我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年3月

2011年3月31日 (木)

スティングレーSX-70

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サメ肌というと、人間世界ではあまり好意的に取られませんが、サメ革の財布など、ホンモノのサメの革は財布などの身の回りのモノに使われることがあります。

同じ軟骨魚類のエイ(スティングレー)の革も同じように使われること、私は勉強不足で知りませんでした。

エイ革の特徴は、表面にビーズを敷き詰めたようになっていて、一匹に付きひとつ、スターマークと呼ばれる白くて固い宝石のような部分があるのです。

なぜ、こんな話題かというと、画像のポラロイドSX-70の貼り革が、エイ革に貼り替えられています。そして、革の風合いが個人的にとても気に入ったもので~。

で、このSX-70。ポコッと立ちあがるファインダーの上の部分に、そのスターマークが来るように貼られているのです。

ここで少し、サメとエイの勉強をしておきましょう。サメとエイは、クジラやイルカなどの海に住む哺乳類に似てはいますが、魚類です。そして魚類の中でも、軟骨魚類と呼ばれるグループ。

一般的に「薄っぺらいのがエイ」と認識している人が多いかと思いますが、サメとエイの違いは、エラのある場所で判断するそうです。エラが身体の側面にあるのがサメ、エラが身体の腹(底面)にあるのがエイなんだそうです。

第58回 得?or 特?

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ニコンの銀枠フィルター再び!ってことで、少し前にもニコン銀枠フィルターの得特企画をしました。その時はモノクロ用フィルターばかりでしたが、あっという間に売れていきました。今度はカラーでも使える保護フィルター系です。

サイズはすべて52mm。UVが6枚と、スカイライトが1枚(←これだけ箱付き)。

ニコンの銀枠フィルター、いつ頃の製品なのか未確認ですが、ニコン一眼レフ初期の頃には違いありません。

その頃は、まだモノクロ主流ですから、フィルターもスカイライトではなくてUVが多いんだと思います。黒枠になってからはカラー主流の時代になり、スカイライトが増えてきます。その傾向は、中古で出てくるフィルターの比率を見ているとよく分かります。

ところが、デジタルの時代になってスカイライトを嫌う人が増えて来ているようで、ニコンでは、いつの間にか現行品のリストからスカイライトフィルターが姿を消してしまっています。

こんな風に保護フィルターにも歴史を感じることが出来るんですよね。

話を戻して今回の得特企画は、保護フィルター系のニコン銀枠フィルター7枚、@1,800円!いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちで~。

2011年3月30日 (水)

EOS-1の「V」バッジ

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先日、ニコンF6を話題にした時に、ちょろっとニコンとキヤノンを比較してしまいましたが、キヤノンのフィルムカメラ最終最高級機EOS-1Vがここにあります。

ニコンF6の時は、その存在感を褒めたのだけど、このEOS-1Vの場合、どうなんでしょ…。イマイチ、それが薄いのです。

でも、これは私の主観ですので、キヤノンファンの方、1Vユーザーの方がご気分を害されたらゴメンなさい。

冷静に分析すると、EOS-1は初代~1N~1Vと23年間、デザインはキープコンセプトで来ていて、ある意味で見慣れてしまっていること。あと、外装は1Vからマグネシウム合金に変わっているのに、初代や1Nと同様なプラスティックっぽく見えてしまうこと。これらの条件が、私にそう思わせてしまうのかもしれません。

そうは言っても、新品販売価格が20数万円もする高級機。性能面では、4年後発のニコンF6にも一切ひけをとっていません。

でも、見た目でどこか「おぉ!」と思わせてくれるところがないのだろうか~と見まわしていると、見つけました!「V」のエンブレム。

ダーク系の渋い色味で、Vの文字にはヘアーライン加工がしてあります。

このエンブレムは見れば見るほど、高級感が感じられます。あぁ、ちょっと無理があるんじゃ~という声も聞こえてきそうですが。。。(笑)

 

2011年3月29日 (火)

エレクトロマーク!?

