我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年12月15日 (火)

壊れてないのに…

★7月から当分の間、我楽多屋のみ定休の水曜日に加えて第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。12月15日(火)・16日(水)は我楽多屋のみ連休です。よろしくお願い申し上げます。

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昨日、お客さんから聞いた話です。

フィルムカメラで撮影をしていたら、小さな子供が寄って来て「おじさん、カメラ壊れてるの?」と聞かれたのだそうです。

その時、使っていたカメラはゼンザブロニカだったそうです。グリングリンとフィルムを巻上げ、シャッターを切るとバシャーンって音がするので、フィルムカメラ、機械式カメラなどを知らない子供からしたら、そんな大きな音がするってことは何か壊れてしまっている~と考えたんでしょうね。

こんな話もよく聞きます。撮影スポットなどで周りがみんなデジタルカメラの中で1人フィルムカメラを使っていると、シャッターを切る音にジロッと視線を感じる~なんて話。

デジタル一眼の多くがミラーレス化し、ますますこの傾向は強まっていくでしょうね。

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*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年12月14日 (月)

内蔵ストロボの仕様が

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良く写るフィルムコンパクト機として人気のある、フジフイルムの「カルディアミニ・ティアラ」。

長年カメラ屋やってますので何度となく見て触ってきましたが、今回初めて気付いた機能があります。

内蔵ストロボの下にタッチセンサーがあって、ここに指が掛かっているとファインダー横の赤LEDランプが点滅表示して警告してくれる機能です。

言われてみれば、ストロボの下に他の外装とは別に四角く区切られた部分があって、そこのデザイン自体は理由を知らないまま記憶していました。

実際にやってみると、ストロボ下のセンサー部にカメラを構えた左手の人差し指が掛かると、盛大に赤い警告ランプが点滅しました。でも、そのままシャッター押せばロックが掛かるわけではなく、シャッター切れちゃいますけどね…。

で、このカメラ。それなりに明るい場所でもかなり積極的にストロボ発光させるプログラムになっているようです。ゆえに、ストロボの指掛かり警告を盛大にするのかもしれません。

ただ、スナップ系を多く撮る人にはストロボ発光を嫌う人も多く、そういう人はストロボ未発光モードを選択することになるのですが、このカメラは電源をオフにするたびに未発光モードが解除されてしまうため、それに苛立ちを感じる人も多いとか聞きました。

でも、未発光モードが解除されてしまうのはこのカメラがもともとマニア向けのカメラではないって証拠でしょうね。

最後にストロボ発光部への指掛かりについては、こんな事例があることを思い出しました。何でここに発光部を付けるんだろう??的な→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/12/olympus.html

 

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2020年12月13日 (日)

倍半分

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コシナ35の修理をお預りしていた常連さんが、修理上がりを取りに来られた時に持参されたカメラが、ニコンF-501でカラーヘリアー75mm/F2.5が付いていました。

この2台を並べて撮った理由は、今は優秀なズームレンズがあるからあまり聞きませんが、昔は焦点距離が倍と半分の単焦点レンズを2本持って撮影に出ればOK!みたいな風潮があったというから。

そう、コシナ35のレンズは38mm/F2.7。38mmとカラーヘリアーの76mmでほぼ倍半分。

そして焦点距離が倍半分ということだけでなくて、フォクトレンダーブランドのカラーヘリアーも製造はコシナってところに意味があるんですねぇ。マニア的には!

このあと何気なく「レンズ2本」でネット検索してみたら引っかかって来たのは「持って行くのはズームレンズ2本~」的な内容が多く、やはり時代を感じますね。

 

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2020年12月12日 (土)

ホームチケット

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元箱入りのミノルタAL。中には保証書の他に、「ホームチケット」と書かれた書面も残されていました。

その内容を見るとお買い上げ金額10,000円について、足利商栄店会を利用して10回分割での支払いを約束する書面のようです。

個人情報ですので、お買上人の住所・氏名と連帯保証人の住所・氏名はカメラボディで伏せていますが、販売店は現存されているカメラ店さんでした。

時代を感じるのは、支払場所に「自宅・勤務先・販売店・持参」の選択肢があって、この書面では「自宅」に印が付いています。

そして、この書面は1962年(昭和37年)12月に作成されていて、翌年1月末日より支払いが開始されることが記されているので、さらに調査してみました。

商品のミノルタALは、1961年7月発売で新品価格19,500円。

メーカー保証書も一緒にあるということは、新品で購入されたのでしょう。いくら発売から1年半が経過したころとはいえ、販売価格が半額ほどになることはないでしょうから、頭金を払って残額の10,000円を分割にしたと推測出来ます。

もう一つ興味深いのは、支払は前述の通り1963年1月末から発生するようになっていますが、保証書の日付は1963年3月なのです。これは、販売店が気を利かせてくれた結果なのか、発注してから納品までのタイムラグなのか??

