我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年6月

2012年6月22日 (金)

明日はがらくた市

明日23日土曜日は、毎月恒例の我楽多屋「がらくた市」です。

いつものように、午後2時からは全品1割引きにて販売!

それと、午後2時半から田中長徳先生のトークショーです。先月お休みした革ケースプロジェクトもトークショー冒頭部で新作の発表出来るかと思います。トークショーの内容はいつも通りに先生におまかせなので、どんな話になのかは?お楽しみです。。。

トークショーが終了する午後4時からは、アローカメラの買取りコーナーを利用して、新企画「ヨコタカメラさんの出張修理受付・相談窓口」を1時間ほど予定しています。

なんか内容盛りだくさんです。ご期待ください!!

品物の方も昨日あたり少々追加できているので、お楽しみに。

2012年6月21日 (木)

オスカー・バルナック

F706
少々タイミングが悪かったな、、、もう数日前に思い付いておけば良かったというネタです。

「オスカー・バルナック」という人をご存知ですか?ライカファンなら当然のように知っているのでしょうけど。

その人は、ドイツの技術者でライカを造った人。いわゆる「ライカの父」とでも言いましょうか。そう、4日前は「父の日」でしたからね。

オスカー・バルナックさんとウルライカ(1913年に造られたライカの始祖と言われるカメラで2台しか造られていないらしい)のレリーフされたプレートが、ずいぶんと前からうちの店にあるのはご存知でしたでしょうか?

30年くらい前に買取名人が香港から持って来たものらしいです。メーカーオリジナルのモノではないようですが、良く出来ています。

ライカ誕生の経緯や、オスカーバ・ルナックさんの経歴は、他で調べていただくとして、今回改めて、オスカー・バルナックさんの写真など見てみましたが、このレリーフの横顔通り、渋くてカッコいい人だったみたいです。

ひとつだけ誤解無きように、レリーフ内に1879-1979とありますが、これはオスカー・バルナックさんの生誕-没年ではありません。確かに1879年生まれではありますが、1936年に亡くなっていますので。

このレリーフが生誕100周年で作られたものなんでしょうね。

ヨコタカメラさん

今週土曜日は第4土曜日なので、我楽多屋の「がらくた市」です。

恒例の田中長徳先生トークショーも行いますが、今回は特別にひとつ新コーナーを設けます。

カメラ・レンズの修理屋さんに来てもらって、修理受付・相談の窓口を設けます。

  • 時間は、午後4時から1時間程。
  • 場所は、アローカメラ買取りルーム

当日は東京カメラサービスから独立されたヨコタカメラさんが来られます。

ヨコタカメラさんは、フィルムカメラ修理専門店として、機械式フィルムカメラ・マニュアルカメラ・金属式フィルムカメラをメインに扱われています。

現物を持参されて修理依頼をされてもいいですし、とりあえず相談だけでもOKです(その場合も現物あった方がいいでしょう)。

こういう機会はあまりないでしょうから、お気軽にご利用ください。

N687
http://yokota-camera.com/

2012年6月20日 (水)

カメラ・写真誌7月号

N674
本日20日は、カメラ・写真雑誌各誌7月号の発売日。

まずは、「アサヒカメラ」。夏恒例のヌード特集号。毎年一年間でこの号が一番売れる号なんだとか。

次に、「月刊カメラマン」。パラパラ見ていたら、こちらも「新鮮的裸体!」って特集ありました!

まぁ、季節が季節ですから脱ぎたくなるのも分かりますが…、いやいや、撮る側が脱ぐんじゃないですね(笑)。

そして、アローカメラ&我楽多屋的には今月、「日本カメラ」が一押し!! 「偽貫禄クラブ」の記事が載っちゃってるんです。

Facebookページ開設に続いて、「偽貫禄」の輪が全国へ輪が広がりますよ!