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YASHICA(ヤシカ)というと、今では、普及版のフィルムカメラやデジタルカメラに付いているネームですが、これは、ヤシカの商標権を買い取った香港の会社が販売しているカメラに付けられているもの。

もともと、ヤシカは日本(長野県岡谷市)にあったカメラメーカー。1960年代に一世風靡したと言っても過言ではない、ヤシカ製のエレクトロシリーズは今でも数多くの個体が現存しています。

残念ながら、中古市場において人気機種ではないので、ジャンクコーナーで見かけることがほとんど。それゆえに、見逃しがちなのかもしれません。

じっくり見ると、エレクトロシリーズには、電子をイメージしたエレクトロマーク(正式名称ではありません)が付けられています。これは、電子制御シャッターを搭載している証し。4つの楕円が重なっていて、その線上を点(電子)が飛び回っているデザイン。

ところが、このエレクトロマークが機種によって、縁取りが角型だったり、丸型だったり、色が金色だったり、銀色だったり、立体成型されたマークじゃなくて、プリントされたものだったりします。

当時はこのエレクトロマークが最先端でウリだったのでしょうね。

2011年3月28日 (月)

グリッパー

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アクロバチックな画像にビックリされたでしょう!?

Kenkoの「バキュームマウントグリッパー」という撮影アクセサリーです。

カタログによれば「驚異のポンプ式吸着盤」とのことなので、ちょっと意地悪く大きめなレンズをセットしてみました。結果、かなりガッチリと吸着していて、これくらいの重さは何ともないようです。

その吸着盤は米国Powr-Grip社製で、セット売りの3ウェイ雲台は伊国マンフロット製。Kenkoさんは輸入販売元というわけです。新品定価は2万円ちょっとします。現行品の雲台部分はモデルチェンジしているようです。また、吸着部分のみ単体売りもされています。

ガラス面をはじめ金属など平滑な面に使用可能で、使用方法はまず、吸盤を取付面に強く押し付けてから、本体横に付いているポンプを「力強く、しかも素早く(←取説抜粋)」ピストン運動させると、ググッと吸着します。でもちょっとコツが必要。

さて、カタログに「新しいアングルを発見しましょう!」とありましたが、私はここで満足してしまいました。吸着させてから発見するんじゃなくて、それなりの場所を選んでから吸着させないとダメですね。店のカウンターの横に吸着させても、、、新しいアングルは発見出来ませんでした(笑)。

2011年3月27日 (日)

昨日のがらくた市

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天気は良かったものの、強い風が吹き荒れるなか、今月もたくさんの皆様にご来店いただきました。いつもいつもありがとうございます。

少しだけ淋しい雰囲気もありましたが、ご時世を考えるといたし方ないかもしれません。改めて、この度の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

また、先日お知らせしました「がらくた市で義援金」。たくさんの方にご協力いただけました。四谷系銀塩組の皆様の暖かいお気持ち、責任をもって取り次がせていただきます。そして、引き続き今月いっぱい募金箱を設置したいと思います。

長徳先生のトークショーはニューヨークのお土産話が盛りだくさんで、毎度の楽しい1時間半でした。

本日の目玉は、事前にお知らせすることが出来なかったのですが、キヤノン7、キヤノンP、ローライコード、フレックス、リコーフレックス、トプコンホースマンなどの、かなりなジャンク品。

長年放置されていたようで、外観は埃やヤニなどの層が出来ている感じでした。シャッターが壊れているモノもあれば、こんな状態でも露出計は動くんだ!?なんてモノもありました。

正直なところ、こんなに悪い状態にどうやってしたの?と思えるくらいの程度でしたが、それなりの値付けをしたせいか、ほぼ完売でした。上の画像は、それらと同じ出どころで残念ながら、昨日は売れなかったペンタックス67と、ゼノビア。

こんなモノが出て来るのが、我が我楽多屋であり、それはアローカメラで幅広く買取りを行なっているからなのです。

2011年3月26日 (土)

