我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年5月28日 (土)

触るな~とは言ってません

★本日28日(土)は第4土曜日なので、午後2時から恒例の全品1割引きサービスを行ないます!

 

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実はちょうど2ヶ月くらい前から機会があったら、うるさい中古カメラ屋ネタを発動しようと思っていたんですが控えていました。

実店舗ではその間も何度か発動していますが…。

ていうか、3月始めに一度書いているんですけどね→(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/03/post-ca82.html)。しかしその後ほどなく、品物の扱いについてお願いした人から某サイトに一方的な書き込み(事実と反することも含め)をされたので、ちょっとウズウズしてたのです。

ここ最近一番感じているのは、手に取った品物を戻す時に「よそ見」をしているような人。このタイプの人はおおかた扱いが雑で、次々に品物を手に取って見る傾向があるってこと。結果、品物をぶつけたり、稀に落としたりするんです。

そういう人に声掛けをすると中には不満そうにされる人がいますが、何も私の感情や気分次第で声を掛けているわけで無くて、長年日々お客さんを見ているなかで他のお客さんより明らかに扱いが雑な人に声掛けをしていることは理解して欲しいんですよね。

そして、私は「品物に触るな!」とは思っていません。購入を前提に関心あるものには気軽に触って確認していただけるのが我楽多屋であると思っています。

前回ブログに書き込みをしたのが3月始め、某サイトに書き込まれたのは3月半ば過ぎ。そして、こちらからお願いしたわけじゃないのに「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」の3月更新分で、長徳先生がうるさい中古カメラ屋絡みのことを話題にしてくれていたのです。

長徳先生の言葉を借りますと「ガラクタ屋さんはお客さんに最大限の信頼を置いているから、その信頼を付与されているお客さんの方はお店に対してジェントルマンにならなければいけない」と。

連載回数が現在271回にも及ぶ「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」ですが、ウェブ上で閲覧できるのは直近3ヶ月分だけ。本来ならその回は来月初旬に見れなくなってしまうので、今回は此処に特別に抜粋して残るようにしたいと思います。

 

我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第269

パリ、ニューヨーク、ベルリン、ウィーン、プラハなどで見る

中古カメラ屋さんのルールとそこに訪問するお客さんのルールの話です

ガラクタ屋の二代目さんのことを、最近私は最近見なくなったお寿司屋さんの怖い親方みたいに例えていることがよくありますが、そういうカメラ屋さんは今では貴重になってしまったから、大切だと考えています。

20年ほど前にになりますが、おそらく世界で唯一と思われる中古カメラ屋さんの写真集を出しました。そのタイトルが「写真機店」というのです。

登場するのはフランクフルト、プラハ、ウィーンの中古カメラ屋さんです。それぞれ個性的なお店でそれぞれいろいろな買い物を楽しんだ私でしたが、最初に書いておかなければいけないことがあります。

我々国際的なカメラ人類が中古カメラ屋さんに入ったときの国際的基本ルールというやつです。

それは中古カメラ屋さんではすべての品物はお店が管理していてウインドウに入っています。まずウインドウショッピングをして、どうしても手に取ってみたい商品はお店の人にお願いして出してもらうのです。手に取って状態を調べて納得が行ったら、お店の人の許可を得てシャッターを切ったりフォーカシングをテストしたりすることができます。

私は若い頃からずっと世界中のカメラ屋さんとお友だちになっていますけれども、これは基本の基本ですね。何もお店がお客さんを信頼していないからという意味ではなくても、店で売っている商品は全てお店側の管理にあるということで、お客さんは1台カメラを見てそれが気に食わないのでしたら、まずそのカメラを返してウインドウに入れてもらい、それから別のカメラを出してもらうということです。

これがカメラを見せてもらうときの国際的ルールです。

ガラクタ屋さんの場合、お客さんを最大限信用しているという訳なのですけれど、世界中で中古カメラ屋さんでウインドウに品物が入ってなくて、入ってきたお客さんが片っ端からカメラに触り放題というのは実は世界中でガラクタ屋さんだけです。

つまりガラクタ屋さんはお客さんに最大限の信頼を置いているから、その信頼を付与されているお客さんの方はお店に対してジェントルマンにならなければいけないというのは言うまでもない話です。

同じような事は日本の人が勘違いしている、商業上の道徳の基本の間違いでもあります。例えばパリの生鮮食品の市場で、そこに並んでいる果物の熟し具合をチェックするために果物を指で押したりする事は禁止されているというよりか常識以前の問題です。

