カメラいろいろ人もいろいろ
もう15年以上、ご来店されているお客さんです。
ライカやハッセルを中心に良いもの・キレイなものをたくさん所有されていらっしゃいます。
その方が珍しくニコンF3をご持参されていました。(【注】上の画像は本文とは別物のF3です...。)
で、ご来店早々に開口一番。「今、撮影しながら来たのだけど、久しぶりに持ち出したF3がイマイチで嫌になって...」と。
聞くと、レンズのテストを兼ねて~同じ構図で開放とf4とを絞り優先モードで撮り比べているそう。
ある時に、ファインダー内のシャッタースピード表示が有り得ない8秒とかを示したそうで、嫌になって地面に叩きつけてやろうかと思ったという…。でも、その後はまた回復しているそうで、とりえずは何より。
お客さんのF3の製造番号は確認していませんが、ニコンF3、最終モデルでもそろそろ15年が経とうとしています。その前は約20年間製造されていましたからね。
それに、久しぶりに動かしたそうですから、ちょっとくらいの誤動作は許してあげましょうよ。。。と、我楽多屋的には言いたくなってしまいました。今の時代、中古のフィルムカメラで遊ぶなら、少し大らかでないと。
でも今までに私、このお客さんのお話の中から人生観的なものに度々共感し影響も受けておりまして、、、。ホント、いろいろな人がいらっしゃれば、同じ人でも異な部分があったりする。
で、カメラもいろいろ。同じカメラでも程度・状態に差があれば、古いものなら、時々は変な動きもしてみたりする。
だって人間だもの、機械だもの。。。ですね(笑)。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。