我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年9月15日 (日)

ロバート・フランク展

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次の水曜日の「先週撮ったもの行ったとこ」で案内すると、残り僅かな会期なのにさらに切迫した案内になってしまうので、今日話題にします。

この前の定休日に、清里フォトアートミュージアムで開催されている「ロバート・フランク展~もう一度、写真の話しないか。」に行って来ました。

6月29日から開催されていて行こう行こうと思いながら、やっと9月11日になってしまった清里行き。

そして、なんとその前日にロバート・フランクが亡くなられた...というニュース。

私にとっては、長年うちの店で開催している田中長徳トークショーで長徳先生がたびたびロバート・フランクの話題にされるので知ったというのが事実です。以後、作品を見る機会もありましたが、今回は改めてじっくりと見て来ました。

会場の清里フォトアートミュージアムさんからは長年DMを送ってくださっていたのですが、今回初めて訪れることが出来ました。立派で綺麗な施設でした。

学芸員の綱様が「東京の人には遠いという印象が強いようなんですけど...」とこぼされていましたが、実際に行ってみるとそうでもなかったですよ。

ちなみに私は新宿から甲府まで高速バスで行って、甲府からカーシェアリングを利用して現地まで行きました。

  • ロバート・フランク展~もう一度、写真の話をしないか。
  • 清里フォトアートミュージアム
  • 2019/6/29~9/23:10:00~18:00(入館は17:30まで)
  • 毎週火曜休館 
  • 入館料 一般800円
  • 山梨県北杜市高根町清里3545-1222
  • ℡0551-48-5599
  • http://www.kmopa.com/

 

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2019年9月14日 (土)

49mm & シリーズ7

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49mmフィルターが、シリーズ7フィルターの代用になる!ってことを初めて知りました。

最近のほとんどのレンズフィルターはレンズへ取り付けるためのネジ切りがされていますが、シリーズフィルターはネジ切りがされていないツルんとした枠にハメられたフィルターです。

かなり昔のキヤノンレンズ用フードやライカのズミルックス用フードなんかが、シリーズ7というサイズのシリーズフィルターを使います。フードを2分割させて、その間にシリーズ7フィルターを挟み込むのです。

そのシリーズ7フィルターの代わりに、普通にネジ切りをしている49mmフィルターをキッチリと挟み込むことが出来るというので試してみました。ただ、49mmフィルターのネジ切りされた側を前側にセットしないと収まりません。

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2019年9月13日 (金)

フィルター・フード・キャップ

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昨日が初めてのご来店では無いものの、カメラ・写真歴が浅いと思われる若いお客さんから「レンズフードとレンズを保護するものとカバーが欲しいのですが」と、声を掛けられました。

レンズが何か?お尋ねすると、ニコンの標準レンズでオートフォーカスではないとのこと。

ニコンの標準レンズの詳細が、F1.4なのかF2なのかF1.8なのか、もしやF1.2なのかも不明ですが、いずれにしろフィルター径は52㎜なので、フィルターは現行純正のNCフィルター、フードはF1.4用純正のHS-9、カバーとはフロントキャップのことのようなので現行純正LC-52を在庫の中から見つけて、お客さんに提示しながら~(上の画像内、フィルターが違うタイプのものが写っています)

「普段からフードを付けっ放しで使用するなら、フロントキャップは要らないかもしれませんよ。ただ、持ち歩きの時やカバンに仕舞ったりする時にフードを外すのであれば、あるに越したことないでしょうけど~」そんな案内をすると、「キャップは大丈夫です」とのこと。

200円儲け損ねました(>_<)

これは、私自身がフロントキャップというものをほとんど使わないから言ったわけではありません。フロントキャップが余計なお買い物にならないようにと思ったからです。

当然ながら、フィルター、フード、キャップにそれぞれ立派な存在理由と効果があるものの、それらをどう使うのか?ってあたりは、それぞれの考えや好みが出る部分ですよね。我楽多屋のお客さんの中には、フードの前に付けるキャップを探しに来られる方もいらっしゃいますし(←この場合は現物ご持参で合わせ探してください)。

あと、ニコンのスプリング留め式フードの場合は、収納時などレンズに逆付けした時にフロントキャップが使えるでしょうに!とかツッコミが入るかもしれませんが、それはまた次の段階のお話とさせてください。

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2019年9月12日 (木)

F2フォトミックファインダー

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ニコン好きな人やマニアさんには「何を今さら~」と言われるかもしれませんが、このブログでは話題にしたことがなかったことです。

ニコンF2用フォトミックファインダー(露出計を内蔵している)の動作チェックについて。

例えば、ニコンF用フォトミックファインダ―の場合は電池ボックスがファインダー側にあるので、露出計が動くのかどうかは簡単に判明します。正確に動いているかどうかは、レンズ付きのボディにセットしないとダメですけども。

ところが、F2用フォトミックファインダーって、カメラボディにある電池ボックスから電力を供給してもらうので、ボディが無いと動くのかどうかもチェックできないのです。

なので、F2フォトミックファインダーの動作チェックって単体では不可能であり、値付けもしずらくなるのです。

運良く、店の在庫にF2ボディがあれば良いような気もしますが、ここにも落とし穴があって...在庫にあったF2ボディがアイレベルファインダー付き(露出計を内蔵していない)で、そもそも電池を入れての動作チェックをしていなかったりすると、フォトミックファインダーを乗せてみて露出計が不動だった時に、ボディが悪いのか?ファインダーが悪いのか?の判断が怪しくなってくるのです、、、