もう1つ、これもよくある事ですけれど、洋服屋さんで日本のお客さんというのは無意識に洋服の布を指で触ってみるということをやっています。これもお店側が最大に嫌がるポイントですね。

次から次とカメラを触って注意不十分でぶつけたり落下されたりして、二代目さんに謝らないというのもルール違反で、本来ならレッドカードという所。中古カメラとか美術品とか古美術品というものは実用性以上に、それを文化として尊敬するという態度がなければなりません。

最近のネットオークションで問題が多いのは、カメラの状態をテストしていないから一切分かりませんというので、それを逃げ口上にしているセラーさんがあります。要するに動いていなくても責任は一切取らないということです。ガラクタ屋さんはface-to-faceでカメラの状態が確認できるのですから安全。

ガラクタ屋さんの場合は中古カメラのスペシャリストですから、わからない事はわからないと正直に言いますし、初心者の人には親切に教えてくれるということで、フイルムカメラのスターターの若い人がリターンユーザになるというのも非常に心強いことです。それに名物の小さな黄色のプライスタグに細かくカメラの状態が書いてあるのも親切。

世界中の中古カメラ屋さんを巡り歩いて半世紀以上になる私の体験から、ガラクタ屋さんの二代目さんの対応はちょっと怖いけれども、それはお客さんの方にも責任があるということを申し上げておきます。

 

2022年5月27日 (金)

いま何故?オールドデジカメなのか?

先日少し話題にした「オールドデジタルカメラ」。

このブログのネタ的には、動作不動の原因がバッテリーなのか?カメラ本体なのか?はたまた充電器なのか?特定出来ないので「動作未確認」としての値付けをして売ってしまう~。そんな内容でした。

最近、巷ではオールドデジタルカメラの波みたいなのが来てるとか来てないとか。ムック本なども最近出版されたようです。

恥ずかしながら~そのモック本をまだチェックしていないので、なぜ今!オールドデジタルカメラなのか?オールドさ加減はいつ頃を指すの?機能的にどのくらいのクラスなのか?などなど、100%理解していません。

多分、普段使いには必要にして十分な機能、それでいて手頃な価格であることが魅力の一つであるのは間違いないでしょう。

また、かつての高級機ゆえの特徴的な機能や付加価値的なものにも魅力があるのかな?なんて考えます。

そして一部には、このカメラのように凝ったデザインも魅力の一つに成り得るんじゃないでしょうかね?

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SONY Cyber-shot DSC-F505K(1999年・発売当時120,000円程)

 

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2022年5月26日 (木)

光線漏れ大丈夫かな?

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我楽多屋の原則は現状売りなので、壊れたり・調子の悪いカメラを直して売るようなことしていません。

修理屋さんに直してもらえば修理代が発生しますから、店はその金額を上乗せして売ることになります。もちろん、そうした上で保証を付けて売る方法だって当然ありますが、その方法を取らないのが我楽多屋。

だから、お客さんにはそれなりの眼力や大らかさも必要になると思っています。

また、お店によっては修理屋さんに出さないまでも、店の人がちょちょっと直してしまうところもあるようですが、あいにく私にはそんな技量がありません。それに中途半端にいじるのは、お客さんにも修理屋さんにも失礼に当たるような気がしています。

というわけで、カメラの内部構造などについての知識は人から聞いて知るレベルの私なんですが、最近ミノルタのフィルム一眼レフSRシリーズの初期モデルで気になることがあります。

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バラさなくてもレンズマウント側からボディ内部を覗くと、向こう側の光が見える個体が結構あるんです。

どうやら、エプロン部と底板の境目から漏れてるらしい。本来ここにはモルト状の遮光素材が貼られているようなんですが、劣化してボソボソになって剥がれ落ちたりして遮光できなくなってる模様。そもそもこの部分こんな造りで良かったんでしょうかね!?

レンズ付ければ大丈夫なのかな?とも考えて、接写リングを付けてハンディライトを当ててみましたが怪しげです。でも、これが撮影にどう影響を与えるかの実証はしていません。

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2022年5月25日 (水)

いっぽん綿帽子

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、四谷四丁目。

うちの店から歩いても10分かからない所にあるギャラリーヨクト。そこのメンバーである喜多研一氏の写真展『視点 地点』-GROUND RESUME-を見に行く途中に撮りました。

タンポポの綿帽子に目が行って少しローアングルで撮りましたが、喜多さんの写真展示も少し変わっていて、床に座り込んで見ても味わえる内容でした。写真展はまだ間に合います、5月29日(日)まで。

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2022年5月24日 (火)

電池アダプター

本日5月24日(火)、地元商店会打合せのために13:45~15:00の間は一旦閉店させていただきます。よろしくお願い申し上げます

 

