我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年1月

2012年1月15日 (日)

BENBO

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「BENBO(ベンボー)」というブランドのイギリス製三脚があります。

見た目にとても不思議な形をしていますが、「カッコいい!」と感じる人も多いと思います。

非常に特殊な構造をしており、1個のハンドルを解除するだけで、3本の脚と1本のブームが一斉にフリーになって、セッティングが行えるようになるスタイルです。

使い方にコツを要するようだし、平坦地ではそれほどその必要性が感じられないかもしれません。きっと、不整地・傾斜地での使用に効果を発揮するのだと思います。

ただ、これだけ自由が利く脚やブームですから、コツを掴めば使いイイのも想像がつきます。

写真家業のお客さんに、「実際使い勝手はどうなんでしょうね?」と聞くと、「う~ん、使いイイけどね。ただ、カメラを装着してから三脚を据えよう~という人には向かないよ。多分にカメラごとひっくり返す可能性が高いから」と的確な忠告をいただきました。

で、「ちょっといいかな」と言いながらハンドルを回した途端、1本の脚がスーッと勝手に開き出したため、「あぁ、もう面倒なことになり始めてる」と苦笑いしながら、ハンドルを締められてました。

2012年1月14日 (土)

アンティークショップにて

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某大学写真部学生さんの情報です。

アンティーク雑貨などを扱っているお店で、箱にごっそりと写真が入って売られていたそうです。内容は欧米系の人々が写っている古いプリントばかりで、どうも一般人のスナップらしきもの。

上の画像のモノクロプリントはその一枚。1枚100円くらい(だったかな?)で売られていたそうです。裏面のメモから、由来も推測できます。

しかし、面白いものだなぁ~と。誰だか分からない人のスナップ写真が売られていて、それを買う人がいる。買う人はその写真が気に入って買うのだろうから、それは有名写真家の作品を買う理由と同じわけですが。。。買った写真は、手帳に挟んだり、インテリアにでもするのでしょう、たぶん。

さて、こうして後世になって(本人たちには思いもよらぬことかもしれませんが)、写真が売り買いされて出回っているのも、写真という紙の形で残されていたからでしょう。

だからと言って、この写真の場合に「形に残しといて良かったでしょう!」というのが当てはまるのかどうかは分かりませんが、少なくとも自分が生きている間や自分の子孫には、思い出の写真を残すことは大事なのかと。

デジタル主流になった今の時代でも、プリントすることで形にすることは可能なんだけど、そこまでの過程が…。ご覧ください、下の画像を。

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ちょっと整理しないといけないなぁ~思っている私のメモリーカードたち。

プリントしていなくてもネガやポジであれば、明かりに向けてフィルムを透かせば、何が写っているのか分かるんですが、メモリーカードの場合は機器を通して画面で見ないといけない。で、何のメモも書かずに閉じちゃったりすると、「あれ?これなんだっけ?」って、同じカードを何度も開いちゃったりするんだな~これが。。。

2012年1月13日 (金)

わたし的には有り得ない~

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わたし的には有り得ない~のが、「ローライフレックスSL35Mのシャッターボタン位置」。

シャッター切ろうとしたら、ずいぶん窮屈なんですよ。多分に私の手の大きさ、構え方が影響しているんでしょうけど、、、他にも同じような感覚を持つ人も多いと思います。

まず、シャッターボタン自体がずいぶんとボディのセンター寄りにあります。でも、ここら辺の位置にシャッターボタンがあるカメラは他にもあります。

でも、このローライの場合、その隣りにあるシャッタースピードダイアルの上に付いた巻き上げレバーの背丈と幅がかなり大きめなので、シャッターを切ろうとする人差し指を邪魔するんです。。。

構え方を変えて試してみましたが、ボディ右サイドに掌を当てて構えるようなスタイルでは、人差し指が巻き上げレバーに当たって具合悪い。掌を少し上にズラして、ボディの右肩部分に当てるくらいのイメージで構えて、なんとかシャッターボタンを押しやすくなります。ただ、そうすると、カメラ自体のホールドが悪くなり、、、困ったものです。

手が大きめの人には、気にならないのかもしれないけど。

ちなみに、キヤノンAE-1もシャッターボタン・シャッタースピードダイアル・巻き上げレバーが、ローライフレックスSL35Mと同じような位置関係なんですが、こちらは気になりません。

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画像で分かると思いますが、シャッターボタンと巻き上げレバーの高さ加減が問題なんだと思います。

AE-1はシャッターボタンと巻き上げレバーの高さが同じか、シャッターボタンの方が高いくらい。一方、ローライは明らかにシャッターボタンの方が低い。これを押し込もうとすると、巻き上げレバーに指がツッカエテしまうわけです。

もう40年近く前に造られたカメラではありますが、これ問題じゃないのかな?