2012年6月19日 (火)

歴代ニコンキャップ

F704
ニコンのレンズキャップ(52㎜)各種、ご覧のように歴代デザインがズラリと揃いました。

一番左が現行型で、右へ行くほど古くなります。これより古いのに、富士山マークのものなども存在しています(こちらを参照)。

この中で一番長い期間採用されていたのが、左から2番目のタイプ。このタイプの本物と偽物について、わりと最近話題にしたことがありました

さて、古い方の3つ(右から3つ)は、外周部の下1/3くらいがちょっと特殊な形をしています。

今まで当然のように、このデザインを受け入れていましたが、こうやって改めて並べてみたら、このデザインにどんな理由があるのか気になり出しました。

しかし、この数時間必死に調べたのですが、分からないまま。。。ご存知の方いらしたら教えてください。

じゃあ、、、というのも何ですが、一番左の現行型。それ以前のキャップが両サイドからツマむタイプだったのに対して、これは正面からもツマめるタイプなので、フードを付けたままでもキャップの脱着が可能なため、機能面では評判良いみたいです。

「では」と書いたのは、デザイン的にはイマイチ恰好よくない~という声もあるようなので。

N657

2012年6月18日 (月)

ルイヴィトン・コニカFP

N650
ルイヴィトン柄を身にまとったコニカFPです。

今回、多分この柄でなければ気付かなかったことを発見しました。

コニカFPは時々見掛ける機種ではありますが、残念ながら中古市場ではかなり厳しい市場性です。なので、普段は大まかなチェックくらいしかしないのが実情。

今回、こんな柄をまとっていたので「おっ、面白い!」と、レンズを付けてファインダー覗いてピント合わせなんぞを意識的にしてみたのです。

そしたら!とてもピント合わせのしやすいファインダーに素直にビックリしました!!

コニカさんには失礼かもしれませんが、「えっ!このカメラ、こんな良かったんだ!」って感じ。

当時の広告を探してみたら、「ファインダーに1700コにおよぶ、コニカ独特のダイヤプリズムを組込みました。いままでのファインダーよりボケが数倍拡大され、暗いところでも、細かいものでもズバリとピントが合わせられます。」と謳っていました。

そうだったんですね!

ただ残念なことがありまして~、現存しているコニカFPはかなりの確率でファインダーが曇ってしまっていて、その1700コに及ぶ~の良さを確認出来ない…というのも事実。

ちなみに、これと同様のルイヴィトン柄のお遊びカメラ、過去にも登場しています→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2011/08/vuitton.html

2012年6月17日 (日)

AS-19

N642
こんなモノにも工夫がされています。ニコン「AS-19」というアクセサリー。

何やら、走り(滑り)出しそうな不思議な形をしていますが、勘のいい人や、これと同種のアクセサリーの存在を知っている人であれば、クリップオン・ストロボを立てる台であることが分かるでしょう。

普通、この手の台にはアクセサリーシューが1個しか無いので、もう少しシンプルな形状をしています。でも、このAS-19には、アクセサリーシューが3個も。

3個もある理由は、下の画像のストロボSB-27のように本体を縦位置や横位置に角度を変えられるモデルで、横位置にセットした時、安定して立てられる位置にもアクセサリーシューを設けているから、こんな形状をしているんですね!

N574
でも、この「AS-19」、面白いことにそのSB-27自体には付属品として付いてなかったのです。後発のストロボSB-600,SB-800の付属品として付いていました。

これは、SB600,800をメイン灯にして、SB-27などを補助灯使用する時に横位置設置することもあろうと推測して、SB-600,800に付属されていたわけで、ずいぶんとよく考えられている。

でも、AS-19は単体でも販売されているし、アクセサリーシューは各社基本共通ですから、他社製ストロボ(過去に縦横変えられるモデルは存在してます)でも、これが使えるわけですね。新品が1000円以内で買えるようです。

2012年6月16日 (土)

本貫禄の不思議なコラボ

N639
おかげさまで、「偽貫禄クラブ」が異様な?盛り上がりを見せ始めていますが、今日のネタは本貫禄ネタ。

ここにあるペンタックスME Super、見るからに渋く貫禄が出ています。でも、実情を説明すると微妙な立ち位置の貫禄カメラであります。

軍艦部の角周辺、ブラック塗装が剥げて見えているのは真鍮色ではなくて、真鍮色っぽい下地塗りなのです。だって、もともとME Superの軍艦部はプラスティック製ですからね。

実はこのことについて、ずいぶんと前に一度話題にしています。何らかの理由があって、プラスティックにこういう下地塗りをしてから、ブラック塗装しているのです。詳しくは、過去の記事を参照してください。