こうして勝手な憶測をすることで、しばらく時間を楽しめました(^^)

 

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2020年12月11日 (金)

ATLAS 35

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PaxやPalというカメラを製造していた、大和光機というメーカー。35ミリフィルムフルサイズのカメラでありながら、かなりコンパクトで質感の高いカメラを作っていました。

今回の「ATLAS 35」も大和光機による一連のカメラです。これとまったく同型のカメラには「RIPPA」や「TOWER 55」があるようです。

どのカメラも日本国内より海外で売れた数の方が多いような話が多いです。

ご存知の方も多いでしょうが「TOWER」ブランドは、かつてアメリカでカタログ販売による通信小売り最大手だったシアーズ・ローバック社へのOEM品ですからね。

で、この「ATLAS 35」に付いているレンズは「Luna45mm/F3.5」で、以前に紹介したPalとも同じでレンズです。

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底蓋のロックノブにあるマークの「Y」は大和光機の頭文字でしょう。

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また、フロントに貼られて三角形のネームプレートは少し斜めに傾いてカットされてしまったのか!?「A」の文字なんて下の方が切れちゃってますね。これはご愛嬌ってことで(^^;)

 

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2020年12月10日 (木)

モノクロフィルム要らず

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また、ハイブリッドインスタントカメラ「フジフイルム instax SQ10」の話です。

カメラの購入と一緒にカラーのインスタントフィルム2本セットをポチってしまい、後から「あぁ~2本セットにしないで、カラーとモノクロを1本ずつにしておけば良かった…」と少々後悔していました。

でも、カメラが届いていじり始めて気付いたことが!

そう、このカメラはハイブリッド機なのでカメラとしては最近のデジタルカメラと同様で、撮った画像を後からでもモノクロに加工出来るんです。ということは、カラーのフィルムにもモノクロでプリント出来ちゃうわけ。凄いですね!

これで思い出したのはもうずいぶん前の話ですが、若い人(デジタル世代)の中にはフィルムカメラを使う際に「このカメラでモノクロ写真を撮るには、どうしたらいいの?」と疑問に思う人が居るって話。そう、モノクロフィルムの存在を知らないんですよね。

 

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2020年12月 9日 (水)

渋谷

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、渋谷です。

渋谷駅にほぼ隣接している宮下公園が今年、商業施設やホテルと一体となって「MIYASHITA PARK」に生まれ変わりました。

個人的に子供のころから渋谷には縁の無い人生を送って来ているのですが、観ようと思った映画が渋谷でしか上映されていないので先週渋谷へ行って来ました。

そのMIYASHITA PARKはそのウェブサイトからも想像できるように、恐ろしく!?垢ぬけた空間なのですが、その真ん前にあるJRをくぐるトンネルは昭和漂うこんな感じでした。

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2020年12月 8日 (火)

ニコンF リハビリ中

★7月から当分の間、我楽多屋のみ定休の水曜日に加えて第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。12月8日(火)・9日(水)は我楽多屋のみ連休です。よろしくお願い申し上げます。

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数日前、「コンパクトカメラとフィルターなどばかりなんですけども~」と我楽多屋へ買取りで持ち込まれた品物の中に、お客様が「壊れてます」と言われるニコンFがありました。

その場でチェックをすると、たしかにシャッターを切ると1/60秒でもミラーがなかなか落ちて来ませんでした。

それでも、ニコンFの状態が好転することに期待を込めて少し頑張った値段を提示すると、お客さんにもご満足いただけました。

数台あったコンパクトカメラは細かく状態チェックすると、残念ながら当初見た時よりも状態に悪い部分が見つかってしまいました。

ゆえに、よりニコンFの状態が好転することを願って、シャッター操作を適度に繰り返すリハビリを開始しました。数日経過、1/2秒まではまず問題なく動作するようになりました。残りは1秒だけを残すところまで来ていますが、、、

でも、一度悪い状態を見てしまっているので、現状では好転したとしても分解修理したわけではありませんから、あくまでも~ジャンク含みの値付けしか出来ないんですけどね…。

 

このFに付いてきたストラップ、「Nikon」の型押しがされています。私はニコンのレンジファインダー機Sシリーズの時のものだと思うんですが、もしかして?Fの初期の頃はこれが付属されていたこともあるのでしょうか??

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」更新しました。

第254回目のテーマは「ペンタックスKMていうのは、何やら同じ名前のデジタル一眼レフがあって紛らわしい」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

 

*閲覧は2021年3月初旬までです。

 

2020年12月 7日 (月)

新旧ハイブリッド機

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フジフイルムがいう「ハイブリッドインスタントカメラ」です。言い方を変えると「チェキプリンターを内蔵するデジタルカメラ」を購入しました。

上の画像のカメラがそれで、2017年5月に発売された「instax SQ10」です。去年12月にはメーカー出荷が終了していて、現行品は2世代目の「instax SQ20」になっています。

3年半前の発売当初、実勢価格は3万円前後でした。それを先月末、意識して見ていたのではないのですがamazonのブラックフライデー絡みのタイムセール中だったようで、現状価格から30%くらい安価の8,000円で新品が購入出来ました。

なんか久しぶりに新品のカメラを買ってしまいました。個人的にこのカメラには少し興味があったのです。

何故ならば、フジフイルムは1999年に「デジタル インプリンターカメラ」という言い回しで、「FinePix PR21 プリンカム」という、今回購入したSQ10と同内容のハイブリッド機を一度販売しているんです。僅か数年で製造を止めてしまいましたが、私は今だに動作品を持っています。

正直、実際に使うことはそれ程ないカメラなのだけども、インスタントカメラのチェキとして使う場合は失敗した撮影はプリントせずに済むし、同じカットを複数枚欲しい場合でもプリント可能です。また、プリンターとしてこのカメラ以外で撮った画像でもプリントが可能だったりして、独自の魅力を持っているカメラなのです。

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こうして、新旧ハイブリッド機を並べることが出来て満足なのですが、今回入手した新しい方も図体がデカいです。

いちおうフォローをしておくと、新しい方のSQ10はフィルムがスクエアでサイズでフィルム自体が従来のチェキより少々大判であるのも大きさの一因でしょう。

 

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