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★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
★今週末9月13日(土)と14日(日)は臨時休業いたします。両日ともGallery463はOPEN。
このコンタックス167MTは出戻り!?です。
昨日、常連さんが物々交換の品として持参された中の一品なのですが、見た目は恐ろしいくらいに綺麗なんです。外装にスレやテカリ無く、貼り革もマット感がシッカリ残っていて。それなのに電池ボックス内で液漏れを起こした跡があって、接点が折れて外れてしまっているのです。外れた接点はあるんですけどね。
数ヶ月前にそういう状態のものを「接点を磨いて再生させたら動くようになるかもしれない~!?」という意気込みで買って行かれたんです。
が、「結局まったく手つかずのままです…」と言って、放出されに来られたので「出戻り」と。
そして、これは「呼び」ってわけじゃないと思いますが、同じ日に別口で持ち込まれた品物の中にこんなレンズもありました。
これらレンズは特に問題の無い品物なので我楽多屋で売る品物の部類では無く、然るべきルートに回します。なので、早々に別の道を歩むわけだから「呼び」とはちょっと違うのかな?と思った次第です。
★Gallery 463で好評開催中の「山景と生成」副島泰平 生成AI銀塩写真展は9月14日(日)までです!
昨日、田中長徳先生が我楽多屋と「Gallery463」に来られました。
開催中の生成AI銀塩写真展「山景と生成」の作家副島さんはアーティストでありながら、我楽多屋を愛してくださっているカメラ好きなので、私から「長徳先生とお会い出来る機会を作ります〜」と言っておきながら、自身のスケジュールの都合で先延ばしにしてしまっていて、昨日やっと実現させることが出来たのでした。
写真やカメラの話だけでなく、旧共産圏の今昔の話でもかなり盛り上がった模様です。
さて、「山景と生成」は今度の日曜9月14日までの開催となりますが、明日明後日は休みなので本日8日を含めて開催日は残すところ5日間です。作家在廊の予定は本日が最後となる可能性が高いです。よろしくお願い致します。
そして、Galley463の次の展示は10月に入ってからになりますが、田中長徳先生の写真展示を行なうことが決まりました。詳細は改めてお知らせします。お楽しみに。
「引き取っていただければいいです」と言いながら、お客さんがカバンの中から取り出されたカメラが画像の2台。
「いやいや、そういうわけにも…」と状態をチェックしようとすると、「どちらも使える状態にないジャンク品ですから」と。
だからと言って、言われるままに頂戴してしまうのはカメラを専門に扱う店としてプロじゃないと思っています。何年か前にある中古カメラ店のSNSで見かけてビックリしたのは、お金は要らないからと言われて持ち込まれた品物を有難く頂戴した〜と書かれて、一緒にアップされていた画像に写っているカメラの合計額が低く見積もっても10万円以上ありそうだったこと…。
上の画像の2台、実際にサッと確認させていただくと、オリンパス ペンの方はシャッターがかなりネバっているのか、ほぼ開閉しません。
ニコンFEの方は電池を入れてみると、電子シャッターは生きているようで、マニュアルで速度を決めると大雑把な判断ですが、速度変わっているようだし、autoにしても明るさに反応して速度が変わっているようなんですが、ファインダー内の速度を示す針が動いてないので、じゃ実際にどの速度で切れたのか切れるのかが分からない状態…。
ということで結果、お気持ち査定しか出来ませんでしたが、引き取ってもらえればいい…と言われていたお客さんなので、ご理解くださいました。何の問題もありませんでした。
このお客さんと同じように最近、お金は要らないから〜そんな姿勢でカメラをお持込みくださる方が案外と多いです。
他の店では引き取ってくれないような品物を手放そうとしている人、手放した後にちゃんとカメラ愛のある人の所へ行って欲しいと考えている人などが我楽多屋を選んでくださっているようで、我楽多屋冥利に尽きるなぁ〜と思うことが多いです。
それは必ずしもジャンク品だけに限ったことではありません。個々に値が付けられるようなもの、かつてはアローカメラの買取り対象品であったようなものでも、私二代目が買取りの相談に乗らせていただきます。
我楽多屋に並べないような良い品物でも、その方面の心強い仲間の業者ルートが長年の経験で確保出来ておりますので!
★Gallery 463で好評開催中の「山景と生成」副島泰平 生成AI銀塩写真展は9月14日(日)までです!
ニコンFのキーホルダーが箱入りで出て来まして、いつごろ売られていたものか不明ですが、改めてよ〜く見ていたら「これ、見覚えあるなぁ」と。
我楽多屋のレジ横に飾っている「THE HISTORY OF NIKON CAMERAS」のタイトルの額に収められている、カメラを模ったピンのニコンFと同一品のよう。
このHISTORYの中にはF4があってF5がないから、それぞれの発売年から推測して1988年と1995年くらいと見込まれます。
並べてみたら、サイズが同じだけでなくて同じ金型から造られたモノをピンにしたかキーホルダーにしたか〜のよう。まず間違いない。
ニコンのピンと言えば、ニコン100周年の2017年に売られたバージョンもあって、ここにもFがあるのですが、それとも比較しました。大きさはほぼ同じですが細かい部分で微妙な差があるので、金型が違うようです。
★Gallery 463で好評開催中の「山景と生成」副島泰平 生成AI銀塩写真展は9月14日(日)までです!