なのに今回再び取り上げたのは、このME Superの底面、ここもブラック塗装が剥げて貫禄出ているのですが、こちらは本物の真鍮色。軍艦部はプラスティック製なのに、底蓋は金属製なんですね。

ということで、よく見ると、軍艦部と底蓋で違う種類の本貫禄が出ちゃってるんです。それもちょっと訳あり的な~というわけで、「本貫禄の不思議なコラボ」と題したのです。

2012年6月15日 (金)

いじり壊した・・・

110フィルム限定復活の際に紹介した、高級110カメラ「ローライA110」。

N630
実際に我楽多屋のウインドウに値を付けて並べていたのですが、程なく、電池を装填していないと電池ボックス自体がグラグラで外れてしまうことに気付きました。

電池を入れれば大丈夫なんだけども、これじゃ、値下げしないと売れないなぁ~と一旦ウインドウから下げることに。

で、どうして外れてしまうのか調べているうちに、おおよそ原因は分かったのですが、下手にいじってその部分を折ってしまっても良くないから、これ以上は諦め。

ついでに他の部分もチェックしていたら、ボディ底面にオレンジ色の部分が二つ。

N623
ひとつはフィルムを出し入れする時に裏蓋を開けるボタンであることは知っていました。上の画像で、フィルムカートリッジのイラストの右側にあるオレンジ部分がそれ。

もうひとつのオレンジ色の部分(フィルムカートリッジイラストの左側)も押せることに気づきましたが、何用のボタンか分からず…。しばらくいじっているうちに、「もしや多重露光用?」と思って、押しながらガチャガチャ操作してたら、シャッターが切れなくなってしまう事態に~。

あぁ、壊れた。いや、壊した。

それから、1週間ほど、残念なあまりカウンター下に葬っていました。その間一回だけ動作確認したけど、壊れたまま。

でも今、何故か直って動いてます。。。

今更、元の値段で並べるのも怖いので、半値くらいに値下げして要注意状態で再び並べることにしましょうか。いちおう、現状は動いてます。。。

【追記】持つべきものはお客さん・読者さん。上記内容をアップして3時間後くらいに、私が分からなかったオレンジ色のボタンの正体を教えてくれるメールが届きました。感謝感激!!以下、転載します。

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前略、二代目様。

長徳先生の限定版写真集購入の際はお世話になりました、むつ市の〇〇です。

さて、本日のブログで取り上げられているローライA110のオレンジのボタンですが、手元に現物と使用説明書がありますので、ご説明をば。

説明書によれば、名称は左側が「カメラカバー解除ボタン」、右側が「裏蓋解除ボタン」です。

使い方ですが、装填したフィルムの最後のコマを撮った後、カメラの開閉操作を繰り返して裏紙まで完全に巻き上げられると、開閉操作が固くなり出来なくなります。

この状態からカメラを撮影状態に開く、すなわち隠れている右のボタンを見える状態にするために押すのが左のボタンというわけです。

装填したフィルムを最後まで巻き上げた後でしか使う機会がないので、お分かりにならなかったものと思います。

以上、参考までに。

これからも楽しいブログを楽しみにしております。それでは、また。

2012年6月14日 (木)

機種名は?

N626
このカメラの機種名、何でしょ?

形を見ただけで、カメラを識別できるようなカメラマニアさんやペトリマニアさんなら、このボディ上面だけの画像で答えられる人もいらっしゃるでしょうが~。

このカメラ、そういう人でなくても答えられるハズなんですよ~、実は!

「え~っ!?どこにも機種名書いてないじゃん!」と思うでしょう、、、普通なら。

でも、分かるんです。ちょっと意地悪な言い回ししちゃってますけどぉ。

上の画像、よく見てください。プレスラインって言うんでしょうか(違うかな…)、ボディ上面に段がついていて、その輪郭が「7」の形してますよね。

そう、このカメラの機種名は、下の小さな画像をクリックしてみてください。答えが分かります。

N627

世界広しといえど、機種名を文字じゃなくて、形で表現しちゃってるカメラって他にはないんじゃないでしょうか?

こんな風にペトリって、変にデザインに凝っちゃたりするんですよね。凝り過ぎちゃった例を過去に紹介してました。

*答えの画像が開けなかった人のために、、、→このカメラの機種名は「ペトリ7」です。