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電池が無いと動かないし、マニュアル露出も出来ないので…動いたところでマニア層にはあんまり人気の無いカメラ「オリンパス35 EC2」です。

でも珍しくブラックボディ。

となると「動くといいなぁ~」という期待。電池蓋を開けたら「何じゃこりゃ?!」と一瞬思いましたが、電池アダプターを自作されたようです。

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アダプターのメイン素材は絶縁体の「木」。中央部に何らかの方法で金属を通していて、収まりよく電池を置けるようゴムをリング状にして貼り付けてあります。理屈としてはこれで良いんです。

市販されているアダプターとも並べてみました。

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カメラ屋としてはこういう自作品を推奨するにはちょっと勇気がいるのですが、折角付いてきたのでそのまま入れてあります。

以前にリップクリームの入れ物をアダプターに改造した例を紹介したこともありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/12/post-1050.html

 

 

2022年5月23日 (月)

展示の台と実用の台

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Black & Whiteかと思ったら、PENTAX & SUNPAKでした。

これ、ストロボの店舗向け展示台でしょうね、多分。違いはブランド名と色ですが、形状は全く同じです。

もしかして、ペンタックのストロボはサンパックのOEMだったとか?いやいや、何の根拠も無しに言ってますのでツッコミはご無用です。ただし、カメラメーカー純正品の中には自社製ではなくて、他社のOEMのストロボが存在するのも事実ですから。

ちなみに、ストロボ用のスタンド台としてはこんな地味なのが存在します。

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左がキヤノン、中央がミノルタ、右がニコン。それぞれ小さくブランドネームも入っていますが、これらはストロボに付属されていたもので、ストロボをカメラから離して使用する時に使うアクセサリー。置くことも出来ますし、底に三脚ネジの穴があるので固定することも出来ます。

話は前に戻って、ナショナルの店舗用展示台も発掘されたのでストロボを載せてみました。展示台とストロボの時代考証が合ってない…などのツッコミもご遠慮ください(^^;)

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2022年5月22日 (日)

初めてMマウントレンズを買う

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いちおうカメラ屋なので見栄もあってM型ライカを持っています。

1台目は20数年前、店に入って程ない頃にライカM6シルバーボディを父である買取プロから与えられました。レンズはMマウントのエルマー50mm/F3.5が付いていました。まさか給料から天引きされていたりはしてないはずなので、自分で買ったことにはなりませんね。

でも、このセットを持っていたのは数年間だけ。未熟な私には使いきれなかったので手放しました、というか父に返しました。その後は業者ルートに乗って売られたはずで、どなたかの手元で今でも活躍しているといいなぁ~と思います。

それからしばらくM型ライカは持っていなかったのですが、10年くらい前のことかな。買取りのアローカメラで買取ったライカM6ブラックボディを買いました。といっても業者価格でね(^^;)

以後、レンズはいくつかのLマウントレンズをM-Lリングを介してM6に付ける使い方しかしていませんでした。

で、今回初めてMマウントレンズをネットで購入したのです。業者価格などなく普通に買いました。個人の方が写ルンですのレンズをM-Lリングに固定して改造したレンズですけどね。

数日後、封筒で郵送されて郵便受けに入ってました。見た目があまりにもシンプル過ぎる(不規則な溝などもある)ので、早速カーボン調シートを貼りつけてみました。

あとは撮るだけ(^^)

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2022年5月21日 (土)

田中長徳「CT75」Tシャツ特別販売!

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田中長徳「CT75」Tシャツ特別販売しております。

申込締め切り日2022年7月10日です

5月31日に75歳の誕生日を迎えられた長徳先生が、ウィーン滞在中の1970年代中頃にウィーン駅前で撮影した花売りのおじさんをTシャツにプリントして販売中です。

 

5年前、長徳先生の古希をお祝いするパーティーを企画・開催したCT70プロジェクトは、以降も毎年この時期に誕生日をお祝いする形でTシャツやトートバック、写真集などを販売して、その売り上げを「おフィルム代」として長徳先生にプレゼントすることを続けています。

 

この花売りのおじさんは、CT70パーティーの告知案内に使用したカットです。今年、これをTシャツにしようと考えたのは、見方によっては物悲しくも見えますが平和を祈るようにも見えるからで、今回は売り上げの一部をウクライナ人道支援危機支援金(日本赤十字社)に寄付させていただきます。

ビックリしたのはこの企画内容を長徳先生に伝えると、この花売りのおじさんを撮ったカメラは、旧ソ連時代のウクライナで作られた「キエフ」だというのです。レンズはゾナーコピーのジュピター85mm。

