我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年2月 4日 (土)

Lord MARTIAN × 4

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ロード・マーシャン(英語で火星人の意)については、ずいぶんと前に紹介しています。

今回は専用フィルターがあったことを知って話題にしています。専用と言っても、普通の55ミリ径フィルターで互換性のあるフィルターなんですが、贅沢にも枠に「Lord MARTIAN」と刻印されているんです。

さらに気付いたんですが、ボディ上面にも「Lord MARTIAN」、ボディ前面にも「Lord MARTIAN」、専用ケースにも小さいながら金属製の「Lord MARTIAN」エンブレムが付いていました。この画像の中にカメラ名が4ヶ所も記されているのが見えているわけです。

ここまで来たら、レンズのフロントキャップにも「Lord MARTIAN」と記して欲しかったですけど、ここは「Lord」のみなのね…。

 

 

2023年2月 3日 (金)

店主、少し偏屈なので…

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フードやボディ外装なんかのキズをマジックなどで簡単に塗って誤魔化したようなものに気付いた時、私はそのマジックを落とすようにしています。

逆に?レンズなどのカシメ部分を引っ掻いたのを同様に塗っている場合はマジックを落とさないようにしています。

これら、何故って?思いますよね、以下の通りです。

まず、後者のレンズなどのカシメ部分について。我楽多屋は長年、現状販売をするのを大前提にしているので、店でカメラやレンズなどをバラすことは一切と言っていいレベルでしていません。これはもう20年以上継続しているポリシーみたいなとこ。

ということは、我楽多屋の商品の中にそういうものがあれば、それは以前にどこかで誰かがバラしている…という証拠。ただ、プロの修理とは違うレベル…で。

だからと言って、その品物が使用上で必ず問題があるとは限りません。光学的・組み上げ的にはちゃんと整っているのがほとんどでしょうから。そこはお客さんが自らの目と判断で選択いただく部分です。

順序が逆になりましたが、前者のフードやボディ外装のキズの場合。私はもともとあったキズを簡単にマジックで塗って誤魔化すようなことはしたくありません。また、それに気付いたのにそのまま店に並べることは、自分が塗ったのも同じこと~くらいに捉えているから、気付いたら除光液などでマジックを落としているのです。

なんだか変なこだわり…と言われるかもしれませんが、そういうことなのです。

最後に、どちらの場合のキズにおいても、マジックで簡単に塗ることが悪いと言っているわけではありません。ご自身で使われる品物についたキズを目立たなくするのは全く自由ですから。あと、そういう品物でも不要になって死蔵したり破棄してしまうなら、市場に出していただくのも必要なことと考えています。

 

 

2023年2月 2日 (木)

スライドビュアー

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これも、デジタルカメラの時代になって売れなくなったモノの一つ「スライドビュアー」です。

半月ほど前に、Facebookページに「渋いスライドビュアー」として画像をアップしました。いつ頃のものか推測が難しいですが、アメリカ製。古き良き~感がいい感じです。

ちなみに、これは自ら発光せずに自然光や電球などの光源に向けて使うタイプでした。

 

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そして、今回やって来たのは中に光源を持つタイプ~といっても豆電球ですが。これもそのデザインが古き良きな渋さ満点ですよね。

どこ製かな?と思ったら、底面に「FUJI PHOTO FILM Co.,LTD」と記されていました。これも詳細な時期は不明ですけど、当然のように「MADE INJAPAN」の時代で、そう記されています。


使用電池は最近この電池を使用する機材を見かけない単1電池。店にテスト用電池がありませんでした。なので、これも久しぶりに使う単2電池で無理矢理に接点を繋げて確認したら、豆電球が点きました。

ならば~と単1電池買って来たのでセットで売ろうと思っています。

 

 

2023年2月 1日 (水)

木塀

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、荒木町裏路地。

少し前に業者さんが来て何かやっていたので、建替えのために仮囲いをするのかななどと思っていました。

そしたら、こんな風にちょっと高めな木塀が出来あがっていました。

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2023年1月31日 (火)

DUO-TAMRON

★急で申し訳ありません。本日31日(火)、都合により我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。なお、明日1日(水)は定休日です。

 

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1950年に泰成光学機器製作所として創業してから、光学製品の中でもほぼレンズに特化しているタムロンの自社ブランド・カメラ用レンズ第一号製品が1958年発売のこれだそうです。

名板には「DUO-TAMRON 135mm/F4.5」と記されています。タムロンが今でも製品に付けているモデルナンバーでは「#280」。

「DUO」って何ぞや?と思って調べたら~専用コンバーターがあったようで、それをレンズ後方の交換式Tマウント部とレンズ本体の間に挟むことで、225mm/F7.7として使用可能だった模様。

元々「DUO」ってのは二重奏とか二人組とかいう意味ですからね。

今回そのコンバーターは一緒にありませんでしたが、タムロンのウェブサイトに載っていました。こんな感じだったようです。

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2023年1月30日 (月)

アルパとフォカ

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久々にご来店いただいた常連のテッシナさん、昨年末の忘年会で「テッシナさん、最近お見掛けしないけど~」と常連さんや長徳先生と話題にしていたので、お元気そうでホッとしました。

