出することが求められていました。

ニッコールレンズや、キヤノンⅡbあたりのボディ、コニカⅠ型あたりに、そう刻印された個体を時々見掛けることがあります。

ただ、その刻印を入れることには、やはり抵抗があったのか、、、部品交換してしまえば済むような底蓋に刻印していたり、表裏するレバーの側面に刻印して裏返してしまえば見えなくなってしまったり、最たるものはキャップにだけ刻印されていたり~と、目立たないような工夫がされていた節が感じられなくありません。

そこには、母国名を刻むことへの意地みたいのが作用していたんでしょう、きっと。

そして、PRAKTICA IVの製造国ドイツも同じく世界大戦の敗戦国。

ただ、戦後15年も過ぎた1960年前後に製造されたモデルであるのに、背面に「GERMANY U.S.S.R. OCCUPIED」って記されてます。

終戦は1945年、その後、ドイツがソ連・アメリカ・イギリス・フランス連合国軍のそれぞれの占領下にあったのは、1949年までのはずなんですが。。。どういうことなんだろう?

画像でも分かると思いますが、ずいぶんといい加減な感じの「GERMANY U.S.S.R. OCCUPIED」。少し斜めってる感じだし、語尾までちゃんと記されてない。ここら辺にも、東と西の差が出ているのかもしれないけど、よく分からないです。。。

 

【追記】 この件について、早速、秘密警察!?のKさんからご連絡いただきました。「GERMANY U.S.S.R OCCUPIED」の印は製造側ではなく、アメリカ(西側)の税関で打たれたものらしい~と。東西冷戦真っ只中の1960年前後、ソ連サイドの東ドイツからの輸入品であることを明確にさせるためではないか?とのこと。1949年以降もアメリカにすれば、東ドイツはソ連の占領下みたいなものだったのでしょう。やはり、東西の温度差が生んだものではあったようですね。

第82回 得?or 特?

N736
この得特企画、別に何か問題があって休止していたわけでもないんですが、だからといって、「どうしたのか?」と聞かれることなかったのも事実。

実はこの企画、二代目がある特殊機関から一部操られている企画なので(笑)、私単独では発信出来ない謎の企画でもあるのです。

で、実際、2~3ヶ月ぶりでしょうか。

今回は、オリンパスのレンズが交換できないフィルム一眼シリーズ「Lシリーズ」の2台。

自動車メーカーをカメラメーカーに例えると、トヨタはニコン、日産はキヤノンでしょうか?すると、オリンパスは、それ以外の個性派メーカー。トヨタは80点主義のクルマ造りで、一発狙いの個性派は少ないとか言われるそうです。

というわけで、オリンパスはこの個性派Lシリーズを充実させているのかもしれません。。。

L-10(画像:左)は28~110の4倍ズーム、使用感あるので1000円。L-5(画像:右)は28~140の5倍ズームで、かなりキレイなので2012円。

いつものように、我楽多屋ご来店早い者勝ちですので、よろしくお願いします。