私の中ではドイツのケンコーという認識をしている、いろいろなカメラ・撮影用品を出している「hama」というブランド。
その「hama」ネームが入った、見慣れないアクセサリーを見つけました。
最初は「何だろう?」って思いましたが、その形状からして「アイピースカバーか?」と思って、店にある一眼レフに合わせてみたら良い具合にいくのです。
ほとんどのカメラが共通規格であるアクセサリーシューに差して、可動部分を下げるとファインダー窓を塞いでくれます。機種によって合わないんじゃ?と思ったものの、何台か試してみるとほぼ大丈夫。各社や機種によって形状が異なるアイピースのサイズに左右されないため、汎用ってわけです。
そもそも、アイピースカバーって何のためにあるの?と、その目的を知らない人もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
一眼レフでファインダーを覗いて撮っている時はいいのですが、三脚に据えて構図を決めてファインダーを覗かずにシャッターを切ったり、セルフで自撮りしたりするような場合、ファインダー窓から入る外光によって露出値に影響を与えてしまう場合があるので、そんな時にアイピースカバーをするのです。
これはフィルム時代からの話です。なので、ほとんどのフィルム一眼レフカメラには付属品としてアイピースカバーが付いていますし(下の画像①)、高級機やプロ機の多くはファインダー窓自体にシャッター状のカバーが内蔵されていたりします(下の画像②)。
でも思うに、アイピースカバー。デジタル一眼の時代になって、よりその必要性が増しているのかもしれませんね。神経質に考えてみれば前述のような撮影パターン以外に、デジイチの場合はファインダーを覗かずに、背面の液晶を見ながら撮ることも多いですからね。
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