 

☆「CT75」Tシャツ 3,500円(税込)

TシャツサイズはXS・S・M・L・XL・XXLの対応が可能です。ただしXXLのみ300円増し

 

  • 購入ご希望の方は、メールにてお申込みをお願いいたします。
  • お渡しは、ご来店お引き取りと、郵便発送(レターパックライト370円)が可能です。 

 

【お申込み方法】

  • garakutaya@tokyo.nifty.jp宛てに、以下の必要事項をお知らせください。
  • お名前
  • ご住所
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • Tシャツのサイズ
  • 受取り方法(ご来店か?郵送か?)

受付け後、こちらから納期及び郵送希望の場合は送金方法などをお知らせするメールを返送します。

 
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●Tシャツサイズ詳細(着丈/身幅/袖丈・単位ミリ)
 XSサイズ(63/41/17)
 Sサイズ(65/47.5/18.5)
 Mサイズ(68/50/19.5)
 Lサイズ(71/52.5/20.5)
 XLサイズ(74/55/21.5)
 XXLサイズ(78/58/22.5)
 生地厚さ:6.2oz
 素材:綿100%
 

『CT70(Siebzig)プロジェクト』

 

2022年5月20日 (金)

MF‐1の立ち位置

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リコーのコンパクトフィルムカメラ「MF-1」は、2001年発売の新製品。

フィルムカメラとしてほぼ晩年のモデルで、後にも先にも系列機と呼べるモデルがない、ちょっと不思議なモデルです。

ごく一部の高級コンパクト機を除けば、露出やフォーカスについては自動のカメラがほとんどだった時代に、マニュアルフォーカスが選べたり・絞り優先露出も可能であるのは、全てカメラ任せで撮るんじゃなくて~というカメラ好きの要望にも応えられるようなカメラの立ち位置を目指していたのではないか!?...と。

でも、結果としては売れない方の部類に属するカメラだったんじゃないかと思います。我楽多屋に来るフィルムカメラ世代の人でも案外とこのカメラについて知らない人がいらっしゃいますしね。

デジタルカメラの勢力が増してフィルムカメラの行く末が見え出した頃なので、そもそも発売時期が遅すぎたのかもしれません。

あと、カメラ好きを満足させられうような質感じゃなかったのも原因の一つではないかと私は考えています。パッと見た目には外装が梨地仕上げだったりして~それほどに気にならないのだけど、触れてしまうとプラスティック製であることが実感させられ、重さも微妙に軽い。シャッター音やフィルム巻上げ音もチープな感じがしちゃうんです。あ、描写は周辺光量落ちが大きめだとか…。

電源が単三電池なのはグッドなんですけど!

 

 

2022年5月19日 (木)

プリントの色味や濃度

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一昨日のブログで、20数年前にスピードプリントショップの業務をしていたことに触れました。

そこから、同じ頃「0円プリント」と称して同時プリントはプリントが何枚あっても現像料のみ!という料金システムを採用していた大手現像所チェーンがあったことが、ブログ読者さんとの間で話題になりました。

それで思い出したことがあります。当時、私が居たスピードプリントショップARROWには腕の良いオペレーターさんが居たので、プロカメラマンさんから商品見本のプリントや芸能関係のプロフ写真などが大量に持ち込まれることや、近くにあるプロラボからネガプリントの下請けみたいなこともやっていました。

そのオペレーターが出すプリントの色味や濃度が認められていたからです。当時はまだ人間の目で1枚1枚ネガ判定して、色味や濃度を決定してプリントしていました。素人が機械任せでプリントすることは不可能でした。

でも、面白い事象もあるのです。

鳥は生まれて最初に見たものを親だと認識する~という話がありますが…

先述の0円プリントは品質的にイマイチのものが散見されていました。でも、特に写真に思い入れの無いような一般の人の場合には、最初の同時プリント時の色味や濃度がベストと思ってしまう傾向があって、他店で現像したネガの焼き増し依頼を受けた時にうちの店でプリントしたものの方がどうみても適正と思って出しても、気に入らない~と言われるようなことが稀にあったのです。

そんな時は他店でプリントしたものを添えてもらい、不本意でもそれに合わせてプリントするようなこともありました。

当然、色味や濃度などには好みがあるので「絶対」はないんですけど。いちおうプロの立場で見て疑問に思うことがあったのです。

当時は店内の壁面にそういうことを案内したりアピールする掲示などをしていたのですが、さすがに資料が残っていません。ゆえに、今日の画像はイメージです(笑)