昨日は最近フィルムカメラを始めたという親戚の娘さんを連れて、我楽多屋を案内にしに来てくださったのでした。

テッシナさんはその名の通りテッシナ35の他、ミノックス、アルパなどを使いこなされているマニアックな人。昨日も肩から提げているカメラはアルパでした。

そういう人に指南をされると、まだ写真歴が浅いというのにフォカなんかを使っていちゃったりするのでビックリしました。

そんなわけで、一枚写真を撮らせていただいたわけです。

まさか...いきなりフォカを使っているのか?と思って聞いてみたら、最初にピッカリコニカ系を2台使ってから、テッシナさんのフォカを借りて使われているみたいです。春から大学生らしいので、じっくりのんびりとフィルムカメラで遊んで欲しいなぁ~と思いました。

 

 

2023年1月29日 (日)

推薦書付き

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ステレオ撮影用アタッチメントとビュアーのセット品。商品名は「ステレオマスター」、製造は「東京カメラ株式会社」。

製品も元箱もちょっと痛み気味ではあるのですが、取説とともに1953年に書かれた「本機推薦のわけ」という推薦書が付いていたので話題にしています。

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書いたのは、吉川速男氏。若い人は知らないでしょう。私もこのブログを書くにあたって、改めて吉川速男氏の経歴について調べました。

1890年生まれ、1959年没。東京外国語大学の独逸語本科卒業後は陸軍に入り、第一次世界大戦中は大阪のドイツ人捕虜収容所に勤務。父親の影響で幼いころから写真をはじめていて、1921年に「写真物語」を自費出版後は、写真関連の著述活動を各誌で行なったほか、鉄道趣味でも有名だった。

また、ステレオ写真に特に熱意を持っていたそうなので、この推薦書を書く適任者だったのでしょう。

が、今となっては知らない人も多いと思われ、推薦書には吉川氏の経歴などが一切紹介されていないので「誰?」となってしまうかもしれません。いやいや、当時は70年もあとのことなど考えていないでしょうから、当然のことか。

いや、推薦書である以上、どんな人なのか書かれていてもいいような...。

 

 

2023年1月28日 (土)

RICOH SIX

★本日28日(土)は第4土曜日なので、

午後2時から恒例の全品1割引きサービスを行ないます!

 

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昨日のお客さんカメラなので当然ながらお客さんの所有物なんですが、ホヤホヤのお客さんカメラなのです。

というのは、我楽多屋へ来る直前に新宿の某店で買ったばかりのカメラだから。

お客さんも、そんなカメラがあるんだ!と思って買ったそうですが、私も初めて見たカメラ「リコー シックス」です。

リコーのウェブサイトには載っていました。駐留米軍PXからスプリングカメラの要望があり、既存の部品を組み合わせて作ったカメラで、特徴がないのが特徴~と記されています。1953年2月に発売されて、日本では正規に販売されていないそうです。

どうやら、リコーが戦後に作った唯一のスプリングカメラみたいです。

特徴がないのが特徴だそうですが、ボディ上面に記されている「RICOH SIX」の文字がとてもカッコいいというか、わりと今っぽいと思いませんか。

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2023年1月27日 (金)

マミヤフレックスⅡ

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私がこの画像を撮ったのは、1月24日午後5時頃でした。

そして翌日の午後、田中長徳先生がご自身のYouTubeチャンネルでマミヤフレックスに関する動画を2本アップされたので、ビックリしました。

これも一種の「呼び」なんだろうかぁ~!?と。

長徳先生は最初の動画で「マミヤフレックス ジュニア」を、次の動画で「マミヤフレックス オートマット」を話題にされていましたが、我楽多屋にあるのは「マミヤフレックスⅡ」です。

ビューレンズとテイクレンズがギアで噛んで回転して焦点調節する機構は、リコーフレックスで有名ですが実はマミヤフレックス ジュニアの方が先なんですね。その機構はマミヤフレックスⅡにも引き継がれています。

リコーフレックスの場合、現状見かける個体の多くはこのギアになっている部分が固着しちゃって全く動かなくなっていたり、動いてもギクシャクしているものが非常に多いのですが…、我楽多屋にあるマミヤフレックスⅡはとてもスムーズに回転しています。動かすのが気持ち良いくらい。

そして、このモデルの特徴は「メリット」という名の自社製シャッターがエラい大きいこと。このカメラのデザイン上のポイントの一つになっていると思います。また、1/200秒と1/300秒だけが、バルブ(B)を境にして他のシャッタースピードと逆側にあるのも特徴です。

 

 

2023年1月26日 (木)

太陽と雲のマークで

★本日26日(木)、地元商店会打合せのために午後1時45分〜午後3時の間、いったん店を閉めますので宜しくお願い申し上げます。

 

一般向けや初級者向けの簡単カメラの中には、被写体までの距離や露出などを数値で記すのではなくてイラストなどで記して、撮影知識に乏しい人でも分かりやすくしている場合があります。

以前、距離表示をイラストで示しているカメラで、そのイラストが不気味だったり不思議だったりする例を話題にしたことがありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/04/post-6b8e.html

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今日はロシアの簡単コンパクトカメラ「Belomo(ベロモ?)-VILIA(ビリア?)」の絞り表示。

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ファインダーの中に描かれているマークは太陽が2種と雲が3種。気象庁の人じゃないので、3種の雲の違いを見分けられるだろうか!?ってツッコミを入れたくなりました。

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レンズ下側にあるレバーを動かすと、●印が動いて太陽か雲のマークを指し示します。そのレバーの所には「16・11・8・5.6・4」と絞り値が記されていました。

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このブログを書いている最中に入って来たフジペットの場合、絞りは太陽マーク3種で表現されていて、実際の絞り値はカメラのどこにも記されていません。

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