2012年1月12日 (木)

KING R-Grip

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まるでモータードライブ(以下モードラ)を装着したかのようなニコマートFTNですが、これモードラじゃなくて、キング製の「R-Grip」というカメラアクセサリーの一つ。

ちょっと詳しい人なら、「ニコマートFT系にモードラは無いだろう!」って、すぐに突っ込みを入れられるでしょう。

この「R-Grip」、ネジ穴の位置が相当に自由が利くようになっているので、ニコマートに限らず、かなりいろんなカメラへの汎用性があるものと思われます。

右手部にグリップが追加されるから、操作性・保持力等のメリットを目論んでのアクセサリーであるのは分かりますが、ホントのモードラじゃないんだからバッテリーは不要なわけで、カメラ底面にこんな分厚いものを何で付けるんじゃ~と不思議に思うでしょう。

タネ明かしをしますと、ここにフィルムが2本収納できるようになってるんです。これは考えましたね!!

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通常のモードラでは、この部分にバッテリーをガッツリと装填するハメになるので、重量自体がかさんで大変だったりしますが、フィルムパトローネ2本分くらいでは、大した重量増加になりませんしね。

それでも、こんなご時世…1日にフィルムを1本しか撮らないような人には、やはり無用な長物には違いありませんが、、、

第75回 得?or 特?

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レンズだけをパッと見て、「ペンタックスAFレンズ初期タイプのFレンズねぇ!」って、反応出来る人も多いと思います。

でも、よく見ると、レンズのどこを見ても「ペンタックス」とは書かれていません。「TAKUMAR-F」と書かれているだけ。フロントキャップにも、ちょっと安っぽく、やはり「TAKUMAR」とプリントされてる。

そうは言っても「TAKUMAR(タクマー)」は、ペンタックスのレンズに付けられたネームですから、いい加減なマガイモノではないのは推測がつきます。

じゃぁ、輸出用でこういう仕様があったんです~なんて結論であれば納得も出来るのだけど、元箱に同封されていた使用説明書は日本語で書かれていました(英語も併記)。

さすがに、説明書の裏には旭光学工業株式会社の住所等が記されています。どういうルートで販売されたものなんでしょうか?

今回はこの「TAKUMAR-F28-80mmF3.5-4.5」を、いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちで、1800円!!未使用品のようですよ。

 

2012年1月11日 (水)

ベルボンの小っちゃデカいの

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先日、がらくた整理中に出て来た卓上タイプの三脚。これと同じように脚を収納出来るものは時々見かけますが、今回の「Velbon AUTO-POD」はサイズが少々大き目。

脚を出してみて、「脚のわりにはちょっと大げさなデザインだな~」とか、脚の先にあるプラスティック製の滑り止めみたいな部分が、2本は黒なのに1本は赤なので、「何の意味があんのか?」とか、いつもであればブログネタにしてやろう~という意気込みで、モノと対峙していくのだけど、この三脚については、案外アッサリと「もういいや~」と思って、値を付けて我楽多屋に並べました。

それから2日が過ぎた昨日のこと、田中長徳先生が来店され、この三脚を手に取り「これはどういうもんですか?」と聞かれました。

これこれこうで~と経緯を話すと、「まだギミックがありそうだけど、二代目にも分からないのか~(笑)」と。また、「これは機内には持ち込めないだろうな~」と長徳先生も興味津々。

それで再び火がついてしまいました。が、、、やはり特別な仕掛けは見つけられず。大きな図体のわりに、隠しネタのない三脚みたいなのです。。。

強いて言えば、握りを良くするために収納部を太目にしているのかなぁ~くらい。また、ヤケクソ気味に言えば、ロケットみたいに飛ぶんじゃないの?くらい。

 最後に、もう少し真面目に考えてみたところ。「AUTO-POD」って名乗ってるのは何なんでしょう?もしや、「OPEN」というボタンを操作すると、短い3本脚がシャカッ!って、いくらか勢い良く出てくるから?「AUTO?」。