上の画像で赤い〇印を付けたところがファインダー側の接点、下の画像で黄色い丸を付けたところがボディ側の接点。単にここの表面がかぶってるだけで、ちょっと磨いてあげるだけでOKな場合もあったりして非常に  。

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2019年9月11日 (水)

チンチン電車

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、伊香保温泉。写真材料組合のセミナーが伊香保温泉で行なわれたので行って来ました。

数年前に行った時はバスで通過した此処を、今年は歩いて通過したのでジックリと見ました。

明治43年から昭和31年まで、渋川〜伊香保をチンチン電車が走っていたそうです。12.6kmの行程で高低差524mは登山電車並み。勾配を下る渋川方面へ向かう電車は、発進後トロリーポールを外して惰性とブレーキ制御だけで走行が可能だったらしいです。

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2019年9月10日 (火)

このカメラから推測できることを述べよ

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中古カメラを扱っていますと、背面にある特徴を持っているカメラに時々出会います。

で、「上の画像を見て、このカメラから推測できることは何ですか?」というのが、今日の話題です。

もしかすると、デジタルカメラで育った世代の人の場合、すぐにピン!と来ないかもしれません。何故ならば、ファインダーを覗くためにカメラの背面に顔を寄せるという行為をしないでしょうし、カメラの背面に鼻や頬など顔を押し当ててホールディングするということ自体に無縁でしょうから...。

あっ…これがヒントになってしまうかもしれませんね(^-^)

そう!このカメラは多分、女性が使っていたものと推測できるのです。そして、ファインダーを左目で覗く人。

背蓋の中央から僅か右に寄ったあたりが白くなっていますよね。これ、化粧品が付いた跡だと思うのです。

このカメラは「リコー マイポート330SF」(1997年発売)です。

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2019年9月 9日 (月)

去年の冬、きみと別れのエンドロール

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映画「去年の冬、きみと別れ」が2018年3月10日に公開されてから早いもので、ほぼちょうど1年半です。

うちの店がこの映画にほんのちょこっとだけ関わったことは当時話題にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/03/post-37f1.html

私自身、公開後に劇場で鑑賞して、エンドロールに「アローカメラ 我楽多屋」と表示されたのは見ましたが、それは一瞬の出来事。

でも、全国の300に近い劇場でしばらくの間は日々上映されていたんですよ。

最近、中古のDVDが安くなってきたので入手して、改めてエンドロールを確認してみました。どうです?読み取れますか?

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第239回目のテーマは「私の街歩きの楽しみがある街」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

 

*閲覧は2019年12月初旬までです。

2019年9月 8日 (日)

LENS LIGHTER

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キヤノンNFDレンズ風のこれ、数十年前の販促品と思われます。

私はカメラ屋人生20数年の間に何度かお目に掛かっているのですが、カメラマニア歴の長めな人でも案外と知らない人も多いようです。

これ、「LENS LIGHTER」という名の通りライターなんです。

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愛煙家にとっては厳しい世の中になってしまいましたが、昔であれば応接室のテーブルにこれを置いておくと、そこから話しが広がって~なんてことになったのかもしれませんね。

「LENS LIGHTER」という名の「LENS」の意味合い、レンズの格好をしているからだけでは無いんです。ライターの蓋になっている側がルーペとして使えるのです!

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過去にはキヤノンEFレンズのようなデザインのマグカップを紹介したこともありました、あれは正規品ではなかったな...→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/08/canonef.html

 

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2019年9月 7日 (土)

期限切れフィルムについて

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先週はじめ頃、Facebookページで「これから値付けをします」と、画像アップした期限切れフィルム各種。ほとんどが15年くらい前に期限の切れたフィルムでした。

その中から合計10本買って行かれた常連さんが昨日、それで撮った現像後のフィルムを4本見せてくださいました。

ハッセル1000Fで撮ったエクタクローム。

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色調が全般的に淡く少し赤味を帯びていましたが、テッサ―レンズのシャープさは表現されていました。

が、同じカメラ・レンズを使ってプロビアで撮ったものは、色味だけでなくシャープさも損なわれている感があって、全体的に眠たいような仕上がりでした。

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撮影条件の差が影響しているのかもしれませんが、常連さん曰く「プロビアで撮った方のはより絞って撮影しているんだけど...」とのこと。

また、カメラは別のマミヤ645で撮った、期限もほぼ同じプロビアの仕上がりは色味が少し気になるだけのものもありました。今回の期限切れフィルムの出所はすべて同じ人なんですが、フィルムによって保存環境に差があったのかもしれませんね。

店でいつも言っているのは、一旦人手に渡った中古フィルムってのは、例えそれが期限の切れていないものであろうと品質については分からない~ってこと。ましてや、期限が5年も10年も20年も前に切れているものは...です。

だから、期限切れフィルムを使う場合、現像結果がどんなものでも驚かないくらいの大らかさを持って接してください。また、今回の画像2枚もあくまでも参考と思ってください(画像を拡大しても画質云々は分かりませんので)。

でもですよ~!同じ常連さんが前に報告してくださった時は(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/04/13-f81b.html)、13年落ちのリバーサルフィルムでもほとんど劣化を感じられなかった!なんてパターンもあったりするわけです(^-^)

 

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