キヤノン白レンズの

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詳しい人ならケースを見て「おぉ!」と言う人も多いと思います。そう、キヤノンの上級レンズ「Lレンズ」の専用ケースです。

まず、その大きさにビックリする人も多いでしょう。小さい方は「サンニッパ」で有名な、300mmF2.8用。厳密に言うと、EF300mmF2.8L Ⅲ型用。大きい方は、まさにビックリサイズで、EF600mmF4L用。ともに、現行のISタイプになる前の時代のケースです。

レンズ本体と一緒に買取り依頼があったのなら、当然、レンズとセットで一緒に売り買いするのが普通。しかし今回はケースだけ、、、ということで、我楽多屋で販売しようか~と思いながら、どれほどの値付けにしようか!?と、当時の新品価格を探しましたが見つかりませんでした。

ちなみに、現行ISタイプ用のケースは、画像のようなアルミ製のトランクタイプではなくて、もう少しソフトなイメージのケースに変更されています。その現行タイプのケースは、300mm用が3万円代、600mm用が5万円代という新品価格。

ケースだけの価格で、カメラが買えてしまう程でビックリですが、それに入れるレンズが高価なんだから、そんなものでしょうか。レンジ自体は、300mmISが約70万円、600mmISが約130万円もしますからね。ケースが立派であるのも納得です。

 

富士フィルムから

富士フィルムさんが、「写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法について」ウェブ上で公開しています。

http://fujifilm.jp/information/articlead_0094.html

2011年3月25日 (金)

Kenko COLOR IMAGE

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正直、今日はネタが無くて困り気味でした。我楽多屋店内を「何か面白いことないかなぁ~」と見まわしていると、「あ~!見つけました!」。こんなフィルターを。

2色で色がキレイ!と言えばキレイだし。画面半分で色味を変えるためのモノ~と言えば、そのままフィルターの説明。

ただ、私の頭には「これどこかで見たことある!」と反応してしまったわけです。以前にブログで取り上げたことのある何かです。もし、これで私と同じものを連想出来たら、それは表彰状モノですね!(笑)

さて、その正体は、、、、

これです ↓

https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/02/kibidango.html

岡山のお土産にいただいた「きびだんご」のパッケージに描かれたイラストのひとつに良く似ています。スミマセン、かなり難しかったと思います。でも、似てますよね?

Kibi 

ところで、このタイプのフィルター、ケンコーでは現行品ではないようです。正式名称は「Kenko COLOR IMAGE」。画像左が「R/B」タイプ、右が「Y/P」タイプ。

これだけ極端な二つの色を、実際にどのような使い方をするのかイマイチ不明なのですが。。。

 

2011年3月24日 (木)

がらくた市で義援金

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3月11日に発生した東北関東大震災。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

私どもの店はほとんど被害がなかったため、平常を保つのも努めの一つと考えて、節電しながらの通常営業を続けています。

そして、今週土曜日26日は第4土曜日なので、毎月恒例のがらくた市の日にあたります。これについても、通常通りの開催を考えております。

毎月、がらくた市当日は、平素の営業日よりもたくさんのお客様にお集まりいただいておりますので、この機会に少しでも多くの方にご協力を願えればと思い、東北関東大震災の救護復興のお手伝いの一環として、募金箱を設置したいと思います。皆様のご協力をお願い申し上げます。

義援金などにまつわる詐欺まがい強盗まがいのニュースも流れていて、非常に気分の悪い事件も起きておりますが、先程、日本赤十字社宛てに社名使用許可の申請書も提出いたしましたので、ご協力いただきました募金については、責任を持って私どもの店から、日本赤十字社宛てに寄付させていただきます。どうぞご安心ください。そして、ご協力いただけたら幸いです。

今月、ニューヨークに行かれていた田中長徳先生も今週ご帰国予定、がらくた市恒例のトークショーも開催予定です。お土産話がたくさんあるのではないでしょうか!楽しみですね。