すると、大き目な収納部も、シャカッ!と勢いよく脚を出すために中にスプリングかなんかが入ってるから?大きいのか・・・と納得。やはり、そんなもんなのかも。。。

2012年1月10日 (火)

CHINONストラップ

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チノン(CHINON)といえば、1948年から2004年まで存在していたカメラメーカー(当初は三信製作所と名乗っていた)。

OEM供給を多く行っていたため、自社ブランド「チノン」のカメラ自体はあまり知られていません。

個人的には、中学時代修学旅行に持って行ったカメラが、店にあったチノンのコンパクトカメラだったような…記憶があります。写真は残っていますが、カメラが残っていないので、確認の手段がない。

さて、ここに「CHINON」と表記されたネックストラップがあります。その太さからして、コンパクトカメラ用ではなくて、一眼レフ用なんじゃないかと推測します。

その形状がちょっと変わっていたので、話題にしてみました。ストラップの太い部分と細い部分の繋ぎ部が斜めにデザインされてるんです。

強度的にどうなのかな~?なんて考えたりもしますが、この斜めの部分(革ではなくて合皮みたいなの)、端がペロンとはみ出していたりしてちょっとお粗末な感。まぁ、こんな形状していること自体が珍しくて、それが「CHINON」ってことで、まぁヨシとしましょう。

最後になりましたが、チノンは2008年に復活しており、チノンブランドの品物(カメラ以外のモノ)の販売を始めています。2010年には、デジカメ(トイ系)もラインナップに加わっています。

 

2012年1月 9日 (月)

祝 成人

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本日は成人の日。

私自身はもう20年以上前の話。店のアルバイトが今年成人式という話を聞きながら、懐かしいなぁ…と思ったりしました。

さてと、今年成人式を迎えるのは1991年に生まれた人たち。では、1991年に生まれたカメラたちというと、、、

ニコンではF-801S、キヤノンではEOS10、ペンタックスではZ-1、Z-10、ミノルタではα-3xi、α-7xi…あたり。

今、うちの店にあるのは~と探すと、我楽多屋にα-3xiがありました!おめでとうございます!!祝成人!?

成人式を迎えた若人たちは、青春真っ盛りの熟れ頃でしょうが、これらのカメラたち、市場的には一番厳しい、フィルムAF一眼レフ。。。使うには便利なんだけど、これらを使う層がデジタルに傾向してしまっているので。。。

一方、デジタルカメラに目を向けると、最初のデジカメと言われるコダックDSC100が1991年に発表されていました。それこそ、DSCだって市場的には厳しく、お目にかかることさえ稀な存在になってしまっていますが、歴史的には重要なカメラであるとも言えますね。そのカメラが成人を迎える程の月日が経ったってことです。

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

今回で第147回目。タイトルは「去年のクリスマス用だった真っ赤なEOS」です。

こちらより、お楽しみください

2012年1月 8日 (日)

コミケ

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すでに30年以上の開催歴史がある「コミケ」こと「コミックマーケット」。

世界最大規模の同人誌即売会のことですが、私自身はその内容を2~3年前まで知りませんでした。

先月29日~31日の3日間、東京有明ビッグサイトで行われた「冬コミ」で販売された2つの同人誌で、うちの店のことが取り上げられています。

1つは「コシナ研究会」発行の「四谷三丁目に愛をこめて」(←ホントなのかな?このタイトル。私はまだ現物を見ていないので)。

取り上げられたというよりは、光栄なことに原稿を依頼されて、私二代目がちょこっと寄稿させていただいたのです。それが、なんと巻頭に掲載されているらしいので、ビックリ!!

というのもコシナ研究会発足のキッカケがうちの店だったからなんですけどね。もう10数年も前の話~。

2つ目は、「デュアルパトローネ」発行の「system,in my POCKET」。

このブログでも記事にしたことがある「ペンタックスオート110とKマウントの変換アダプタ」を、我楽多屋に度々ご来店されるお客さんに差し上げたことがきっかけで、そのアダプタがこの同人誌内で記事の一つに扱われているのです。

上の画像がそれです。「アダプタのお礼に!」と一冊いただいてしまいました。ありがとうございます。

なんか思わぬところでうちの店が露出されていて不思議な感じですが、やっぱり嬉しいですね。