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第311回目のテーマは「マンハッタンのギャラリー291と四谷荒木町のギャラリー463」です。
こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html
*閲覧は2025年12月初旬まで
若い世代の一部にフィルムカメラの写真がウケているのって、現行のデジタルカメラがいとも簡単に綺麗に写ってしまうから~という理由がひとつに挙げられると思っています。
比較されている「フィルムの写真」にしてみれば皮肉な話で、フィルムだと綺麗に撮れないわけじゃないんですよね。フィルムの場合はデジタルと違って「簡単に撮れない」からであって、言い方を変えれば撮る側に腕が無いからなんですけどね…。
几帳面な人はここで「いや、フィルムには限界がある」と言い出されるでしょう。確かに、暗い所での撮影等フィルムには向いていない条件もありますから。
そして、ここ数年は古いデジタルカメラが一部の若い世代にウケているようで、これにも似た背景があるようです。
最近のデジタルカメラの撮像素子は「CMOS」というのがほとんどで、10年くらい前まで一般的だったのは「CCD」。その差について一概には言えないんでしょうけど、現在では画質や消費電力など総合面でシーモスの方が勝っていると言わています。
15年20年前のデジタルカメラは、技術面で成長途中だったから画質などで劣ることも多いわけで、ここがフィルムの人気理由と思われる「綺麗じゃない!?」との共通点。
あと、最近聞いた興味深い話は20~30代の若い世代の幼少期の写真の多くがCCDのデジタルカメラで撮られた写真であるため、彼らには潜在的な意識の中に「CCDで撮られた写真に昔懐かしい写真の雰囲気」みたいな感覚があるのではないか?という話。
50代以上の人には性能が悪い頃のデジタルカメラの写真にしか捉えられなくても、若い世代は違う捉え方をしているってことです。
そういう背景もあってか、一度は値が落ちたコンパクトデジカメが値上がり傾向なんて現象が少し前から起きています。
我楽多屋でも少し前に、多分転売目的で仲間に頼まれて来たんじゃ?と思われる中国系の人に店へ入って来るなり「CCDある?」なんて聞かれたこともありました(>_<)
★Gallery 463で好評開催中の「山景と生成」副島泰平 生成AI銀塩写真展は9月14日(日)までです!
★本日9月4日(木)、写真材料商業組合の研修のため開店時間を午後1時とさせていただきます。
フジカミニは以前にも話題にしていて、特に新たな情報があるわけじゃないんですが~10年以上前のことだし。改めて見て「ホントに洒落たカメラだよなぁ!」と思ったので、再び。
当時の宣伝にも書かれていた、そのウリでもある4つの宝石の輝きの画像をアップで撮ってみました。
宝石と言っても!?人工ダイヤだそうです。
適正露出を見るために、装填したフィルム感度の色に露出計の指標を合わせる必要があるのです。
あと、適正露出を得るために回す部分がレンズフィルターも兼ねているレンズの外枠の部分なのですが、そのノブにも透明な宝石が1個輝いています。
過去のフジカミニに関するブログ記事:https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/03/hujikamini.html、https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/01/0113.html
★Gallery 463で開催中の「山景と生成」副島泰平 生成AI銀塩写真展は9月14日(日)までです!
★本日9月2日は第1火曜日なので、我楽多屋は営業する火曜日です。
★Gallery 463で9月14日まで開催の副島泰平 生成AI銀塩写真展「山景と生成」、9月2日と3日は展示お休みです。
電子シャッター機、特に中級機以下は信用ならない…(>_<)
ま、一概には言い切れませんけどね。
何となくジャンク色の強そうな雰囲気の個体、長年放置されていたっぽい個体が特に信用ならない…と言った方がいいのかな…。
画像のニコンEMは大丈夫そう〜ということで業者から来たものですが、電池を入れて動作確認をしたら、確かに大丈夫そうだったんですが、ファインダーを覗きながらシャッターを切ると切り終わってからしか、シャッタースピードを示さないのです。本来ならシャッター半押しで露出計が判断した適正なシャッタースピードを示すはずなのに。リハビリが必要なのかな?と思って、数時間放置して改めてチェックしたら、バッテリー残量がほぼゼロ。
テスト用のバッテリーがもともと残量が少なかったのかな?と思って、新しい電池を再装填して同様なことを繰り返したら、また早々に残量がほぼゼロに。
ダメだ、こりゃ。完全ジャンク値段。
もう一台のミノルタXG-E。これは私の中ではかなり要注意カメラ。
過去に何度か、動作チェック時はOKで動作品の値段を付けて並べたのに、数日とかしばらくして、お客さんが買おうとしたら、まともに動かなくなっている〜というパターンを経験しているのです。
今回も常連さんが持ち込まれたその場でチェックした時は露出計が反応して、シャッターもそこそこに切れていたのに、僅か1時間後くらいに、店に出す値段を付けるために再度チェックしたら、まともに動かなくなってました…。
このカメラのそもそもの市場性が低いですし、買わせていただく時から、動いても動かなくても値段は〜くらいな感じで対応させていただいてるので、無問題ですが。
★6月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html