我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年4月

2018年4月 3日 (火)

謎のマーク

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先日、「ニコンFM10の底に記されたこのマークの意味を知ってますか?」と、常連Yさんに聞かれましたが、、、知りませんでした。

気になったので、調べてみました。

ゴミ箱に×印を付けたようなアイコンは「WEEE指令」といって、EU(欧州連合)から発せられた指令で定められた電気・電子機器を欧州連合内で販売するメーカーは、各製品が廃棄物として環境に悪影響を与えないよう配慮する必要があり、回収・リサイクルなどについても製造者責任を有し、回収やリサイクルが容易な製品設計やマーキングをするとともに、回収・リサイクル費用の負担などが求められていて、それに適用していることを示すアイコンなんだそうです。

2つの矢印の中に10が記されたアイコンは、同じくEUから発せられた電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての指令を「RoHS」といい、それの中国版RoHSに則したマークなんだそうです。「10」は、製造日からこの年限内(環境保護使用期限)では、人体や環境汚染に深刻な影響を及ぼすことがないことを示すようです。

分かったようで分からない感じですが、そんな意味合いだそうです。いくらかはスッキリしました。

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2018年4月 2日 (月)

Kasyapaって!?

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39mmスクリューマウントのボディキャップに刻印された「Kasyapa」の文字を見て、「えっ!?」と思いました。

1934年、キヤノンのレンジファインダーカメラの試作機に「KWANON(カンノン)」というのがあって、そのカメラに付いてるレンズが「KASYAPA(カシャパ)」だったのを思い出したからです。

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キャップの刻印の書体や、薄汚れた感じなあたりも、妙に歴史を感じさせる風があって...

が、「Kasyapa」でネット検索してみると、マップカメラさんのフォトプレビューサイトが同名でした。さらに、「Kasyapa for Leica」なんてコンテンツもありました。

このキャップは多分、マップカメラさんのオリジナルアクセサリーなのでしょう。ただ今のところ、それを証明できる情報やサイトも見つかってはいませんが...。

 

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2018年4月 1日 (日)

電池室の中に異物!?

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我楽多屋に並べる品物を検品中に起きた話です。

ヤシカエレクトロ35の動作チェックをしようとして、底面にある電池蓋を開けてビックリしました。電池室の中に銅色の変なものが見えたからです。一瞬、コガネムシがいるのかと思って、ドキッとしました。

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でも程なく、電池の接点を底上げしたのだと分かって安心しました。

そう、ヤシカエレクトロ35に使う電池「HM-4N」は、もうとっくに入手が出来なくなっているので、このカメラを使おうとすると、何か細工をして使わなければならないのです。

一番簡単なのは、4LR44という電池にアダプターを付けて使う方法です。でも、そのアダプターが新品で買うと2~3千円もします。

そこで器用な人は、もっと安価な方法でアダプター代わりになるものを作っちゃったりします。その一つとして、リップクリームのケースを使ってアダプターを作る例を、以前紹介したことがありました。

今回のヤシカエレクトロ35も、代わりの電池を使うための苦肉の策だったのです。本来の接点の上にバネ状のものを入れて、その先に甲虫の背みたいなのを付けて接点を底上げしていたのです。ここに4LR44を入れて動作チェックしたら、この個体はちゃんと動作しておりました。

★本文中に出て来る電池「4LR44」も最近、国内メーカーの製品リストからは外されたようで、この電池の入手も困難になり始めているようです。

 

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